柳生非情剣 (隆慶一郎)

ちょっと前に読んだ小説。

本当はこのなかの一編『柳枝の剣』をマンガ化した
『柳生非情剣 SAMON』を読んでから
感想をアップしようと思っていたのですが
なかなか読む機会がこないのでとりあえず小説の感想のみ。

なぜにこれに注目したかというと
カフェオレライターにて紹介されていたから!
剣と愛に人生を賭けた男たちの漫画「柳生非情剣 SAMON」を、主に尻を中心にレビューする

尻ひとつ!!

読んでみたくなるじゃないですか!
でも肝心のマンガは読まずに
原作に手を伸ばすへそ曲がり加減が私らしい(苦笑)


柳生非情剣 (講談社文庫)柳生非情剣 (講談社文庫)
(1991/11)
隆 慶一郎

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主人公を交代しながら語られる柳生家の5つの短編集
柳生家ってのは徳川家の剣術指南を勤めたあのお家です。
隆慶一郎ワールドではこの柳生家は徳川秀忠の命を受けて
陰日向ない(というかむしろ陰の)活躍で出世したことになっています。


慶安御前試合

柳生兵庫助利厳の三男・兵助(連也斎)のお話。
いろいろあって宗冬と試合をすることになって
ブラックな分家に命を狙われる羽目に。
義仙大活躍(笑)
家光コワイ。どんだけ執念深いんだよ。


柳枝の剣

柳生宗矩の次男・左門のお話。
『柳生非情剣 SAMON』の原作です。
突飛な人ですね、左門て人は。
愛について考え、理想の愛に殉じた男。
おかげで家光に生涯、睨まれることになった柳生家…
意外に乙女ちっくなカップルでびっくり(笑)


ぼうふらの剣

柳生宗矩の息子・宗冬のお話。
自分では不運だと思い、周囲からは幸運だと思われた人。
『吉原御免状』にも登場して意外に好印象だったんだよね。
あの時はすでに当主になっていたので、今回の若さににやり。
意外にアッケラカンとしていて驚きました。


柳生の鬼

柳生宗矩の息子・十兵衛のお話。
家光の剣の稽古の相手を罷免された後
大和柳生の庄でいかにして過ごしたか。
ここに至るまで「剣の腕前が凄い」という割には活躍の場がなかったので
ここで初心に返って柳生新陰流の秘技である
無刀取りをマスター面目躍如、かな?


跛行の剣

柳生宗矩の兄・新次郎厳勝のお話。
戦での怪我もあり、大和で父・石舟斎の元に残って
不自由ながら鍛練を重ねて再び戦えるようになるまでがんばった努力の人。
創意工夫の利平がステキだ!
平介(兵庫助利厳)を通して理解しあう親子…コワイ。


逆風の太刀

柳生宗矩の兄・五郎右衛門宗章のお話。
宗矩同様、早くから仕官先を求めて大和を出て
関ヶ原の戦いの時は19歳の小早川秀秋の護衛役を務める。
小早川がいいキャラ! このキャラ好きだな。
この話が一番好きだ。なんだかサワヤカ!
仁義に篤く、小さい子に優しい五郎右衛門のキャラもヨカッタ。


どの話も力に憑りつかれた男の話でした。
常軌を逸しているような…
なかなか共感はできませなんだ。
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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