ちみどろ砂絵 (都筑道夫)

私の好きな小説家さんが
「あの洒脱な文章に近づけたら」と評する都筑道夫さんの
なめくじ長屋捕物さわぎシリーズ。
気にはしつつも読んだこと無かったので読んでみた。


ちみどろ砂絵・くらやみ砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ〈1〉 (光文社時代小説文庫)ちみどろ砂絵・くらやみ砂絵―なめくじ長屋捕物さわぎ〈1〉 (光文社時代小説文庫)
(2010/10/13)
都筑 道夫

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はあはあはあ。なるほど~。

時代は江戸。
登場人物たちは最下層の人々。
うーむ。
時代小説は読みますけど、これは初めての視点だぞ。

「洒脱な文章」というのはすぐに実感できました。

江戸を舞台にしているのに
めーとるという単語がいきなり出てきたり
仮の名前を英(えい)はともかく
美(びい)・司(しい)とされたらもう…

参りましたー(平伏)

それ以外にも随所にナイスな当て字というか造語というか
「なるほど! うまいっ」と唸ってしまう単語がちりばめられていて
ひじょうに楽しい。

混凝土
脱奴
鮮凄所也

↑ 読めますか?
私はルビを見て「おおう!」と唸りましたよ。

混凝土(こんくりいと)
脱奴(ぬーど)
鮮凄所也(せんせいしょなる)

すごいでしょ? 私には考えられぬ…

文章は簡潔。
描写は鮮明。
読んでいて気持ちがいいんです。

が、設定が…
登場人物たちが“非人”なんですよね。

非人は常人の7分の1の身分しかない

と言われる通りの扱いをされてなんともツラい。
こんな世界があったのか
こんなことがまかり通っていたのか
と思うと悲しくなります。

もちろん授業で習っていたんですけどね。
ちゃんと理解できてはいなかったんです。

決して重い話ではないんですが
続きを読むのはちょいと覚悟が必要です。
というわけで違う小説を読んでいます(笑)
続きはいずれ読みたいですね。
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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