映画『ラブリー・ボーン』はもしかしてホラー?

14歳で殺されてしまった少女が、残された家族を見守る優しい物語
だと思って観に行った『ラブリー・ボーン
確かにそんな話でした。だいたいあっています。が…

一緒に観た友達は
「思ったよりファンタジーだった」とホクホクしていましたが
私にはどうにもホラーに思えて仕方ありませんでした!

まぁ、14歳の少女を殺すような殺人犯が登場するわけですから
それなりの描写もあるんでしょう。
そんな予想もしていましたが…

超! コワイ!!
超! 不気味!!!


犯人が怖いんですよ
フツーに暮らす隣人ですから。
そして直接描かれることがない殺害場面がまた…
想像に委ねられるんですよ。
適度に情報が提示されるのがまたイヤな感じです。
イヤでも考えてしまうんですよ。スージーがどうなったか!

それが友達を満足させた“ファンタジー”の合間に入れてくるという荒技

たしかに殺された少女の淡々とした語りなので柔らかい感じだし
彼女がいる世界はふわふわのお花畑だったりしますから
とてもキレイなんです。
そんな映像の合間に差し込まれる犯人の描写。
もはや悪趣味…(問題発言)

さすがピーター・ジャクソンです。
『ロード・オブ・ザ・リング』で有名になった監督ですが
この人、けっこうコワイ映画を撮る方なんです。

しかし西洋の宗教観はよく知らないんですが
この世とあの世の間にもうひとつ世界があるんですね。
仏教で言う中有?
だた、49日の期限のある仏教と違って無期限なのがちょっと困りもの

おかげでスージーはしばらく迷える魂に。
彼女が未練を残している間は天国に行くことができないのです。
突然殺されて未来を断ち切られて未練がないわけがないじゃないですか!

残された家族を心配し
犯人を憎み
突然のことを受け入れられず揺れる心。
それが美しく残酷に描写され続けながら現実世界でも展開が。

たまに何かを感じてしまうお父さん
見ることができるクラスメイト
まったく気付かない初恋の人
死を受け入れられないお母さん
頑張りすぎちゃう

これらの登場人物たちが
揃いも揃って予想外の行動に出るのがまた…!

単純に「私はここ。犯人はこの人」と教えるスージー
という私の予想(というか期待)は大きく外れました。

殺人て悲劇なんだな、と実感できる映画でした。
そしてもしかしたら死後も成長できるのかもしれないと思わせる映画でした。
だって悟りを開かないと天国へ行けないんだもん。
まだ死んだことがないので(そらそうだ)真相はわかりませんけど。

それにしてもスージーのやり残したことってのが
最大の予想外でしたけどね。
これがあるからより“ファンタジー”っぽく感じるのかもしれません。

犯人については一応の決着がつきます。
だから観終わった印象は意外とスッキリ。
けど、動機を始めとする詳細が不明なので不気味なままなんですよね~。
原作でもそうなんでしょうか?
いや、読む予定はありませんけどね!
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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