回転する客席を体験:髑髏城の七人 Season花

モタモタしていたら千穐楽を迎えてしまったSeason花。
そんなタイミングですがようやくの感想です。
しかも観たのはGW。
何やっていたんですかね? 観劇です。
5~6月は観劇ラッシュで休みごとに外出していて大変でした。
そのあたりの感想もそのうち・・・


7年ごとに訪れる劇団☆新感線の髑髏イヤー。
2017年は豊洲にできた新しい劇場のこけら落としの演目として
1年3カ月、4パターン(一説によると5パターン)の演出・脚本・配役で
楽しめるというスペシャル版。

新しい劇場は円形になっていて中心に客席を設け
客席をぐるりと囲むように舞台と幕代わりのスクリーンが作られていました。
客席へはなんと舞台の一部を横切る形でした。
出入口もセットの一部だったし。
オモシロイ!


髑髏城の七人 Season花

観劇:2017年5月3日(8列目上手)
会場:IHIステージアラウンド東京

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり

捨之介:小栗 旬
無界屋蘭兵衛:山本耕史
天魔王:成河
極楽太夫:りょう
兵庫:青木崇高
沙霧:清野菜名
三五:河野まさと
安底羅の猿翁:逆木圭一郎
およし:村木よし子
礒平:礒野慎吾
波夷羅の水神坊:吉田メタル
摩虎羅の姫跳:保坂エマ
狸穴二郎衛門:近藤芳正
贋鉄斎:古田新太


ベースは7年前のワカドクロですかね。
一人二役じゃないし。

けど沙霧の設定が戻っていました。
ワカドクロではすでに無界屋に引き取られていた記憶があるんですが
今回は従来通り捨之介に助けられるところからでした。
沙霧が溌剌としていて動きが良かったですねー。
清野さんは昨年観た『サンバイザー兄弟』でもいいアクション披露してくれたので
期待していたのですが期待通りでした。

捨之介は女好き設定のエロ男子のはずですが
演じる小栗くんの個性からかそこまでエロさは無かったような・・・
爽やかっつーか周囲に合わせてエロいフリをしているような感じ?
カッコよかったのでそれで良いです。
百人斬では近くに視線泥棒がいてあまり見られなくて無念。

キャスト発表の段階で蘭兵衛と天魔王、逆じゃない? と思ったりしたんですが
ホントにヤマコーが蘭兵衛でしたね。
強そうでした。つうか強かった(笑)
そして極楽太夫との絆が強かった気がしました。
共に無界屋を作り上げたという意味での絆。
だからなんで裏切ったのか・・・天魔王に同情でもしたんだろうか。
自分から血をせがんだように見えたんですよね。

蘭兵衛との絆が見えたからこそ後半の極楽太夫が切ない・・・
今まで以上に密接なふたりに見えたので裏切られた太夫の気持ちはいかばかりか。
けど髪をアップにしたりょうさんはキリリと凛々しくてステキでした。
カーテンコールではあっという間に着替えてきてビックリした。

そんな極楽太夫に思いを寄せる兵庫は不利ですね~。
今まで以上に負けられない戦いに挑むことに(笑)
青木崇高さんはもう少し兵庫のキャラに馴染むと思ったんですけど
そこまでではなかったですね。
荒武者隊は劇団員の少なさが一番響いた気がしました。

贋鉄斎の飛び道具的な卑怯さにやられました。
出てくるだけで笑いがでるとかもう古田さんだな~。
あのナリで一人称が「ボク」ってのもラブリーだし
百人斬でローラースケートってのも最高に卑怯(笑)
舞台に立っているだけで見てしまうんですが時々完全に気配を絶つのが凄い。
古田さん息してる? と心配になった。
ちゃんとセリフ言っていたからオーラ消していたんだなとわかりました。

天魔王の成河さんは舞台では初めて拝見。
なんか不思議な天魔王でした。
くるくると良く動くのに足が不自由、顔にやけどって設定はリチャード三世的。
実際、しゃべりが最大の武器だったし。
しかし蘭兵衛を目の前にして「兄者兄者」と慕う様子には
え、まさかこのふたりデキてる?! と面喰ったものです。
でもそうだったら蘭兵衛が裏切るのも納得できる。
けど実際はそれすらも利用するまさに天魔だったわけですが。
時々しゃべり方や動き方が右近くんに見えました(笑)

歌ってもおかしくないメンバーもいたんですが
歌いませんでしたね。
そこら辺は月の鳥ドクロに期待しましょう。

今回の目玉は新しい舞台装置でした。

客席の向きとスクリーンの開閉で見えるセットが違ってくるという
暗転なしの待ち時間ゼロ芝居!
スクリーンに映し出されるのは墨絵っぽい風景もあれば
ぬたうなぎ(?)の解説とか小ネタにも使用して千差万別。

視界いっぱいの映像の広がりを移動する浮遊感と共に体感すると
吸い込まれるような不思議な感覚に。
友達は酔いそうになったそうです(笑)
乗り物酔いしやすいひとはあまり向いていないのかも。
でも映像の流れる向きと座席の移動方向を把握していると防げる、と思う。

スクリーンとセットのおかげで
天魔王を倒すためみんなで髑髏城を走り回った場面では
「そうか、天守閣をめざして昇っているのか」と理解できました(遅っ)

今まで何種類も髑髏城みてきたのに今回初めて気づくとかどーよ。
そうですねタイトル『髑髏城』でしたね。
城に侵入しているんでしたね。いやそれはわかっていたんですけどね・・・
昇ってるとは思っていなかった~。

天魔王の間が天守閣だから狭かったんですね。
なるほどー。

本水もOKだったのでテンション上がりましたねー。
もっと派手なのを予想していたんですけど
あの川のあるセットが思いのほか広かったことに圧倒されたので
派手さは不要でした(笑)

これらのセットが一気に披露されるカーテンコールが一番おもしろかった!
これがこの劇場の醍醐味かもしれない。
映像で見てもあの楽しさは伝わらないと思う。

あー、ライビュ観に行けばよかったなー。
予定があったから諦めたんですけど変更可能だったから
ズラしてもらえば良かった~と今さら思っています。

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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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