HELLSING 全10巻 (平野耕太)

ドリフターズ』がめちゃくちゃおもしろかったので
同じ作者の過去作品を読んでみたくなるのは必然でしょう。

というわけで一気読みでござる。


HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)
(2009/03/27)
平野 耕太

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吸血鬼が主人公。

吸血鬼=不死者を退治するお話
主人公は吸血鬼としてははぐれ者で
人間を守るような行動をとってくれるのです。
傍迷惑な行動をとる吸血鬼たちを圧倒的な力で退治してくれる主人公。
のはずが

ヴァチカン(カトリック)の横やりが入ったり
ナチスの生き残りが出張ったり
どんどん予想と違う方向に転がっていくお話でした。

あれ? そういう話?? と呆然とすることしばし。

あー、いやいや、そのほうが私にはありがたい。
実は吸血鬼とか悪魔とか苦手なんですよ。
なんでかってーとキリスト教が密接に関わってくるから。

…いやいやこの話、ガッツリ関わってんじゃん、キリスト教!

でもこの設定はわかりやすかったです。
わかりやすいどころか
常日頃私がもやもやっと気になっていた部分を拡大解釈して
ひゃー、こんな話をマンガにしていいんですか?!」な出来に。
各方面から怒られそうなお話でした(笑)

これはなんでしょうね。
純愛の話かな? と私は思ったのですが…違いますかね?
違いますか、そうですか。

この血みどろ爆薬塗れな物語で
“純愛”って単語を出すのは我ながらオカシイとわかっているんですけど
最終的には愛の物語だったのかなーと思っちゃったんですよ。

意外なことに泣けましてね。
ペンウッドの意外な男気に涙し、それにお供する部下達の絆に胸が熱くなり
ベルナドットを受け入れるセラスとそれを理解する仲間に滂沱の涙。
それと円卓の生き残りの2人がペンウッドについて
「友達」「仲間」と評したのが嬉しかったです。

あ、意外に主人公でてきません。
アーカードって言うんですけど
私、途中まで“アーガード”だと思い込んでいましたから。
間違いに気づかないくらい登場しません。
中盤で濁点がないことに気がつきました。

もしかしたら主人公じゃないのかもしれません。
そもそもタイトルの『ヘルシング』って
彼よりもインテグラを指しているような気もするし。

しかしアーカード、どんどんカッコよくなります

私、この吸血鬼の定義、好きです。
元祖も織り込まれて「おお!」とテンション上昇。
もはや吸血鬼を超えているような気もしますが(苦笑)
けどいくら再生可能な吸血鬼だからって防御なしってのは…
痛々しい戦い方に気が遠くなりました。

そしてカバー下が非常におもしろいことになってます(爆)

私は『銀英伝』ネタと『動物のお医者さん』ネタが好きです。
あと尸良。わはは。似てる!
あとがきと合わせて読むと良くわかるけど平野氏は
すごくマンガ(とゲームとアニメ)を愛している人なのだなーと感心。

そして完結まで10年も待った読者のみなさまの根気にも脱帽。

うう…『ドリフターズ』もそのくらいかかるのだろうか?
や、いいんですけどね。
完結してもらえれば。ええ、完結されるなら待ちますよ、いつまでも。
 
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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