眩いばかりの日々:ゴールデン・デイズ

熟成期間が長すぎた…
ずいぶん前にお借りしたマンガです。
いいかげん返さないと怒られる~。

全8巻。
完結しているしお手頃な分量。
なのに、なぜ手を出さなかったのか? 謎。

たぶん、馴染みはあるけど読んだことがなかった作者だったから。
高尾滋さんは周囲にFANが多いんです。
てるてる×少年』好きな友達Aがいて
ディアマイン』派の友達Bもいる。
しかし私はどうしてか縁がなくて…

『花とゆめ』はよく読む雑誌なんですが
飛ばしてしまうのが習慣になっていてね~。
それじゃあ、読む機会がないのも当然。

しかし!
ついに『ゴールデン・デイズ』押しの友達Cが全巻貸してくれました!!
数年前に!!!

マジで数年経っているから恐ろしい~。
実際、何年なのか?!
考えるのが怖い。ぶるぶる。
ご、ごねんは経っていないと思いますが…

その数年の間に自力で『 いっしょにねようよ』を読んでみたりして(笑)
借りているのがあるんだから、こっちを読めばいいのに!
意味わかんない!!

あ、文庫になっているんですね。
私が読んだのはもちろんコミックス版。


光也は天使…?

タイムスリップものです。
どういうシステムか謎なんですが
じいちゃんの若いころにタイムスリップした主人公・光也

じいちゃんの若かりし頃とそっくりな外見を活かして(?)
じいちゃんの代わりに相馬慶光として
大正10年8月31日からしばらく過ごす日々を描いた物語。

というわけで、大正浪漫でもあります。
なにせ相馬さんちは子爵の位を賜る名家ですから。

両親を幼いときに亡くしたためお見合いをしてお家再興を!
ってところで
そのお見合いから逃げ出した慶光と入れ替わったというわけ。

ま、この時点では
じいちゃんの体を乗っ取って
光也の意識が前面にでているんだと思っていたんですが
後に本当に慶光は行方をくらまして暗躍しているのがわかり
「まさか?!」と仰天したんですが。

これ以外にもタイムパラドクス的に気になる点があって
読んでいる最中もやもや。

私としては「歴史は変えちゃいかん」というのが不文律だと思うんですよ。
けど、この物語は
じいちゃんの意向で“変える”ことを前提に行動するんです。
じゃないとどうやら戻れないらしいので。

この“変える”というのにも抵抗があって…

だがしかし!!
この物語の肝は
“変えられる”ことによってその後の人生をどう生きるかが
問われることにあったのだ!!!


それが

光也君の生まれてくる国だと知っていなければ
私はね
この世界を呪ってしまいそうなのよ


という百合子さんの言葉に象徴されているように思います。

光也が去った後の日本は激動の時代を迎えますから。
それを乗り越えるには大変な苦労があったでしょう。

挫けそうになったとき心の支えになったのが
光也と過ごした

眩いばかりの日々 = ゴールデン・デイズ

ってわけです。
それをもたらした光也は天使だと言っても過言ではないでしょう!

なんてことを言うと
ふわふわしたお話のように思えるかもしれませんが
意外に事件性があります。
光也さんは結構、怪我をします。

いきなり足蹴にされそうになり(これは未遂)
殴られ(これは完遂)
貴族ゆえの逆恨みから暴漢に殴られ
ストーカーを撃退し
別荘荒らしと格闘し
浅草の魔窟では生爪剥され
(ぎゃー)
花火作ってやけどして
成金エロ親父と格闘の最中気絶してあわや殺人犯?!


などなど。
列挙したら
いったいどんな話だ…と、思わず遠くを見つめる事態に。
最終的には銃創沙汰ですからね~。

若き日のじいちゃんが失踪している理由を探っていたら
藪から蛇が出た様相に
あれ…読み始めた当初の印象とは全く異なる展開になっている~
とくらくらしながら読みました。

くらくらと言えば
これってびーえるですかね?

白泉社は伝統的(?)に
そういう要素が含まれることが多々あるのは承知しています。

少女マンガ的にどうなんだ? と不安になります。
けど、大丈夫!

が受け持ってくれますから!!

葛藤しつつもちゃんを受け入れるあたりは
慶の独壇場!
あれ? 主人公はだれ??
ってくらい慶がクローズアップされていてにやにやしました。

びーえる的にハッピーエンドかどうか
私にはわかりませんが
私にはハッピーエンドに見えました。

お互い思い合って
周囲の後押しがあって
“お守り”が手渡されて
「幸せになれ」という約束が守られたと伝わる。


ここまで含んで“ゴールデン・デイズ”が完結するんですな。

なるほど。
高尾さんのマンガは雑誌で細切れに読むより
まとめて読んだ方が味わえる。
たぶん
雑誌でさらりと読む程度じゃ良さがわからなかったんだ(不甲斐ない)
 
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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