朧の森に棲む鬼 2回目

観劇:2007年1月21日
会場:新橋演舞場


過去に書いた記事を移動させた分。
2回目を観た際に偶然見られた罰ゲームについて&日替わりネタについて。
『朧』のDVDに罰ゲームの映像が収録されていたから別にいらないか?
と思いましたが、せっかくだから移動させました。

以下、基本手直しなし。誤字脱字をみつけた箇所のみ訂正しました。





【日替わりネタ】

どうやら今回の日替わりネタは2ヵ所だったようです。たぶん。

一つ目は一幕目で軍事会議(?)が終わり、オオキミが去った後
シキブに「下がれ」と合図されたウラベとサダミツの退出シーン。

ウラベ 「一膳茶屋で納豆ご飯でも食べて行かないか? 痩せるらしいぞ」
サダミツ 「知らないのか? それは捏造だったってさ。騙されたな」
ウラベ 「○×△※…(観客の笑い声で聞こえず)」
サダミツ 「ま、そういうこともあるよな」
ウラベ 「あるある~」

キレイにオチがついています!
おまけにタイムリー!!
時事ネタを折り込んでいるこの芝居は社会派ですね! ←絶対に違うと思う。
前回はなんて言ってたっけな~。
やっぱウラベが「一杯やらないか?」と誘っていたような…?? 忘れた~。

もう一つは二幕目、オクマがシュテン国の残党にマダレを紹介するシーン。
ツナのことは知っていたオクマですが、マダレとは馴染みがなかったので
名前を覚えられなかったってわけですね。
ツナとマダレとは初対面だった面々に紹介する
という大事な場面のはずなのに…

オクマ 「この人は……ハラミ!」

前回はヨダレだかケガレだか一応韻を踏んでいたのに…
古田さんに「ハラミ」だからとてもウケましたが(笑)


【罰ゲーム】

新感線には出演者(もしかしてスタッフも?)に対して
遅刻などに対する罰則があります。
有名なのが終演後に舞台上で歌を歌うという罰ゲーム。
噂に聞いていた罰ゲームを初めてナマで見れましたー! 感動!!

カーテンコールの後、染さんがおもむろにマイクを取り出し

「本日は帝国劇場からスペシャルゲストが来ています!
ドウジマツヨシ(←たしかこんな名前)さんです!
歌は『ハダカの少年』(たしかこんなタイトル)!!
みなさん、お静かにお聞き下さい」

え、静かに?? 聞くの???
むむ? もしかして罰ゲーム??
と、戸惑っていると舞台下手から
ハダカの上半身に赤と金のキンキラ衣装を羽織った
ド派手な磯野さん登場。
歌は…明らかに某アイドルの歌のパクリです(笑)

こんなサプライズを目の前に
「お静かに」できるような観客ではないのです。
笑い声と共に積極的に手拍子参加です。
私の隣の女性はこの歌を口ずさんでいました。…え、知っているの??
よーく考えてみると
過去の公演でこのキャラが登場したことがあったような?
『轟天』シリーズあたりに…。

歌はあやしかったですが、ダンスはかなりがんばっていました。
後半、白いフンドシ(イヤ、パンツか?)一丁になる仕掛けもあり
ウギャー !! と会場は大爆笑。

この罰ゲームのために衣装を作り、ダンスや歌を練習したんでしょうか?
エライ!
っていうか罰ゲームさせられるようなことをしなければいいのに(爆)
結局なんの罰だったかはわからなかったんですが
前日に呑み過ぎて遅刻したのかなーと私は思っています。

浅草歌舞伎 第2部

観劇:2007年1月
会場:浅草公会堂


挨拶

らぶりんこと愛之助さん。
んん? ヅラ着用で裃という珍しいいで立ち。
挨拶もそこそこに早速本日の演目の解説。
えぇ~味気ない~!
急いでいるの? 時間が押しているの? という急ぎっぷり。
どうしたんでしょ?
唯一おもしろかったのが
「詳しいことは筋書に書いてあるのでぜひお買い求めください」でした。


渡海屋・大物浦

ほどなくして相模五郎亀鶴)と入江丹蔵愛之助)が登場。
うわ。水玉の愛之助さんが!
こんなに出番が早かったのか~。そりゃあ拵えて挨拶するよね。
花道の真横の席(だけど花外)だったからよっく見ました! 見えました!

しかし亀鶴さんにくぎづけなワタシ。おもしろい。
魚づくしはすごかったです。
言い終わった亀鶴さんの口許が緩んでいたのをワタシは見逃さなかった!
嬉しそう~。
その後の「ちょうどいい具合の石」を使って曲げられた刀を直す作業…
「なにやら余計に曲がったような…」と言いつつ
二人が力を合わせて、というかかなり力技で(爆)
鞘に収めた姿に拍手喝采! 入った! ちょっとオマケ気味だけど。

典侍の局七之助)が十二単に着替えて再登場!
むひー! 強者の魂100%な平安貴族の私は平家にシンパシー感じます。
安徳帝を説得して海に飛び込もうとする姿はよかったなー。
しかし次のシーンで自害するのは解せない。
安徳帝を守るためにも生き残らなきゃ!

安徳帝はかわいかった~
が、ふらふらと落ち着きのないのが気になった。
眠かったの?
それはさておき『安徳天皇漂海記』の記憶も手伝い興味深くみられました。
「実は女の子」の設定はよしながふみの『大奥』ぽいし。

さーてラストは知盛獅童)の立ち回りですよ。
血みどろの知盛です。モコモコのかわいい靴まで血で汚れている!
ところどころに血にまみれた手形が…(怖)
崖を上ってドーンと飛び込む…オヤ? なんだか記憶が甦ってきますよ?
『小栗判官』の段治郎さんですね!
あの崖、回転しないかなぁと待ち続けましたがついに回転せず。残念。

あ、誰かが花道を通るたびふんわり桃の香りが漂ってきました。
これも花横の醍醐味! と鼻をひくつかせてしまいました。


身替座禅

右京は一部と同様、勘太郎さん。
さっき、最後まで舞台にいたからタイヘンだなぁ…

注目の奥方・玉の井愛之助さん。
タレ目だ! カワイイと言えなくもない、かな?
でもこの役はおっかない方が面白いと思うんですよね。
だからちょっと物足りなかったな~。

この二人はどんないきさつで結婚したんだろうなぁ?
奥さんのラブアタックに右京が折れてと言うのは想像つくけど
奥さんて資産家なのかな?
だから頭があがらないのかなぁ。←大きなお世話(笑)

そんな想像はさておき、太郎冠者亀鶴さんですよ!
ワタシ、亀鶴さんスキみたいです!
この太郎冠者、すんごいおもしろかったです。
本気で奥方に「殺される~」と脅えているようで微笑ましい。
歌も耳に入って太郎の気持ちが良く分かりました。
まぁ、短期間での2回目だしね。

梅初春五十三驛

観劇:2007年1月
会場:国立劇場


通し狂言 梅初春五十三驛(うめのはるごじゅうさんつぎ)

いやー、盛りだくさんでおもしろかった~。

純粋に展開を楽しむこともできるんですけど
歌舞伎ではおなじみのキャラが総出演で
あの話とこの話をくっつけたのか! とか
この人の設定は変っているけどこの人とは一緒なのね~ とか
様々な楽しみ方ができます。

と言っても私は知らないことの方が多かったんですけど。
さすがにお七と吉三郎はわかりましたが
白井権八と小紫の話は木原敏江のマンガでしか知らないし(苦笑)

今回は歌舞伎初心者の友達と行ったのですが
そんな友達でも楽しめる内容でした。
セリフもわかったと言っていたし。

役者はわからなかったようで「???」とチラシと舞台を見比べていたので
「今出ているのこの人とこの人」とアドバイス。
時蔵さんが姫だよ、と教えたら仰天していました(笑)

あと菊之助さんはわかったようで「すごいカッコイイ~」とテンション高!
菊之助さんが出てくるたびにシャキーンと双眼鏡を構えていました。わはは。

手拭い撒きをいつやるのかと思っていたらそうくるのか! というタイミングでした。
3階席だったのでまったく手拭いは届かなかったんですが。
撒き始める直前に1階席の人たちが
一斉に居住まいを正したのがおもしろかった。

鼠に、猫に、猪と、どうぶつ奇想天外なシーンがあり
パラパラ、小梅大夫、ざ・たっちを取り入れつつ
エクソシストな体術披露もあり、『車引』もどきの劇中劇もあり
殺陣もあるという充実ぶり。

あ、この劇中劇で三津五郎さんがすごかった!
義太夫節を披露してくれます! すごい~。
三味線の合いの手もすごかったけど(爆)

ぶちゃいくメイクの松也さんも見られてよかったです。
…そういえば松也さんがちょっと菊五郎さんに虐められていた(笑)
あれは愛のムチだったのだろうか?

しっかし長い!
12時に開始して16時45分終了。まじで~? ←マジでした。
まだまだ改良されると思いますのでこれから短縮されるかと思います。
しかし亀蔵さんの役はゾンビ役者としてはもってこいだと思うんですけど
もっと弾けてほしかったなぁ…
あ、栄養補給は必須ですね。私は用意しないで失敗しました。

中盤ちょっと眠くなってしまった! 不覚~。
「関所の場」は、ほぼ爆睡。
ここで寝ると松緑さんの出番が少なく感じます。あ~あ。

浅草歌舞伎 第一部

観劇:2007年1月
会場:浅草公会堂


挨拶

挨拶は男女蔵さん。
しきりに「亀治郎さんが不在で残念」と繰り返していました。
来年はきっと! ←私が返事するなっての。
それにしてもいつから浅草名物に?
「ハッスルハッスル」強制参加(笑)


義経千本桜 すし屋

義大夫の「優男~」で登場、弥助七之助)。
おや足音がドタドタうるさい。どうした優男?!
と思ったら、なにやら重そうな天秤担いでいる。
しかしそれを受け取るお里芝のぶ)は軽々。
うーむ。優男にもほどがあるぞ。
そんな弥助は実はお尋ね者の維盛。なるほど平家の公達でしたか。

積極的なお里(カワイイ)に対して消極的な弥助。
なんでじゃ? と思ったら国に妻も息子もある身だとか!
またいたいけな娘を騙している…!

その妻の若葉の内侍亀鶴
…おわ! 亀鶴さんがオンナ!!
あれー。意外に(←失礼だな)いいんじゃない?

男女蔵さんの弥左衛門はもちろん若すぎるんだけど
そんなに違和感ないような?
爺さんは無理だけどお父さんには見えます(それじゃダメなのか?)。
それにしてもいくら勘当しているとは言え
自分の嫁と孫がわからないとは哀しすぎる。

権太愛之助)は「なにしてけつかる」なんて
上方言葉で悪態をつくダメ兄貴で勘当息子。
でも母には甘えるちょっとマザコン気味な色黒男。

せっかくの計画を台なしにされ
恩人の息子(維盛)を殺されたと思い込んでいる親父に権太が
グサーっと刺されスプラッタシーンに。
息も絶え絶えな権太が
「前髪のある首を代わりにしちゃダメじゃん」とツッコミ入れている。
わはは。権太の方が冷静じゃん。

ん? どっちにしろ頼朝は惟盛を助けるつもりだったの?
じゃあ権太たちの覚悟と犠牲は…虚しいのう。

ところで妻子のある男に騙されたことは不問なの?
お里ちゃんが納得しているならいいんだけどさ。
このお里ちゃんがべらぼうに可愛くて参ります。
もー、権太兄ちゃんが悪態をついてもかわいらしい。
こんな妹をいじめるとはダメなお兄ちゃんですね!
というか、かわいい妹にちょっかい出したい兄貴、なんでしょうね。

『義経千本桜』っておもしろいなぁ。
どうやら今まで狐絡みのシーンしか観たことなかったようで
今回のお話はまったく知らなかったんですけど(苦笑)
ぜひとも通しで観たい! と思いました。


身替座禅

何回目になるんだろう? 何回観ても楽しい。

注目の奥方獅童さんです。
えーっと、内容を考えるといろいろ皮肉ですがかわいらしい奥方でした…?
ほっそりとしてデカかったです。
顔、普通! でも笑いがおこったのは何故だろう??
後半、癇癪を抑え切れずダン!と足を踏み鳴らすところでは
板を踏み抜く迫力。
そして時折見せる顔は般若です! 般若!!
これは畏れられるわ~

その奥方を恐れつつも、いそいそと愛人の元へ急ぐ右京勘太郎さん。
まー、おとーさまそっくりで(笑)
若い分、尻に敷かれている感じが出ていてよかったです。
ほろ酔い加減でうっとり花子との思い出を語る様子は
なんともシアワセそうでした。
で、もう少し手加減して踊ってもいいんじゃないですか?
いいの? あんなに動いて…

太郎冠者七之助さんとこそこそしているの見て
「こうやって兄弟仲良く過ごしてきたのでは?」と想像してしまいました。

朧の森に棲む鬼 1回目

観劇:2007年1月7日
会場:新橋演舞場


過去に書いた記事を移動させた分。

初日あけてまだ間もないころだったので
ネタバレはしないようにがんばったバージョン。
以下、基本手直しなし。誤字脱字をみつけた箇所は直しましたが。
あ、役名を強調させました。





えーっと。話のモトはシェイクスピアの『リチャード3世』と『酒呑童子伝説』。
この二つの話をなんとなーく知っていると、舞台をより一層楽しめるかと思います。
展開は『リチャード3世』で登場人物の名前は『酒呑童子』です。

たとえば主人公ライ(染五郎)はもちろんリチャード3世の性格で
名前は源頼光(ライコウ)からと嘘のLiesを掛けています。

注目の阿部サダヲさんはライの一の子分のキンタ
頼光の家来・坂田金時(金太郎のモデル)から名前を取っています。
このキンタがラブリーなんです!
サダヲの魅力もさることながらキャラがいい! あて書きか?!

舞台も新感線らしく派手で、衣装も凝っていて、鬘もすごいです。
見どころ満載。
歌も踊りもあります!
歌います、踊ります、斬ります!! サダヲが。
歌わず、踊らず、いっぱい斬ります! 主人公!!

あと、本水使います。
いきなり雨が降ってきて『オレステス』の悪夢再び?!
と心配しましたが、そんなにたくさんは降りませんでした。すぐ止むし。
あとはラストシーンに…(これ以上はバラしません)
1列目でご覧になる方にビニールが用意されていたようなのでご安心を。

花道を多用しているので花道付近の席は楽しめますよ!
花道をうまく利用していたので場面転換で退屈しないですみました。
舞台はシンプルなんだけど、どこなのかすぐにわかるようになっていました。
うーん、すごい。

一幕目と二幕目が「これ同じ芝居か?!」
と驚くくらいテイストが変わります。
私は一幕目は楽しく、二幕目は面白かったです。
特に二幕目は気がついたら身を乗り出しているときがあったりして(笑)

パンフは朧カレンダー付で3000円。高っ!!
けど、情報は多いので後悔はしない、と思います。
『リチャード3世』と『酒呑童子』の解説も載っているので復習にも最適!
私は後日、また観る予定なので予習を兼ねた復習ができてよかったです。
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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