メタルマクベス

観劇:2006年6月
会場:青山劇場

期待に違わず面白かった!!

の一言でおわってもいいんですけど、それじゃナンなので
以下、いつも通り長文です。

※本当に長いです。

時は2206年。
日々戦いは繰り返され、絶大な勢力を誇るレスポール王率いるESP軍が
将軍ランダムスター(マクベス)指揮のもと、他の軍を次々と征していた。
そこへ、3人の魔女が現れ、ランダムスターに
「ランダムスターこそが未来の国王である」
との予言を告げ、1枚のCDを渡す。
それは、1980年代に活躍した
へヴィメタルバンド「メタル マクベス」の伝説のCD。
歌詞に込められた意味が殺人予告となっており
「メタル マクベス」バンドの人間模様が
ランダムスターの国王となる道につながる予言となっていた。

というのがあらすじで、事前に読んだ雑誌などで
未来の話になっていて、1980年代と行ったり来たりする
というのは知っていたのですが
思った以上に予習が役立ち、御満悦なワタクシなのでした。


※以下、原作の名前で進めます。

イキナリ魔女3人が登場!
うわっ! 原作そのままじゃん!!
その後も「記憶が蘇るわ~」なセリフが続々と。
クドカン、セリフはかなり活かしています。

でも、観た感じはまったくマクベスではないのです。
長髪、皮ジャンにバイクにギターですから。
ロックですか? ヘビメタなんですか?(このあたりの区別が私には…)
魔女も「タオル地の服(つまりトレーナー)」ですからねぇ…

歌いまくりですし。
歌詞にバシバシ原作の言葉が使われています。
すごい。ぜんぜん違和感がない…
今回のタイトルはその歌詞の一部。シャウトして歌ってくれました。

マクベス夫妻(内野聖陽&松たか子)はバカップル。
「チョー怖かった~」と甘えるマクベスに
「えらかったでしゅね~」と誉めるマクベス夫人…。
なんですか?! この二人は!
しかし、さすがの主役でした、お二人とも。
美しい夫人でしたよ。林Bにはびっくらこきましたが(かわいかった…)。
うっちーも上着を着ているとかっこいいっす。脱ぐと…(以下自粛)

バンクォー(橋本じゅん)は親バカ。
早々に登場したフリーアンス(河野まさと)にメロメロなオヤジだった…
しかもフリーアンスはおバカだった…
そ、そうだったのか~
じゅんさんが歌っただけで嬉しかった~。
『SHIROH』では歌ナシだったので。
キュートなソロに、ほんわかしました。
亡霊はこわかったよう。バンクォーがいっぱい(正面で見たかった!!)。

ダンカン王(上條恒彦)も思ったより気さくな人(気さくと言うのか?)。
この方、美声です! 歌うとは思いませんでした!
この王様殺害を第一幕のクライマックスにするとは…
なるほど、でございます。

王子マルカム(森山未來)、Jr.はともかく元きよしがキョーレツ!!
キテレツすぎるんですけど。おもしろすぎるよ、あの歌!
タップの見せ場もあるし、お得なキャラでした。
振りが大きくてツボでした。動きが美しい人ですな。
そしてヅラ役者でした。
あのへんてこりんなヅラのせいで彼のラストが…

キャスト表で「門番(皆川猿時)」を見つけて、チョイ役かと思ったら
もんのすごい活躍でした。
おまかせのコーナーもあったし、愚直でまさに門番。

オリジナルキャラの冠くん。
要所要所で歌います。ウマイです。おもしろいです。
王様との息もバッチリ☆
彼も実はキーパーソンでした。
ルフィが欲しがる音楽家ってこんな奴だろうか、と考えたり。

伝令にしか見えなかったロス&レノックスは
「伝令係・吉田」とほんとに伝令になっていた(笑)
しかも扱いがヒドイ。正確な名前も呼んでもらえない…
おもしろかったけど。

3人の魔女はほぼ予想通りのキャスト。
村木さんにカナコさんに右近君。
右近君ね…言われてみれば、当然(?)。思いつかなかったけど。
この魔女がバンド「メタルマクベス」から見ると
FANになるというのが面白い。
そして最強の鎧にもなるトレーナー。
これを着ていると、どんなにシリアス場面でも「ふふっ」と笑えてしまって…

謎のパール王(粟根まこと)は
予想通りシーワードの役割のイングランド王。
王様なはずなのに、シーワード&小シーワードの働きをしたもんだから
ヤラれキャラ。
ん~、しかしあそこでマクベスに倒されるキャラがいないと
「女から生まれた男」の説明がね~。

で、なんだよ、おいしいキャラじゃん! のマクダフ(北村有起哉)。
この人にクギヅケな私なのでした。
原作読んだときはピンとこなかったんですけど
実際に観てみたら、カッコイイ!!
キャラもイイんですけど、北村さんの長身でスマートな姿が!!
ぱっと見、ロンブーの淳なんですけどね。赤毛だし。
しかもセリフも際立っているのです。うっとり~。
原作とは違い、奥さんと子どもの仇も取っているので、またまたうっとり。
しかもラストのいい場面をさらっていくわけですから
最期までうっとりなのです。
…ラスト瓦礫の下から彼が現れたときに、狂喜乱舞したアホな客です。

その息子(中谷さとみ)も出てきました。
アホ息子…どうしてこの物語に出てくる息子は頭が悪いのか~。
原作読んだときは頑是無い子、と解釈したんですけど
たしかにアホにも見えるかも…

そしてマクダフ夫人(高田聖子)。
意外と出てきた。
そして高田さんの谷間が気になって仕方なかったワタクシです。

クドカンの底力を見た気がいたします。
さすが『タイガー&ドラゴン』を生み出した人!
クドカン独自の言葉が追加されて
原作より分かりやすくなっているところ多数。

特に「女から生まれた」を「女《の股》から生まれた」にしたら
格段に理解できるようになって感動!
…それでもマクダフが「俺は帝王切開だ」のキメ台詞で
笑いが起こっていましたが。
この日だけだったのでしょうか??
でも「それがオチかよ」って気もしますが。
いいんだ、マクダフだから(盲目)。
 
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プロフィール

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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