牡丹灯篭(三遊亭円朝)

もちろん10月の歌舞伎座の予習で読みました。
『真景累ヶ淵』同様、これまためくるめく因縁ワールド。
正直『累ヶ淵』は読むのが大変だったのですがこちらはサクサク読めました。


怪談 牡丹燈籠  岩波文庫怪談 牡丹燈籠 岩波文庫
(2002/05)
三遊亭 円朝

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歯車の一つである
新三郎とお露のカランコロンの怪談は知っていました。
それが強欲夫婦・伴蔵&お峰によって引っ掻き回され…
って言い方はおかしいか?
でも幽霊相手に「お金ちょうだい」って言うのはなかなかないでしょう。
お露ちゃんも本当に持ってくるし。実家から盗んで(笑)
後半はこの夫婦の凋落が語られます。

もう一つの歯車が
忠義者・孝助による仇討ち話。
お露の父上である旗本・飯島平左衛門に奉公するようになり
「お世話になった旦那様のために」とかいがいしく働く孝助はラブリーです。
旦那様が妾のお国とその間男に命を狙われていることを知ってからは
「何としても阻止する」と自分の命を捨てる覚悟でガンバル孝助。
しかしその努力も空しく衝撃的な旦那様の死。
実はその旦那様が父を殺した犯人で仇だったりするんですが
そうと知ってからも“旦那様ラブ”は変わらない忠義者。

私はこの孝助が可愛くてしかたなかったです。
お露ちゃんの話は知ってるから孝助の話をもっと! と飢えながら読みました。

だから読みどころは“孝助が旦那様の仇討ちに成功するかどうか”(笑)

これをポイントにすると最後まで楽しめます。
お露ちゃんのお話はかなり前半でカタがついちゃって驚きました。
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まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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