過激なふたり、歌劇でバトル

2009年最初に映画館で見た映画は、邦画『プライド』でした。
一条ゆかりの同名マンガが原作。
絶賛連載中!

最初からこれでもか! これでもか!! と詰め込まれた物語。
現在は、さらに混沌として「最初の経緯なんて忘れちゃったわ~」なくらい
次から次へとできごとが積み重なってタイヘンなことになっています。

で、私が「忘れちゃった」部分を映画化してくれました。
監督は『DEATH NOTE』シリーズの金子修介さん。
おお、この監督は原作をうまく膨らませてLファンの私を大いに満足させてくれた方

とはいえ、実は見るかどうか決めかねていたんですよね。
でもある日、とある番組でマ○ケンに料理のおもてなしをされるミッチーをみかけて
ああっ! ミッチー出てるんだった!!」と気付き、急遽映画館へ。
でも、もたもたしていたら規模縮小されていて有楽町で観るハメになりました…
なんでっ! 始まったの1月の半ばなのに早すぎないか?!

そんななので詳細は不明。よくわかんないけど評判は悪くないみたいです。
前の回を見たオジサンが「いや~、おもしろかった」とつぶやきながら
ほくほくして出てきましたから(笑)
そうか~、オジサンを虜にする魅力があるんだね! ちょっと期待するよ!!

でもこの映画、基本的に女性のお客しかいないみたい…
見渡して視界に入った男性客は4人でした。9割以上が女性か??
けっこう広い映画館、客席は半分以上が空席でした。
ダイジョーブなのか?!


基本はオペラ歌手を夢見て勉強中の
お金持ちのお嬢さま音大生と苦労ばかりの貧乏音大生の仁義なき闘い(爆)
あらすじ紹介してもこの映画のおもしろさは伝わらないので端折ります。

お嬢さま音大生・麻見史緒ステファニー
お嬢さまの必須アイテム縦ロールで登場です。
自宅でのスタイルはお蝶夫人か、姫川亜弓か?!
演じるステファニーさんは本業が歌手だそうで、おそらく演技は初。
というわけで演技は……未熟、といわざるを得ないのですが
その能面ぷり、棒読みっぷりが世間知らずで頑なな史緒にぴったり!
そしてさすが歌声をみこまれて選ばれただけあって歌はばっちりでした。
さすがにオペラシーンは吹き替えで残念でしたが…
ま、いきなりオペラは難しいですよね。仕方ない。

貧乏音大生・緑川萌満島ひかり
驚きました。
この萌というキャラは二面性、というだけでは表現しきれない
なりふり構わない二重人格キャラなんですが、満島さんがそれをみごとに体現。
彼女が萌になりきったことでこの映画がなりたっていると言っても過言ではないでしょう。
月影先生っ! マヤがここにっ!!
私は『DEATH NOTE』でライトの妹役でしか見たことない方だったんですが
意外なことに(←失礼だな!)歌もOKでした。
え、Foldor5のメンバーだったんですか?! なるほど、それで…

とにかくこの二人のやりとりが…「うひー」なんですよ!
史緒にハラハラヒヤヒヤし、萌にイライラムカムカ。
これを合わせるとドキドキワクワクに変わるのですね!!
摩訶不思議な映画でございました。
昼ドラのドロドロ大仰テイストばっちりなので、そういうの大好きな人は必見です!
謎のリンゴとか、ピンタとか、グーで殴るとか…演出過剰です! ステキっ!!

さて、お目当てのミッチーはというと
レコード会社の副社長・神野隆及川光博
ああ、この企画がもっと早く実現していれば蘭ちゃん役で見られたのに…!
と臍を噛んだものですが、これが意外に(失礼な!)イケる!!
冷徹な神野氏にみえるから不思議です。
なにが不思議って、神野でありながらミッチーにも見えるんですよ!
それもキラキラ王子バージョンで!!
ぎゃー!! こういうミッチーを見たかったのー! もう満足~

ミッチーが神野なら蘭ちゃんは…?
池之端蘭丸渡辺大
へっ?! 渡辺大って『バッテリー』で超中学生級のスラッガー
『クローズZERO』で極悪な不良役をやったガタイのイイ人ですよね?
そして渡辺謙のご子息…。それが蘭ちゃん?
登場すればまるで独眼竜政宗が現代ドラマに混じったかのような…
それはそれで楽しいのですが
あー、これは女装は無いなー。と内心ガックリしていたら
あっ、ありましたよ!! わーどれすきてるー。
ああもう、金子監督大好きだー!!

蘭ちゃんのママ・菜都子高島礼子)も文句のつけようがないし
山本教授由紀さおり)と松嶋春子五大路子)の過去話にもワクワクしたし
萌の母・多美キムラ緑子)も日本刀を抜く萌の気持ちがわかる悪役っぷり。

なにげに麻見総一郎ジョン・カビラ)で笑いをとりつつ
…すいません川平兄弟好きなんです。

意外にイケてた秘書・有森新山千春
いつものぽやーっとした雰囲気を封印して冷たい秘書役。
いるいるこんな女! になりきった新山さんに拍手。
有森と萌のバトルも必見です! 怖いわ~二人とも。
巻き込まれる史緒にはメイワク極まりないですが(苦笑)


いろいろ収穫の多い映画でございました。
どこで終わらせるのかと思ったら「そうか、ここか!」とはたと手を打つ名場面。
とにかくドキドキワクワクの連続。
濃厚な原作の濃度を下げることなく映画にした監督に乾杯
ライバルモノはお手のものですね。次回作も期待しています。

いろいろ言いましたが、みどころは歌です。
性格や考え方では反発しあう二人が歌うときはいい方向に作用するライバル関係
これは燃えます!!
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原作漫画好きなので、こりゃ大コケか?と観る予定がなかったんですけど、
そのオジサマの反応やまるあ様の感想を読んで、気になって来ました。
気になって来たけど、新年一発目にしたくないなぁ(笑)

よーこさん

なんで?! 2009年初の映画に相応しい「迷画」ですよ!
遠慮しないでさあ、映画館へ!!(笑)

昼ドラ(それもドロドロ系)好きなら大丈夫です。
原作ファンも満足できるんじゃないかな~。
とにかく萌が怪演で快演ですから!
…でもDVDでも十分、という気もします(どっちだよ!)

こんばんはー
私も原作ファンなんですよ…

映画化は知ってましたが…
関西の田舎では…

どこでやってるのか調べてみます。

こみさん

後悔はさせませんよ!
意外にイケてます、この映画。

映画館での上映はかなり縮小されているので
もう上映館がないかも~。
ぜひともDVD化を待ってレンタルして見て下さい。きっと楽しめます♪
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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