例のマンガ 6~10巻

女帝の本棚シリーズ

数ヵ月前、悪戦苦闘して読んだ『例のマンガ』
続きが西の女帝さまより届きました。

注意
びーえるマンガですので、そっち方面に疎い方は脱出をオススメいたします。
バッチコイな方もたぶん期待には沿えない感想になっていると思いますので
同じく脱出をオススメいたします。
検索除けってことで、引き続き作品名は伏せ字で参ります。



えと、たしかメインで3組6名の登場人物がいるんだよね?
なんだっけ、名前…
あー、もう忘れちゃったよ(笑)

では前回の感想でも引っ張りだして記憶を掘り起こすかな。
……ふ・ふ・ふ。
内容については何も書かれていないぞ、おい。
そんな役に立たない感想はこちら 1~5巻

読めば思い出すだろうか…
ものすごく不安な感じで読書スタート。

読了。

………。

目を通すのが精一杯で、感想らしい感想がない。
1巻第1話ほどツッコミ易い感じじゃないぞ。
おや? と思うところはあっても
それは前後の事情を説明しないといけないのでメンドイ…

そんな私が今回一番気になったのが9巻11ページ以降

いつのまにか玄関にいた兄チャンとその奥さん
ウレウレの小説家の大テンテーが住む
ハイグレードなマンションにオートロック機能がないとは考えにくい。

入口はほかの住民に入れてもらった可能性があるので、まぁいいとして…

しかし、自宅の玄関を当然のように通過しているのは何故?!
家主は玄関に鍵をかけないのか?!
それとも合鍵をもっているのか?!

鍵が開いていたとしてもフツウは勝手に入らないでしょう?
合鍵があったとしても在宅であるなら家主に開けてもらうのが筋じゃないですか?
いくら弟が下宿している親友の家だとしても
突然の訪問、それも久々の再会。勝手に入るのは非常識ではありませんか?!

久しぶりの兄チャンの本編登場でしたが
そんなことに気を取られてしまったのでした。
せっかくカバー下以外で出てきたのにねー。
非常識の仲間入りですよ。
奥さんも止めろよ! めっちゃ笑顔だったけどどうなんだ、それ。

これ以外にも
ハイグレードな暮らしなのになぜ黒電話? とか
偶然が多すぎるぞ、ウサミ一族! とか
フツーのデートが分からないはずなのに「ベタだな」ってオカシクね? とか
遺産相続の話し合いがある1月15日に揃って予定を入れるなよ! とか
小説家ってじゅうさんおくも稼げるの? とか
ツッコミどころはあいかわらず満載です。


…これだけで終わりたいところですが
それだと女帝さまに叱られそうな予感がする
がんばって読んだので、もう少し続きます。

おい少しじゃない」って長さになりました。あれー?
開いちゃった人、災難~(笑)
今からでも遅くないので長文まっぴらゴメンな人はひき返すよろし。


さて、「なんじゃコイツ」な登場人物が続々と現れるこのマンガ。
なかでも最凶なのが宇佐見一族
そして彼らを取り巻く人々も、もれなく変なヤツラでございます。


その秋彦(ウサギさん) 29歳

自分が好きだったら「何をしてもいい」と思っている問題児。
幼いときから自分の好きなことだけをしている道楽息子。

覚えておけ お前は一生俺のものだ あきらめろ
絶対に手放さない 逃げたらお前をつかまえて閉じ込めてしまう
と脅迫じみたことを堂々宣言(セリフだけだとチョー怖い)。
徒歩10分の学校まで毎日車で送り迎えする過保護さ。
好き=束縛 みたいです。なんなんでしょうこの偏った愛情表現。

「ムリヤリやったんでしょ?」と他人に言われてスゲー悩む変な人。
イマサラ~? 言われなきゃ気付かないわけ?
…まぁ悩むだけ人間らしいか。

他のどんな物もアンタが盗ろうと俺は黙ってきたハズだ
兄に向かって発言したこの言葉に異常なまでの執着の秘密がありそうです。
い、意外に耐える人だったのね…(想像もつかないが)


その春彦(ウサギ兄) 31歳

秋彦の腹違いの2歳年上の兄。宇佐見家の跡取り息子。

君を秋彦から盗ろうと思う」「君が好きだ
相手の都合を考えずに自分の気持ちだけを押し付けるところは弟にソックリです。
あのー、あの出会いのどこに「盗ろう」と思うようなやりとりがあった?
単に自分を認めて、まっすぐにぶつかってくる人が珍しかっただけ?

どうやら周囲の人物に恵まれていないもよう。
好意をあらわそうにも
限度を知らず苺を毎日贈ったり(ちっとは考えろ!
断っても「何が不都合なのだ」(言葉が通じない
挙げ句の果てに「君のために部屋を用意した」と監禁(頼んでねーっつの
好き=拘束? おや、弟とそっくりです。
相手の気持ちを気にする分、弟の方がましですが。

今はよくてもいずれ一緒にいることで支障が出てくるだろう
秋彦と一緒にいれば君によくないことが起こるのは明白だ
なにを根拠にこんな呪いじみたことを言うのか不明ですが
こんなことをして相手が自分になびくと思ったら大間違いです。

必ず君は私を選ぶ日がくる
一生来ないと思います。
とんだ勘違い野郎がいたもんです。31になるまで気付かなかったのが凄い。

そんなウサギ兄ですが、どうやら想いは本物のようで
最初は弟に対抗して「盗ろう」と思ったらしいですが
父親との仲を心配してくれるのを目の当たりにして愛を再確認。
ま、知ったこっちゃあないですが。

ちょっと目が覚めたようで好きだった建築関係の仕事に携わることになりました。
それはよかった。
バッチリ振られたのでガンガン仕事に打ち込むがよいさ。


その井坂 31歳?

秋彦の仕事に関わる編集長にして春彦の友達。
態度がでかく、そしてものすごくおせっかい。

必要以上に近づかないでほしい
ガキの時からの付き合いだからアイツがどういう性格かよく分かってる
余計かつスキャンダル的なことに巻き込まれてほしくない
商品をよりよく売るために邪魔するモノ不必要なモノはそぎ落とす
君も他人の迷惑になるのは嫌だろう?
これらの言葉を19歳の若人に言い含めるのが嫌だ
それも29歳の社会的に自立している男のためを思ってだ!
余計なお世話と言わずしてなんと言おう?!
ついでに会社に利益。あわよくば給料に加算? 自分勝手だな!

どのみちハッキリさせとかねーとグチャグチャになんの分かってんだろ
そうかもしれないけどアンタが仕組むのは筋違い。
そして19歳の若人にハッキリさせる役目を押し付けるのはいかがなものかと。
エラソーに言ってますけど自分は何にもしてないんだよな。

ハッキリ言ってもらわないとお前みたいのは次に進めんだろ
だ・か・らっ! 大きなお世話ですってば。
どんだけ宇佐見兄弟が大事なんですか。

しかしこの仲の悪い兄弟の両方と仲良くしているこの人、半端じゃないですか?
どうせなら二人の仲を修復させるように努めればいいのに
どこか八方美人な感じが気に入りません。
口ばっかりなんだもん…。


その薫子 19歳

秋彦の従姉妹。政略結婚のコマにされそうになったところを脱走。
いまんとこ迷惑なことにはなっていないのでスルー。
でも着物を着るなら振り袖以外のものの方が楽だと思うぞ。
彼女は今後自分の好きなお菓子作りへの道を歩むのでしょうか?
あんなに気が強いのに最初から夢を諦めていた様子が不憫。


その冬彦(ウサギ父)

春彦・秋彦兄弟の父。諸悪の根元です。
イマドキ政略結婚なんて時代錯誤な提案を平気で推し進める暴君。
一見「話わかる風」を装っていますけど、そうではないのがすぐ分かる
底の浅い人物。
こんな人がトップの会社に勤めるのはイヤダ

31の息子と会話をするために風呂に入ってわだかまりを解こうと計画。
それはまぁ、アホだとは思いますけど努力は認めましょう。
ですが、その彩りにひよこを浮かべるというのが解せぬ。
結局、本気で悩んではいないんだな? 息子をおちょくってんだな?
息子が31になっても父はまったく成長できていないようです。
これは息子がグレルのもしかたありません。

その息子が春彦。そりゃあ愛情の示しかたが歪むのもしかたないですね。
もうひとりの息子・秋彦も家によりつかないわけだ。
この二人の愛情表現が下手なのはこの親が原因だと思うわけです。

いくら心の中で思っていたとしても相手に伝わらないと何の意味もない
その通り!
しかしこの人、こんなことを言いながら伝える努力をまったくしていません
この場合、父の 伝えたい相手=息子 だと思うんですけど放置続行。
あげく息子を政略結婚させようとします。

さて、息子たちは腹違いなんですよ。
てことは、どちらかがこの人が浮気した末に生まれた子どもなのですね。
私は最初、家を出ている弟の秋彦がそうだと思ったのですが
なんと、浮気相手の子どもは兄の春彦。
ええ?? だって2歳年上なんだよ? じゃあバツイチ?
ということはなく春彦の母は“愛人”だったと明言されています。

…この父、婿養子だという話だけど、ずいぶん好き勝手してるよなー。
結果、宇佐見の子どもである秋彦を追い出して
自分の子どもの春彦を後継ぎに据えた
んだからやり手です。
さらに宇佐見の血筋である薫子と政略結婚させようとするんだから抜かりなし。

秋彦の母はなんにも言わんのか? 死んじゃったの?

中学生の時に母が病死。それ以来、宇佐見家に引き取られた春彦。
少しでも父と義母に認めてもらおうと気を遣って優等生に。
そんな兄に遠慮して家を出ている秋彦。

…とそんな甘い関係じゃありません、この兄弟。
優等生面しながら裏では弟の大事なモノを盗み続けていた兄。
それをじっと黙って耐えていた弟。

そして兄は未だに弟からモノを盗むことに罪悪感を抱いていないというのが…

だからこその弟・秋彦の執着。
好きなものを今度こそ失いたくないという気持ちからあれだけ束縛するんですな!
ようやくわかったよ、ウサギさん!!

この負の連鎖を生み出したのは間違いなく父・冬彦。

守らなくてはならないものもたくさんある
どうやら息子たちのことを言っているようですが…
31と29の息子を捕まえてなに言ってんだか、って話ですよ。
いつまで保護するつもりなんだよ。自立させろよ!
親なら社会的に守るんじゃなくって精神的な支えになればいいんだ。
考え方がちがうでしょー。
もっともらしいことを言っているけど自分の思い通りにしたいだけでしょー。

君はひどく困った存在だね
19歳の若人を虐め始めましたよ。
困るのはアンタにとって、でしょ?
問題を摩り替えるなよ。
自分にはない純粋なまっすぐさが恐怖なだけでしょ?
実際、彼の影響で息子も姪も生き方を変えつつありますからね。
自分の都合が悪くなるのを見越した牽制の言葉に聞こえます。

温泉にまでおっかけてきてキモイ。
コイツ、トモダチいないんだな。ウザいわー。
酷いこと言っといて平気な顔してまた近づいてくるのが恐ろしい。
人をなんだと思っているんだ

自ら人を遠ざける傾向」「優しさは弱さの裏返し
ハイハイ。お説ごもっとも。
それを分かっていて放置したアンタの責任が重大ってことに気付けよ!

中途半端な気持ちでいられると困る
自分の尻拭いをこうまで堂々と他人に託す人も珍しい。
もうこのオヤヂが何をいっても心に響きません。
ま、たしかに今、美咲に去られたらウサギさんは崩壊するのかもしれん。
が、それを親らしいことを放棄し続けたオッサンから言われてもなー。

昔からそうだった お前は手に入れたモノを失ったとき
人の2倍も3倍も傷ついてしまう

ん、ちょっと待った! この発言は兄の仕打ちを知っていた、ということですか?!
だったらそれを知らん顔していたことで傷を拡大していたとなぜ気付かん?!
守ってくれるはずの親から無視されたとあっては…そりゃー独立するわ。
しないと生きていけないもんね。ウサギさんカワイソウ…

生まれ育ってきた環境はその人間の価値観を決定づける
私は庶民から宇佐見家の婿養子に入ったからお前より分かる
そうか? この場合、宇佐美家よりもアンタの教育に問題があったのでは?
愛人作ってこの子どもを後継ぎに据えて、アンタもそうとう普通じゃないよ。

君が努力したって100%報われることなんてありえないよ
負け犬の遠吠え?
ウサギさんの完全勝利でした。ザマーミロ!

しかしここまで来るとさすがに私にもわかってきたんですが
この話はびーえるでありながら“身分違いの恋”を描いているのですね?
登場人物が揃ってオトコドーシってことに疑問を抱かないのも
美咲が男性でありながら宇佐美家とどう相対するかを決断させようとするのも
そのためですね?

だったらどうしてびーえるなんだ? という疑問が起こりますが
そこはたぶん私が考えても答えは出ないと思うので考えません!


うへー、なんだこの長さは?!
ウサギ父に白熱しすぎたっ!

というわけでウサギ兄とウサギ父、この二人をやっつけたので
この話は私の中で完結 しました。
当然続きはもうないんだと思ったら…まだ続いていた(驚)

もういいです~。私は勝手に完結させましたので。
あとはウサギ母の出現があるのかないのか?! くらいですな、気になるのは。
アー、ツカレタ。やっぱ向いてない、このジャンル
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今度は他のBL本を貸すよ!

>好き=束縛 みたいです。なんなんでしょうこの偏った愛情表現。
「束縛するほど、相手の事が好き」とうっとりするんだよ、そこは!(笑)
勿論、BLはファンタジーなので。
実際にウサギのような人がいたら、ウザいだけですが。

よしながふみさんが対談集で、
BLにおける強姦について語っていたところがあったと思うけど。
BLでは●姦から両思いになる展開が割とあるんですよ(私はあまり好きではないが)
それは女が強●が好き、喜んでいるのではなく、「●姦するほど愛されている」
というのがポイントなんだと。私はそれだ!と思いました。

だから強●も愛情の暴走で、特定の相手にしかしないというのがいいんだって。
ウサギの束縛愛情表現も不特定多数に発揮される訳ではなく、
美咲ただひとりに向けられるのが、腐女子のツボなのではないかと。

西の女帝さま

>「束縛するほど、相手の事が好き」とうっとりするんだよ、そこは!(笑)
ええっ?! そうなのか?? 難しいな…

>だから強●も愛情の暴走で、特定の相手にしかしないというのがいいんだって。
………さいですか。オクガフカイデスネ。
いやいやいやいや! 好きなら優しくしましょうよ!
百歩譲ってそういう愛情表現もあってもいいですけど
相手に通じてないならダメですよ。
美咲にはありがたメーワクじゃないのかなぁ??
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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