そんな簡単に人間は死なネー

こういう言葉を終始口にする登場人物が出てくる映画を観ました。
たとえそうだとしても人間を傷つけていいってことにはならないでしょ。
と思う私には向いていなかったかもしれない映画『ドロップ』。

その感想の前に
『西洋骨董洋菓子店』の予告を見ることができました。
先日はチラシのみ見つけたこの映画。

アンティークのオーナー・ジニョク
不器用なウェイター・スヨン
元ボクサーの見習いパティシエ・ギボム
天才パティシエ&魔性のゲイ・ソヌ


…この紹介の名前の部分はカットされていたのですが
フェアじゃないような?
いや、観に行く方は当然ご存じなのかもしれませんが。

これ、吹き替えの時はどうするんだろう?
私は原作の名前に直したほうがいいと思います。
だって、名前を呼ばれても誰が呼ばれたのかまったくわからないもの

あれ? 韓国映画って吹き替えはあるのでしょうか??


ドロップ

不良に憧れて「不良っつたら公立だろ!」(そうなの?)と
私立から公立の学校へ転校した少年の話。

お笑いコンビ品川庄司の品川ヒロシが
自らの青春時代をベースにした同名小説を自ら監督、脚本を務めた映画作品。
というわけで、時代設定は品川監督の青春時代。
ケータイも地デジもない時代です。

過去に意外と不良の話を楽しめたからこの映画も行けるかな? と
思ったんですが…

『クローズZERO』『青い春』『ルーキーズ』あたりです。

以下、ネタバレを含みますので隠します。
 
主人公は品川監督の分身(?)信濃川ヒロシ成宮寛貴
不良になりたくて公立に転校した彼、わかりやすく髪を赤く変化させ
さっそく不良グループに目をつけられます。
そこで出会った井口達也水嶋ヒロ)と拳を交わしめでたく不良の仲間入り。
ほかの仲間は森木隆波岡一喜・ワン公若月徹)・ルパン綾部祐二

で、まあ、他校と喧嘩したり、盗みをはたらいたり、タバコを吸ったり
車に乗ったり、バイクに乗ったりするわけです。

年齢的に問題がある行為、もしくは
年齢関係なく問題のある行動ばかり起こすわけです。
意味もなく。
喧嘩するのに理由はいらネー」って言うんですが一応必要じゃないですか?
無差別?!

なーんか理解しがたいお話でした。

不良って独特の美学があって、そこが刹那的でいいと思うんですが
それが感じられませんでした。
喧嘩という行動は不器用ゆえにとる手段だと思うんですよ。
だから拳で語るってドラマができあがる、と解釈しているんですけど
この映画ではほんとに暴れてるだけなんだもんなー。

あと、喧嘩に凶器を持ち込むのはナシにしてもらいたい!
そんな喧嘩をしていたらいつか死人が出るよ。
そんなんでどうして「そんな簡単に人間は死なネー」と言えるのか??

私が不良事情に疎いせいかもしれませんが、消化できないお話でした。

そもそもヒロシがどうして不良になりたがるのかがワカラン!
どんな不良になりたかったの?
坂本竜馬になりたかったの? それは不良ではないぞ、ヒロシ。

この映画を観に行った動機の一つが
「俳優・上地雄輔を見る!」だったのですが、これまたずいぶんイイ役で。
私は常々、上地くんには
これまでのイメージを覆すような役をやってほしいと願っていたのです。
私の仮定ではそれは“残忍な凶悪犯”だったんですが ←極端(笑)
この映画では彼のいい部分を引き出す役が用意されていました。

この役、アリです! グッジョブ監督!!

でもあのオチはナシだな。
あのエピソードはいらないでしょう。
すっごく唐突で意味がないように思えた。

転落した原因が不明だし、喧嘩別れしたままなのも意味がわからない。
そしてなにより彼が“簡単に死んだ”ことを
目の当たりにしたはずの人の口から
再び「そんな簡単に人間は死なネー」と語らせる意図がまったくわからない!

知らない人じゃないんだよ?
すっごく親切にしてくれた人じゃないか!
卒業式の日に探して迎えに来てくれたことを忘れたのか!?

ヒロシも兄のように慕っていたのに
親身になって話を聞いてくれて、就職まで世話してくれた人に対して
ワガママ言った挙げ句「赤の他人」呼ばわり。

君たち、ヒトとして何かが欠落しているよ…。


こんな感じでお話にはまったく共感できなかったわけですが、
マンガオタクとしては意外にお楽しみが。
不良の映画なのに
会話の随所に懐かしのマンガ作品がちりばめられていて苦笑い。
ガンダムネタは残念ながらよくわからないんですが
薩長同盟を悟空とピッコロに喩えるとはねー。
あと気になるんですけど、ピッコロってヒロインですか??

このマンガネタの延長でヒロインのキャラが出来上がっているのかな?
いかにも少年マンガに出てきそうなキャラだったので。
正直、あんまり好きじゃないです、このキャラ。

最近のお笑いにはあまり馴染みがないので
まったく気がつかなかったんですけど
若手のお笑いの人が大挙して出演していたようで。
…なんか役者さんより見せ場が多かったようなので
役者贔屓としては悲しかったです。
波岡くんにもっと見せ場を!

そんな中、遠藤憲一さんが!
『湯けむり~』に期待ができそうないいキャラでした(笑)

それにしても高校生のつもりで見ていたのに
途中で、中学生の設定だとわかったときの衝撃!
いくらなんでもありえないでしょう! いろんな意味で!!
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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