すごい話だ:サクリファイス (近藤史恵)

タイトルだけでは予想しにくい自転車のロードレースの物語

でも!
『弱虫ペダル』を読んで
自転車競技とは…ってことをちょびっとでも知っていると
納得のタイトルです。
弱虫ペダルの感想 1~4巻5~15巻

あと『さらば麗しきウインブルドン』に収録されていた
「銀輪きらめく日々」の記憶もあり個人的には自転車競技にはなじみがあったし。
この話はロードレースではないのでちょっと違うんですが…

しかし私は長い間
『犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日』(柳田邦男)と
混同しておりました…
だ、だって~、同じ言葉使っているじゃ~ん。


サクリファイス (新潮文庫)サクリファイス (新潮文庫)
(2010/01/28)
近藤 史恵

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ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだ。

エースを勝利に導くため自らはアシストに徹することをヨシとする主人公。
これを指してサクリファイスと言っているんだと思って読み始めたんですよ。

アシストの役割を理解していてもそこは人間。
いろいろと葛藤があり、エースという存在と対立したりもしつつ
それを乗り越えて!
という熱血な展開なのだとばかり…

そういう部分もありましたが
タイトルが示したのはもっと壮絶な犠牲でした。

なーんてことだ! それは確かに“サクリファイス”!!!
ヒーローすぎるよっ!!

息苦しくなるほどの“サクリファイス”にひたすら圧倒されました。

これは愛の物語。
それも究極の尽くす愛のお話です。
←なにせ“サクリファイス”

ところで。
私は自転車レースの物語のつもりで読んだのですが
ミステリちっくな仕掛けもあって予想外のところで楽しめました。
サスペンスタッチでミステリアスなんですよね、意外と。
主人公は暢気なんですけど(笑)

けど、近藤さんはミステリ書きがメインなようで
一般的には
ミステリのつもりで読んで肩すかしをくらうことが多いようなので
ミステリは重視せずに自転車の物語として読んだ方がお得かもしれません。

そういえば私も
歌舞伎を題材にした推理小説として『桜姫』なんかを読んだことあったや。
 
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まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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