退出ゲーム (初野晴)

初めて読む作家さん。
登場人物の関係が奇抜ということを聞いたので読んでみました。


退出ゲーム (角川文庫)退出ゲーム (角川文庫)
(2010/07/24)
初野 晴

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親友同士で恋敵。
しかも恋する相手は学校の先生。吹奏楽部の顧問です!
先生をめぐって牽制し合いながら、校内のトラブルも解決!
ジャンルは青春ミステリです。

推理劇としても楽しめますが
部員の少ない吹奏楽部への勧誘も忘れないチカたち。
1話1人部員ゲットしている強かさが好きです。

この本には4話収録されていたのですが
私は表題作の“退出ゲーム”が好き。

だって、演劇部と演劇バトルだし。
あの即興劇はおもしろかった。
やるなー、ハルタ!

主人公より脇役のほうが輝いていたような…(苦笑)
「へえ、そうなんだ?」って知識を有しているひとが多くて勉強になります。
マニアックな生徒が多い学校だなぁ。

そんな知識が必要な謎解きは
「そうなんだ~」と納得するしかないんですが
それはさておき、読後感がいい物語ばかり。

一番楽しかったのは“退出ゲーム”ですが
泣いたのは“エレファンツ・ブレス”でした。
電車で読んでいたので堪えるのがタイヘン。
家で読んでいたら目と鼻から水分が垂れ流しになったことでしょう。

吹奏楽の甲子園を目指したシリーズものらしいので
そのうち続きも読みたいと思います。
先生も謎めいていて…
単なる顧問ではないようなのになかなかその正体を明かさないのだ。

ところで私は生徒会長・日野原がお気に入り。
吹奏楽部じゃないですけどね(笑)
このひとメインの物語も読んでみたいものです。

どこが奇抜かって言うと
男(ハルタ)と女(チカ)の親友で同じ先生を好きになったという設定。
つまり美少年ハルタはHOMOなのだ!

とはいえ、そういう要素はあまり触れられず
どころか、先生の出番がさほど多くないので
先生と生徒の恋愛(もしくはびーえる的な展開)を期待して読むと
肩すかしです。

それどころかこのふたりがラブなことになるという期待もできないのだ!

そういうこともあるのと、私には日常系と言うべき設定なのがネック。
こういう話はどうも苦手で…ピンとこないことが多いのです。
てな感じでロウなテンションで読んでいたんですが
“退出ゲーム”→“エレファンツ・ブレス”で気を取り直しました!

この人は長編のほうが面白いのかも。なんとなく。
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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