ゲキ×シネで観る『蛮幽鬼』

先日も 映画館で録画されたミュージカルを観て
手軽に映像として楽しむのもあり!
と納得の映像だったのですが
今回のゲキ×シネはさらに上を行く出来でした!

映像ならではの工夫が凝らされていて
舞台では不可能な距離のアップで役者の表情を見られるとか
あ! ここ涙流していたのか! とか
客席からでは見られないアングルに喜び
わざと物陰から設営して心理を暗示させていたり
スローで見せるのはもちろん
汗だくの大熱演を実感して
前フリの場面を映像で差し込むという
「うおっ!!」と思わず唸ってしまう演出もあり非常に楽しめました。

私、この『蛮幽鬼』は舞台で3回観ておりまして
感想もそれなりに残しているんですが…

今回初めてこの物語の全容がわかりました!

わー、なんて残念な観客。
観たとき、堺雅人祭開催中だったからな~。あ、今も開催中か。

だからサジばっかり観てしまっていたんだな~。
そしてサジがいなくなると
「ワタシの『盤幽鬼』は終わった…」と放心していたんでしょうか?
サジが退場してからの場面をまったく覚えていませんでしたよ。
なんて酷い観客なんだ?!

そんな残念な感想はこちら 《サジ中心の感想》《千龝楽の感想》まとめ?


舞台を観たときは別にフレームがあるわけではないので
好きなとこを好きなように観ることができるんです。
だから基本、堺さんを追いかけて、一応お話を踏まえて
あと脇役で2役、3役やっているひとを発見したりして楽しんだわけです。
つまり雑念が多い(苦笑)

今回映像で、ここを観るのだ!

と視点を強制されてようやく意図がわかったと言う…
自分でも驚きました。
結末を忘れていたことに(苦笑)

サジに注目し
蔵人に想いを馳せている場合ではなかったのだ!
注目すべきは土門と美古都!!
主演はこの二人だったのだ!!
←今さら過ぎる!!

復讐にとりつかれた男・土門。
彼が憎しみは憎しみしか生み出さないと気づいたのはいつだったのか
復讐の空しさに気づいたのはいつだったのか
それらに気づいた土門がどんな決断をしたのか
未来を託したのは誰だったのか。


そこに注目しないといけなかったんですね~。
ちゃんと描かれているんですよ!
そういう展開だったのか~と目から鱗が落ちました。ホントに。
ワー、ナニヤッテンダカ…(呆)
 
土門は偉いよ!
復讐の空しさに気づいたとたんにこの騒動の責任をとるんだもの。
しかも丸く収める妙案ですよ。
うう。スルーしてゴメン。

それを真っ向から受ける美古都。
この人は根底に愛が!
うう。ドライとか言ってゴメン。

対照的なふたりなんですよ。

復讐という先のない繋がりしか持てなかった土門に対して
常に愛と優しさでひとと接してきた美古都。

復讐が終わったとたんに目標を失くし
新たな火種を抱えてペナンたちを失い
さらにサジに裏切られ…
わしゃ何をしとったんじゃ、と呆然としたところで見せられる
美古都と刀衣の絆。

気づいた時には取り返しのつかない状態にまで追い込まれ
あの決断。

愛は民を救う

といいな~。
土門に託された美古都は大変ですが
権力握って好き勝手してたひとはあらかた去ったので
心機一転、がんばってくれることでしょう。


それにしても上川さん大熱演!
すっごい汗だくで驚いた。
染さんと張るくらいの汗だく度でした。
ああでもキャラメルの公演でもだっくだくだった気がしてきた。

対して堺さんは涼しい顔。あんまり顔に汗かかないのでしょうか?
そこがサジっぽくておもしろかった。

そして映像のほうが断然よかったのが美古都を演じる稲森さん!
存在感が全然違う!
…如何に私がスルーしていたかの証明のようで恐縮ですが(苦笑)
稲森さんも顔に汗かかないんだなぁ。女優魂?


あ、『薔薇とサムライ』もゲキ×シネになるそうな。
来年の話ですが。
時期をババーンと表示されたあと
「…実現するといいな」みたいなことが書かれて笑った。
 
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プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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