原作に忠実だったと思う:舞台 黒薔薇アリス

カレー食べて、DVD観た後に向かったのがブルーシアターでした。
友達が入手した招待券のおこぼれを与って急遽観劇です!

舞台化が決まった時点で原作は読んでいたんですよ、実は。
『脳内ポイズンベリー』とか『放課後保健室』の水城せとなさんのマンガです。

読み終わった感想が
「・・・これを? 舞台に??」という戸惑いが大半を占めていたので
チケットは入手しないままでした。

気にはなっていたので喜んで参上!


舞台 黒薔薇アリス

観劇:2017年5月14日(日)17時(5列目センターブロック)
会場:ブルーシアター六本木

脚本:赤澤ムック
演出:キムラ真

ディミトリ・レヴァンドフスキ:石黒英雄
アリス / アニエスカ:入来茉里
レオ:秋元龍太朗
櫂:杉江大志
玲二:柏木佑介
生島光哉:野嵜豊
菊川梓:蜂谷晏海
あかね:藤原亜紀乃
鳴沢瞳子:名塚佳織


おお、ちゃんとセットがある。
ものすごいハリボテ感・・・
そうか、渋谷での豪奢なお屋敷という原作の浮世離れした感じを
メルヘンチックに描くとこうなる、のかな?

開幕前、客席にパントマイムできゃわきゃわしているキャストが登場。
おお、思いがけずガチな演劇っぽい演出だ。
真後ろに小学生くらいのお子様がいらっしゃったので
ちょっと絡んでいる(笑)

いやまて、この内容でお子様は大丈夫なのか?!

このパントマイムなアンサンブルが大活躍で
原作のこれをこう表現するのか! と感心の連続。
蜘蛛とかね・・・うん。いたね、蜘蛛(遠い目)
テーブルと椅子になったのにはビックリしました。

こんな感じで比喩と暗喩の演出で攻めるのかな? と思ったら
エロスの場面は直接的でビックリ。
後ろにお子様いるのに~(内心ヒヤヒヤ)

そのお子様、途中でお母様に小声で「あと何分くらい?」と聞いていて
気持ちはわかる・・・と思いました。
その時点で半分くらいだったからそうとう長く感じられたと思います。

全然、子供向けじゃなかったです。
アリスってタイトルだけど不思議の国感はあんまりない。
いや、不思議の国のアリスを知っていると
対応している部分がわかるのかもしれないですけど
あんまりアリスワールドに詳しくないので私にはわからなかったです。

原作がそうだから仕方ないんですけど
登場人物の心の動きがわかりにくかった。
いつの間にか好きになってたり嫌いになろうとしていたり唐突感満載。

だいたい原作に沿って展開していたと思うんですが
明治時代のお嬢さまのエピソードがマルッと省略されていたので
アリスの決意が唐突だったかな。
たぶんディミトリの考えもここでちょっと理解できる部分があったので
どこかでフォローがほしかったかも。

どうせなら歌っちゃえばよかったのに。
瞳子さんの「私が生きる意味」あたりは歌い出してもおかしくなかった。
少女マンガの心情吐露はミュージカルと相性が良さそう。
と思ったけど

♪どうせ同じ顔なんだから~無理矢理やってもいいじゃない~

とか歌われても少しも共感できないから歌わなくて正解か(苦笑)

そういや冒頭でアリスが目覚めた時に
寝ぼけて双子のどっちかにキスしていたけど
あれって何かの伏線?
いや、確かに原作にもあった場面だけどどんな意味があったんだっけ?

ん? あの人たちの人格って蝶(吸血樹)と肉体のどっちなんだろ?
ディミトリはオペラ歌手時代の記憶で生きているから肉体と同じなんだろうけど
レオは吸血樹の記憶っぽく思える。
探してたとか、やっと見つけたとか言っていたし・・・
私が忘れているだけでオペラ歌手時代の知り合いだったのかな?
双子は双子時代の記憶だよね(片方は忘れていたけど)。
肉体の記憶が引き継がれるなら吸血樹はなんのためにあんなに必死に
繁殖しようとするのかわからないな・・・

こりゃ、もう一度原作読むべきなのかな(悩)


●アフタートーク

この日はアフタートークもついていまして
衣装のままの石黒くん、秋元くん、杉江くん、野嵜くん、名塚さんと
スペシャルゲストとして二葉勇くん、安井一真くんが参加。

二葉くんと安井くんは野嵜くんと同じグループで活動している役者さんで
本編にも日替わりゲストとして出演。

双子がやっているお店に来店したお客さまだったんですが
謎の双子設定に混乱しました。
別に揃いの衣装ってわけでもそっくりってわけでもないのに双子。
裏でそう指示があったからだそうです。
でムチャ振りされてサザンを熱唱(上手かった)。

おもしろかったけど正直ナンダコレと思いました。
この舞台、客入りが良くなくて話題作りのためだったようですね。
この日は招待券で5列目センターブロックに座れるくらいの人数でした。

舞台に関係ないひと呼んで集客に繋がるのか疑問なんですが
充さんがゲスト(の日もあったんです)でペダステネタとかやってくれたら
キャーと大喜びで笑ったと思うのでアリなのかな?
けど、1シーンのゲストのためにチケット買うかどうかは別の問題な気がする。

そもそもブルーシアターで平日6時開演ってのは厳しすぎる。
7時は無理でも
せめて6時半だったらもっと来られるひとがいたんじゃないでしょうか?
演出や役者はよかったので
リピートするひとに優しい時間帯を提示しておけばあるいは、と思いました。

アフタートークはなんか座長の自由な感じばかり思い出されます。

石黒くんと言えば潔癖王子でお掃除プリンスなので(え?)
ディミトリみたいな役で見るのは初めて。
なんで石黒くんが主演なの? 耽美なキャラだけど大丈夫?
と心配しましたが思ったより良かった。
ディミトリ長生きしているから老成しているのもアリだし。
ま、私は長髪より短髪が好きですけど。

ディミトリよりカーテンコールで挨拶している姿のほうが好感度高かった。
アンサンブルのみなさんを立てたり、すっごい気遣いのひとでした。

アフタートークもなんだかフリーダムで
詳細忘れたけど誰かの再現を率先して立ち上がって演じてくれたり
フットワーク軽かった。
なんとなくトーク苦手だったりするのかなと思っていたので
サービス精神旺盛で意外でした。
 

カレーと幸村

5月14日、チャリティーカレーを食べるために有楽町へ。
とある名店(お金持ち御用達)がチャリティーで破格のカレーを
振る舞ってくれると聞いて行ってきました。

回を追うごとにFANが増え、長蛇の列ができるらしく
ここは先達の教えに従い、早めの到着で対応。
慣れている友達がエスコートしてくれたのでスムーズでした。

カレーは1000円でいただけるとはありがたい美味しさでした!
食材も豪華だし
店内もさすがの内装でさりげなくゴージャス
店員さんもみんな丁寧。
いずれは普通に来店したいとこですが
値段を聞いて一生無理かも、と思いました(笑)


カレーのあとは17時まで時間が空いたので
DVD鑑賞会開催。
DVDは友達セレクト。というか友達が友人に借りた舞台のDVD。

私は知らなかったんですがブルーシャトルという
劇団ひまわりの系列事務所がプロデュースしている舞台だそうです。
後日調べたところ演出家の吉谷さんもここ所属でした。
今回見たのは吉谷さんではないひとの演出作。


ブルーシャトルプロデュース 幸村~真田戦記~(2015年)

脚本・演出・照明:大塚雅史
音楽:和田俊輔
主催:劇団ひまわり

真田信繁(真田幸村):松田岳
徳川家康/淀殿:田渕法明
猿飛佐助:田中尚輝
毛利勝永:梅林亮太
後藤又兵衛:青木威
豊臣秀頼:石田直也
長宗我部盛親:山本誠大
明石全登:鐘ヶ江洸
大野治長:山本健史
徳川秀忠:北口翔平
霧隠才蔵:黒田陽介
真田大助:中内天摩
真田信之:小川勝也
木村重成:上田遼
薄田兼相:原田賢治
徳川方武将:寺下真生
徳川方武将:南井雄斗


真田幸村かあ。
真田十勇士の舞台(上川さん主演のと勘九郎さん主演)を観たくらいで
あんま知らないのよね。
やべ、『真田丸』録画したまま見てないや。早く見なきゃ。

見はじめて早々に『真田丸』見ていたら楽しめるんだろうなーと思いました。

あんまり十勇士は関係なかったです。
そうなると私の知識はほぼ無、ってことになります。
なのでどこまでが史実に沿っているのか
このキャラ設定は個性的なのかよくある造形なのかもわからない・・・
もったいない~。

出演者にプリステ関係者が2名いたので
意外な一面を見られたのが良かったです。

猿飛佐助を演じた田中尚輝くんはキラキラしていました。
プリステではイマイチ目立たないと言われている遊馬役なのに(笑)
まるで別人のようでした。
というか観ている間は妹尾役の仲田くんだと思っていたので
ホントに別人を思い描いて観ていたのですが(苦笑)

佐助の設定が文筆家で戦いはからっきしで
忍者じゃないの? 運動苦手な忍者??
とずーっと首を傾げていたのですが
ラストで敵に捕まって違う名前を名乗ったってことは
このお芝居自体が彼の創作だった、ってことでOK?
猿飛佐助のキャラは彼が生み出した架空の人物だったわけで
佐助がいた時間はすべて創作と解釈したんですがどうなんだろ。

明石全登役の鐘ヶ江洸くんが凄かった!
プリステではツンツンした鴨田さんちの弟さんだったのに
なんか弾けていた!
友達とふたりで大爆笑。
いや~プリステでは見られない意外な姿を見られて良かったです。
鐘ヶ江くんの可能性を見た・・・っ
ところで明石全登ってこういうキャラ? ではないですよね、きっと。
 

回転する客席を体験:髑髏城の七人 Season花

モタモタしていたら千穐楽を迎えてしまったSeason花。
そんなタイミングですがようやくの感想です。
しかも観たのはGW。
何やっていたんですかね? 観劇です。
5~6月は観劇ラッシュで休みごとに外出していて大変でした。
そのあたりの感想もそのうち・・・


7年ごとに訪れる劇団☆新感線の髑髏イヤー。
2017年は豊洲にできた新しい劇場のこけら落としの演目として
1年3カ月、4パターン(一説によると5パターン)の演出・脚本・配役で
楽しめるというスペシャル版。

新しい劇場は円形になっていて中心に客席を設け
客席をぐるりと囲むように舞台と幕代わりのスクリーンが作られていました。
客席へはなんと舞台の一部を横切る形でした。
出入口もセットの一部だったし。
オモシロイ!


髑髏城の七人 Season花

観劇:2017年5月3日(8列目上手)
会場:IHIステージアラウンド東京

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり

捨之介:小栗 旬
無界屋蘭兵衛:山本耕史
天魔王:成河
極楽太夫:りょう
兵庫:青木崇高
沙霧:清野菜名
三五:河野まさと
安底羅の猿翁:逆木圭一郎
およし:村木よし子
礒平:礒野慎吾
波夷羅の水神坊:吉田メタル
摩虎羅の姫跳:保坂エマ
狸穴二郎衛門:近藤芳正
贋鉄斎:古田新太


ベースは7年前のワカドクロですかね。
一人二役じゃないし。

けど沙霧の設定が戻っていました。
ワカドクロではすでに無界屋に引き取られていた記憶があるんですが
今回は従来通り捨之介に助けられるところからでした。
沙霧が溌剌としていて動きが良かったですねー。
清野さんは昨年観た『サンバイザー兄弟』でもいいアクション披露してくれたので
期待していたのですが期待通りでした。

捨之介は女好き設定のエロ男子のはずですが
演じる小栗くんの個性からかそこまでエロさは無かったような・・・
爽やかっつーか周囲に合わせてエロいフリをしているような感じ?
カッコよかったのでそれで良いです。
百人斬では近くに視線泥棒がいてあまり見られなくて無念。

キャスト発表の段階で蘭兵衛と天魔王、逆じゃない? と思ったりしたんですが
ホントにヤマコーが蘭兵衛でしたね。
強そうでした。つうか強かった(笑)
そして極楽太夫との絆が強かった気がしました。
共に無界屋を作り上げたという意味での絆。
だからなんで裏切ったのか・・・天魔王に同情でもしたんだろうか。
自分から血をせがんだように見えたんですよね。

蘭兵衛との絆が見えたからこそ後半の極楽太夫が切ない・・・
今まで以上に密接なふたりに見えたので裏切られた太夫の気持ちはいかばかりか。
けど髪をアップにしたりょうさんはキリリと凛々しくてステキでした。
カーテンコールではあっという間に着替えてきてビックリした。

そんな極楽太夫に思いを寄せる兵庫は不利ですね~。
今まで以上に負けられない戦いに挑むことに(笑)
青木崇高さんはもう少し兵庫のキャラに馴染むと思ったんですけど
そこまでではなかったですね。
荒武者隊は劇団員の少なさが一番響いた気がしました。

贋鉄斎の飛び道具的な卑怯さにやられました。
出てくるだけで笑いがでるとかもう古田さんだな~。
あのナリで一人称が「ボク」ってのもラブリーだし
百人斬でローラースケートってのも最高に卑怯(笑)
舞台に立っているだけで見てしまうんですが時々完全に気配を絶つのが凄い。
古田さん息してる? と心配になった。
ちゃんとセリフ言っていたからオーラ消していたんだなとわかりました。

天魔王の成河さんは舞台では初めて拝見。
なんか不思議な天魔王でした。
くるくると良く動くのに足が不自由、顔にやけどって設定はリチャード三世的。
実際、しゃべりが最大の武器だったし。
しかし蘭兵衛を目の前にして「兄者兄者」と慕う様子には
え、まさかこのふたりデキてる?! と面喰ったものです。
でもそうだったら蘭兵衛が裏切るのも納得できる。
けど実際はそれすらも利用するまさに天魔だったわけですが。
時々しゃべり方や動き方が右近くんに見えました(笑)

歌ってもおかしくないメンバーもいたんですが
歌いませんでしたね。
そこら辺は月の鳥ドクロに期待しましょう。

今回の目玉は新しい舞台装置でした。

客席の向きとスクリーンの開閉で見えるセットが違ってくるという
暗転なしの待ち時間ゼロ芝居!
スクリーンに映し出されるのは墨絵っぽい風景もあれば
ぬたうなぎ(?)の解説とか小ネタにも使用して千差万別。

視界いっぱいの映像の広がりを移動する浮遊感と共に体感すると
吸い込まれるような不思議な感覚に。
友達は酔いそうになったそうです(笑)
乗り物酔いしやすいひとはあまり向いていないのかも。
でも映像の流れる向きと座席の移動方向を把握していると防げる、と思う。

スクリーンとセットのおかげで
天魔王を倒すためみんなで髑髏城を走り回った場面では
「そうか、天守閣をめざして昇っているのか」と理解できました(遅っ)

今まで何種類も髑髏城みてきたのに今回初めて気づくとかどーよ。
そうですねタイトル『髑髏城』でしたね。
城に侵入しているんでしたね。いやそれはわかっていたんですけどね・・・
昇ってるとは思っていなかった~。

天魔王の間が天守閣だから狭かったんですね。
なるほどー。

本水もOKだったのでテンション上がりましたねー。
もっと派手なのを予想していたんですけど
あの川のあるセットが思いのほか広かったことに圧倒されたので
派手さは不要でした(笑)

これらのセットが一気に披露されるカーテンコールが一番おもしろかった!
これがこの劇場の醍醐味かもしれない。
映像で見てもあの楽しさは伝わらないと思う。

あー、ライビュ観に行けばよかったなー。
予定があったから諦めたんですけど変更可能だったから
ズラしてもらえば良かった~と今さら思っています。

プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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