私はこのシリーズでオカルト知識を蓄えた

長らく絶版で入手困難だった“悪霊”シリーズ。
“十二国記”シリーズで有名な小野不由美さんのもうひとつの代表作。

“ゴーストハント”シリーズとして出版社を替えて再登場です!

と言っても発行されたのは数年前の話です。
なんでか今のタイミングで読みたくなったんです。

…いや、なんでこのタイミングなのかはわかっています。
最近「私は霊が視える」とか言っちゃうひとと関わることがありまして
どうしたもんかと(笑)


私には視えないし、それらしいことに出くわしたこともないので
否定も肯定もできないのですが
あまりアピールされると鬱陶しいものですね。
ネタとしてはおもしろいですが(笑)

守護霊とか前世とかアイタタなこと言われちゃうと困るんですよ。

そこで、かつて読んだこのシリーズを思い出したのです。
そういや私、このシリーズで
いろいろ論破された胡散臭い霊能者たちを見てきたぞ。
いろんな現象を根拠と実践をもって解説してもらったぞ。


というわけで読んでみた。
私、X文庫版を持っているんですけど(自慢)
せっかくなので新しいほうで読んでみました。
どっか変わってんのかな~。

まずは記念すべきシリーズ第1巻
“ゴーストハント”なら『旧校舎怪談
“悪霊”なら『悪霊がいっぱい!?』です。

書き直されている部分はあるようですが、判りませんでした。
ま、読んだの10年ぶり? もっとか??
そんな塩梅なので私の記憶力でわかるはずもなく…


そんなことはさておき、やっぱりおもしろいです!


私はこのシリーズで、エクソシストが
奇妙な姿勢で怪談を駆け下りる現象のことではないと知りました。
見たこともない映画の影響で誤解が生じていたのです。

今は『青の祓魔師』など
お仕事としてのエクソシストを題材にした作品もありますから
その誤解も解けやすいと思いますが
当時はそんな機会がなかなかなかったんです。

そう。エクソシストとは祓魔師、つまり悪魔祓いのことなんですね。

そして祓うべき魔とはどういうものなのか。
それを
ジョンがおかしな日本語でやさしく解説してくれるってわけです。

それ以外にも
七不思議とは、ポルターガイストとは、金縛りとは…
いろいろ教えてくれるんです。

ゴーストハントという職業は
とにかく調査ありきなので根拠を提示してくれるので
ふむふむと頷けるってわけです。

おまけに「霊が視える」と言うひとの心理分析までしてくれている!

そんな当シリーズの考えが染みついていますから
根拠なく「前世は~」やら「あなたの守護霊は~」とか
唐突にいわれても苦笑しかできないんですよ。

ま、そう言われて「へぇ~」と感心するフリくらいはできますけどね!

言うだけならタダだし、聞くだけなら害はないので受け流しています。
けど、頻繁だと辟易してしまうのも仕方ないでしょう?!
なので物語で笑い飛ばしてしまいたいと思っての再読。

したら、普通に楽しくて当初の目的を忘れて読みふけっています。

小野さんの一人称って違和感あるな(笑)
とか読み始めたときは思ったりもしましたけど
だんだん慣れてきて
さらに初めて読んだ学生時代の記憶も蘇って
脳が刺激されて妙に楽しい。

それにびっくりするほど人格に問題があるひとたちが登場するので
小野さんの鋭さに衝撃!

ナルたち霊能関係者のことではないですよ。
 偏見を持って自分の価値観を押し付けてくる困ったひとたちのことです。

今、変なひとたちに縁があって
こんなヤツ初めて! と戸惑うことが多いから。
これを初めて読んだとき「こんな極端なひといないだろ~」と思ったひとが
目の前にいるわけですからね。
なんだか感慨深いです。

もやもやとわだかまっていたものが 文章化されるとすっきりします。

やっぱおかしいよね~。
あのひとの考え方、変なんだ!
と自信を持てます。

い、意外な方向に勉強になってしまった…



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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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