ジョーカーゲーム (柳広司)

ベストセラーに乗っかってみた。
本屋大賞での評価も高かったんですよね、たしか。
前に読んだ『 虎と月』もおもしろかったし期待大


あらすじすら知らずに読み始めたのですが
スパイの話でした!

すぱい…
私の乏しいスパイ知識を総動員したイメージとは全く異なるスパイ観。

スパイとは見えない存在

と終始語られるように己を殺してひたすら仮面をつけ続ける存在。
それを訓練する“スパイ養成学校”
通称“D機関”に所属する人たちの物語。

そのD機関創成の物語から始まります。
そこでの語り手は佐久間くん。
D機関設立に反対する側から送り込まれた人物。
だからD機関の存在に懐疑的。
そんな彼の生き様と、D機関に集う若人の考え方は悉く対立。

うう~ん。
時代が戦争中ですから佐久間くんの考えも仕方がないと思いますけどねー。
かといって養成中の彼らの考えにも共感しにくい…

その両者の生き様は対照的ですが、共感できます。

あれ? 矛盾してる?
けど、考え方は無理だけど、生き様は共感できたんですよ!

短編集なので、佐久間くんの登場は最初の話のみ。
D機関設立に尽力した結城中佐が共通して登場しますが
話の主役はその都度、変わります。

これが面白くて!

D機関出身ではあるんだけど
別の人格として偽名で活動しているので
今まで登場した人と同じなのか、別人なのか、わからないんですよ。
養成中もすでに偽名を使っていたから難易度はさらに高い。

そして必ずしもD機関の面々がメインとは限らないのですよ。

いろんな角度からスパイの活動を紹介してくれるのです。
時に失敗もあり、それをどう切り抜けるのかがメインだったりしますから。

やー、久し振りにエンターテイメント小説を読んだ! と満足。
とっても読みやすいので夢中で読みました。
続編も読まなくちゃ~♪
 
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カウンター
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
FC2 Blog Ranking