なんかスゴイの観た:翻訳劇The Dark

今年の観劇ネタ。

一昨年あたりから当日引換券でフラッと観劇することが多くなってきました。
当日券とは違って席が確保できるから安心できるんですよね。
座席は当日チケットを受け取らないとわからないので
ギャンブル性が高いんですが(笑)

そして好みの合うひとのブログで紹介されていた舞台に
馳せ参じる確率も上がりました。

おもしろそう! → 当日引換券ゲット!

という流れです。
こうやって観に行く舞台にはハズレが少ない気がします。
観たくなったときに観られるのはこの上ない幸せ。
早めに感想あげてくださる方々に感謝です。

今回もその流れで観て来た舞台です。


オフィスコットーネプロデュース『The Dark

観劇:2017年3月10日(金)19:30(D列端っこ)
会場:吉祥寺シアター

原作:シャーロット・ジョーンズ 
翻訳:小田島恒志・小田島則子
演出:高橋正徳(文学座)
プロデューサー:綿貫 凜

ジョン:中山祐一朗
エルジー:山本道子(文学座)
バーナビー:小林タカ鹿
ルイーザ:ハマカワフミエ
ジャネット:松本紀保
ジョシュ:碓井将大
ブライアン:福士惠二

また端っこ観劇。
見やすかったからいいんですけど。
いやむしろ全体を把握するためには
中央より端っこの方が見やすかったかもしれない。

とにかく松本紀保さんが凄いらしい!

この一点を観たいがために駆けつけたのでした。
昨年観た舞台でも凄かったから期待が高まる。

-三つの家族、ある一夜の不思議な物語-

舞台はイギリスの典型的なテラスハウス。
同じ間取りの三軒の家に、三つの家族が生活している。
それぞれの家族には秘密があり、ある日突然訪れた「闇」を境に、それは徐々に明るみに出る。
家族だからこそ、近しい相手だからこそ、正直に話せなかった想い。
「The DARK(闇)」の中で少しずつ自分をさらけ出していく家族の、崩壊と再生の物語。

2004年にロンドンで上演され、ウェストエンドの話題をさらった
注目作を日本初演です、どうぞご期待下さい!


翻訳劇は苦手であんまり観る機会がなかったんですが
この芝居はおもしろかったです。

すんごい頭をつかいました。
あらすじしか把握していない状態でじゃんじゃか情報を送られ脳みそフル回転。
マジかそんな家族構成だったのか!
単純に夫と妻、な家族構成ばっかりだと思っていたのでそこから驚愕(笑)
知っている役者さんも少ないので役名と役者を一致させるのも一苦労。
翻訳劇だから名前がカタカナだし。
人数少なくて助かった・・・

この話はネタバレすると興醒めな話なのでふわっとさせて話を進めますが
いろいろな家族構成の没交渉だった3つの家族が
ある停電の夜に交流することで
今まで明らかにならなかった心の光と闇が見えてきた物語でした。

どの家族に感情移入するかは
観るひとの環境や心境によって変わりそうですね。
私はジョンでした(笑)
私もそういう心配をかけているんだろうなーとか考えたら・・・
いや別にジョン的な性質があるわけではないんですが。

それぞれにスポットがあたるので
それぞれに見せ場もあり
キャラを把握するのに混乱することがなくわかりやすいお話でした。
いろんなことが同時に起こるからそれを把握するのは大変でしたが。

かなり高さのあるセットの中を割と自由に行き来しているのが予想外でした。
そこすれ違えるんだ?! あ、見えない態なんですね。
けどその不審人物は闇で見えないのかそうでないのか?!

なんかケラさんを思い出した。
かみ合っているようでかみ合ってない会話とか
関係なさそうなことが後に繋がってくるとことか
セット内を見えない態ですれ違う演出とか。
そういや誰かがケラさんは翻訳劇っぽいって評していたなぁ。
こういうことか。

そして凄いと聞いていて松本紀保さん!
本当に凄かった!!

昨年の『治天の君』でも凄かったんですが
そういう凄さではなく
ひとつの動作で空気を完全に変えてしまう凄さ!

さっきまでの緊迫したシリアスな空気はどこへ???

そうか、これはコメディだったのか、と納得しました。
いや、コメディではないはずなんですけどね(笑)
見事な緩急でした。


アフタートークがあった日だったのでお得でした。
演出家の高橋正徳さんと
ミナモザ(という劇団?)の瀬戸山美咲さんの対談。

演出家同士なので演出部分の話が多かったです。
ロンドンでの公演を実際に観たという高橋さんからの解説と
おそらくこの日が初見の瀬戸山さんの疑問と
高橋さんの回答。

同時多発的に展開する舞台上を演出するにはひとりでは難しいので
大いに助けてもらったとか
脚本の翻訳の難しさ(小田島先生には無理を言いました)とか
1時間45分で十分コンパクトなのにロンドンではもっと短かったとか
2004年の作品だから設定が古くてスマホがない、あったら闇ができないとか
いろいろ言ってくれたんですけどあまり覚えていない。

なにしろ盛大に頭を使った後で
みっちりした内容と演技に圧倒された直後だから
ちょっと放心していました。


次回公演は『怪談 牡丹燈籠』だそうで
これまたオモシロそうな・・・
しかも紀保さんが参加している!
これは配役が気になりますね。
どこに重点を置くかで見え方が変わる話だから。
あの強欲夫婦に重点を置いてほしい!
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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