100回公演おめでとうございます!:ミュージカル『スリル・ミー』

歌舞伎俳優・尾上松也を観にミュージカル観劇して参りました!
ん? 変?
変じゃないです。
歌舞伎役者がミュージカルに出演するんです。

すでに『ロミオとジュリエット』にも出演を果たしている松也さん。
ベンヴォーリオはのびのびキラキラしていて実に良かった!

まあそのキラキラ感を期待して行ったわけではなかったのですが
あまりに違ったので驚きました。

平日の夜で松也さん出演の回ってことで選んだ日程でしたが
それがちょうど100回公演の日で
3組のキャスト勢ぞろいのスペシャルトーク付だったことにも驚きました。

それと銀河劇場に行くのに
いつもはりんかい線を使っていたんですが
初めてモノレールで行って
駅と劇場が直結していてその便利さに驚きました。
傘いらず! 別に雨降ってなかったけど。


■ミュージカル スリル・ミー

観劇:2014年11月12日(3階2列目上手寄り)
会場:天王洲銀河劇場
演出:栗山民也

ふたり芝居なんですよ。
松也さん演じる“私”と
柿澤勇人さん演じる“彼”だけが登場。

服役中の“私”が語る回想という形でお話は進んでいきます。

というわけでいきなり松也さんの一人語りです。
呟くようにぽつりぽつり語るのに
凄く声が通るから最初マイクを使っているのかと思ったんですが…
使ってなかったですよね?!

3階席でいまいち見えなかっただけかもしれませんが
マイクはなかった、と思います。
すげえな、歌舞伎で鍛えた発声!

このお話は
どうしてふたりが服役することになったのか
どうして“彼”は罪を犯したのか
どうして“私”は“彼”を止められなかったのか


ということを明らかにするんですが
ネタバレはしちゃいけない種類のお話だと思うので
あんま具体的には書きません。

が、幕が開く前に隣の観客2人が話していた会話でちょっと紹介。

A:この舞台を観る人ってどういう層なんでしょうね?
B:私の周りでは普通の演劇好きのひとが通ってますね。
A:そうなんですねー。

…「普通の演劇好き」ってなんだろ?
ミュージカル好きに限らずってこと?

と疑問に思いながら盗み聞き。

A:私の周りでも特にBL好きなひとが観てるわけじゃないんですよね。
B:なんでなんでしょうね~。
A:この舞台、モロにBLなのに。

んん? 「普通の」って「腐ってない」って意味か!

そういや、チケット取る前に調べたら
そんなこと書かれていた気がするよ。
すっかり忘れていたけど(忘れんなよ!)。

というわけで
“彼”と“私”の間には恋愛感情的な何かがあります。
そして冒頭、いきなりぶちゅーっとかまします。
びっくりしました。

Qさまかなんかで松也さんと柿澤さんが番宣で出演してたとき
「今日もキスしました」とか「毎日してます」と
誤解されかねない発言をしていたな。
と、舞台観たら思い出した…

うん、これは「毎日」って断言するよな。
かなりガッツリでした。
それっぽく角度をつけて、とかではありませんでした。

でもBLか? と問われると
うーん。そりゃボーイズのラブではあるけど
それよりもっと根が深い感じ。
あんまり言うとネタバレに繋がるので言えませんが…

ただ予備知識なしに観るとビックリします。

え?! そういう話なのか!!

と仰天して
たぶん演出家や出演陣の思うツボな観客だったと思います(笑)

松也さんが怖かったです。マジで。
この役、松也さんが演じているからフィルターかかっているけど
実はかなりキモチワルイ的な怖さがあります。
“彼”も病んでいるけど“私”も負けていなかった…

柿澤さんも傲岸不遜でどこか脆そうな“彼”をきっちり演じていて
このひと、デスノートの月役がはまりそうだと思いました。
どうしよう。
浦井くんで観るつもりだったけど、柿澤さんも良さそうだ。


お芝居が終わったあとはスペシャルトークです!

ふたりが退場した後
本番中も生演奏だったピアノで1曲演奏されました。
これは毎回こうなの?
いや、100回記念のスペシャル演出ですよね?

演奏が終わるのを待って
1階の客席から6人が登場です!
3階席だから全く見えなかったけど
いい登場のしかたですね。

舞台上に勢ぞろいしたところで

どうも、スリルミーです!

と、やけに元気よく
まるで新しいユニット名のように言ったのがおもしろかった。
アイドルかっ!

人気でなそう…

とぼそっとツッコむ松也さん。
あはは。やっぱユニット名みたいに聞こえたんだ。

しかし参った。
6人揃ったのは嬉しいですけど
私、さっきまで舞台に上がっていたふたりしかわからないんですよね~。
自己紹介してくれないかな~。
してくれないか。
そうだよね、ここにきている人でわかってないのって
私くらいだよね。
ついて行ける範囲で頑張ろう。

なにしろ初演から観ている観客がほとんどでしたから。

ひやかしで来たつもりはなかったんだけど
なんだか肩身が狭かった(苦笑)

けど、トークはおもしろかったです!

今回は出演していませんが
初演から関わっていたニーノさんがサプライズで登場!

大いに沸く観客。
私もニーノさんが誰だかわからないけど(おい)
なんだか嬉しくなってワクワクしました。

ニーノさんはとても賑やかなひとで
一気に場の雰囲気が変わりました。
舞台上の6人も頼りにしている感じが伝わってきて
ニーノさんの偉大さがひしひしと。

と、ニーノさん呼びですが、正確には新納さんです。
トークが終わってから判明。

新納慎也さん。
この名前、知ってるよ!
よくミュージカルのチラシで見かける名前だ!!
そっか、こんなにおしゃべりなひとなのか!
チラシの写真では真面目な顔してるからこんなキャラだとは思わなかった。

小西遼生さんはトークの途中でわかった。
『戦国鍋』でノブママだったひとですよね?
ノブママは女装だったからどんなに目を凝らしても
よくわかりませんでしたが…たぶんそう。

伊礼彼方さんもトークの途中でわかった。
DVDで観たテニミュで佐伯をやっていたひとだ。
すごくフットワークの軽いひとでした。
そしてサービス精神旺盛。
トークの台本を棒読み風に読み上げてくれた(笑)
あの台本、あんなに堂々と読んでいいんですか?

とにかくニーノさんが話すことが多かったので
ニーノさんの話ばかり覚えているのですが
現在『アリスインワンダーランド』でイモムシ? になっているそうで

(自分の)休演日に(スリル・ミーの)3公演やってくれればいいのに!

とお嘆きでした。
この日は松也&柿澤チームの観劇をしたそうで
全部観るからな!」と
ほかの2チームにプレッシャーをかけていました(笑)

この日の楽屋で
つまんなかったら舌打ちするから」と脅しをかけて
キャストを大いに緊張させる偉大な先輩…

舌打ちが聞こえなくてよかった」と柿澤さんが言えば
後ろの席だったからね」とニヤリ。

本番の直後で回復するためにおとなしかった(?)松也さんが
ようやくエンジンかかったのか
このあたりから舌打ちが聞こえた気がする」と
客席前方を示して(いや、ニーノさんの席は後方では?と思ったら)
「(そのあたりなら)一般のひとだね」と案の定ツッコミが。
やだ、ニーノさん面白い!

でも松也さんもめげない。
なにかございましたら、言ってください
しれっと客席にアピール(笑)

ニーノさん曰く(松也&柿澤チームは)
今までにない異質な感じ
どうなるのかわからない」で
ほかのチームは見た瞬間どうなるか予想がつくじゃないですか」らしい。

ええ? そうなの??

でも後日、実際にほかのチームの舞台を観たら
ほめてあげるんでしょ?
これはニーノ先輩からの愛の鞭だと思いました。

もはやご意見番みたいになっているニーノ先輩ですが
初演のころにいろいろ逸話を残しているようです。
それを暴露してくれたのが
田代万里生さんと松下洸平さん。

このふたりはどっちがどっちか自信がもてないんですが
たぶんトーク中、終始盛り上げてくれた
ニーノさんの“元カレ”が田代さん、だと思うんですがあってるだろうか??

ニーノさんは初演の劇場で本番中
壁を蹴り破ったり、殴り壊したりしたらしいですよ!


なんという熱演…っ!

取り壊しが決まってたから」一足先に壊したんですって。
んなバカな(笑)

その壁の名残が今回の舞台の上手と下手にある柱だそうで。
劇場がかわっても
「やっぱ壁がいるな」ってことで壁の代わりに柱が作られたとか。
へええ~。

そうだ。最近(?)海外に行ったときに
原作者に会ったらしいニーノさん。
「この場面はこう考えて演じました」といろいろ伝えたら
「そんなことまで考えて書いてない」と驚かれたとか。
深読みしてもらえたら原作書いた方も嬉しかったことでしょう。
しかしアグレッシブなひとだ、ニーノさん。

でも今回初めて客観的にこの舞台を観て
とんでもない話だな」と思ったそうな。
愛の物語とか言われてるけど、やってること殺人だからね」とバッサリ。

そ、そうだね…
それを言っちゃあオシマイよ(笑)


しかしニーノさんの話ばっかり覚えているな。
それだけニーノさんがしゃべり倒していたってことですけど。

そしてニーノさんの言う
「今までにない異質な感じ」が気になって
日曜日のほかのチームのチケットを買い足してしまった私。

演じる人が替わるとどう変わるのか
堪能してきます!
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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