獣の奏者Ⅲ 探究編 (上橋菜穂子)

やっと順番回ってきたっ!
待った。物凄く待ったよ!!


獣の奏者 (3)探求編獣の奏者 (3)探求編
(2009/08/11)
上橋 菜穂子

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なかなか明らかにならないエリンの夫。
前作から10年を経た頃のお話なのでラブラブ時代はカット。
回想シーンはあるのですが
なかなか夫が誰だか明らかになりません。
どっちかって言うとジェシの父親としてちょっと語られるだけで
名前とか職業とかでてこないんですよ!
フラストレーション溜まる溜まる(笑)

まぁ、夫が誰かというのは確信していましたけど
やっぱ本文で確認したいじゃないですか。

それはさておきこの続編、単なる続編だと侮るなかれ!

さらなる広がりを見せてくれました。
この世界の根本を問う物語でした。
この問題、エリンにどうにかできることなんだろうか??

以下、ちょっと内容に触れますので隠します。

縦の繋がりを感じさせるお話でした。
親から子へ、祖先から子孫へ、という縦のライン。
みんな先人に敬意を払っているのが好ましい。

新登場したヨハルも当初は敵味方がわからない人でしたが
実は…な人で「好き!」と好意が急上昇(笑)
志が高い人ですよ。武人だ!
この人の導きで前半はお話が進みます。

イアルの志も高いです!
自分が懸け橋となって横の繋がりを生み出そうと…っ!
未だに連携の取れていないセ・ザンと闘蛇軍をつなげようと決意。
そうこなくっちゃ!

しかし、イアルがイアルでほっとした。
市井にいる間に体がなまっていたらどうしよう?! とか
勘が鈍っていたら?! とか
親バカになっていたらヤダ~っ! とかいろんなことを思いましたが
そんな心配は無用でした!

自分に厳しくレベルを保ち続けていたイアル。
自分にできることを考え、ただ巻き込まれるだけではない姿勢に感動。
そして子どもに対してもクールなところに笑いました。

一方、ダメなのが貴族。
自分のことしか考えられない視野の狭さ! 呆れる。
いかに守られてきたか、ってことがわかりますね。

大公領の人たちの方が意識が外に向いていて頼もしいです。
トゥラ王国のタウロカ王子オリはどうなるんでしょうか?!

まるでナリス(グインサーガ)の弟のようなロランはイイですね~。
彼には垣根がないですよ。
いろんな国を渡り歩いて成果に結び付けるこの人には
幸せになってもらいたい。

しっかし、アニメが違和感ないのが凄い!
読んでいるとしきりにアニメが思い出されるのですが
アニメオリジナルの部分もあるのに
根っこの部分は同じなので違いが気にならないんですよね。
アニメにするならこのくらい原作者と密に連絡をとって作ってほしいと
改めて思いました。
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エリンの旦那さんの登場、ひっぱりますよねー!

 アニメ「エリン」は、近年まれに見る小説原作のアニメ化の成功例だと思います。オリキャラを入れても、いっさいお話の本筋を変えることもなく、小説の行間までもを見事に映像に移しかえた作品でした。

私、アニメの最終回で、エリンの命令を聞こうかどうかと考えている(?)リランの目の表情が素晴らしかったと思うんです。物言わぬリランの心の動きが、観る側に伝わってくるって、すごい事ですよね。

ようやく三巻読まれたところでなんですが(笑)4巻を読むと、その深さ重さに心うたれる事間違い無しで、また全巻読み返すハメになると思います。がんばって、予約待ちに耐えてください。

すずさん

アニメ、よかったですよね~。
最初はなんじゃいと思っていたヌックとモックも重要キャラに成長して
感慨無量でした。

>小説の行間までもを見事に映像に移しかえた作品でした。
そう!
原作は「そこんとこもっと…」と、もどかしく思う箇所が多々あって
それがフォローされた形だったので嬉しかったです。

ああ、最終回のリランの目の演技(?)も凄かった!
思案しているのがよく伝わってきて「いやん、どうなるの?!」と
のめり込みましたから(原作読んでいたのに…)

>4巻を読むと、その深さ重さに心うたれる事間違い無しで、また全巻読み返すハメになると思います。
マジっすか?! それは怖いような…いや、楽しみですけどね!
4巻、夏までには読めると思うんですけど。
ああ、待ち遠しい~。
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まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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