文字通り“肉欲”を絶つ神官のはなし:宮廷神官物語

先日本屋で見つけた『カブキブ!』なる小説。
2巻も出てから気づくとは不覚っ!

漢字に直すと『歌舞伎部』。
これは読まねばなるまい。

さっそく購入、と思ったが
いや、ポイント獲得のためにネットで…、と
帰宅してからの注文しよとしたが
いや、図書館にあるんじゃないかね? と思い付き、検索検索。
おお、あった。
予約完了。

同じ作者の本ほかにもあるなー。
じゃあ、ついでに読んでみよう。
予約完了。

いくつか予約して一番最初に届いたのがこれ。

宮廷神官物語―選ばれし瞳の少年 (角川ビーンズ文庫)宮廷神官物語―選ばれし瞳の少年 (角川ビーンズ文庫)
(2007/10/01)
榎田 ユウリ

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宮廷神官物語~選ばれし瞳の少年~ (榎田ユウリ)

ラノベだったか!

図書館に取りに行って「こちらです」と差し出されたとき
あやうく声に出すところであった…
実際は「そうです」と何食わぬ顔して受け取りましたが。

タイトル全部漢字だからなんとなく固い本だと思っていた。
じゃあ、何冊も同じタイトルがズラズラ並んでいたのは
シリーズだったからか!
なぜ巻数が振られていないのか?!
ぬかった…長そうなシリーズものに手を出してしもうた。

しかし、この話おもしろいぞ!

ファンタジーですよ。

文献に残る第三の目を持つ“慧眼児”を探す旅をしている神官・鶏冠
マジメで有能。
神に仕える神官だから表情を表にだせず
あらゆる欲を封じて生きている。
んだけど、意外な欲が強かった(笑)
無表情美形。

その“慧眼児”天青
山奥の小さな村で育った野生児。
出生に謎があるようで自分でも自分のことがわからない。
虐げられて育ってきたので愛を知らないが
親身になってくれる鶏冠に懐いた。
生意気盛りキュート。

それを守るのが曹鉄
武官だった祖父に叩き込まれた剣術の持ち主。
なんだかんだと文句を言いつつ
面倒見のいい男前。

最初はガッツリ身分差別な設定に
うわー、と眉間にしわを寄せて読んでいたんですが
弱きをたすけ強きをくじく場面に燃えた!

これはたまらんな!

しかも王宮に向かう道すがら
旅芸人の一座に潜り込んで危機をやりすごしたり
楽しくて仕方ない。

結末考えて書かれているような文章なので明瞭で読みやすい。

うーむ、この物語が目指しているのはどの路線なのか?

神官がメインなので
『獣の奏者』や『守り人』シリーズなのかな? と思っていました。
あくまでも体制の中でゆっくりと変革させる程度なのかと
考えたんです。


でもできれば体制そのものをぶっ壊してほしい。
そう。『アルスラーン戦記』のように!

そう望んで読み進めていたら
出てきた! 体制を壊してくれそうな存在が!!
話のわかる美人な王子様登場ですよ!

これは…期待できるっ!

ふむ。これは続き読むの決定じゃ。
文章もすこぶる読みやすいし、キャラクターも覚えやすい。
読んでいて楽しいんだよなー。
小説を一気読みしたのはひさびさです。

しっかし、そこはかとなく漂うびーえる臭はいかなこと?!

それはあとがきで判明。
作者の榎田ユウリさんは
榎田尤利さんとしてびーえる界に名を馳せる方だったのだ!

つーか、気づけよ私(笑)

榎田ユウリを何の疑いもなく
“エノキダ・ユウリ”だと思い込んだのが原因です。
そっかー、榎田はエダとも読みますねー。

榎田尤利は“エダ・ユウリ”って読むんでしたね。
エダは覚えていたんですけどユウリっていうのを失念…
あほだー。

でもこのシリーズは
あらゆる欲を取り去り神に仕える神官がメインですから
BがLする展開にはならない、はず。

鶏冠はマジメですから。
たぶん、過ちはおこらない。
大神官になるために清廉潔白が今後のポイントになりそうですし。
いや、本人にその意思はないんですが
その欲の無さが重要なのだ。

それより彼にとって問題なのが
(食欲的に)肉欲を絶つということ。
お肉大好きなひとが神に仕えるってタイヘンだな…
同情を禁じ得ない(苦笑)
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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