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2007.11.09 (Fri)

アルスラーン戦記 その2

すっかり電車のお伴です、このシリーズ。
なぜなら文庫だから。
画像は新しい方ですが、私が読んでいるのは角川文庫のほうなんです。
画像に合わせて2冊分の感想にすると、とてつもなく長くなったので
分けることにしました。

電車で、ホームで、ニヤニヤしながら読んでいます。
今日も我らがアルスラーン王子はかわいいです。


落日悲歌・汗血公路 ―アルスラーン戦記(3)(4) (カッパ・ノベルス) 落日悲歌・汗血公路 ―アルスラーン戦記(3)(4) (カッパ・ノベルス)
田中 芳樹 (2003/05/21)
光文社

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★ 以下、ネタバレします ★

何年も前に発行されたシリーズなので
いまさらネタバレ? とも思いますけど回避したい人はお気をつけて。



落日悲歌

この巻を一言で言うと“ジャスワント登場”に尽きますね!

大好きなんです、ジャスワント。なぜだろう?
かわいいからかな。
簡単にアルスラーンの魅力の虜になって自分の思いに忠実に行動する様子がたまりません。
素直ではないんですけどね。その意地の張り方がラブリーです。
ちょっとずつ打ち解けていく様子もいい。
あくまでもアルスラーン個人に忠誠を誓うのが良し!

なんとなくイメージが田村由美のマンガ『BASARA』に登場する飛車に重なります。
なんでだ? 忠実なところ?
で、ちょっとだけ斥候の役割も果たしたから?
だから、ジャスワントの髪はうねうねしているに違いないと思うわけです。
実際はターバンに隠れていて見えないのですが。

ジャスワントが登場したということは象の国・シンドゥラが攻めてきたということです。
象の国の調子のイイ王子・ラジェンドラ初登場の巻。
まーったく、よく回る口だこと。感心します。

彼の国の内紛にはあまり興味がないので端折りますが
端折れないのがダリューンvs化け物の一騎打ち!

シンドゥラ国の跡継ぎを巡って裁判が行われることに。
お互い代表者を立て、一対一で闘わせ勝利した方がシンドゥラ国の跡を継げるという
厳正にして公平な裁判(なのか、これが?)。

一応ラジェンドラを応援する立場のアルスラーン陣営
請われてダリューンが出場することになりました。
そりゃあね、勇者を選出せよと言われたら、ダリューンをおいて他にはいませんけど
ラジェンドラのために闘うというのがね、不満なんですよ。

もちろんダリューンも興味ないとそっぽを向いたわけですが
アルスラーンの頼みなら断れません。
て、ゆーか! ダリューンが負けるわけないしっ!!

しかし本番になってビックリです。
ダリューンの相手は化け物でした。
なぜか人語を解する規格外の生き物、としか思えない描写の化け物。
人間ではあるらしいですが。

イメージは映画『ロード・オブ・ザ・リング』のトロル。
するとダリューンはアラゴルンか! それもいいね。

なんて暢気なこと言っていられません。
痛覚がない化け物を相手にさすがに苦戦するダリューン。
それを見ているアルスラーンは気が気ではありません。

「こんな化け物が相手だと知っていてダリューンを選んだんですか?!」

おおっと。温和なアルスラーンが珍しく感情をあらわに詰め寄ります。
そうよね。
大切なダリューンをこんな馬鹿げたことで失うなんて耐えられない!
いや、ダリューンは負けないけど!

どのくらい大切かと言うと、バフマンのバカ(←いいたい放題)のおかげで
自分は正統なパルスの血を受け継いでいないのかもしれないと
アイデンティティの崩壊寸前のアルスラーンに向かって

「殿下はこのダリューンにとってだいじなご主君です。それではいけませんか」

という言葉をくれたのだ。
血筋なんてどうでもいい。アルスラーンがアルスラーンである限りダリューンの主君である、と。

きゃあああああ。
甘い! 甘いよ!! なんだこの甘甘な主従は?!
あまりの甘さに虫歯になりそうだぜ。

でももっと言って

王子様の割には不幸なアルスラーン、こういう甘い言葉を言ってくれる人が必要だと思うのだ。

そんな大切な言葉をくれたダリューンがピンチ!
それもよその国の騒動に巻き込まれて!
アルスラーンの顔色が変わるのも当然です。

その横で密かに青ざめているナルサスにも驚きましたが。わはは。

もちろんダリューンの完全勝利。
いつ如何なるときも部下に対する優しさを忘れないアルスラーンが愛しいです。

そんなこんなで目障りなシンドゥラを黙らせることに成功したアルスラーンたち。
さあ、これで心置きなくエクバターナを奪還することに集中できるぞ!
EDIT  |  18:20  |  読書2007  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

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