主役がリュークだった『デスノート THE MUSICAL』

原作大好き(かなり忘れている)
映画も楽しみました(うろ覚え)
アニメは見ていません

そんな状態で観劇。

私はよく知らなかったんですが
今回の音楽は有名な作曲家さんによるものだとか。
ワイルドホーン…
言われてみればなんだか聞き覚えがあるような気もしてきました。
調べたけどやっぱりシラナイヒトだ。
有名な舞台に携わっているようですが私は観ていないんです。

初日前に公開された練習風景で聞いた曲は
かなり本格的なミュージカルっぽくて期待が高まる。
けど、事前に入手したチケットは
安価なA席。つまり2階席(笑)


デスノート THE MUSICAL

観劇:2015年4月10日(2階F列ほぼセンター)
会場:日生劇場

音楽:フランク・ワイルドホーン
歌詞:ジャック・マーフィー
脚本:アイヴァン・メンチェル
翻訳:徐賀世子
訳詞:高橋亜子
演出:栗山民也
音楽監督:ジェイソン・ホーランド/塩田明弘

夜神月:浦井健治/柿澤勇人(Wキャスト)
L:小池徹平
弥海砂:唯月ふうか
夜神粧裕:前島亜美(SUPER☆GIRLS)
レム:濱田めぐみ
リューク:吉田鋼太郎
夜神総一郎:鹿賀丈史

安崎求・松原剛志・岡田誠・辰巳智秋 ほか

月は浦井くんで観劇。

アンサンブルは
なんとなく知っているひとだけチェックしていたんですが
安崎さんは私が観た日から休演されていたようです。
体調不良でしょうか?
一刻も早く回復されることを祈ります。



以下、それなりにネタバレします。
これからご覧になる方はご注意ください。


ざっくりした感想は

本気ミュージカルだった!
2.5次元舞台というよりミュージカル!
これがメジャー作曲家の力?!



ストーリーは映画と同様L編まででした。
それは予想通りだったのでいいんですけど
どこまで原作のエピソードが入るのかが気になるところ。

私は月の微に入り細に穿つ
こまっかい辻褄合わせが大好きだったんですよ。

盗撮されていることを逆手にとったアリバイ作りとか
デスノートのルールを駆使して応用した
バスジャックとかレイ・ペンバーとのやりとりが特に好きだったので
レイ・ペンバーと南空ナオミのエピソードは入っているといいな
と、うっすら期待していたんですが
無かったです。

あとライバル同士が協力して共通の敵を倒すという
シチュエーションが大好きなので
第二のキラ登場でのやりとりや
ヨツバのエピソードも楽しかった!
ま、これは無理だろうなと思ったら案の定カット(笑)
あのあたりのキツネとタヌキの化かし合いも好きなんだけどな。

レイ・ペンバーに該当するキャラはいたんですけどねー。
ハリー・ベルとかいう名前になっていました。
誰じゃい??
首を傾げたんですが、後日読み返した原作で判明。
レイの同僚のFBI捜査官の名前でした。
こんなとこは原作に忠実なのか(苦笑)

デスノートに書かれる名前が
舞台後方のスクリーンに映し出されるんですが
そこに登場する名前も原作にあるものだったようです。

ていうか!
あんまり原作のエピソード出てこなかったよ!!


まあ、限られた時間に収めなきゃならないし
歌うとよけい時間とられるし
だからそれは仕方ないとわかっているんですが
予想以上でございました。

それに原作の持ち味であるスピードが無くなっていた。
歌うと流れを殺すよね…
ミュージカルの時点でスピードは期待してはいけなかったか。

だからハラハラドキドキもしませんでした。残念。

削られまくった原作のエピソードの中
生き残ったのが
まさかのテニスシーンだった!
という意外性。

そういやLと月でテニスしていたなあ。すっかり忘れていたよ。

Lと月が直接対決した、という意味では重要な場面、なのか?
テニスって頭脳プレイだっていうから
相応しい対決だった、のかもしれません。

まさかこんなところでテニミュを生で観ることになるとはねー。

ヨツバの件が全カットなので
月とLが一緒に捜査、という流れもナシのため
このテニスの場面が貴重なふたりの対決でした。

で、結末は前評判通り
原作とも映画とも異なっていました。
さすがにここはネタバレできませんけど(笑)

意外な展開の連続でスピード重視な原作に対して
登場人物たちの内面にスポットを当てたのがこの舞台だったようです。

優秀で善良だった高校生が
分不相応な力を得て身を滅ぼしていく。


本人は至って真面目に世の中を良くしようとしているんですけどね。
本当に賢ければこの選択はしないはずなんだよな。
もっとも、そんな月が主役だからこの話はおもしろいんだよね。

その様子を「退屈しのぎ」に見ていたリュークは確かに死神だったなー。

けど原作とは違う魅力満載でキュートだったリューク
原作もキュートですが
演じるのが吉田鋼太郎さんですよ。
凄まじい存在感!
寝そべって「よぉ」と月と対面したり
初登場は予想外のオケピからですからね!
おまけにミサミサのライブでのフリーダムな感じ!
超楽しい!
ライブではしゃぎ過ぎてゼイゼイしているのもカワイイ(笑)
あっちこっちでツッコミ入れて笑いを一手に引き受けて大活躍!

ミサはアイドル歌手でした。
その発想はなかった!
ミサはモデルで注目されて女優にシフトしたキャラだと思っていた。
原作読み返したら紅白に出場する歌手という側面もあった。
そ、そうだっけ…覚えてなかった……
演じる唯月ふうかさんは初めて拝見するんですが、上手いな!
私のイメージとは違うミサでしたが
これはこれでアリなミサでした。
ライブの場面楽しかった!

そのミサのライブに月を誘ったのが妹の粧裕
おや? 原作では硬派(?)でミサのこと知らなかったけど
舞台では割とミーハーなんですね。
おかげでミサの登場がスムーズでした。
あ、でも兄コンなのは原作通りでした(笑)
演じるのは前島亜美さん。
SUPER☆GIRLSというアイドルユニット?のメンバーなんすかね?
リアルアイドルが物語のアイドルミサのファンって面白いな。

夜神家の父・総一郎は映画と同じく鹿賀丈史さん。
「これはLに頼むしかないな!」とか言ったのにはビックリ。
警察ってLに懐疑的なんじゃないんですね?
警察とLの壁を描く時間はないってことか。
にしても物分り良すぎじゃ(苦笑)
原作よりポジティブなひとだった。
ちょいちょい字幕が欲しくなったのは本調子じゃないからだろうか?

ジェラスの遺志を継いでミサに憑いたレム
原作よりミサに対する執着がスゴイ。
特にLに捕まったミサに見せる態度が…
ジェラスのキャラも混じっているんだろうか??
演じる濱田めぐみさんは元四季の方?
初めて観たんですが素晴らしい歌声!
第二幕はミサの足元に額づいて歌うレムの場面しか覚えてないよ!
そのくらいのインパクト!

全編通して
ミサとレムにスポットが当たっていたような気がするんですが
気のせいですか?

ミサの拘束も原作と違って
まるで殉教か受難のようなポーズ。
そこに白いレムがいると絵になるんですよ。
原作通りの拘束だったら絵的にマズイし
異様な割に地味だから変更して当然か(笑)

ミサとレムに比べると
ちょっと大雑把な扱いだった(ように見えた)月とL。

冒頭から善とは、悪とは、正義とは、と討論していた夜神月
彼が出した結論は自分を信じるあまり独善的で行き当たりばったり。
だけど責任感は強いと思う。
マメだしね。いちいち犯罪の内容吟味して記入するんだもん。
私なら飽きるね、確実に。
続けることを自分に課して実行した正義感。
その正義感はもっと違う方向に生かすべきだった(笑)
演じるのは浦井健治さん。
『薔薇とサムライ』のキラキラした王子です。
どうなんだろうか? と心配もしたんですが杞憂でしたね。
ちゃんと月でした。
月って意外と特徴無いから大変だったと思う。
あと2階席は失敗だったわ(苦笑)
月って表情大事だもん。それが見られない距離では魅力半減かも。
見えなかったから実際どうだったかわかりませんが。

2.5次元舞台におけるポイントは再現度だと思うんですが
そういう意味で2.5次元を担っていたのがLでした。
この舞台は再現率を上げることには重きをおいていないようでしたが
Lの再現度は高かったです!
衣装・雰囲気・姿勢…実にLっぽかった!
舞台後方にはけたときの歩くシルエットがLのままで感動した!
演じるのは小池徹平さん。
ストーブさんですよ。歌えるんですね!
感心したけど、よく考えたらこのひとWaTでした(笑)
Lの姿勢で歌うのは大変だと思いますが歌えていてビックリ。
小池くんでは可愛すぎるんじゃないかな? と思ったけど
ちゃんとLっぽくなっていたのが嬉しかった。

月とLのクライマックスが唐突だったのが残念。

それまでゆったりペースだったのに
ラストだけ突然ツメツメになって「?!」でした。
あそこはもっとじっくり時間かけてもいいのでは?
もしくはもっと前フリ作ってほしかった。

推理合戦がないから月もLもあんまり賢そうに見えない。

Lがなんで月をキラだと思ったのかとか
月がなんでそんなにLを警戒するのかとか
説得力がないんだよなー。
原作がそうだからねーと観ていましたけど。

原作の細かさに比べると脚本が大雑把すぎる。
ミュージカルじゃなくて普通のお芝居のほうが向いていたのかも
とまで考えちゃいましたよ。

曲は良かったのでミュージカルで観られて楽しかったです。
寝なかったし!
ミュージカルは油断すると寝オチするんですよ。
それがなかったってことは面白かったんでしょう(笑)
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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