大奥 4・5巻 (よしながふみ)

再読祭開催中。

なんだかマンガを読みたくて読みたくて仕方がないので
やたら買ってもいますが
再読もしてみたりして。

気が向いたときしか感想を残していないこのブログ。
『大奥』は 3巻 しか残していないんですね(苦笑)
いい機会なので4・5巻の感想をあげておきましょう。

ちなみに3巻を再読して
やっぱり春日局の身勝手さと狂気にムカムカしたのでした(笑)
同じ感想抱くのってどうなんだろう? 成長してないってこと??


大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)
(2009/09/29)
よしなが ふみ

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おっと。女将軍誕生を受けて女装(…?)の大名が増えました。

徳川の世を存続させるために生まれてきた
将軍という名の人柱である


と心中を語る熱血女将軍の誕生です。
そしてどんどん改革を推し進めます。

まずは大奥の人員削減。
100名を吉原に移動して有効活用。
警備体制も万全にして吉原を盛りたてるように。
さらに大奥のシステムも構築。
御内証の方は家光の発案だったんですね。

一方、農村でも徐々に女性が実権を握るように。
じさまを抜きにして決断する女性たち
男性の役目はただひとつになり、役立たずになると棄てられる…
おおう。シビアな…。

さとさん、結婚は諦めたんだ~(泣)
神原家の行く末はいかに?!

家光が没して、大奥を託された有功
春日局がいなくなって心おきなく…
ってわけにはいかなかったところが悲しい。
責任感が強いふたり。偉かったよ!

有功は大奥総取締役として君臨を続けます。
家光の忘れ形見である4代将軍・家綱を守ります。

由比正雪の乱ってこの時代か~。
この世界では浪人の思いも、ごもっとも。
男子がいなけりゃ断絶ってのを覆すってどうなの?
女に跡を継がせるってアリ?!
浪人としてあぶれている男がこんなにいるんだからさー!
という怒りですね。
でもねー、ここで大事なのは性別じゃないのよ。
血なのよ、家なのよ。
それに気付けなかったのが敗因ですね。

胡散臭く描かれがちな由比正雪が登場しなかったのは残念です。
丸橋くんしかわからなかったなー。
よしながせんせが描く由比せんせを見てみたかったな。

有功が大奥を去るとともに一気に代替わり。
おみごとな省略でした!

華やかな時代に君臨した5代将軍・綱吉
家光と玉栄の娘・徳子です。
…せくしー唇にタレ目の魔性の女です(笑)
有功が去っていてよかった。
出会っていたら
きっと魔手を伸ばしてきたに違いないと思える漁色家っぷりでした。

京都から来た正室・信子
おはらさまであるお伝
牧野家の悲劇があり…

満を持して右衛門佐登場です!

この時代はドラマ『大奥~華の乱』を思い出してしまうのですが
けっこうリンクしていたように思えました。
キャラの性格はだいぶ異なっていましたけど
牧野家のエピソードはあっさりでスッキリしていましたけど
右衛門佐の野心家ぶりは共通点かなと。

正直ドラマは牧野さんちが被害者面していて鬱陶しかったので(暴言)
このくらいコンパクトにしてくれたほうがいいと思います。
郷に入りては郷に従えだよ! 闘え、安子!! と何度思ったことか。
お伝の方・信子さまは素敵でした。
もー、やっちゃってください!! と応援。
ま、やり過ぎですけどね。それが面白いのでOKですよね。

右衛門佐登場からは政治色が濃くなって俄然おもしろくなりました!
ドラマでは途中参戦+派手な闘いをしてくれなかった人だったので
イマイチ注目できませんでしたが
マンガでは違います!

右衛門佐がメインですから!
切れ者です。最初っから大奥総取締のポジションを狙っていました。
さすが京都から来た深謀遠慮の人。
同じく切れ者・吉保との対決は必見です!

しかも、綱吉とは実は同じ思いを分かち合える同志にして
気付いた時には悲恋であったという…!!!


なんかすごいよ!
右衛門佐の株がうなぎのぼりに急上昇!!

史実では即位したときはたしか30代半ばだったような??
と思ったら、そこも誤魔化しません!
ああ、徳子ちゃん…(涙)

桂昌院の執念が春日局を連想させて…
この人は醜くなっちゃいましたね~。

さて、綱吉の御代と言えば赤穂浪士です。
でてきました!

なんと浅野内匠頭男性ですよ!
対する吉良老女

…こう描かれてしまうと違うとらえ方になりますね。

女性が権力を握るようになって久しい世の中でがんばる
頭でっかちな男・浅野くん。
虚勢を張りつつ、自分の考えを押し通そうとする姿は痛々しい。
が、プライドだけは高くて周囲の空気を読めない残念な人。

どうにもネガティブな考え方で(悩)
どうしてそうなるの?
わからなかったら聞けばいいのにどうしてひとりで解決しようとするの?


ついにはカッとなって御法度の殿中で刃傷沙汰。
あ~あ。でございます。

そんな主君を抱く赤穂藩の浪士も頭でっかちな奴ばかり。
恥を雪ぐ・喧嘩両成敗・仇討ってことで頭がいっぱい。
なんとも陰鬱な人たちですよ。
仇討ならすぐ実行すればいいのにネチネチと1年後まで待つんだから。
暗いっつーの!

綱吉の心情がよくわかりました。
由比正雪の時もそうだったけど
文句があるなら口で言えばいいのに、問答無用で武力に訴える
とても無粋で野蛮に思えました。


でも庶民には久々の“男らしさ”として受け入れられ、拍手喝采
いや、本来はそうなんですよね。
そう思うのが当然なんです。
けど、綱吉たちの苦労や駆け引きを知っていると…複雑ですね。

この件で武家の女子相続が決定的になってしまいました。
男子排除は慣習化されてしまったとか。
あくまでも仮に将軍になった家光の思いとはかけ離れてしまいました。
どうやって修正するんだろ?
やっぱ吉宗上様がキーパーソンなんでしょうな。
活躍が楽しみ~。
少女のころから相変わらずな吉宗上様に大喜びしちゃいました(笑)

そうそう。ついに歌舞伎が登場しましたね。
団十郎…この時代なら初代のことでしょうね。
初代の団十郎はやがて…ああ、そこは描かれないんだろうなぁ。残念。
この世界ではやっぱり女性が舞台に立つんですね~。
そして観客も女性。
…タカラヅカちっくだな!(爆)
 
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非公開コメント

牧野さんには同情しましたね。
逆転大奥の世界では、歌舞伎は宝塚になってしまいましたね(笑)(^・^)。
e-454
史実の歌舞伎より人気があったりして・・
物語の忠臣蔵は本当に最低でしたね。
手違いがあった時、知らせる人が詫びに行くべきとも
思いましたけど。
この時代はすでに、家庭でも母親が実権を握っていて
男親に怒鳴られた人ってほとんどいないんでしょうね。
江戸時代のお公家様って生活苦しかったのでしょうか?
史実でも。
武士よりも将軍家よりも身分高いんですから
将軍様よりは、ずっといい暮らししているものと思って
いました。
公家でも末端ならば暮らしが貧しいと言っても話はわかり
ますが・・・
親が中納言なら身分は地位は非常に高いものなのに。
忠臣蔵の話に戻りますけど、か弱い老女を切りつけ
討ち入りでは、丸腰の逃げ惑う女性たちを切り殺し
どこが武士道なのか男らしいのか?
私的にはそんな感じです。
信姫様の身なりが・・・・
仮にも徳川3家の姫君なのに下級武士の家の娘にしか
見えない。
史実通り側室の子供だからと言って、一大名のそれも
御三家の姫君なのに・・・
この子かわいがられていないんじゃ?
そう思ったほどですけど。
メロディでは、ついに綱吉から家宣に。
江島がイケ面じゃなかった・・・・・
男女逆転大奥での江島生島事件のストーリ楽しみ
だったんですけどね。
忠臣蔵並みの最低の話になりそうな
そこまで行かなくてもしょぼい話にしなりそうで(ため息)
物語の人物の年齢史実とは、ずらしてありますけどね
大辞林で調べてみたら、吉宗は史実では綱吉とあったか
どうかわからないけど、討ち入り後の事出来事から
いっても、18歳になってるし。
柳沢吉保は綱吉より12歳下だけど同じ年になってました。
間部詮房も家宣が将軍職に就いたときの年齢は
40代半ばすぎていたし。
それはまあいいんですけど、江島をあんな小父さんに
しなくても・・・

通りすがりの方

コメントありがとうございます。

>牧野さんには同情しましたね。
ほんとに。ページ数も少なくあっさり描かれた分余計に…

>この時代はすでに、家庭でも母親が実権を握っていて
>男親に怒鳴られた人ってほとんどいないんでしょうね。
たぶん、そうなんだと思います。
それどころか男親がいない家庭も多かったのでは?
なにしろ男子不足ですから。

>江戸時代のお公家様って生活苦しかったのでしょうか?
おそらく史実でも生活苦だったと思います。
ちゃんと調べたわけではありませんがほかの小説などでも
そんな描写が見られますから。
江戸時代は完全に徳川が実権を握っていますから
公家は有名無実化していたのではないでしょうか?

>か弱い老女を切りつけ
>討ち入りでは、丸腰の逃げ惑う女性たちを切り殺し
>どこが武士道なのか男らしいのか?
そうなんですよねー。
そう思わせるのが作者の狙いだったと思うので
そう感じるのが正しいと思います。

信姫様の身なりは…
実際期待されていなかったんですよ、たしか。
身分の低い母親で3男だったから。
後継ぎになれたのも将軍になれたのもタナボタっぽくて(苦笑)
だから陰謀? みたいな説もあったりして。
でも信姫が質素なのは彼女の好みだと私は思います。
将軍になったときも
豪華さより質素で合理的なほうを重んじてらっしゃいましたから。

>江島がイケ面じゃなかった・・・・・
え?! そうなんですか…雑誌はチェックしていないので知りませんでした。
それはガッカリ(笑)

江島生島事件は
7代将軍・家継の生母・月光院側と6代将軍・家宣の正室・天英院側の
権力争いという側面もありますから
そっちを強調するのかもしれませんね。
場合によったら事件をでっち上げ、くらいのことをするとか。
この事件で勢力図が大きく変化するので。
しかも権力を握った天英院が吉宗を8代将軍にした説もありますから。

実際は江島が30代、生島が40代くらいですが
このマンガの場合は江島が男性ですから生島を若くするのかも?
女性が若い方が華やかでいいじゃないですか! ←オッサン的発想(爆)
しょぼいオジサンと美女のロマンスってのもアリ、っちゃーアリですよ!

ま、年齢に関してはマンガと言うフィクションですから
私は見た目重視で楽しんでいます(笑)

身に覚えの無いことで
政権争いによって、冤罪でっちあげ。
江島生島が本当可哀相でした・・・・
江島も気の毒でしたけど、無関係な生島も人生台無しに

通りすがりの方

江島生島…は6巻のお話ですね(6巻の感想がないことに今気づいた)。
そうそう。歴史的にも利用されてかわいそうなふたりなのですよ~。
あれ? 作中でもう事件勃発したんでしたっけ?
武骨な江島さまが芝居の楽しみに目覚めたあたりで私の記憶は止まっている…
感想上げるためにももう一度読まねば!

コメントありがとうございました!
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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