ちょっとずつみんな莫迦:八犬伝

最近、舞台関連のネタばかりです。
久しぶりのこの感覚!

やっぱ舞台っておもしろいなー。
妙なテンションになって長文になりそうです。

そしてネタバレの連続になるでしょう。
ネタバレ注意!


M&O plays プロデュース『八犬伝

会場:シアターコクーン
原作:滝沢馬琴
脚本:青木豪
演出:河原雅彦

予習…というか、復習をしてから観るつもりでしたが
それは実行に移せず。
ブッツケでうろ覚えの状態でみることになりました。

こりゃ、アレンジ激しいぞ!
特に後半!!


馬琴先生の原作は長い話ですから
取捨選択するのは大前提。
ですが
まさか、そこまで…っ(戦慄)

八犬伝の主役は誰だ?
たぶん信乃だ。
じゃあ、主演の阿部サダヲが信乃なのか??

はい。サダヲさんが信乃で間違いありませんでした。

そして見事なサダヲテイストな信乃。
軽妙且つハイテンションな信乃。
あらゆるものを軽やかに躱すのはサダヲさんならでは。

いろんなものから解き放たれていた荘助瀬戸康史)。

無目的に生きてきたけど
これからは信乃さんを守るためだけに生きます


え! 無目的??
お家の再興を胸に秘めて下男の立場を耐え忍んでいた設定は?!


信乃さんのためだけに行動する荘助でした。
ほんのりBL風味(笑)
しょっぱな興奮した信乃を抱きしめておさめた演出はナニゴトかと(笑)

間に合ったお兄ちゃん道節津田寛治)。
この人はそんなに原作からは遠くない(ほかの人に比べると、ですが)。
網乾左母二郎増沢望)に攫われた妹・浜路二階堂ふみ)の危機に
間に合ったのはお手柄でした!

原作では間に合わないんですよ~。
すっごくカッコイイ登場なんですけど、間に合わないんです。

この舞台では間に合いましたから
兄妹いっしょに過ごす場面があってとてもよかった。

浜路はけなげすぎて不憫なんですよ。
私欲でしか動かない育ての親・大塚蟇六佐藤誓)&亀篠内田慈)の計略で
エロ陣代・簸上宮六河原雅彦)に目を付けられ
我が身の危険を目の前に
察しの悪い許嫁・信乃において行かれ…

この場面の信乃は酷かった(笑)

初めて知った名刀・村雨を父の主君に返すという使命に夢中で
まったく話を理解しないんだもの。
なんで浜路がそんな行動をとったのか
もうちょっと考えて!


大事な名刀をほっぽってさっさと舞台上から消えるし~。

おかげで網乾にあっさりすり替えられちゃったじゃないか!
うっかりさんめ!!

そうとも知らず、偽物携えて
旧主の元へ。
荘助も同行していたのに「なんかヤな予感がする」と引き返す。

え、そんな軽い理由でしたっけ?

まぁ、その予感は当たっているんですけど。
おかげで道節と出会えて
村雨も取り戻せたし。

しかしもちろん偽物献上した信乃はただでは済まず
追っ手がかけられ
原作でも屈指の名場面、屋根の上での決闘です!

しゃちほこ? この時代にしゃちほこなの?!

ひんやりしたしゃちほこは「ちょうどいい~」らしいですよ(笑)
裸足で灼熱に焼けた瓦は暑くてたまらないらしい。
そらそうだ。
それを耐えて戦う相手は現八尾上寛之)!

現八とふたりして「アチアチ」言いながら我慢比べ。
現八って原作ではこんなキャラじゃなかったはず。
いや、信乃だってこんなキャラではないけどさ。
しかし!

原作でも名場面。舞台でも名場面でした!!

今回の舞台では大太鼓が生演奏
物凄い迫力で盛り上げてくれます。
歌舞伎のツケのように効果音も果たしますが
この場面では…時空を超えた。

信乃の現八が太鼓を奪って生演奏!!

え、太鼓対決?!
これがカッコイイ!!


常に現八が信乃を見て合わせて演奏しているんですが
それがなんともいえず現八っぽい。

現八って割と気を遣って周囲との調和を図ろうとするイメージ。
いろんな人のサポートをしてくれるのだ。
だから好き。

しかしこの舞台ではなぜか信乃から嫌われていて不憫!

信乃に邪魔扱いされながら現八もともに
休憩した茶屋の看板娘が毛野中村倫也)。
おや? 旅芸人の一座にいるのでは?
ああ、そういう設定もありつつ茶屋でも働いているのね?

登場は客席から! 至近距離で見ちゃった!!

そしてめっちゃ女装!
ずっと女装!
ほぼ女!
原作知らない人ならカンチガイしそうなくらいの女っぷりでした。

その茶屋の近くに住んでいるのが
赤岩一角横山一敏大角近藤公園)親子。
本当は大角は最初、角太郎で登場していますが
ややこしいので大角で通します。

なんと、この話では大角は信乃の幼なじみ
一角に剣を教わった信乃なのです。

その一角は化け猫に取り憑かれて
人間の赤子を食べたがっているとういグロ設定。
これは原作通り

次に狙う赤子は息子の嫁・雛衣内田慈)の胎児という非道設定。
これも原作通り
馬琴先生はグロもスプラッタもお好きなのだ。

取り憑かれ人外に堕ちた一角を倒す立ち回り。
いやー、相手が横山さんですからねー。
アクションばっちりですよ。
いくら4人がかりでも倒せないのではないかと心配になりました(笑)

雛衣の胎児は不義の子だと疑う大角。
大角は頭が固い。
これも原作通り

不義の疑いを晴らすために
雛衣が自分の腹を掻っ捌いて潔白を証明するのも原作通り
烈女・雛衣。可哀そうだけど強くて逞しい。
これも原作通り

その腹から生まれたのが大角の玉。
これも原作通り

そうそう。
八犬伝では“仁義礼智信忠孝悌”の文字が書かれた玉
身体のどこかにある牡丹の痣仲間のしるし

この舞台ではさっさと光る玉が出てきて
それをきっかけに「痣もないか?」と確かめ合って
「もしかして僕たちなにか大義があって出会ったのかも」と
あっという間に仲間になるんです。

なんて単純。
おかげでみんなおバカに見える(苦笑)

しかしそのせいで展開早い

すべてにおいてスピード重視。
そして柵から解き放たれてすっかり身軽になっている犬士たち。
身軽すぎて驚きます。

荘助の「無目的」発言から始まった過去から解き放たれた設定は
ほかの人たちにも適用されているのです。
みんな取り潰しにあったり乗っ取られたりしているのに
再興は考えない

大角なんて目の前で妻が腹掻っ捌いて潔白の証明までしているのに
「過去は捨てる」宣言しているし!
大角ひどい!!

このあたりまでが第1幕。
第2幕はもっと超展開。
この感想もさらにネタバレsy\\する予定。

このまま、第2幕に続けるつもりでしたが
仕事が忙しくて時間がとれません。
なので、ひとまず区切ります。
よく見たら十分長文だったし(笑)
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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