芙蓉千里 (須賀しのぶ)

明治時代の女郎の話らしい…ってことで読んでみました。

須賀しのぶさんの作品を読んだのは数年前。
なんとなく眺めていた新刊棚にあった
女神の花嫁』なる摩訶不思議なタイトルと
印象的な表紙イラストに惹かれて購入。
…したのはいいけど
よく見りゃそのタイトルに「前編」って書かれていてびっくり。

イラストは後に『Under the Rose』を描いた船戸明里さんだったと判明。

まぁ、後編もそう待たずに出そうだからいいか~、と待っていたら
次に店頭に並んだのは「中編」!
そうきたか!

そして「後編」でめでたく完結。
したかに思われましたが、実はこの『女神の花嫁』
“流血女神伝”なるシリーズの外伝であった! という事実が発覚。
マジですか?!
すげーおもしろい話だったけど
その本編、完結してないみたいだから読むかどうかは保留ね、保留!

今回、それ以来の出逢いです。って前振り長っ!

で、改めて調べたら流血女神伝シリーズは完結していたようです。
うへぇ、読むのか、私?!

ちなみに全27巻(驚)のシリーズの内訳は
帝国の娘〈前・後〉
砂の覇王〈全9巻〉
女神の花嫁〈前・中・後〉 ←外伝・既読
暗き神の鎖〈前・中・後〉
喪の女王〈全8巻〉
天気晴朗なれど波高し。〈1・2〉 ←番外編
だそうです。
…読むのか? 私?? 読むならがんばれ! ←他人事?(笑)


芙蓉千里芙蓉千里
(2009/07/01)
須賀 しのぶ

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明治40年、売れっ子女郎目指して自ら人買いに「買われた」少女フミ。
満州はハルビンの地で、新しい人生が始まる。
『蒼穹の昴』+『はいからさんが通る』のハイパー女子エンタメ!!


『蒼穹の昴』は読んでいないのでなんとも言えませんが
『はいからさんが通る』は、納得です。

生命力にあふれた超自立した少女が主人公なんですよ。
ただ、彼女が目指すのが“売れっ子女郎”。
なにしろ志願して人買いについて満州に到着しているわけですから
その意気込みは半端じゃありません。
うーん、意気込みはわかるんですが
目指すところに共感できない私は我ながら頭が固いと思いますが…
ちょっと理解しがたかったです。


ま、途中から目標が変わるので、そのあたりは結果オーライです。

そして意外と歴史とリンクします。
明治時代で満州・ハルビンとくれば…そう。アレです。
ちゃんと出てきました!
それ以降もちょくちょく歴史的なことが出てきます。
もっともこの時代の知識は相当薄いので雰囲気しかわかりませんでしたが(苦笑)

そしてだんぜん面白くなるのは山村さんが登場してから!
山村さんのくだりはまるで少女マンガ!
少女マンガなら当然この人とハッピーエンドでしょう?! ってキャラです。
謎めいていて、ヒロインを理解し包み込む。
なんともぶっきらぼうであったかい人なのです!

しかし、この山村、出番が少ない。
不在中にライバルになりそうな黒谷が登場。
この黒谷さんが、これまた華族の次男坊にして成功した実業家。
おまけに若くて美形。
そして過去に悲恋を経験しているという完璧さ!
でもヒロインの“舞”には惹かれるものの…

この二人の男の間で揺れ動くヒロイン・フミ
と、言いたいところですが
“舞”と山村の板挟みに悩まされるヒロインなのでした。
え、黒谷さんは蔑ろ?!(爆)

いやぁ、けっこう息苦しい展開でした。
柄にもなく「生きるとは…」「死ぬとは…」とか考えていた時期だったので
フミが“舞”に生きるのか
すべてを捨てて山村との愛を選ぶのか、という展開は重かったです。

噂によるとこのお話の続編が連載されるのが決まっているとか。
そうですか! 楽しみです!!

これは携帯小説で角川の“小説屋Sari-Sari”で連載されているそうです。
なかなか面白そうな連載陣ですが
携帯小説には抵抗があって、いまだに読んだことがありません。
やっぱ読書は紙媒体ですよ!
と頭の固いことを言ってしまうのです。
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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