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2008.05.31 (Sat)

團菊祭五月大歌舞伎 夜の部

会場:歌舞伎座(3階11列正面)


観た日は星回りが悪くて(?)小さいことに心を乱された日でした。
たとえば
電車の乗り継ぎがうまく行かず、ギリギリで発車されて置いてけぼりとか
幕が開いてから団体が2列前の席に到着して落ち着かなかったり
さっきまで売っていためでたい焼きが完売していたり

ほんと些細なことなんですけどね。
それ以外にも集中できない要因があったので、もー

25日以降に予定を入れるのはホンッと止めよう と思いました。


通し狂言 青砥稿花紅彩画 (あおとぞうしはなのにしきえ)

いわゆる『白浪五人男』ってヤツですね。
“浜松屋の場”と“稲瀬川勢揃の場”だけを上演されることが多いですね。
亀治郎さんの巡業でも上演予定。
その予習、ってわけでもないですが ←正直それもある(ええー
“稲瀬川勢揃の場”で唐突に5人揃うけど、本当はこんな因縁が5人にはあるんです
ということがわかる通しの上演でございます。

数年前にも観ているんですが、だいぶ忘れています。あーあ
そして集中できないのがわかっていたので
久しぶりにイヤホンガイドにお世話になりました!

あ、亀巡業のイヤホンガイドにて
亀治郎さんと亀鶴さんによる対談も放送されるらしいです。
マジで? 聞きたい…

※ 枠内は歌舞伎美人HPのあらすじより。横着しました。


序幕 初瀬寺花見の場・神輿ヶ嶽の場・稲瀬川谷間の場

 小山家の息女の千寿姫梅枝)が、田之助)や薩島典蔵團蔵)らを引き連れて初瀬寺へやって来ますが、そこへ死んだはずの許婚の信田小太郎が現れるので、千寿姫はその身をまかせ、家の重宝の千鳥の香合を預けます。
 ところがこの小太郎は偽者で、弁天小僧菊五郎)という盗賊。供の奴は兄貴分の南郷力丸左團次)でした。その弁天小僧の前に大盗賊の日本駄右衛門團十郎)が現れ、千鳥の香合を巡って争いますが、駄右衛門の勧めに従い弁天小僧は一味に加わります。
 一方、信田家の旧臣の赤星十三郎時蔵)が主人の金策に苦慮するところ、回向料を盗み出した家来筋の忠信利平三津五郎)から百両の金を得ます。すると十三郎は盗賊となって旧主のために働きたいと、忠信の頭領である駄右衛門の手下になることを望みます。こうして駄右衛門のもとに、弁天小僧、南郷力丸、赤星十三郎、忠信利平が集います。


豪華絢爛な舞台です。まるで出家を決意した『桜姫』の場面のようです。
わお。煌びやかね〜

なのに! ここで外国人のお客様が集団で御到着。
2列前に続々と着席です。うぬう、見えぬ
しかも中にはおもむろにデジカメを取り出して舞台をパシャリ(音はしないけど)。
こら! 舞台を撮影するでない!!
…ま、2枚で満足したからいいか? ←いや、よくない。

それにしても誰もイヤホンガイドを使っていないけどわかるのかな??
日本人なのに利用している我が身が…
と思ったら、この幕だけでみなさまお帰りに!
え、幕見だったの?!
3階A席でしたけど? これから有名な場面が始まるんですけど?


二幕目 雪の下浜松屋の場・同 蔵前の場・稲瀬川勢揃の場

 それから後のこと、雪の下の浜松屋へ大家の娘と供侍がやって来て、婚礼の品物の品定めをします。やがて店の者が娘が万引きをしたと言うので、鳶頭の清次(梅玉)も駆けつけますが実は見誤りで、浜松屋幸兵衛東蔵)、宗之助海老蔵)親子が無礼を詫び、供侍の言うまま百両を渡そうとします。
 しかし玉島逸当という侍がこれを止めて、娘が男であることを見顕します。実は娘は弁天小僧で、供侍は南郷力丸でした。正体が顕れたふたりは帰っていきますが、この逸当こそ日本駄右衛門で、先ほどの騒ぎも浜松屋の金を奪い取るための策略でした。
 ところが幸兵衛の話から、宗之助が駄右衛門の子で、弁天小僧が幸兵衛の子であることが判明し、互いの縁に驚き合います。そして稲瀬川に勢揃いした白浪五人男は名乗りを上げて、追っ手から逃れて行きます。


おお、何度も観ている場面です!
何度も観ているのに面白い
今回はいつも見逃してしまう
“大家の娘”が胸元から布を出すところをばっちり見れました
ほんとに出して混ぜているんだね! ついに見届けた!

蔵前の場での「実は親子」とわかる場面…
今回のキャストは狙いですか?!
浜松屋の息子だった宗之助(海老蔵)は実は日本駄右衛門(團十郎)の息子だった!
という衝撃の事実なんですけど、どうしても笑いが、ね。
だって演じるのが海老蔵さんと團十郎さん、実の親子なんだもの(爆)

稲瀬川勢揃の場も何度も観ているんですが
今回イヤホンガイドで初めて知ったことが…
5人それぞれにテーマ曲(?)があるんですね
登場や名乗りのところで役に合わせて曲が変わっていたんです。
うへー、今まで気づかなかったよ〜。駄目すぎる…


大詰 極楽寺屋根立腹の場・同 山門の場・滑川土橋の場

 やがて弁天小僧は、一味の裏切りから千鳥の香合を滑川に落し、追っ手に取り囲まれるので立腹を切って息絶え、川越三郎市蔵)と大須賀五郎男女蔵)が、極楽寺に潜む駄右衛門を捕らえに来ます。一方、青砥左衛門藤綱富十郎)は、伊皿子七郎友右衛門)と木下川八郎松江)を使って、滑川から千鳥の香合を拾い上げると、駄右衛門と後日の再会を約束するのでした。


極楽寺屋根立腹の場。
極楽寺というお寺の屋根の上で立腹をする弁天小僧という場面。
裏切ったのは浜松屋の場で下見に来ていた仲間。名前は失念
もちろん成敗しましたけど
千鳥の香合を実の父に渡したかったのに〜 という無念と
追いつめられて「最早これまで!」と観念して 立腹=立って切腹をする場面です。

とにかく屋根の上の立ち回りですからね! うひょひょ♪ なわけです。
そして立腹の体勢のままがんどう返しですよ
セットがひっくり返ります。
そんな不安定な状態でギリギリまでポーズを決める菊五郎さんに役者魂をみました

その後の山門の場・滑川土橋の場でもセットが動きます。うへへ♪ なのです。
敵味方なのに清々しい友情(?)をみせられて
漢だねぇ、とウハウハでした。
ええ、たとえ山門の上に立つ団十郎さんが3階後方にいる私からは
足しか見えなくても


三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)

 小田春永に仕官した此下兵吉(松緑)の槍の力のほどを試そうと、朋輩の奴たちが打ってかかりますが、兵吉はこれをいとも簡単にしりぞけていきます。


………これを待たずに、あやうく帰りそうになりました
あっぶねー そうか、舞踊があったんですな。

そんな感じで個人的にイレギュラーな演目でしたが(苦笑)
面白かった
なんかずーっと楽しかったです。
ちょっと立ち回りっぽい部分もあったからかな?

おかげでウキウキして帰れました。
EDIT  |  18:01  |  伝統芸能2008  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.05.30 (Fri)

さらば麗しきウインブルドン (深田祐介)

女帝の本棚シリーズ
スポーツ好きならこれオススメ!」と貸していただきました。

3つのノンフィクションで構成された1冊。
スポーツの世界もいろいろあるんだなぁ…と切なくなりました


さらば麗しきウインブルドン

昭和9年、世界ランク3位のテニス選手・佐藤次郎(27)船上から投身自殺。

というショッキングな事実が冒頭で明らかに。
この佐藤選手がいかにして死を選ぶに到ったかを語るのだな? と腹を据える私。
世界ランク3位で、結婚を控えた婚約者もいて何で自殺を?!

生真面目な佐藤くんはどうやら怖い顔をしていたらしく
ついたあだ名が“ブルドック佐藤”。
なんと海外でそのようなニックネームをいただいたらしい。
その名をちょっぴり不満に思ったのかスピーチでジョークを飛ばすような人柄
だけどプレッシャーに弱く、国の威信を賭けた試合の前には胃腸を壊す繊細さも。
責任感が強いんだね

そんな佐藤くんに、おんぶに抱っこな当時の日本庭球協会がもう…!
ムカツク!
金・金・金・金…ウルサイっつの。あと派閥は選手には関係ないでしょ!
何にもしないで選手の努力をあてに金集め。
疲れきった選手を休ませることなく働かせ…ぶっ飛ばしたい
選手個人ががんばっているところに依存しているだけじゃん。

しかも“海外成績は考慮に入れない”という規定を見直しもせず
デ杯やウインブルドンで活躍している選手を
日本のランキングから外すという意味不明さ。アホか

婚約した早苗ちゃんとラブラブ で離れたくない佐藤くん。
この時の佐藤くんは可愛かったな〜。
ウザイくらい(ヒドイ)早苗ちゃんに構っていて、本来はこんな人なんだよ。
奇行の噂なんてあてにならないね。
プレッシャーからちょっと精神のバランスを崩しかけたんです。うう、佐藤くん…

大学を卒業したいから、と佐藤くんがデ杯辞退を申し出ても
君が出るから資金が集まったんだよ。出てくれなきゃ困る」って強行出場させて
何度も辞退して気の進まぬ遠征に出発してから体調不良で帰国を訴えても
遠征を決行せよ」と電報を返す協会。
あのね、あれだけ責任感の強い佐藤くんが弱音を吐くってことは
よっぽどなんだよ。
それを考えもせず
金が集まらないから」ってことだけで強行させるなんて酷すぎる!
なんも理解していないんじゃん!!

責任感の強い佐藤くんが電報を受け取って、帰国を断念。
覚悟を決めてデ杯に挑もうとするのですが
その途中の魔の海マラッカで…
ああ。なんて真面目な人なんだ。
アホなおっさんたちの言い分なんて聞かなくてもいいのに。

さて、生真面目な佐藤くんは
国同士の戦いであるデ杯では胃腸を壊すのですが
個人の戦いであるウインブルドンでは絶好調。

そんな佐藤くんをよく理解しているミッキーこと三木龍吉
「今度こそ佐藤くんをウインブルドンで勝利させたい」と英国に滞在を続け
彼をサポートしようとひそかに決意していたところに訃報です。
ミッキーの絶望も大きかったことでしょう。

佐藤くんとは対照的に、気分屋で理性的でいい意味で軽いミッキー。
コートとしても優秀で佐藤くんのかわりに(ってわけではないでしょうが)
ミックスダブルスで優勝
なんかもー、すごすぎるよ、ミッキー

★ 蛇足 ★
これを読んでいて思い出したのは萩尾望都の『マリーン』
船上から身投げ・テニス選手、という共通点で思い浮かんだんだと思いますが
テーマはまったく違います!
この話のように佐藤くん、早苗ちゃんに会いに来ればいいのに…



銀輪きらめく日々

自転車競技のお話
テニス以上に馴染みがない競技ですよ。でも面白そうだ。
短距離であるスクラッチ・レース
スケートのショートトラックみたいなミス・アンド・アウト
個人追い抜き競争のパーシュート・レース
スクラッチ・レースの自転車止めて睨み合うってなんだよ!(笑)

主人公は長義和
ミュンヘン・モントリオール・モスクワの五輪に出場&目指した人。
真面目な天才。メガネキャラ(笑)
モスクワ出場に照準を合わせ
当時はアマチュアしか出場が認められていなかったためプロ入りを断念。
そこまでして賭けていたのに
ソ連のアフガニスタン進駐という政治的な理由でモスクワ五輪出場断念せざるをいない事態に。
わああ。なんてことだ!!

そんな長くんを陰日向なく支えてくれたのが長沢義明
かつては自転車競技をやっていたんですが、とある事故で天啓を得て(?)
もともと好きだった自転車整備の道へ。
それが嵩じてイタリアで修行。やがて自転車を製造する人へ。
イメージはO泉洋。…なんとなく

長沢さんがイタリアで修行中に長くんが短期留学に来て縁が始まります。
面倒見のいい長沢さんによって厳しくも温かい指導でレースをこなす長くん。
エントリーするレースの数が半端じゃないです。
鬼か?! という長沢さんのレーススケジュール。
ですが、送り迎えから食事の面倒からマッサージや注射まで
あらゆる面倒を一手に引き受けてくれる長沢さんの熱意が伝わらないはずがありません
やがて長くんも理解し、その期待に応えるのです。

長沢さんと長くんの絆が素晴らしい物語でございました

長くんは中野浩一と同年代…?
長くんが絶好調のとき中野さんとレースをして圧勝したほどの実力があるんですよ。
しかしプロになると五輪出場資格がなくなるのでプロにならなかったのに
後々、プロでも参加できるようになりましたよね。
なんでもっと早く…! と思わずにはいられませんでした。

★ 蛇足 ★
これを読みながら思い出して仕方なかったのがアニメ『茄子〜アンダルシアの風』
いや、見たことはないんですけどね。
たしか自転車レースの話ですよね? なんだか見たくなってきました。
しかし、なんで“茄子”なんだ??


聖火まぼろしなり

昭和15年に東京でオリンピックを! という夢に向かって突っ走る話。

…ではなかったです。
なんかもー、政治的な思惑が絡んでドロドロしてました
戦争が絡んで駆け引きだらけ。
ヒトラーだよ! そうか、この時代はそういう時代か…

ヒトラーって無駄がないね。
ベルリンオリンピックをそうやって利用したんですか。
優勝国の国旗掲揚や聖火リレーを企画したプロデュース力は
たいした物だと感心しましたが
それが戦争のため、国家の威信のためだとは…。
おまけに戦争の下見も兼ねていたとはね。うーむ

この話のオアシスは自転車に夢中の今井くん
なんかキラキラ して見えました。
EDIT  |  18:37  |  読書2008  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2008.05.29 (Thu)

ちょっと江戸まで 第1話

『カレカノ』『なんとかかんとかモンスター(←調べとけ)』の
津田雅美さんの新連載開始です!

これがもう、すっごく! 面白かったんです!!

雑誌LaLaの読者なんです、実は。
すんません と、謝ることでもないか。
だって楽しめる連載が多いんだも〜ん


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ちょっと江戸まで 第1話 石の薔薇と氷の桜

今度の連載はちょんまげモノだ!

チョイ悪セクスィー旗本 の父が最期に遺した言葉は「アディオス」
その様子を看取るのは後継ぎの息子・貴晄
ちょんまげがきりりと凛々しい美形 の若者です。…ちょっと表情が乏しいか?

亡くなったこの親父、モテモテ人生 を謳歌したようで
貴晄には母親の違う兄弟・姉妹がたくさんいた、らしい。
その兄弟・姉妹すべての行き先を決め、ほっと一息ついたところだったのに
「アディオス」の後にパチっと眼を覚まし、親父、最後の爆弾発言

薔薇が有名な旧古河庭園で出会ったお花ちゃんとひと春の交際(…?)
もしかしたら子どもがいるかもしれないから
もしいたら面倒みてやって


言いたいことだけ言って今度こそ息をひきとりました。

……まだいるのか!
責任感の強い貴晄、さっそく調べてみました。
案の定、子どもが一人いたわけです。

知らん顔はできないので様子を見て必要であれば手を貸してあげよう
腹心の神谷正成をその子がいる箱根へ派遣。
そこで幼い頃の若(貴晄)そっくりな無表情な美少年  と出会い
この可愛さにめろめろ になった正成
身寄りがないことを聞き、これ幸い! と主人の命令を無視して
江戸へ連れて帰ります。

美少年の名前はそうび。薔薇のことだそうです
お父さんとお母さんの思い出に縁のある名前がつけられたのですね。

江戸にて旗本の兄と初めての対面。
無表情対決… とひとりウケる不謹慎な正成(爆)
最初は渋る貴晄ですが「一人くらい手元においてもいいか…」と折れて
そうびはお屋敷に住めることになりました。

剣術などにも見込みがありそうなそうびに稽古をつけようと張りきる正成
大好きな若にそっくりな子を育てるのが楽しくて仕方がない様子。
とりあえずお風呂でさっぱりするか!

…そうびちゃん、女の子と判明いたしました!!

ヒロインが登場しないからおかしいと思ったんだよ〜。
そうきたか。こういうのは大好きです!!


女の子だったそうびちゃんですが、モノローグが寂しい

心の中がいつも冷えている
変わるでしょうか
なにかがこの江戸で……


変わりますとも!
無表情のお兄さんがふいに見せてくれた微笑みに
あたたかい嬉しさを感じたでしょう?!

さて。
冒頭からずっーと、いろいろ違和感を抱いていたのですが
作品の方からツッコミを入れてきましたよ!

この話なんかじゃね?

だ!!

と、すかさず(内心で)返したわけですが
なんとこの物語は

江戸開府から405年後
2008年の江戸時代だったのだ!


なるほどね〜。それでいろいろ仕掛けがあったんですね
親父がちょんまげじゃないことも「アディオス」も気になりましたが
私が一番引っかかったのは、旧古河庭園のくだり。
ここはドラマなどの撮影でもよく使われる、和洋折衷の庭園で
どう考えても明治時代以降に作られた建物ですから

それ以外の楽しい仕掛けは
ぜひともマンガで確認することをオススメいたします
あえて言うなら『虹色とうがらし』(←これ好き)っぽいかな。

楽しい仕掛けをちりばめつつ
ときおり江戸時代解説も織り交ぜてくれるので知識欲も充たされます
ふふふ。楽しみな連載が増えてしまいました。
ウレシイ


ついでなので、楽しみにしている連載陣を紹介。
今月号も面白かった〜。

キター! ハンカチの、か・わ・りっ図書館戦争
注目の教師と生徒モノキスよりも早く
わお。今回の話、好きだわ。すれ違いの話ビューティーハニー
クワンが…よっしゃそうこなくっちゃ!(え、期待通りなの?)な龍の花わずらい
剛お兄ちゃんたら〜お兄ちゃんと一緒
来月号の付録はニャンコ先生ストラップだ!夏目友人帳
EDIT  |  18:36  |  マンガ2008  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.05.28 (Wed)

最上の命医 1巻 (橋口たかし)

医療マンガ
『焼きたて!!ジャぱん』の人ですよ!
ん? てことは『ジャぱん』は完結したってことか…読まなきゃ


最上の命医 1 (1) (少年サンデーコミックス)最上の命医 1 (1) (少年サンデーコミックス)
(2008/04/18)
橋口 たかし、入江 謙三 他

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幼い頃に命を救われたことをきっかけに
最高の小児外科医になることを決めた少年・西條命(さいじょう・みこと)が主人公。
このミコトくんが揺るがないんですよ。
“最高の小児外科医”になるために迷わずまっすぐに進むんです。
覚悟を決め、情熱を燃やし、手間を惜しまない!
それが清々しい

多くの患者を救うためには優秀な医者が必要。
だから自分は医者の味方
だと言いきるミコトには
手柄とか名誉などは必要ないのです。
ひたすらストイックにあたり前のように自分を向上させる童顔の天才。
“無限の樹形図”には感動です

すでに天才的な技術を持つ彼はとっとと次なるステップへ。
小児科のない病院を志望して、小児科を復活させようとするのです。
展開が早くていい
どんな困難にもひらりと自然体で躱してしまいそうなミコト先生の
今後の今後の活躍が楽しみです

実際、小児科医が減っているらしいです。
そうだったのか…
EDIT  |  18:56  |  マンガ2008  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.05.27 (Tue)

わが魂は輝く水なり

演出:蜷川幸雄
脚本:清水邦夫
会場:シアターコクーン


個人的に“月参シアターコクーン”の開幕でございます。
「日参」という言葉はあるけど「月参」はないのか…? まぁいい。
今年のコクーンは魅力的なラインナップで毎月通うことに(笑)
何回続くのかなぁ? ちょっと怖いぞ

さて第一弾は


わが魂は輝く水なり−源平北越流誌−


蜷川さんの演出好きだし、出演者が魅力的

萬斎さんと菊之助さんが親子役って?!
亀三郎さんも参加だ! 歌舞伎以外で初めて観るぞ
『カリギュラ』でキラキラしていた長谷川博己もいらっしゃるし
秋山菜津子さんも観たい

実はひそかに観劇に備えて戯曲を読んでみたんですけど
……なんだかよく解らなかったんです
私には戯曲を読む才能が乏しいらしい(苦笑)
あらすじはなんとかわかりましたけど。

障子のような扉式の幕。面白いな!
お経のような声、と思ったら「祇園精舎の〜」だった。
そっか、平家物語の世界だったね。

いきなり菊之助さん登場。
…やっぱりお父上に似てるんだなあ。そんなことをまず思いました(笑)
あら? ここで出て来るってことはどうやら亡霊役。
ああ、そうなんだ。
五郎と六郎、どっちなのかなぁ? と思っていたんですけど五郎なのか〜。
五郎も武士と聞いていたからもっと雄々しいイメージだったけど
艶やかな黒髪を垂らして貴族的。
…佐為(ヒカルの碁)みたい。亡霊だしね

さてそのお父上斎藤実盛。白髪、と言うより銀髪で萬斎さん登場。
すごいな、空気がかわったよ。きまじめな硬い空気が柔らかくなった。
この役、コミカルなんだな。戯曲を読んだときは解らなかったけど(苦笑)
どこかすっとぼけている。
亡霊の息子とのやりとりもおっかしい

弟の六郎…え、もしかして亀三郎さん?!
髭があるよ!
いくらみてもわかりません。本当に亀三郎さんだったのかどうか…
が、セリフが聞き取りやすくて歌舞伎役者の底力をみた。
こんなにしゃべる亀三郎さん初めて〜。
なにしろこの六郎が展開の軸になっている面もあるので出番が多い
斎藤家が与する平家方と、対する義仲たち源氏方をつなぐ人ですから。
木曽の軍ではなんだか大変なことに…

その大変なことになっている義仲軍の中心である秋山菜津子さん。
義仲ったら…なのでかわりに陣頭に立って指揮を執る巴。
そして狂気にのまれた義仲軍でも特に病んでいる巴。
強そうでいながら脆そうな巴さん。
なんつーか、武闘派組織の限界を見た気がいたしました。

その狂気の義仲軍で巴の狂気に期待を寄せている
中原兼光廣田高志)・中原兼平大石継太)・郎党黒玄坊大富士
怖がりの兼光と計算高い兼平どちらも崩壊中でした。
そしてわかり易く病んでいるのがふぶき邑野みあ)。
あー、絶対義仲軍には入りたくないわ〜。

平家方には藤原権頭津嘉山正種)。
と、その郎党時丸川岡大次郎)。
あっちゅーまに殺される時丸。カーテンコールの頃には忘れていました(ヒドイ)

そして総大将(だったのかな?)平維盛長谷川博己
乳母浜風神保共子)と城貞康二反田雅澄)を常に引き連れています。
この人たち、コント担当?(笑)
維盛のキャラが…戯曲を読んだときも「頼りないなぁ」と思いましたが
それどころじゃございません!
維盛、浮いてる、浮いてるよ!!
浮世離れした平家の公達。ははは。そうきたか
城貞康も威張ってる割にはオロオロしてるだけだし。
そうかーこういうキャラだったのかー。

お話は…うーん
運命=老い ということをどう折り合いをつけるか?
みたいなことを言っているんだと思いますけど、よくわかりませんでした

でも寝なかったので(←どんな基準…)面白かったんだと思います。
その面白さはイマイチ説明できませんけど(苦笑)
EDIT  |  18:59  |  演劇2008  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.05.26 (Mon)

2008年7月号のアフタヌーン (それ以外編)

おお振り以外編です。

なんだか今回は読み応え がありました。
脳が疲れているのかな? 読むのにすっごく時間がかかりました
そして一言感想が多い今月号なのでした。

おお振り編はこちら おお振り編


ネタバレします


ちごぷり (木尾士目)  新連載
子育てマンガ。
双子の姉・あゆみ(18)とその妹・かなめ(18)の子育て奮闘記。
夢子ちゃんの初登場パンチありすぎ…
ところで旦那さんは?


吉田家のちすじ (中島守男)
おおっ! 見直したよ明彦!! あ、その1の感想ですよ。


プ〜ねこ (北道正幸)
レジ猫続編希望!!


珈琲時間 (豊田徹也)  新連載
『アンダーカレント』の人!
ちょっと前に載った神さまの話もおもしろかったので今回も期待
なんだこの胡散臭さ120%の男…
と思ったら、そういうオチ。ふふふ。徹底しているなモレッリ


からん (木村紺)
お、柔道マンガとして始動?
それにしても礼法とやらの授業が2時間連続?! キッツー


うろおぼえヴィンランド・サガ (熊谷杯人)
あはは。わかりやすい


ヴィンランド・サガ (幸村誠)

クヌート王子を侮るフローキをギャフンと言わせた殿下。
ヤる気満々だぞ、殿下。暗殺も辞さないつもりですか。

神は……
こうしている今も我々のことを 見ていらっしゃるのだろうな……
友を失い 親と子が殺し合う
そんな様の全てを天空の高みから 見下ろしておられるのだろう
許せぬ


ははあ、そういうことですか、納得。
応援しますぜ、王子!
それにしてもスヴェン王、醜いな…


ヴァムピール (樹なつみ)

恐ろしき女・梨沙の生い立ち。
うーむ。一種のひねくれモノ?うーん
苦労しなきゃダメなの!! ってさー、苦労しなくていいならそれでいいじゃーん。
それがないなら探し出すってか? こわー。

! 勝手にひとんちの部屋を探るなー!jumee☆mad1

ほほう。
殴りかかってきた時うれしかった のか。
ちょっとしたイタズラ だったのか。
…迷いがなくていいなぁ(笑)

梨沙には梨沙の理屈があるのね。
最初はコワっ と思いましたが
あまりにハキハキ話すからだんだん楽しくなってきたよ(笑)

これは、確かに壊れているけど暗さがないなぁ。
カンタレッラもそう感じたのだろうね。
のほうがずっと暗い。
ははは。こういう女だったのか〜。すっかり騙されたよ 笑う


ハックス! (今井哲也)  新連載
『トラベラー』の人ですって。
えー? 絵が違う…ような気がする。
みよしちゃん、カワイイ
一点集中! 夢中になるとほかが見えないのね。


謎の彼女X (植芝理一)
卜部いいな


ヴァイオライト (市川春子)  読みきり
天野すみれ。なるほど。


もえタイ (杉基イクラ)  新連載

あれ? ボクシングの話だ…。タイトルからムエタイの話だと思っていた。

無気力な16歳・亀山太一
妹の美香にあメタボと嫌がられ、クラスメイトからは馬鹿にされ…の悪環境。
そんな環境じゃヤル気でないよね。跳ね除ける強さはないようだし。

そんなときであったボクシングジムの蔵田
いいね、蔵田くん。こういう人好き
まっすぐに向き合ってがんばれ!!と言ってくれる人。
でも厳しい。

初めから諦めてる奴は論外だ
やる気ののな奴はいらない!


でも優しい(たぶん)。

オマエは好きなときに
好きなだけがんばっていいんだよ!


フツーの言葉のようですが、太一がほしがっていた言葉をくれたし
鼻水全開ですがりついても振り払わないし。
つけんなよ」とは言いましたけど(笑)

蔵田くんはどっか壊しているのかな?
だから優しいのかな〜。

ワタシ、このマンガ好きです


トライアルライド (魚住青時・原作/小林知恵子・漫画)
アンセル…おもしろすぎる〜。
嶋速子なるお嬢様(?)登場。この人キモイ…なんか恨みでも?
カンタレッラ、食べてくれないかな(作品違うし!)


大江戸ロケット (中島かずき・原作/浜名海・漫画)
あーあ。邪魔すんなよ〜(爆)


次号予告…?
来月号は最終回が多いです。
『チノミ』『セラフィック・フェザー』『EDEN』の3作品が終わるらしい…
一気に連載始めたり、一気に最終回迎えたりどういう作戦なんだろうか??


岩窟王
アニメが6月16日24時25分から!
NHK-BS2で開始です!!
録画しなきゃ!! …容量あけなきゃ


当ブログ・アフタヌーンバックナンバー

2008年
7月号おお振り編/6月号おお振り編それ以外編5月号4月号3月号2月号1月号
2007年12月号
EDIT  |  18:56  |  マンガ2007  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2008.05.25 (Sun)

2008年7月号のアフタヌーン (おお振り編)

今回もおお振りの感想が膨大になってしまったので独立させます jumee☆loud laugh1
それ以外の感想は、明日の夕方以降に…できるといいな(希望)

まずは 10巻の感想から。

阿部が無事なんですよ…
そして黒い微笑み(か、あれ?!)も健在でうれしうございます
在りし日(死んでないから!)の阿部の姿を見て
やっぱ早く治そうよ! 完璧にね という思いを新たにしました。

まとめて読むとわかるけど
この試合は花井のためのモモカンからの愛のムチの回だったんですね。
その期待に(なんとか)応えた花井。
ほんっと悩むな、この人。考えすぎな気もしますが、それが花井。
じゃあ、田島は?」なんて気の回しよう。
だから! 君がライバルになればいいでしょう! ガンバレ、花井!!


では、 本誌の感想です。


ネタバレします


おおきく振りかぶって (ひぐちアサ)


“甲子園優勝”するつもりで階段登ったら
5段や10段踏みはずしたって甲子園には行けるんだ


とは主将・花井の考えです。
うはは。わかる! その考えかたわかるよ!!
私もわざと余白を作って“ダメだったとき”の予防線を張るよ。

自分の可能性をめいっぱいまで使ってみたいなら
目標は
でかすぎないとだめだ!


と言うわけで主将も甲子園優勝に目標変更です。
…普通のマンガならこの人を主人公にしてもいいと思うんですが、違うんだなぁ。
だからおお振りは面白い
普通、主将って言ったらチームで揺らがない選手の筆頭だと思うんですよね。
哲さん(ダイヤのA)もそうだし、吉川先輩(スマッシュ)もそう。
だけど10巻でもそう思ったけど、花井はすっごく迷うし悩む。
これから頼れる主将になるのかな? 1年生だもんね。成長が楽しみです

花井の家はマンションなんですね!
オートロックの8階!
そっけなくしつつも荷物を持ってあげるお兄ちゃんに笑いが…ぷぷ

モモカンの高校時代の野球部は軟式で部員不足。
ついにはマネージャーのモモカンとほかに選手が1人だけに。
そこで軟式から硬式に変更したわけですが
OBに反対されて、それを振り切って硬式にしたため
その人たちとは縁が切れたようです(心狭いな、先輩たち)
結局、公式戦には出られず(ってことは9人集まらなかったのか?)
新入部員も入ったんだかどうだか(しっかり! 花井母!!)
で、部員ゼロでいったん野球部はなくなり、今年再結成、という流れだそうです。

ってことは「面子がどーの」とか「オレらの時代はどーの」とか言う
ウザイOBは存在しないってことですね!
うん。ハッキリしていていい

そして、なんとモモカン 看護師さん らしいですよ! 納得。

さて、夏でも湯ぶね派(私も!)の花井、ぐっすり眠って翌朝は
みんなを説得するつもりで早めに出発。根っからのキャプテン気質(笑)
しかし、その心配は杞憂でしたね! いいぞ、みんな!!

花井と同じく早めに着いていた三橋
全国制覇にしたからよ」と目標を伝えます。
そうか、花井は“全国制覇”って漢字でいえるんだな…賢いかどうかの差か〜

その後も元気にが登場して「全国一に変えンぞ」で
一番の気がかりだった(笑)水谷も「甲子園優勝」って言い切った!よかった〜。
その理由が

三橋みたいのが優勝とか言ってたら
いくらオレだってやるだけやんなきゃって気になんだろ


と言いつつ、実は千代ちゃんのためか? 水谷(笑)
泉にバレたぞ(爆)

そのまま一人ひとりが三橋に告げるのかと思ったら

全員一致で甲子園優勝です!

そしてそれを聞いたモモカンはその覚悟を具体的にするために
すべての時間を無駄にするな! と喝!!
オトコマエすぎるよ、モモカン…

そして更なる覚悟を促すために目標設定用紙大作戦
こうやって文字にして書くというのは効くよね。すんごい考えるもん。

田島、迷いがなさすぎる…すごいよ! と思ったら中学のときやってたのか!
ひらめきもいいね!
今の目標「10分以内に書き終える!」 ←こういう答え大好き!
ん? てことは現在の田島はその賜物なの??
ほかに10分以内に書き上げたのは栄口西広
栄口も以前に書いたことがあったとか。
しかし西広は初めて! なのにクリア?! うおー、やっぱ西広は期待できる

そして意外に率先して言うことを言う
みんなからの「がんばれ」コールを受けながら前進
前にもこんなことあったよな、沖って。…そういう役回り?

これからは今までよりずっと厳しくするけど
言われたからとかイヤイヤやったんじゃムダが多すぎるからね


そうなんだよ。
自分から必要だと思わないとせっかくの練習もムダになっちゃうからね。

ひとつひとつに集中すれば練習を生かせるし、集中するには楽しむことが大事。

うおー! 繋がった!!
モモカンは最初から楽しくないと意味がないって言ってたもんね!!
やっぱモモカンすごい

いつも目標を意識して頭使って考えて
楽しんで!
甲子園優勝しよう!


テンション上がっちゃうよ やる気出ちゃうよ
千代ちゃんまでコーフンしてる(笑)

さて、エース・三橋の目標は白紙
三橋は今を生きるのに精一杯だからなー。しかたない。
毎月これをやるんだって。早く書けるようになるといいね

もっと広い世界があることを
これから知ってくんだなぁ…


えっ?!
断言がキホンのモモカンが「」で終わるモノローグ?!
モモカンはどんな「広い世界」を見たんだろうか??
いつかモモカンの外伝描いてほしいです。たった一人の選手のその後も気になるし!

それはさておき、これからはおお振り熱血編の開幕


当ブログ・アフタヌーンバックナンバー

2008年
6月号おお振り編それ以外編5月号4月号3月号2月号1月号
2007年12月号
EDIT  |  16:54  |  おお振り  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2008.05.24 (Sat)

今日は発売日ですね。

アフタヌーンの!!

月に一度の! そして最大のお楽しみです ウヒ♪


せっかくの土曜日発売!
朝ゲットして一日読みふけるのも可能なのにっ!

なぜか私は歌舞伎座へ行かねばなりませぬ
“なぜか”ってそりゃ、チケット押さえたからに他ならないんですが

もちろんアフタヌーンはすでに購入済み LOVE
それも行きつけの本屋の開店、10時に合わせたかのような時間に!
いや、チケット発売だったからそのついでに、ですよ?
と、なんとなく言い訳

んにゃ。正直に言おう!

本当は10時に本屋に行くついでにチケットも買ったのだ!
本屋に用事がなければ、チケットは電話で済ませるつもりだったのだ!!


ちなみにチケットは取れませんでした
いいんだ。まだ先行だし。第一の目的の雑誌はゲットしたし。

もちろんおお振りは読みました
が、もう出発の時間です。うひー

もっと読みたい〜。雑誌、読破したい〜。感想まとめたい〜 大泣き

しかし! 歌舞伎も楽しみにしていたのです。…一応。
あー、でも集中できない予感がするよ
ええい! 行ってきます!!


そんなわけで感想は明日以降になります。
たぶん、明日の夕方くらいになるのではないでしょうか…
けっこう感想を求めて検索していらっしゃる方がおられるようなので
予告してみた(笑)

期待に沿えるような感想になるかどうかは謎ですが、感想は書きます!!
私が書きたいから!!


あ、表紙をみて思ったこと。

立った! 阿部が立った!! ←阿部はクララじゃないっての

あの表紙は現在の西浦ではないよね?
1年後か2年後の姿…?
何を見ているんだろうな〜?
対戦相手? それとも甲子園? 甲子園の近くにあんな緑があるかどうか知らないが
EDIT  |  14:03  |  おお振り  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.05.23 (Fri)

隼別王子の叛乱 (田辺聖子)

女帝の本棚シリーズ

古代史好きならこれも読め! と貸してくれました。

…隼別王子って誰ですか
実在した人ですか。
古事記・日本書紀に登場する人なんですか、そうですか。
ハヤブサワケオウジって読むんですか。
何でか読み方はわかりました。←なんでよ? 謎。

ってくらい訳わからない状態で読みました


隼別王子の叛乱 (1978年) (中公文庫)隼別王子の叛乱 (1978年) (中公文庫)
(1978/04)
田辺 聖子

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うわ! こんな表紙だったのか!!
お借りした本はカバーがかかっていて表紙が見えなかったのだ。
これ、誰? 磐之媛??


主要な登場人物が交代で語り手になり、それぞれが
しゃべりたいことをしゃべりたいだけしゃべる、という形式。
つまり苦手な一人称だっ!

あの、時系列無視ですか…
隼別王子のことをしゃべると見せかけて自分語りがしたいんですね…
もー、わかったよ! 好きに話すがいいさ!!


兄である王に疎まれて追われる身となった隼別王子。
見た目が麗しいので女にモテモテ。ついでに男にもモテモテ。最終的には白鳥に。
…これは誰の話ですか?!
ヤマトタケルにそっくりじゃないですか?!


てな感想を抱くのであろうと予想しながらの読書。
うーん。ちょっと違った

ヤマトタケル
疎まれながらもやることはやる戦士で、その中でロマンスもあり
夢にむかって突き進む姿を描いた物語
でしたが

この『隼別王子の叛乱』は…
あくまでも愛の、というか恋愛の物語でした。

以上。


……………。


うわーん。
だって恋愛小説なんだよ。あんまり語れることがないんだよ。
“叛乱”といっても戦闘シーンがあるわけじゃないから血沸き肉踊ることもないし
そもそも叛乱のきっかけが女を巡って、だもんなー
別に自分が王になって“こんな国にしたい”とか考えてないし。
叛乱おこした後は逃げるだけだし。なに? 成り行きまかせなの??

……誰が悪いの?

私は諦めの悪いオオササギ(大鷦鷯)の王が悪いと思うんだけど。
両思いの若い恋人を引き裂くなんて大人げないことしてるんじゃないよ〜

この時代は政治的に安定しているのか?
この王、すっごく閑そう。だから女漁りをしているんでしょ?
どうやらロリコンの気があるらしくて(苦笑)
若い女に目をつけては奥さんを静かに怒らせています。
それ以外にも役に立たない巨大なお墓を作ったり(中断したり)して
全体的に「なにやってんのー?」な残念な王さまなのでした。

なによりショックなのが奴隷がいたこと!
ガーン。そうなんだ。そういう時代なんだ…
その奴隷制度に疑問を持たずに
制度の上にふんぞり返って、権力と面子にかけて、女漁りと墓作り?
うわー、どうなの? この王

私は奴隷制度に疑問を持って
「自分が王になったら廃止する!」とがんばる人が好きだから。
待ってて! アルスラーン!! 滞っているけど絶対読むから
…とりあえずは借りている本を読む。

ま、この小説の主題は恋愛ですから、政治的なことはあえて書かなかったのでしょう。

そんな物語の中で興味深かったキャラが、オオササギの妻・磐之媛
陰謀大好きな暗〜い女です
王さまを好きなんだかそうでないんだか、よくわかりません。
好きなら好きって言えばいいのに。素直じゃないんだから〜。
嫉妬深いのは確かなようで、王と若い女の仲をジャマすることに生きがいを感じ
後半は一人の息子を溺愛。
他にも息子はいるのに、たった一人をエコヒイキ。
どうなの、この偏りっぷり! オモシロすぎる

恋愛って自分勝手な感情なんだなーと実感いたしました。
これに出てくる人たちは大抵、自分のことしか考えていません。

ははは。
私、恋愛小説ほんっと苦手だな。こんな感想しかでてこないんだもん

特にメインの恋人たちである隼別と女鳥に共感できない…
この行き当たりばったりな二人に誰か言ってやって!
若さでなんでも許されると思うなよ! と。
こんなことを考えるようじゃ私も老いたかな(苦笑)
EDIT  |  18:50  |  読書2008  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2008.05.22 (Thu)

びば! フライング本屋!!

明日は『おおきく振りかぶって』の最新刊、10巻の発売日

ですが、「もしや、あるのでは…」という大いなる希望を胸に
思いつく限りの本屋に行ってみました!
まぁ、そんな簡単に見つかるわけはないんですが
前回9巻をゲットしたお店ならあるに違いない メラメラ という確信のもと行ってみると

ありました!


おおきく振りかぶって Vol.10 (10) (アフタヌーンKC)おおきく振りかぶって Vol.10 (10) (アフタヌーンKC)
(2008/05/23)
ひぐち アサ

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おお! 画像もあるじゃないか〜
9巻のときは発売日前には画像なしだったのに。なんなんだ?!

おまけマンガは大地の生い立ち(?)。
この子は小さいときから、力が有り余ってて単純だったのね(笑)
まったく、愛い奴じゃ

さ、本編を読もうかな。←まだ読んでいなかったり 汗;
EDIT  |  20:52  |  おお振り  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2008.05.21 (Wed)

霧 (スティーヴン・キング)

映画『ミスト』の原作を読んでみました。

映画の感想はこちら ミスト

うーん、先に映画を観てからだと、こんなに原作を読みづらいものだとは…
どうしても映画の情景が浮かんでしまって
小説の描写の部分をすっ飛ばしてしまうんですよ

そうすると結局、映画の記憶を頼りに読むことになって
小説を読む意味がな……ごほごほ。
えー、ま、そんな感じで集中力が保てなかったのでございます


スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)
(1988/05)
スティーヴン キング

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骸骨乗組員〜スケルトン・クルー』というタイトルの短編集の一編。
』以外にもいくつかの短編が収録されています。
が。
あきらかに『霧』の分量が多いのでした。
半分以上『霧』なんだもん。いっそこれだけで発行してもいいんじゃない?(笑)

映画を観たときも思ったけど、なんというか文化が違うなー。
日本人ならそういう行動はあまりとらないんじゃないか
というか、私ならそれはないな! というのがミセス・カーモディの言動。
うーむ。憑かれていますよね。怖いです
あんな悪いことを口に出してはイカン! と言霊の国に住む私は思うのです。

さて、なんと言っても注目は映画とは違うエンディング!
映画は結末を変えたそうなので小説ではどんなラストを迎えたのかが気になったのです。

ははぁ。小説の方が余韻があるんですね。
はっきりとした結末は提示されていませんでした。
うーむ。映画を見た後だとインパクトが〜

映画のエンディングは
原作で主人公たちが想像した結末のいくつかをカタチにしたものでした。
ふふふふふ…。よりによってそこをカタチにするとは…
いけずな監督だわ〜
EDIT  |  18:33  |  読書2008  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.05.20 (Tue)

スパイダーウィックの謎

本題に入る前にお礼を。

ここ数日、たくさん拍手をしてくれた方!
ありがとうございます!!
当ブログでは異例の数に、驚きながら嬉しさをかみ締めております

一人の方の拍手なのか、複数の方による拍手なのか、わからないのですが
本当にいろいろな記事に拍手されていてビックリです。
興味の対象が似ているのでしょうか??
これからもどうぞ御贔屓に ←調子に乗るな(笑)


では本題です。



久しぶりに自発的に映画館へ。
もうじき終わっちゃうよ! というタイミングで観てまいりました。

私は外国語の映画を観る場合は迷わず“字幕版”を選ぶのですが
最近は吹替版を選ぶ人が増えているとか。
へー、そうなんですか?
ナンデ??

字幕を読みきれない人が増えているんですって!

えぇー? 活字離れもここまできたかー。
ってホントなんですか?
まぁ、確かに見なれない言葉が字幕にあらわれると
「それは何?」と戸惑って読みきれないこともありますけど、それにしても〜。

できるだけ平易な言葉を選択し、難しいと思われる漢字にはルビをふっている

へえ。そうだったんだ。
うう〜ん。そんな戦いがあったとは。
そう言えば、先日行った試写会で2回ともアンケートを渡されたんですよね。
…あー、協力しませんでしたけど。非協力的ですんません
そうか、こういうことがあるからだったのかー。

私は白っぽい画面なのに白い文字で表示された場合に「キィッ」となるくらいで
それ以外は特に不便を感じていませんでした。

今後も字幕版を好んで選ぶと思うのでがんばってほしいです
字幕で外国語を聞きながらのほうが
映画の雰囲気を味わえて楽しい と思うんだけどなー。
まさか字幕版がなくなったりはしないと思いますけど…。
吹替人気で上映回数が減ってしまうのは悲しいことです。

てなわけで、この映画も、もちろん字幕版にて拝見。


スパイダーウィックの謎


事前の情報としては
なんだか子どもが活躍する妖精が出てくるお話らしい(ファンタジー?)
で、その子どもが『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモアだ!
ってことしかわかってませんでした。

見終わった後の感想は
いや〜、意外とハードな。
そして少年の成長と家族愛の物語であったよ。


予想以上に楽しめました!

けっこうネタバレするので隠します。
EDIT  |  18:31  |  映画2008  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2008.05.19 (Mon)

板橋名人寄席

会場:板橋区立文化会館

“伝統芸能”というカテゴリーなのに
歌舞伎以外の感想がないような感じでしたが
ついに違うジャンルの感想が


久しぶりに落語を聞きました。
けっこう有名な人がご出演 そんなわけで行ってみました。
初めての会場でしたが、前の人の頭が邪魔にならず見やすい作りで好印象。
ただ、落語を聞くには広すぎましたが(苦笑)

まずは前座。
おや、どっかで聞いたことがあるお話だ。
新人さんの登竜門的なお話なのでしょうか?

続いて柳家三三さん。
…なんて読むんだ。まさか“さんさん”じゃないよな?
さんざ”さんでございました。
なんとこの方、映画『しゃべれどもしゃべれども』の落語指導をされた方だそうな。
そうでしたか。あいにく私はこの映画、未見でございます。
もっとも出演しているわけではないようなので見ていてもわからなかったと思いますが。
話してくれたのは『お菊の皿』。怪談か?! と思いきや…なお話。
おもしろかったです
聞き取りやすくてリズムが私に合っていました。…映画、見とこうかな。

お次は林家いっ平さん。
来年三平襲名が決まっているんですね! すみません、私は存じませんでした。
お題は『芝居の喧嘩』…?
しかし実際はフリートークがメインだったという感じ。
全体のバランスをとったのかな?
落語ばっかりじゃお客もつまらなかろう、という気配りな気がしますが
実際はどうなんでしょう?
なんだかんだいって小朝さんとは今も仲がよろしいようで安心いたしました

前半のトリを勤めますのは三遊亭小遊三さん。
笑点でおなじみですね。
お題は『堀の内』、だったかな? おバカな男がお参りに行くお話。
なんだよ、すごく面白いよ! ←変な誉め方ですが
お客の反応を見ながら緩急自在な調子でスーっと頭に入ってくるんですよ。
なんだかアツイ話し方で好みです。でも計算しているところはクール。
お話もアレンジされていて、時代は江戸みたいなんですけど
水道に蛇口があったり、横断歩道があったりと、ところどころに現代の風景が。
それがすごく自然に溶け込んでいてナイス!
うをー、落語家の底力を見た

中入りを挿みまして江戸家小猫さん。
ジャンルは“物まね”
…私が考えていた物まねとは違いました。動物の物まね!
すごく上手!! ←プロに向かって失礼な誉め方?
客席からリクエストにもきちんと応えてくれました。
“パンダ”とか“コウモリ”の鳴き声なんて…お客さんもイジワルだ(笑)

今回のトリは桂歌丸さん。
笑点でおなじみですね! でも私はこの番組、あんまり見たことがない。
すっごくやさしい話方でほっこりいたしました
ゆっくりお話されるんですね〜。…お年のせい?(オイ)
それは演技なの? それともお疲れなの?
ちょっとわかりませんでしたが、後妻と番頭に追い出されたくだりを語ったときは
泣きそうになりました。
ヒドイよ! 番頭と後妻!!
語ってくれたのは『ねずみ
左甚五郎のお話です。左甚五郎大好きー! テンション上昇!!
もちろん、こんなヒドイ番頭と後妻はただじゃすみません。
オチもナイスなステキなお話でした
いやん。歌丸さん、FANになってしまうじゃないですか!

とっても楽しいひとときでした。
笑点見ようかな…
でもあの音楽聞くと「休みも終わるな〜」と黄昏てしまうから苦手なんですよね
EDIT  |  18:33  |  伝統芸能2008  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2008.05.18 (Sun)

夏の名残のばら (藤たまき)

女帝の本棚シリーズ

最近人気の音楽絡みのお話でした。
この方の絵はなんていうか欧米的。色が薄いからかな?
華やかだけど儚い感じがいたします。
そして黒髪キャラがいない…


夏の名残りのばら (キャラコミックス)夏の名残りのばら (キャラコミックス)
(2004/02)
藤 たまき

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ヴァイオリン職人をめざす少年・データが、ある日
素晴らしいヴァイオリン奏者の少年・ルースに出会ったところから始まります。
この出会いの場面で演奏されていたのが表題の“夏の名残のばら”という曲。
そうか、曲名だったのか…
同名のタイトルの芝居を見たことがあります。もちろん話はこのマンガとはまったく違いました。
それと恩田陸の小説にも同じタイトルのものがあったような…? 未読ですが。

名器とされるヴァイオリンを無造作に弾きこなすルース
彼は無垢で素直な寂しがり屋。
親代わりのアッシャと二人で暮らしていて
データが初めての友達だ、と無邪気に喜ぶ天然さん。
まるで仙人のような生活をしていた彼ですがデータと出会い街に出ることを決意。
無垢で無欲な彼が他人にどう影響されるのか?!
というのを見守る物語、かな。

もちろん二人の友情の物語でもあります。

世紀の名ヴァイオリニスト
世紀のヴァイオリン名工
僕ら有名な親友になるよ


うんうん。なるよ、なるなる
私は全力で応援するよ。
…どちらがより困難なんでしょうね? どっちも大変そうですが。

ルースの“親代わり”のアッシャ
親代わりですから本当の親ではございません。
本当の両親は二人とも亡くなっていまして
ルースは幼いころ兄のマリスに育てられていたのですが
その兄も亡くなり、兄の親友(というか同志?)のアッシャに引き取られたのです。

このマンガを貸してくれた西の女帝さまのお言葉によると
アッシャとマリスの関係性に萌える」とのこと。
私は…肉親の少ないお互いが支えあって生きていたのかな、と。
二人とも音楽業界の荒波にもまれて疲れきっていましたから。
というわけで、例の如く受け入れてしまいました(爆)
ほんと、“萌え”の素質ないなー、ワタシ

アッシャがお気に入り
世捨て人みたいな生活をしていたからガンコ男かと思ったら
偏見がなくて知識の深い大人でした。
そしてルースのこととなると…(笑)
データとアッシャがルースのワックス話で怒ったり震えたりして
話し合っているのが面白かった。
このコンビ好き

データも変な客に反論して展覧会に出品する羽目になったことを考えると
かなり怒りっぽい人だと思うんですが
ルースに対しては決して怒らないの。
やさしく見守ってルースがわかるように、ゆっくりと言い聞かせるのだ。
同い年のはずなのにオトナだ。…ルースが子どもなだけ?
データも素直でいいね。衝撃を受け入れて必ず前進するのがステキ


ところでストラディヴァリウスって“コーヴェット”という愛称があるのですね。
私はストラディヴァリウスといえば“ステラ”という言葉を連想してしまいます。
それは遥か昔に読んだマンガ『四重奏ゲーム』のせいかな…?
たしかこのマンガでステラと読んでいたんですよ。
詳細は忘れましたけど(笑) たしか学園モノで密輸とか絡んでたような…
ミステリ要素もあって面白かった!
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