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ナイチンゲールの沈黙 (海堂尊)

『バチスタ』の上巻がおもしろかったので、その勢いのまま読んだ本書
『バチスタ』も上下巻にわかれている文庫じゃなく
ハードカバーにすればよかった、と後悔しても後の祭り。
『バチスタ』下巻をすっ飛ばして読むという暴挙、果たして…?!


ナイチンゲールの沈黙ナイチンゲールの沈黙
(2006/10/06)
海堂 尊

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『バチスタ』から9ヵ月後。
バチスタ手術とはまったく関係ない小児病棟が舞台です。
登場人物もガラリと入れ替え。

ヨシ! ネタバレの心配はなさそうだぞ

目のガンで手術を必要としている少年たちと
それを見守る看護師や医師たちがメイン。
ですが、その手術は目を摘出することが前提なので心のケアも治療の対象。
ってことで“愚痴内科”田口先生の出番です。

なるほどね 便利な設定 愚痴内科

なんて一句ひねっている場合じゃないですよ(しかも季語なしかい!)。
この田口先生は意外に顔が広いですよ。
出世はしてないんですけど、キャリアが長いので病院内に知り合いがたくさん。
そして設立されてから日が浅い“愚痴内科”とはいえ
その必要性が多岐に渡っているので関わりのある人もたくさん。

今回は田口先生の同期の先生が登場するお話でした。
うーん。同期の先生の出世ぶりを見ると田口先生の昼行灯ぷりが…(苦笑)

そして『バチスタ』上巻では登場しなかった白鳥がついに!
そうか~、これがあの…
え、小太りなの?! …アベチャンではカッコよすぎ。

なんだろうこのキャラ、馴染みがある。
推理小説に登場する探偵みたいな強引さだな(苦笑)
なんだか懐かしい~。

その白鳥の警察庁のおトモダチも登場して
けっこうこのシリーズは登場人物が多いんだな、と改めて実感したのでした。

『バチスタ』下巻を未読なので本書で初めて結末まで読んだのですが
これは、ミステリというよりやっぱり人間を読む小説だなぁと思いました。

事件の犯人が誰、ということよりも
この人とこの人の間に何があるのだろう? とか
この人はどうしてこんなキャラになったのだろう? などを読み解くのが楽しいのだ。

しかしなー『バチスタ』事件と関わりのある人物に関しての言及が。
うわー、言わないでよ~。
それって事件の真相と関わりあるよね?
犯人なの?
でもまぁ、ミスを誘発させるにはこのポジションなら可能かなと
思っていた人物だったのでいいか…

イヤ、いくない!
嗚呼、やはり順番は守らないといけませんね!


蛇足ですが、この話を読んでしきりに思い出されたのが
松岡圭祐さんの『催眠』や『千里眼』。
ま、そういうテイストが入ってましたからね。
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ナイチンゲールの沈黙 海堂尊

東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜。 担当は、眼球に発生する癌―網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たち。 眼球...

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まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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