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2007.09.19 (Wed)

憑神

会場:新橋演舞場
演出:G2
原作:浅田次郎

原作は読みましたが…笑っちゃうほど覚えていません。
面白かったという記憶はあるんですが。
映画は観てないです。モタモタしていたら終わってしまった…


G2演出で橋之助さん主演と言えば
昨年の『魔界転生』と同じコンビによる第二弾!

正直どうしようかな〜、と観るかどうか迷っていたんですが
出演者の中に小松利昌くんを見つけて、急遽行くことに。
小松くんは『地獄八景』でオモシロかったんですよ。
その小松くんに会える〜♪ とチケットを手配。
…思えば去年も滋さん見たさに行ったのでした。成長してないな、私。

結論からいうと、この舞台

すっげー楽しかった!!!

なんでこんなに楽しかったのかわかりません!
妙にツボだった、としか…

爆笑シーンがあったわけでもないし
目当ての小松くんの出番はそんなに多くなかったし
(けっこう舞台にはいたのかもしれませんが気づかなかった)
お話はだいぶ忘れているとはいえ、すでに読んでいるので
この先どうなるの?! というワクワクがあったわけでもないのに。

チケット代、ケチって3階にしてちょっと後悔…
しかも3階Bの斜め席ですよ。Aですらないのだ!
しかし、我ながら「よくこの席を買った!」と誉めたくなるくらい
ナイスな席でした。

演舞場でこんなことができるとは知らなかったんですが
今回の舞台、回り舞台が左右2つあったんです!
どうなってんだ?!

回り舞台Aでメインの話をしながら
回り舞台Bで次の場面の準備をして回転するので待ち時間ゼロ!
しかもいい具合に斜めにセットが組まれているので
「え、実はこの席が正面?! やーだ、悪いわねー。わはは」
と高笑いの止まらない席でした。
(そのかわりもうひとつの回り舞台はちょっと角度が悪い…)

『魔界転生』で面白かった突然始まった物語解説。
今回もありましたよ!
互いに大砲積んだ船vs船の戦いを愉快に解説してくれました。
大砲の打ち合いはマンガのフキダシのようなモノで表現し
水飛沫はV字開脚で表現して遊び心満載。
黒衣さんが家紋をつけているのもヨシ!
小松くんも東郷平八郎として大活躍!
この場面がイチバン面白かったなぁ。←本筋と関係がないのに(笑)

橋之助さんの彦四郎がとにかくよかった!
武士の意義が薄れている幕末という時代の中で
生真面目に武士としてのお勤めを果たそうとして
周囲から煙たがられている人。
有能でやる気はあるんだけどねー。あいにくの次男坊。
養子先でも養父に疎まれ策略によって離縁される不幸な男。
でも言い訳をしないであくまでも律義に生きようとする姿は好感度大。
私はこのキャラがとても好きです。
よかったね〜、納得できる生き方がみつかって(涙)

彦四郎とは対照的に新しい価値観に身を委ねるのが
葛山信吾さん演じる榎本釜次郎(後の武揚)。
無駄にカッコイイこのヒトは出世街道まっしぐら。
原作でこんなに出てきたかなぁ? ずいぶんご活躍でした。
彦四郎とこんなに仲良かった?

あと彦四郎の家族がよかったなぁ。
お兄さんの庄兵衛(デビット伊東)はナイスキャスティング!
その奥さん(秋本奈緒美)もコミカル。原作よりいい人だったような?

そしてなんと言ってもお母さん(野川由美子)ですよ!
原作ではもっととてつもない妄想母上だった気がするけど
ラストのセリフには泣かされました。
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2007.09.16 (Sun)

文楽*夏祭浪花鑑

会場:国立劇場小劇場

文楽の『夏祭浪花鑑』の通しを観てきました。
昨年の鑑賞教室以来2度目の文楽です。

『夏祭浪花鑑』といえば私は歌舞伎で2回観ております。
コクーン版と演舞場で観た吉右衛門版。
それと比べてみるのも一興。と思ったわけですが…
同じ位の時間なのに歌舞伎よりも場面が多いのだ。オドロクね。
歌舞伎はやっぱ役者をみせるのが第一だからたっぷりなのかな。


住吉鳥居前の段

とっ捕まった団七九郎兵衛が刑期を終えて釈放される場面。
迎えに来た三婦が
「団七の着替えのフンドシ忘れた! 俺のをかしちゃる」
の場面がカット。
追われた琴浦を助けて道を教えるのに悪役を利用して説明するのもナシ。
というか、そもそも文楽にはないのかも…

内本町道具屋の段
道行妹背の走書

ええ〜。なんだこの場面?!
歌舞伎では見たことないなぁ。

“磯之丞が奉公先の娘と深い仲になり心中騒ぎを起こしたあげく殺人犯に”
ということが明らかになる場面です。
…どんな恩があるんだかしらないけど、この磯之丞
そんなに大事に守るのにあたいする存在なのか?
トラブル起こしすぎ。
そしてこの時点で、すでに悪に荷担している団七の義父・義平次。
ほんっと悪人なんだなー(呆)


釣船三婦内の段

女だけどオトコマエなお辰さんが輝く場面。
彼女は一寸徳兵衛の奥さんですが、鉄火なオンナなんです。
顔を焼いたところではお人形の首をとっかえたようですね。
人のカーテンに隠されて見えなかったけど。
その後、義平次が現れ琴浦を攫い…

長町裏の段

ついに団七による義父殺しの場面です。
泥は使いません! そりゃそうか!
でも一度、団七にヤラレタ義平次が(人形だからポーンと吹っ飛んだ)
再登場したときに土気色の顔に。


田島町団七内の段

いくら相手が悪党でも義父を殺したという罪の意識に悩まされ
誰にも相談できずにウツウツと過ごす団七。
そこへ、徳兵衛が現れて凹んでいる理由を聞き出そうとするも失敗。
その後の徳兵衛
なぜか団七の奥さんに「前から好きだったんです」と迫る迫る。
なんなのー?! こんなの歌舞伎にあった?! 私が忘れているだけ??
忘れているだけですね。はー。

でも実はお見通しの徳兵衛と三婦。
なんとかして団七を逃がそうと手を尽くしてくれるのでした。
…でも一緒に逃げたりはしないのよね。
だから舞台の後ろが開いてパトカーが突っ込んできたり
ポリスマンが突入して「Freeze!」と言ったりはしないのでした。


この話では何度か着物を脱ぐのです。
殺しの場面とか、ほつれた裾を繕ってもらうために。
もちろんお人形はハダカ。

「ちゃんと乳首があったね」と一緒に見た友達が発見。
ドコ見ているんだ(苦笑)
私は「ふかふかしてそうなカラダだなー」と思って見ていました。

で、着物の腰の部分が切れていて
「うわ! 大変っ!! 破けているよっ」とハラハラしたんですけど
よく考えたら人形を操るために手を通さなきゃいけないんですね。
だから開いているんだわ。
そっか、そっか。あー、びっくりした。
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2007.09.02 (Sun)

犬顔家の一族の陰謀〜金田真一耕助之介の事件です。ノート

会場:サンシャイン劇場
作・演出:いのうえひでのり

劇団☆新感線の“チャンピオン祭り”です。
通称・ネタモノ。
3年ぶりですよ。壮大ないのうえ歌舞伎も好きですが
笑いの塊のこのシリーズも大好きです。

今回はタイトルからわかる通り『犬神家の一族』をベースに
オペラ座の怪人・キャッツ・八つ墓村・スパイダーマン・デスノート
トランスフォーマー・ドリームガールズ・エリザベート・薮原検校
などの舞台・映画をオマージュしながら
桃太郎+泣いた赤鬼+さるかに合戦+花咲じいさん
という昔話も取り入れて怒涛の3時間!

これにモノマネやら笑いの小ネタや日替わりのアドリブシーン(だと思う)も
あり本当に盛りだくさん。
見てる端からぽろぽろと忘れてしまいそう(笑)
私の脳みそには入りきりませんっ。

今回はネタモノだというのにゲストが多い!
そのせいかじゅんさんや古田さんの出番が少なかったなぁ。
サビシイ…

さてさて、私が観に行った日にはお楽しみがありました!
カーテンコールで、するするとスクリーンが降りてきて
「ん? なんだろ??」と持っていると
○月○日、勝地涼さんのさわやか森田健作風・罰ゲーム
×月×日、エマ&さとみのキュートなピンクレディー風・罰ゲーム
の映像が!! そして

「満を持して本日、ある大物の罰ゲーム!!」

ぎゃああああ〜♪
誰? ダレ?!

ドーン

と舞台に現れたのは、今回のゲスト木野花さん!

大盛り上がりの会場。
曲はウタダヒカルのデビュー曲です。
あ、よく見ればあのPVっぽいじゃないですか。
衣装から振り付け(振り付けかあれ…?)からソファーまで!
うひゃうひゃ笑う。

あー、おもしろかった。
そうか、新感線には罰ゲームがあったよね〜。すっかり忘れてたわ。
いいもん見たわ。
しっかしゲストにも容赦ナイなぁ(笑)
でも罰ゲームの理由が「鼻を黒くするの忘れた。しかも2回」だもんな。
そりゃ駄目だわ(苦笑)
EDIT  |  15:05  |  演劇2007  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑
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