チーム (堂場瞬一)

初めて読む作家さん。
以前から読もう読もうと思っていたんですよ。
野球小説がイイらしいって聞いたから。
でも警察モノをたくさん書かれている方なんですね。
スポーツもの専門なのかと思っていました。

いいタイミングでこの本が文庫になったので買ってみました。
とはいえ狙っていた野球の話ではないです。
しかし…

読んだことない人の本イキナリ買うのはどうかと思うよ(苦笑)

でもさ!
箱根駅伝の話だって聞いたら期待が高まるじゃないですか!!
それも謎めいた学連選抜メンバーのお話ですよ?!
どんな感じか予想できないけど、きっと熱血で面白いと思うんだよ!


チーム (実業之日本社文庫)チーム (実業之日本社文庫)
(2010/12/04)
堂場 瞬一

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冒頭2ページでなんかグッとくるんですけど…っ!

箱根駅伝予選会のレースが終了し、結果発表を待つところから開始。
主人公の大学はどうやら…本戦には出場できないらしい
ってところから始まるんですよ!

結果が出るまで諦めちゃダメだっ!

と早くも泣きそうになっている私。
冷静に考えてみれば、学連選抜チームの話ですから
ここで脱落した人が主人公になるのは必然なんです。
でも箱根駅伝に向けてきっとすっごい練習を積んできた人なんだよ。
その努力が報われないのは悲しすぎる~。

早くも感情移入できている。←開始2ページで!
ヤバイ。これはハマる。大アタリかもっ!!
とワクワクして読み進めた結果、大アタリでした。

“最強の敗者”による寄せ集め集団である学連選抜。
予選で敗れたチームの中でも特にタイムのいい選手で結成したチーム。
タイムだけで判断すれば出場チームにヒケを取らないはずなのに
本戦の上位になることは稀であるチーム。

そのモチベーションはいったいどうなっているのか?

もちろん箱根駅伝で走れるのは嬉しいでしょうが
ずっと一緒に過ごした仲間と一緒ではない。
学連選抜が10位以内に入賞すれば
来年の予選からの出場枠が10から11に増えます。
それを狙うのがセオリーなんでしょうね。
でも…

敗れたチームの代表であるという面に責任感を抱いたり
自分だけが走れると言う面に罪悪感を抱いたり
個人的な事情を抱える選手がいたり
そんなのは関係なく自分の結果だけを追い求める選手がいたり
監督ですら自分のチームでついに出場を果たせなかった人です。

いろいろな思惑が交錯。
準備期間が圧倒的に少ない彼ら
果たしてチームになれるのか?!

この物語が選んだ道は、寄せ集めチームによる
箱根駅伝優勝!!
果たして結果は…?!

そのへんのことは実際に読んでいただくとして
箱根駅伝の物語というと『風が強く吹いている』(三浦しをん)!
これは4月に入学したカケルが1月の箱根駅伝までの軌跡を描いた小説。
予選を勝ち抜いたチームの団結の物語です。

もう大好きで何度も読んでしまうのですが… 2度目3度目
それどころか
映画を観て舞台をDVDで観てマンガも読む

さらに愛が高じて実際の箱根駅伝まで見てしまったわけですが。
第86回箱根駅伝 往路復路
第87回箱根駅伝 予選会本戦

この物語を好きな方なら『チーム』も楽しめると思いますよ!
熱血だし、結構、展開似ている。
キャラは全然違うけど(笑)

この小説のキャラもみんな素敵なのです。
最初「ナンダ、コイツ」と眉をひそめるような言動をしていたひとも
走ることに関しては真摯。
それを応援するみんなとの絆に泣けます。

あととんでもないツンデレキャラがいて楽しめます!
なんなの、あのふてぶてしさの裏の可愛いらしさ!
後半、どうにもマスコット的存在にしか思えなくて参りました(笑)
 
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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