踊るラモナ騎士団:舞台 デルフィニア戦記

読書熱もひと段落ついたところで今年の観劇ネタ。

SF要素もあるファンタジー小説が原作の舞台です。
年末に再読したらどーしても気になって急遽チケットゲット。

ガッツリ騎士団が活躍する物語なので
舞台でどう表現するのか気になりまして。
この話は馬ありきなので。グライアとか重要な馬もいるし。
舞台で馬の描写は難しいですからねー。
歌舞伎では観たことあるんですが
そういう演出ではないんだろうなーどうするのかなー。


デルフィニア戦記 第一章

観劇:2017年1月23日(月)1階9列目下手より
会場:天王洲 銀河劇場
脚本・演出:児玉明子

ウォル:蕨野友也
リィ:佃井皆美
ナシアス:細貝圭
イヴン:山口大地
バルロ:林剛史
ガレンス:須藤公一
シャーミアン:綾那
ドラ将軍:三田村賢二
ブルクス:大原康裕
カリン:大沢逸美
フェルナン伯爵:小林勝也
ペールゼン:山本亨

急に押さえたチケットでしたが
出演者に見覚えがあるひとが多くてビックリ。
これなら楽しめそう、とチケット取ってから思うのもどうかと思う(苦笑)

原作4冊分をよく2時間にまとめたなーというのが率直な感想です。

あっと言う間にナシアスんとこに着いちゃったのは衝撃的でしたが
まぁあの裏切りは大筋には関係ないからカットするのも仕方ないですね。
けど一度裏切られるのを目の当たりにするから
ラモナ騎士団に大歓迎されるのに安堵&感動するので残念でもあります。

あっという間と言えば
シャーミアンとドラ将軍ともすぐ合流したし
イヴンとも偶然出会っていたし
とにかく仲間と再会するのが早くて
なんつーか、面白味が削がれている印象。
時間の制約があるから仕方ないのもわかりますが
そこらへんでいろんなことがあるから面白いのに!!
となんだか悔しい。

第一幕での焦点はフェルナン伯爵の救出
第二幕はカリンとペールゼンの舌戦がメインでした。
というわけでベテラン大活躍! 2.5次元なのにね!
さすがの重みでございました。
小林勝也さんはホンキ出してないのに持って行くし
ブルクスもかなり出番が多いし
大沢逸美さんと山本亨さんの場面ではみんな見守るしかない緊迫感。

っていうか、役者は良かったのに演出がイマイチでした。

NARUTO女海賊ビアンカ で工夫の多い演出だったのを観たので
今回も期待したんですが
あんまり工夫が感じられなくて残念でした。

場面転換多いのに無音だからセットが動く音が聞こえたり
そういうつなぎの場面がひたすら待ち時間だったりするのが多くて
もう少しどうにかならんもんかの? と首を傾げました。
おかげで物語のブツ切り感も半端ないし。
ま、そのあたりはNARUTOでも感じたのでこのひとのクセ? かも。

あと役者さんにも動きを足してあげて!
なんか棒立ちっぽい場面が多いのが気になりました。
けどまぁそのあたりはビアンカでも気になったので改善は難しいのかも。

あと脚本にもう少し原作のテイストを残してほしかった。

原作はシリアスでも笑う場面多いんですよ!
会話が面白いんですよ!
王様を筆頭にみんないいキャラしているんですよ!


そのあたりがほとんど全滅していて
違うこんなはずでは…っ、と苦悩することしばし。

60分と65分の2幕にまとめるなら
あと10分でも会話を増やしてガス抜きさせてほしかった。

特にイヴンの扱いが勿体なかった!
タウの件は原作読んでなければ唐突すぎて「?!」となりそうだし
フェルナン伯爵の件を経ていろいろ悩んだ場面の
王様が飲んだくれたとことか原作通りにしてくれてもよかったと思う。
あれじゃウォルの聞き分けが良すぎて…
それにイヴンの個性もわかりにくい。

ナシアスの「敬語は止めてください」には
「ほんのいやがらせです。お気遣いなく」をセットにしてほしかった。
それがあるから楽しいのに。
無駄に敬語だけ残すとかどゆこと?
たまたま時間が足りなくて言えなかった日だったの?
セット動いてたし音楽も鳴ってたし
タイミングずれたらダメそうだったから言えなかったのなら残念だ。

それにしてもナシアスって金髪だったんですね!
いや~中公文庫で読んでいるので挿絵が一切なくて
舞台で観てビックリしました。
演じる細貝圭さんは『パタリロ』で拝見していまして
ラモナ騎士団が踊り始めたときは
タマネギ部隊が団長ではさもありなん、と納得しました(笑)

バルロ役の林剛史さんは『ハイキュー』でおなじみ。
いや~二枚目路線で観たのは初めて。
烏養くんが三路線だとは思ってませんがまぁイケメン枠ではないですよね。
いいバルロでした。うん。王座を薦められても断りそうなバルロだ。
けど林さんのウォルも観てみたかったかも。

リィの佃井皆美さんは調べたら
タイバニの舞台 のドラゴンキッドで拝見していました(DVDですが)。
あと鎧武。
マジか。それならアクションは心配ないなと安心して見られました。
さすがにウォルを受け止めたり高い壁をひとっ跳びは再現しませんでしたが。

ウォルはねー、難しいと思うんですよねー。
分かりやすい個性はないんですよね、実は。
やたら懐が深かったりノリが良かったり情に篤かったり
見た目ではすぐに伝わらないのがウォルの個性だから。
蕨野友也さんは初めて見る役者さんでしたが頑張っていました。
情に篤いひとの良さそうなとこは感じられました。
私がイメージするウォルより繊細で育ちが良さそうだった(笑)
ふり幅の大きい場面が多かったのに奮闘して
アクションも多い役だから大変だったと思います。

剣を使ったアクションはキャラの個性に合わせて作られていて面白かった。
両団長は正統派なんだけど
より優雅だったのがナシアスで、より力強かったのがバルロ。
なんでもアリなアクロバティックな動きが多かったイヴン。
飛んだり跳ねたりとにかく身軽で溌剌としていたリィ。
力強さと早さ重視で正統派とは違う戦い方だったのがウォル。
あとやたら強そうだったのがドラ将軍!
凄かったよ、さすが将軍(笑)

ああそうだ。楽しみにしていた騎馬隊の場面はカットされていました。
そんな予感はしていたけど一応期待していたのでガッカリデス。
当然グライアも出てこない。

馬は出てきましたけど。
シャーミアンが馬を走らせる場面で
手前のスクリーンに映し出した映像と
その後ろの役者で表現したんですけど
いやそういうのを期待したんじゃないですが。

シャーミアンと言えばこっそり騎士団に紛れて
行進のダンスに参加したのを見逃しませんでしたよ私は。
あれは笑うとこなのか、しばし悩みました。

あとデルフィニアを讃える歌? があったのにビックリ。
歌うのか! 実はミュージカル?! と慌てましたが
あの曲だけでした。
 
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プロフィール

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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