原作はおもしろい:インシテミル (米澤穂信)

おっと、そうだったのか。
原作は“小市民シリーズ”を読んだことがある米澤さんだったんですね。
あ、秋期限定はまだ読んでいなかったや。そのうち読もう。
実は“古典部シリーズ”のほうが有名みたいですね。
このシリーズもいずれ読みたいです。

映画を観た ときに図書館で予約していた原作が今、手元に!

大地震前に読み始めて
どうにもそんな気分になれず
読み終わるまでに異様に時間がかかってしまいました。


インシテミル (文春文庫)インシテミル (文春文庫)
(2010/06/10)
米澤 穂信

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…7日間でケリがつくんならいいじゃんか。

大地震以来いろんなことが先行き不安な現実と比べると
どうしてもそんなことを考えてしまいます(苦笑)

映画を先に観ているのでお話の骨組みはわかっています。
が、映画は設定だけ借りた別の話なんですね!
番外編、みたいな感じ。
とにかくキャラが違っていてビックリしました。

映画とどう変えてくるか…ん? 逆か。
映画が原作とどう変えていたかを比べるのも楽しい。
はずですが、映画でネタバレされている分
集中力が削がれるような塩梅で…うーむ。困ったものだ。

モヤモヤっとした状態で読み進め
“先輩”の登場でテンションが上がりました!

なんかこの“先輩”カワイイぞ!

映画ではとんだキ印ポジションでしたが
原作では…ふふふ。いいぞ、楽しくなってきたぞ。
勝手に脳内イメージを山田孝之にしたので余計に楽しい。

主人公も「お、そうだったのか」という特徴が披露されてワクワク。
映画ではそんな設定なかった、はず(うろおぼえ)。
暢気でどんな状況でもバランスを考える主人公には好感を持ちました。

そうかー、これまであんまり集中できなかった原因は
好きになれるキャラがいなかったからだったのかー。

疑心暗鬼な状態で信頼関係が結ばれるわけはなく
チームワークもイマイチな彼ら。
個人的なエピソードが披露されないから感情移入もできないまま終盤に。

それは作者の狙いなんだと思いますが
私の集中力を呼び起こさないという弊害があるんですねー。
ありゃりゃ。

“先輩”と個性を打ち出した主人公が活躍するようになってからは一気読み!

そうだよ、推理ってこういうことをするんだよ!
多数決で解決なんて邪道!
犯人を突き止め、殺人を止めようと決意した主人公の行動には…喝采!!

すべてかストンと収まりました。
それぞれの後日譚も…最後まで目が離せません。

そっかー、そういう。
登場人物の個人的事情が描かれなかったのは温情だったのかも。
感情では犯人を推理することは不可能だったと思います。
いや、そういうのも立派な動機ですけど。

というわけで私には推理不可能でした! ドンデン返って楽しかった!!


しっかし、映画はなんてことをしてくれたんだ、と改めて思いますね。
どうせなら完全に別物として作ってくれればよかったのに
半端に原作のアイデアを使うから衝撃が少なくなってしまったよ。

まさかタイトルの意味まで違っているとは思わなかった。
映画では“INしてみる”だと信じて疑わなかったんですが
原作では違う意味が込められていました。
ううむ。そうだったのか。

…思い返しているうちにだんだん
原作を踏まえて再び映画を見たらどう思うのか気になって来た(笑)
いや、もう一度見ることはないと思いますけど、ね。
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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