なにかを表現するということは恥ずかしいこと

なにかに夢中になって打ち込むことは尊いことだけど
それは恥ずかしいという一面もある。


ということを
正面から描いているマンガ
ヤマシタトモコの『BUTTERですが
そこを軽やかかつ強引にすっとばしたマンガ
竹内友の『ボールルームへようこそ

奇しくも、ともに社交ダンスを題材に扱っているのが興味深い。

平凡でやりたいことを見つけられない中学生・富士田多々良
ガラの悪い同級生のターゲットになっている気弱な彼。
ある日、強引に社交ダンス教室にひきずりこまれたことが
運命を大きく変えるきっかけに(なるはず)。

強引にひっぱったのがトッププロダンサー仙石要
一見、無茶苦茶なことをしているようですが
ま、でたらめに行動しているのは否定できないんですが
意外とよく見ている先輩。
初心者の多々良にあった方法でコーチして導いてくれます(たぶん)。

プロになる実力をすでに持っている花岡雫
ダンスのために留学をめざしているヒロイン。
目下、多々良の理想のパートナーですが
すでに長年組んでいるパートナーがいるのです。

それが兵頭清春
競技中とふだんのギャップが激しいライバル、なのかな?
髪をおろしていると異様に幼くマイペースな彼はお気に入り。
多々良に影響を与え、多々良に刺激をうけて
ともに成長するのが今後の展開になりそうなんだけど怪我しちゃった。

2巻まで読んだのですが、これ、おもしろいです!

展開早くて、絵も躍動感があるのでとてもスピーディ。
平凡だと思った多々良にも素晴らしい才能があったので
初心者なのにやたら成長が早い。
そのせいで展開が早くなるってわけ。

どのキャラも2面性があるので興味深い。

どのキャラもまだまだ事情が明らかになっていないのですが
予想外な個性を持っています。

万年2位の岩熊さんが強面のせいもありヤナ奴っぽく見えたのに
実は人情家で優しいひとだったり。

ヒロイン雫ちゃんも
最初は多々良に対して冷やかしかと勘違いして怖かったのに
本気だと理解したら優しくなったり。

主人公も競技に対すると目付きが変わるほどの集中を見せて
最初の「何もない」設定はどこ? って感じだし。

ま、一番2面性のあるキャラは仙石さんですけどね!
このひと、どこまで本気かわからない。
良くも悪くもこの物語を引っ張っているのは仙石さんだと思う。

現在は赤城賀寿・真子の兄妹ペアを巻き込んで
カップルを入れ替えて対決を目論んで特訓中。
プランはあるようなんだけどスパルタ。
口で説明するより実践で成長する多々良にはいいコーチですけど。

社交ダンスマンガは少女マンガでしか読んだことがなかったので
こういう切り口は新鮮。

佐々木潤子の『ダンシング
名香智子の『パートナー
ヤマシタトモコの『BUTTER!!

社交ダンスではないけど
佐原ミズの『鉄楽レトラ』もダンスを取り上げていますね。

これらと比べると
男性メインに熱血・ライバル・勝負が中心
まさに少年マンガ!

衣装に対するエピソードが削られているのも初めて(笑)
少女マンガだと女の子目線なので
こういうドレスがいい、とか
ここを工夫して、とか必ずあったのに!

多々良の抵抗のなさも斬新。
社交ダンスに対する抵抗がほとんどないんだもんなー。
もっと「恥ずかしい」とか葛藤がありそうなものなのに。

それどころか2巻のラストでは自信もって踊っている。
早い!
この成長の早さがこのマンガのいいところだ!

評判が高いから読んでみたんですが
それも納得の読み応えでした。
オススメ!

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No title

思い出させてくれてありがとうございます!
試し読みして面白そうだから読もう・・・と思ったら忘れてましたw
2巻出てるのかっ!!

最近社交ダンスも風営法に触れるとかニュースにもなってますが、
今のタイミングで2本も漫画になってるのが凄いですよね、
しかも話題の漫画で。

よーこさん

実は3巻も出ています。
私もまだ読んでいないんですが…

久々に直球で熱いマンガを読みました。
早く続きを読まねば!

>最近社交ダンスも風営法に触れるとかニュースにもなってますが
え、まだ法律変わってなかったのか!
名香智子の『パートナー』で主人公の年齢が若すぎるってことで
棄権しなければならなかったんですよ。
この法律、時代錯誤だから撤廃しちゃえばいいのに。
そもそも競技ダンスと
夜のお店のチークダンスを混同するのがよくわからん ~。
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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