NODA・MAP ロープ

観劇:2006年12月
会場:シアターコクーン

じゅんさんと三宅さんが出ていて
更に宮沢りえに藤原竜也に渡辺えり子、宇梶剛士ですよ!
つまりキャストに惹かれて観に行きました。

舞台上にはプロレスのリングが。
ああ、ロープとはそういう…
プロレス、あんまり知らないんだけどなあ。

でもその心配は杞憂でした。

とある弱小プロレス部屋…部屋じゃ相撲か(笑)
なんだ? プロレス団体? 組織? まあいいや。
弱いとこに引き篭りのプロレスラーがいて
それを「ネタになりそう」と盗撮する弱小ケーブルテレビ局があり
実況する自称コロボックルがいて…と言う話(これじゃわからんですね)。

プロレスとはヤラセなのか?! と悩める青年は
引き篭っていると見せ掛けて、ゲームに没頭
と見せ掛けて、実はマンガを読んでいた!
引き篭り小屋を牛乳パックの展開図のように開いてみると
びっしりマンガ・まんが・漫画。

ぎょへー! ナニゴト?! 思わず双眼鏡で凝視。
「あしたのジョー」「帯をギュッとね」「ドラゴンヘッド」「寄生獣」
「パタリロ」「日出る処の天子」…
なんだ? 謎なラインナップ(笑)

彼によるとプロレスはマンガと同じである。
現実感がない。
仕込みで流した血は現実なのか?
流れている血は本物でも、わざと流しているから嘘なのか?
見ているほうはマンガのように見ている。
ホンモノの血もニセモノだと思っている。と悩むのです。

その疑問は後半、リング上が戦場に変わってから効いてきます。
プロレスの現実感が、現実の暴力に対する現実感に変わるのです。
いつの間にかプロレスの実況中継が戦場の生中継に変わります。
それも「ユダヤ人の社長」のシナリオによって。

なんて恐ろしい話なんだろう!

圧巻なのが
その戦争を実況している自称コロボックル(その名もタマシイ)の宮沢りえ。
すべて言葉で戦況(と言うか虐殺の現場)を表現するのですが
その台詞の量はハンパじゃないし、ガンガン状況が想像できるのです。
そんな綺麗な声でスラスラとリアルに実況しないでーっ!
と耳を塞ぎたくなりました。

さすが、この役で賞を獲った訳ですね。
第41回紀伊國屋演劇賞の個人賞を受賞しました!

その描写に不気味さを追加しているのがお面。
覆面も薄気味悪いが、あのお面は凄まじかった。

悩める青年が場面が変わるにつれて加害者にもなるわけですが
それを演じた藤原竜也さんのイッちゃった目も怖かった。
銃を構えながらあんな表情されたらたまらんですよ(泣)
あとレスラーに持ち上げられたまま静止していたのは凄かった。
持ち上げているのも凄いんだけど、上で動かないのも大変だと思うんですよ。

しかし自分に戦争の知識が不足していることが歯痒かったです。
今年はそういうことが多かった。
もっと精進しなければ! と痛感。

そして確かに途中まではついて行けていると思ったのに
いつの間にか置いて行かれていた…
野田演出ではいつものことだ、と思いつつガッカリだ(笑)

野田脚本にしては解りやすく(私は解ってないですが)
シンプルな台詞でしたが、普通に古い表現が出て来て油断できない物語。
「タツキ」って言われた時は「わあ!」と内心びっくり。
そんな言葉もありましたね(遠い目)
 

ナイス・エイジ

観劇:2006年12月
会場:本多劇場
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ


ナイロン100℃の公演です。
私は大倉孝二さんがご出演のときしかナイロンの公演は行かない
ハンパなファンです(苦笑)

『ナイス・エイジ』…ナイスなエイジくんの話。
ではなかったです(そりゃそうね)。

実は今回は再演で、初演は2000年9月。
崩壊寸前の家族の奇妙な冒険を描いた
20世紀へのオマージュにしてタイムスリップ・コメディの最高傑作。
だそうです(知らなかった)。

タイムスリップですよ! 私にとって鬼門…
冷や汗滴らしながらの観劇。

…これ本当に、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出ですか?
意外にいい話だ(失礼だな!)。
ケラさんの演出は毒があってくらっちゃうことが多いんですけど
これは平気でした。

私の好みの「家族の話」。
廻(めぐり)一家が引っ越したアパートのお風呂場がタイムマシンで、
そうとは知らずにどんどんタイムスリップする一家。

普通なら「ダメよ!歴史は変えちゃいかーん!!」と
ヤキモキするんですけど、お構いナシにどんどん過去に干渉していく
廻家の暴力オヤジを目の前にそんなこと考えるヒマもなかったです。

もちろん未来には時間を管理する機関もあって
その人たちに追っかけられつつ、廻家の人たちは奮闘するのです。
…この時間管理組織のメンバー(7人しかいないらしい)が
ヘッポコでラブラブで面白かった!
良く出てくるメンバーは夫婦でコンビを組んでいるんですけど
ものすごくマヌケでラブラブな二人なんです。
そしてこの二人とやりとりする天の声もおかしい。
この組織はお笑い担当らしいぞ(爆)

廻家の人々には歪みがあって
暴力オヤジを筆頭に、アル中おかん、プーな次女、へんてこ息子が
日々喧嘩しつつ、それでも同居して貧乏暮らし。
オヤジは元はお金持ちのお坊ちゃんで、おかんはそのメイド。
二人の間には長女がいたのですが
19才のときに乗った飛行機が墜落して死亡。
それ以来、ギクシャクし始めた廻家。

それを修正するための過去への旅立ち…
かどうかはヒミツにしておきます(笑)

注目の大倉さんは廻家のへんてこ息子でした。
物語上の現在である2000年には成人しているらしいが定職にも就かず
キンパツで長い手足をもてあましている様子。
「チョー」を連呼するワカモノでした。
ご本人は「チョー」などのワカモノ言葉は使用しないらしいですが。

で、なにがへんてこかと言うと
絵を描こうとして懐中電灯を作ってしまうような改造能力の持ち主。
現在も「エアコンぽいもの」を作っては周囲を困らせています(笑)

この話の素晴らしいところは、このへんてこ息子の能力を始めとする
もろもろの前振りを後半で拾い上げることなんです。
「ああ~、そういえば言ってた(やってた)」と納得の展開です。
タイムスリップものの醍醐味ですね!

それにしてもタイムスリップしてあくまでも家族のために立ち回る
一家は純粋なのでしょうか?
私ならもっと私利私欲に走ったりしそうですが(笑)

そしてラストは「なんでそう来る?!」と大混乱のエンディングでした。
これがケラテイストなのか…??

たまにしか観ないナイロン公演。
おかげでメンバーが覚えられません! ゲストも多い!!
今回もチラシに混じっていたキャスト表を見ながらの観劇です。
が、一人何役もやるから混乱の極み! 歌舞伎並に変身しています。
一役の人の方が少ないのです。
またしてもメンバー覚えられなかったよ、ガックリ。
 

イヌの日

観劇:2006年11月
会場:本多劇場
演出:長塚圭史

初めての阿佐ヶ谷スパイダース観劇です。
阿佐ヶ谷スパイダースとは長塚京三のご子息・長塚圭史さんが
メインのユニット。
ってことしか知らなかったのですが調べてみてびっくり。

なんと役者は圭史さんを含めても3名しか所属してないんですね!
ジョビジョバの初期メンバー(?)でもある中山祐一朗さん
以前観た芝居でイイ声がツボだった伊達暁さんがメンバーでした。
伊達さんは『容疑者室井』に出演だったらしいです…どこに??

こんなことも知らなかった阿佐スパ初心者の私が
観に行くことになったのは
お気に入りの役者・内田滋さんを観るためであります!
八嶋さんもご出演だし。

『イヌの日』は再演だそうですが、もちろん私は初見。

《あらすじ》
高校を卒業後、進学も就職もせずに悪友たちと遊び暮らす広瀬幸司。
仲間内のリーダー格である中津正行からある仕事を頼まれる。
中津が海外に行っている間
「ある人たち」の面倒を見てくれというものだった。
大金に釣られ安請け合いした広瀬であったが
その「ある人たち」とは恐るべき状況下にある者たちであった……


この広瀬が滋さんの役なんです! 主役だわっ(喜)
すっかり男の人なんです。初めて完璧な男なシゲさんを見た気がする…
カッコイイね~。弱かったけど(笑)懸命で好感度高!
『魔界転生』でも紛れもない男でしたが、末っ子な感じだったからなぁ。
今回は中津家に集う人々の中では珍しい凡人・広瀬の役。
ある登場人物に言わせると「つまんない」男。
でも周りが強烈だから浮いているけど広瀬の感覚は常識的だよ!(応援)


広瀬の友人・中津を演じるのは阿佐スパの伊達暁さん。
以前観た芝居では色と欲にまみれた登場人物の中で、ほぼ唯一
キラキラした心を持っているイイヒトの役でした。
なのに今回はヤな奴を吸い寄せる中津家の中核を担うに相応しい
壊れた人。
男関係に奔放な母親を見て育ち、歪んでしまった男。
狂気に染まっているのにいい声だ♪

で、再演にあたり新たに加えられた人物、中津の母・和子。
中津家に来る息子の友達を次々に誘惑する母(それを黙認する息子)。
そんな母を演じるのは美保純。
この母も屈折していて、愛したいし愛されたいのに愛し方を知らない
という寂しい人物。
そんな役がハマっている美保さんなのでした。
…初演にこの母がいなかったなんて、いったいどんな芝居だったんだ??

後味が悪い話かと思い、覚悟して行ったのですが
「家族の話」で「愛の話」だったのでとっつきやすかったです。
それは今回加わった中津の母の存在が大きかった。
母がいないと宙ぶらりんな感じになってしまいそうだ。
それを想像するのもアリかと思うんですけど、ハッキリしている方が好み。
 

獅童版 森の石松

観劇:2006年10月
会場:新橋演舞場

《あらすじ》
現代の新進気鋭(?)の演出家・石井(獅童)は
喘息持ちで虚弱体質の脚本家・松田(橋本じゅん)と共に
江戸時代にタイムスリップ。
石松・松五郎として転生(?)した二人なのでした。

というわけで石松とコンビを組むっぽいじゅんさんは
めちゃくちゃ出番が多いであろうと楽しみにしていたら
思ったより出番が控えめで不服~。

あ、聞けなかった浪曲と思われる歌が幕間に流れましたよ。
「♪森の石松ぅ、いいオトコ~」の歌詞に爆笑。
なんじゃこの歌!!

私は時代劇を観に行ったつもりだったけど
実はコマ劇(もしくは明治座)の座長公演を観に行っていたらしい…??
どっちも観たことないんですけどイメージです(笑)。

二幕目の後半はリサイタル?? でしたよ!!
『森の石松』の物語が終わったあと、キャスト勢揃い。

なんとバンドを組んでいました!

もちろんボーカルは獅童さん。
男闘呼組(漢字あってる?)の高橋和也見参ですよ!
深沢さんはキーボードできるんですね!
元ジョビジョバの長谷川朝晴さんも楽器がおできになるようで…
しまいには笹野高史さんまでラッパ(…金管楽器です)を披露!!
(笹野さんは劇中でもさりげなく笑いをちりばめ、和み担当でナイス)
それ以外の人は歌え踊れのドンちゃん騒ぎ。

……目がテン! でございます。
そういえば劇中でも掃除のおばちゃん(吉田日出子)登場で
歌がありました。このシーンは正直長かった~(苦笑)。

いやしかし、ご高齢なお客の多いこの舞台でこの挑戦はスバラシイ。
最初の衝撃から立ち直ると手拍子で参加しながら
私はじゅんさん探しです。
うう…人数が多すぎてどこにいるのかワカラン!
めっちゃ歌える人だから絶対ボーカル!! と、血眼になって探します。
が、見つかりません。
なぜっ?!

途中、噂の高岡早紀と獅童さんのデュエットもあったので
「これはメインの人が順番に歌うのか?」
とじゅんさんを待ち続けたのについに登場せず。

慎み深い(?)じゅんさんは遠慮して舞台そでにいたらしい…。
ラストのキャスト紹介で登場です。
なぜっ!?
歌って欲しかった~。なんなら主役を食ってもOKだったのに(爆)


肝心の舞台ですが、ミラーボールのきらめくリサイタルに圧倒されて
ロクに覚えてなかったりして…わはは。

でも最後の閻魔堂での決戦はおもしろかったです。
愛するお文ちゃん(高岡早紀)を助けに
あんなに嫌がっていた閻魔堂に駆けつける石松。
この石松には未来の知識があるので
「閻魔堂には行かん!」と言っていたのだ。
そして敵役・ベンガル親分の姑息な作戦に負ける石松。
グサグサ刺され、ザクザク斬られる石松。

一方、石松を追って助太刀に来たじゅんさん(松五郎)と
高橋和也(役名忘れた)。
助太刀と言いつつ石松とは離れたところで闘う二人。
浜辺に逃れ
カブキちっくな梯子の殺陣で大暴れするじゅんさんにメロメロ。
高橋氏はどうだったかな…(愛が薄いぞ、私)。
その後、カブキ式の波に潜り、顔を出すたびにブーっ水を噴く二人。
時に魚を咥え、タコを握って敵が頭を出します。
やばい、楽しいぞー。

場面変わって再び閻魔堂。
およよ。死んだと思っていた石松が生きていた!
またまた殺陣が始まります。
途中、石松を庇って斬られるお文。
そんでもって、またまたザクザク刺されちゃう石松だったのだ。
うぬ。なんじゃ。石松はゾンビなのか?!
やたら流血です。吐血が多いぞ、敵も石松も。

で、ええと、どうやって終わったのかな?
たしか石松が死んで、切られたはずのお文が泣いて終わり…?

と思ったら現代に戻り、実は劇中劇でしたー。みたいな感じ?

うーん。やっぱよく覚えてないです(役名もうろ覚え)。
衝撃的でしたから、あのリサイタル(笑)
 

赤い長靴をはいた猫

観劇:2006年09月
会場:グローブ座
演出:いのうえひでのり

新感線☆NEXUS vol.2 『Cat in the Red Boots』

主役・トーマ役・生田斗真くんを久々に
(どのくらい久々かというと、4年前の新感線の舞台『スサノオ』以来)
観ましたが、顔が変わっていますね!!
大人っぽくなった! というより外人ぽくなった…?
側転したよ! 主役の側転になんとなく衝撃を受けてしまったのでした。

ネコ(ノラ)役・松本まりかちゃんは初めて見ました。
パンフには私が観た映画にも出演したとかいてありましたけど
どれだかわからないんです(苦笑)
かわいーですねー。元気があってアニメ声で。
ネコ耳だから「萌え~」なわけですか?

この二人を中心に話は展開していきます。
物語のベースはシャルル・ペロー原作の『長靴をはいた猫』です。
遠い昔に読んだこの話。舞台を見ながら思い出す
…かと思っていたら、見終わっても思い出しませんでした(爆)

この話だけでなく古今東西の童話がいろいろ詰まっています。
一番新しいのは

ハリー・堀田(粟根まこと)
ハーマイ・鬼塚(中谷さとみ)
ロン・太秦(市川しんぺー)

の名前で分かるように大ベストセラーの某シリーズ。
この3人がまたよく似ている!!
あのロンも似ていると思いますが何か…?

ハリーはビミョーに、ほ○えみの貴公子にも似ていて爆笑!
うっきゃー!! アワネさーん!!
眼鏡の奥の殺人者の視線がたまらーん!

この3人は魔法学校から盗まれた秘宝「赤いブーツ」を取り戻せと
レッドフード校長(村木よし子)に命令されブーツを盗んだノラを追います。

さて領主アンデルセン王(逆木圭一郎)にはグレーテル姫(すほうれいこ)
ラプンツェル妃(山本カナコ)にはヘンデル王子(河野まさと)と
それぞれ連れ子アリの状態で数年前に再婚。

お年頃のグレーテル姫のために結婚相手を探しています。
が、おてんばの姫は「強い人じゃなきゃイヤ!」と候補者を断ります。

そこですごい衣装(笑)のグリム大臣(右近健一)が
「H1グランプリを開催するざんす~」と提案。
つまり格闘トーナメントで結婚相手を探そうというのです。
それには同じくすごい衣装(笑)のイソップ大臣(村木仁)も
ヘンデル王子を姫と結婚させようとしていた王妃も賛成し一幕が終わり。

二幕目は「H1グランプリ」開催。

街中でゴロツキ(実はトーマの兄たち)に絡まれている姫を助け
見初められたトーマも、もちろん参戦します。
ノラの飼いノミ(ブルース・ジャッキー・サモハン)に特訓されながら。
そこに至るまでに「カユイ~ノ公爵」の領民として
私たち観客も劇中に参加しつつ(笑)

……やっと、やっとマオ(梶原善)登場!!
一幕目にも町の人として(おそらく着ぐるみでも)出演していた善さんですが
二幕目にしてようやく登場です。
ホームレス風の扮装です。頭、デカっ!
もちろん、ただのホームレスじゃぁ、ありません。
見終わってから原作を確認したところ、原作にも登場しているキャラでした。
ラスボスですよ! デフォルメされていますけどそうとう悪どいです。

そのラスボスを倒す鍵となるのが「赤いブーツ」。
なんで赤いのかと思っていたら「赤い靴」にも掛っていたわけですね。


とあらすじを長々と書いてみましたが、本当は「青春の物語」なのでした。
若人が目的探し・自分探し、みたいな。
ちょっとこっぱずかしい…(照)
観ながらむずむずしてしまったワタクシです。

あと、ヘンデル王子の煌びやかさにめろめろだったりします。
なんじゃあの王子(爆)!! たまらんね!

半分ネタものだったこの芝居は気楽に楽しめたのでした。
あー、おもしろかったー!!


このお芝居は2回観ることができたので
以下、1回目と変わっていたところや気づいたことを列挙します。

日曜の2列目もよかったけど、全体が目に入る昨日の後方の席もいい感じ
日曜のほうが客のノリがよかった
「苦節21年満を持しての主役」きらーん☆ で拍手が!
でも動じないアワネさん(え、ノーリアクションなの?!)
寝癖があったハリー・堀田(トレードマークだからね)
あのロンはお気に入りです
ハーマイもお召替えがあっていいですね
ノラが被るのみで着替えないからな。でもあのヤカン頭でストーブは好き
トーマの声が復活していた
トーマの腕は常に長袖に隠れていたのでした…ガクッ
昨日は歌詞を間違えなかったトーマです
日曜は ♪歌詞、間違えちゃった♪ と堂々と歌い上げて大爆笑!!
そのあと登場のノラに「間違えちゃってんじゃねーヨッ」とツッこまれた
ノラの声が掠れ気味(ガンバレ!)
姫は高笑いが上達していた(爆)
右近くんはノリノリだった
ワタシ、都の人たちのダンスシーン好きだ!
マオがトーマの控室で「このシミ、見てよ」とトーマに絡んだ
それ↑に密かにオチるノラ
ボンカレーはボンカレーでした(日替わりネタじゃなかったのか?)
マオって「魔王」から来た名前? 「魔王様」に聞こえてしょうがなかった
ドラッグ将軍の駄洒落は「猫にパン粉」(これも日替わりにあらず?)
「それ↑に勝るギャグ」を目指したグリムに
マオの言葉「力強い!」→「勝ってる!」
ドラッグ将軍、最後の手榴弾ジャグリングで失敗。落とした~
ノミに変身させたとき潰しちゃえばよかったのにね(…それじゃ地味か)

《ヘンゼル王子スペシャル》日曜に聞き取れなかったセリフを中心に。
姫の結婚相手として立候補した後の退場時「結婚指輪作りましょう」
姫が悪漢に襲われた時の王子の対応が違った。
「よろしく~」&逃亡→「とうっ」と側転&ダッシュ
「目を見て会話しましょう」の後のセリフ「あなたの息子、グレますよ」
おかあさまが殺されたとき果敢に一太刀あびせた王子に感動!
その後「うわーん、開けろよぅ」だったけど(苦笑)
頻繁に出てきた「石を抱えて川を渡る」の意味がわからない…

改めて観るとよくできた話でした。
ハリーの小細工好きも、満月も、ロンの食いしん坊も
アニキのパツンパツンの服も、ドラゴンの吐息も、夢を覗く双眼鏡も
あとで出て来た
舞台が回ってる間もキャストが縦横無尽に駆け回り退屈しない!
三人兄弟の設定は原作のままで、関係はシンデレラ?
王子の奇抜なスーツをトーマが着るのは原作を踏まえてる!
もしかしてネコが溺れてたのって原作の変形?
カユイ~ノのシーンではノラがそこら中にノミをばらまいてた
ノミに操られた私たちだったわけだ。だから「カユイ~ノ」かぁ
シリアスシーンの後には必ず笑えるシーンを用意(助かります)

…こんなものかな。ネタが多くて覚えきれないよ!
 

魔界転生

観劇:2006年9月
会場:新橋演舞場
演出:G2


全三幕。

一幕目は、登場人物紹介ですね。
設定や事情説明が多くて…ちょっと寝ちゃいました~(爆)!!
紀州の殿様と四郎が密約を交しているあたりで。

胡散臭い由比正雪が熱弁ふるっていたのは覚えているのだけど…
しかしあの由比正雪のアヤシサはなんなんだ~?!

二幕目は、笑いの要素が増えます。
柳生七人衆ってお笑い担当なのね!

実は、その七人衆の中に今回の芝居で目当ての人物がいるのです。
その名も内田滋! 北条主税を演じた人。
最近、お気にいりの役者さんなのです。
思った以上に生き残ってよかった~(笑)。
死に際も見せ場があったし、なかなかイイ役でした。
滋さんらしいところがあまり見られなくて残念でしたが。
そうそう。初日にヅラを飛ばすハプニングを起こした人です。
残念ながら(?)私が観た日はつつがなく進行したのでした。

あの柳生の人たちは強いのか? 実に呆気なく倒されて拍子抜け。
それだけ転生した人たちが強いってことなのかな。
けどその転生した人を
バッタバッタと倒していく十兵衛(橋之助)はタダモノではないな!

十兵衛は昼行灯な登場から
柳生のため、天下のため魔界衆を退治するキャラ。
堅物かと思いきや意外に女も好きらしい。
女風呂のぞくのに加わっていたし(笑)

意外に簡単に死んでしまう魔界衆。
別に不死身というわけではないのか…。
妖刀を求める十兵衛、というのはなかったと思うので(たぶん)
十兵衛が戦力補強したわけではなさそう。
外見は死んだ時のままで
体力なんかが全盛期の状態に戻るって設定なんだろうか?

三幕目は
いきなり二幕目で死んだ人が幽霊となって状況を説明してくれます。
オキテ破りの地図で説明!
伊能忠敬が生まれる前の設定だから「幽霊ゆえ可能な」ワザらしいです。

ここがイチバンおもしろかったな~。

薄い幕がブラインドになって
地図を映しつつ、その奥で弥太郎少年の様子を見せてくれます。
この少年がキビキビと動いて気持ちがいい!
早々にやっつけられる柳生の衆よりよっぽどしっかりしてるよ(笑)

紀州の殿様ご執心のお縫(藤谷美紀)を二幕のラストで拉致され
少年まで攫われて、後手後手になる十兵衛たち。

とりあえずは少年奪還です。
荒木又右衛門に化けた十兵衛、根来衆に化けた佐十郎(たぶん)と主税。
いち早く滋さんの声を聞き分ける私!
む。このシーン、滋がいるぞ! 双眼鏡を駆使して発見!!
にんまり。
ついでに隣にいる友だちにも教えます。
「よく分かったね」と誉め(呆れ?)られました。
だって根来衆って忍者だから顔、ほとんど隠れていたもんな。
我ながら偉い!

このあたりは紀州の殿様の意図がまったくわからず苦労しました。
ここにきて一幕目に寝たのが祟ってきた(泣)。
どうやら家光とその跡継ぎを亡き者にして
転生した紀州の殿様・頼宣(升毅)が天下を治め
魔界衆が支配しようと目論んでいるらしい。
その転生するときにお縫を利用しようとしている、みたい。
…なにぶん寝てたんで若干、創作しているかもしれません。

そういえば女を使って転生というのは窪塚版にあったような?
思ったより原作に近かったのかな、あの映画?
でもこの女の使い方が不愉快。納得いかないんですけど!
あの女たちはどうやら人間だったようだけど
どんな納得のしかたをして四郎側についたのだろうか?

四郎のラストにお銭(遠藤久美子)が関わってくるとは!
イマイチ彼女には見せ場がないのよね~と不満だったので納得しました。
エンクミ的にはよかったけど四郎的にはどうなのよ?
唯一、十兵衛に倒されなかった魔界衆(笑)

さて、問題のキスシーンですが、ありませんでしたよ!
私が寝ていた場面であったのかもしれませんが…
私が観ていた限りではそんなシーンはございませんでした。

「しそうなシーン」すらなかった…
あえてあげるなら
瀕死ながらも尚、この世を魔界に変えることに執着する四郎を
抱きかかえながら十兵衛が
「そんなことを天草のみんなは望んでいないぞ」
と諭すシーンですが、どう考えてもそんな流れにはならないんですよ。

うーむ。いったいどの場面のことだったんでしょうか?!

あ、『魔界転生』のロゴ(?)の
「界」の字が宇宙人ぽくて見るたび和んでしまいました。
幕にも書かれていて見るたび
「ちょっと困った宇宙人…ぷぷぷ」と笑ってしまったのでした。
 

オレステス 本編

観劇:2006年9月
会場:シアターコクーン
演出:蜷川幸雄


【夫殺しと母殺し】

《あらすじ》
トロイアの王子パリスによって奪われた妻ヘレネを取り戻すため
夫メネラオスは兄のアガメムノンと共に10年に渡る戦争へ旅立つ。
戦争に勝利し凱旋するアガメムノンだが
妻のクリュタイムネストラとその愛人アイギストスの陰謀により
殺害される。
実の父を実の母に殺されたエレクトラとオレステスの姉弟が
母とその愛人を殺し、父の敵を討つ。その判決が間もなく…
不利な裁判を有利にするため、叔父のメネラオスに一縷の望みを託す。


太鼓の生演奏《ドーン》という音から芝居は始まります。
この音が大きくてびっくらこきました。
さらに神話ぽい歌声(ってどんななんだか…)が響く。
これがまたイイんです! さっそく鳥肌が立っちゃいました。

土砂降りの雨の中、エレクトラ(中嶋朋子)の状況説明から。
それが冒頭のあらすじです。
いきなりのカタカナの洪水にパニック。
やべー、やっぱ予習は必要だ…と後悔しつつ(早!)耳を傾ける。

かろうじて
実の父が実の母とその愛人に殺されたらしい。
そして父の敵を取るため母とその愛人を殺した姉弟に
その殺人に対する裁判が行われようとしている。
圧倒的不利な裁判を覆すには叔父であるメネラオスの助けが必要。
メネラオスを説得しないといけないのだ!
ということがわかりました。

…こんな様々なことを説明しないといけないエレクトラ。
しかも雨の中! ほんとに振っています、雨が。
あっという間に雨に濡れてしまうエレクトラ…たいへんだぁ~。
でも申し訳ないけど、雨の音で台詞が聞き取れないことも…
雨はもう少し控えめに降らせてください(苦笑)。

母を殺してしまった罪の意識から
ときおり精神のバランスを崩すオレステス(藤原竜也)。
…フンドシ? スパルタカスな衣装です。
母殺害後、飲まず食わずでウツウツとしています。風呂にも入っていません。
そんなわけでヒゲが生えています! 髪も長い!!
そしてまさに体当たりなキ○ガイ演技。
とっても薄着なのに雨の中、走り滑り衝突し…激しいです。

狂気の中で
「この殺人はアポロンの神託であり、復讐の女神エリニュスに悩まされる」
と発言しているけど…狂ったからそう言っているのか、真実なのか。

空気の読めない悪女ヘレネ(香寿たつき)。
殺人的大胆悩殺スリット入りのドレスで登場。…迫力です。
これならトロイア戦争の発端になっても仕方ない美女っぷり。
自分中心人間です。軽くムカツキます。
姉が殺されたというのに白いドレスで闊歩。
姉の墓参りにも娘に行かせるゴーマンぶり。自分で行きなよ、墓参り。

愛妻家・叔父メネラオス(吉田鋼太郎)。
鎧のジャラジャラがけたたましい。
ふお~、やっぱこの人の声、すばらしい!!
何度か舞台で観ていますけど、言葉が明瞭で毎回メロメロです。
THE役者って感じ。

さて、この人を説得しないと裁判に勝てる要素はないのです。
必死に説得をするオレステス。
メネラオスにはオレステスの父・アガメムノンの協力があったからこそ
ヘレネを奪還できた、という弱みがあります。
説得される要素はあるのです!!

んでも「父に世話になったんだからその息子の私を助けてよ」っていう
説得のしかたはいかがなものか?(苦笑)

そこへ
法律オタクの祖父テュンダレオス(瑳川哲朗)登場。
この人の職業が分かりませんが
黒のローブでやっぱりジャラジャラしています。
そしてまたしても美声です。いやー、うっとり~。

娘を殺された祖父と、父を殺された孫、というハードな構図。
助けて欲しいと懇願するオレステス。
だけど
「父を殺されたときに法に則り母を追放しなかったお前が間違いだ」
と取りつく島もない祖父。

…そうなのか。やっぱ夫殺しは罪なのね。
本来は追放になるはずだったのか。
そうだよ、なんで追放しなかったのさ?

これに対してオレステスは
父のおかげで誕生した自分だから父を殺されたらたとえ母が相手でも
敵をとらないわけにはいかない。
それにこの夫殺しを許したら
今後、同じようなことが起こるかもしれないじゃないか。
と反論していたと思う。

…うーん。
たまーにオレステスの言っていることに「むっ」とするのは
私の心が狭いのか?
「父のおかげで誕生」って、母もいないと生まれないだろが!
夫殺しの話しかしてないけど妻殺しはどうなるの?
どっちも同罪、それでいいじゃん!
ちょっとここは納得いかないんですけど、話は進みます。

結局、祖父の説得には失敗。
残る頼みの綱は叔父メネラオス。
しかしテュンダレオスが援護しないのを知って
「これはオレステス側につくとマイナスだ。王になれないかも」
と計算し始める。

えええ~、なんじゃこの男! 自分の保身なの?!
自分勝手に嫁を取り戻すために戦争しといて
それが原因で残された兄の妻に愛人ができて
この悲劇に至ったというのに!!
この自己中心な似た者夫婦め!!


【篤すぎる友情と行きすぎな肉親愛】

そんなわけでメネラオスの説得に失敗し落胆しているオレステスのもとへ
颯爽と親友、登場! 待っていました!!

篤(熱?)すぎる友情を持つピュラデス(北村有起哉)
さ、さわやかすぎる…!!
なんだろ、この人だけ温度が違うような気がします。

親友にして、いとこで隣国の王子ですが
オレステスに母を殺すことをけしかけ、殺害に荷担。
ついに勘当同然に飛び出し
「一蓮托生」とばかりにオレステスを説得し
共に裁判所に乗り込む。
この時の説得のしかた、されかたがちょっとオカシイ。

オ「こんな不自由な体で君に迷惑をかけるわけにはいかない」
ピ「なにを言うんだ! 君の面倒をみるのは迷惑でもなんでもないさ!」

…みたいなことを言っていた。
プロポーズに聞こえるのは私だけでしょうか??

ピュラデスが登場すると大きく物語が進むような気がします。
エレクトラとオレステスの心情(不安や嘆き)に呼応して降り始める雨も
ピュラデスの前ではピタリと止む感じです。

さて裁判所の様子を報告する知らせの者(田村真)。
じじいの拵えなのに声が若い!! またしても惚れ惚れしてしまう私。
パンフを見たらホントは若い人だった…

オレステスの訴えも空しく判決は「剣による自殺(死刑)」に決まります。

絶望に打ちのめされるオレステスを迎えるエレクトラ。
抱きしめて慰めるシーンなのにいつのまにか
エレクトラの乳を揉む(!)オレステス。
「姉さんのこの胸!」とか行って押し倒していますが…。あわわ。

一方、いくら友達でもそこまでするか? なピュラデスとオレステス。
常に肩を抱き、顔を近づけて話す二人。
時には熱い抱擁も。
スキンシップ過剰じゃない?
ピュラデスはこの判決に関係ないのに
「どこまでも一緒だ」なんて言って、共に死ぬ覚悟です。
こ、これは友情?

オレステスを巡る三角関係か?! と疑った次の瞬間、明かされる事実。
エレクトラとピュラデスは結婚を誓い合った仲だとか。

あ、そーなんですか。エレクトラに向けた言葉だったのね。
でもオレステスに向かって言っていたよね?

パンフに「この二人はホ○セクシャルな関係です」と名言されていました。
うはー。やっぱ、そうなんですか?!
この時代では当たり前なこと、なんですって。
…最近、他でもこんなフレーズに出会いましたね(笑)

でもそんなイヤラシイ感じはしませんでした。
ただ、ピュラデスにとってエレクトラよりオレステスのほうが
大切なんだろうな、というのが伝わってきました。
…だからダメなのか!(爆)

腹黒いピュラデスによって物語は更なる展開をします。
「どうせ死ぬならメネラオスに復讐しよう! ヘレネを殺しちゃえ!」
そのアイディアにさらに命乞いまで追加するエレクトラ。
「ヘレネを殺し、ヘルミオネを人質にし、判決を覆すように脅迫しよう!」

策略が尽きることない二人に挟まれ、オレステスは肯くばかり。

ああ、こうやって母殺しは実現したのだな…と考えていると
ヘレネのいる城に乗り込み、計画を実行に移すオレステスとピュラデス。
だ、誰かこの人たちを止めてください~(泣)

その計略を実行された様子を説明する
命からがら、城から逃げ出したプリュギア人(横山栄司)。
…この人がまたしてもいいお声の持ち主なのです!
長い長い説明なのに聞いていて全然苦にならない。
しかもお声がじゅんさんにそっくり! じゅんさんか?!
確認してしまった。
うん。痩せているからチガウ人だ(失礼だな)!

忽然と消えるヘレネ
駆け付けるメネラオス
ヘルミオネを人質に取引を持ち掛けるオレステス・エレクトラ・ピュラデス。
睨み合いになり緊迫の膠着状態を打開する一筋の光。


【デウス・エクス・マキナ】

スゲーおもしろいエンディング。
私は大好きだ!

天から声が降ってきます。
ほんとにいたのか! 神・アポロン(寺泉憲)登場(声だけ)!!
またまた声に張りがあり美声の持ち主が登場でございます~。
その美声が語ります。

オレステスは自分の神託によって母を殺したのだから死刑にはするな。
オレステスとヘルミオネは結婚すべき運命である。
ピュラデスとエレクトラは結婚して幸せに暮らすだろう。
ヘレネは女神になったからメネラオスは違う女と結婚しなさい。

この言葉を呆然と聞く舞台上の登場人物たちの背後に
ふわふわと浮いているヘレネ。
アルカイックスマイルのような微笑み…もう「神」なのね~。

だ、大団円? デスカ??
というにはメネラオスが不憫ですが。苦労して取り返した妻が神に!
唐突です! おもしろすぎるー!!(爆)
つか、だったらもっと早く出てこいよ、神様! って話ですが。

こういう最後に大仕掛けな神様が出て来て大団円になるのを
「機械仕掛けの神=デウス・エクス・マキナ」
というんだそうです。
ギリシア悲劇の様式の一つなんですって。へー。


【コロスという女たち】

舞台上には主な登場人物のほかに「コロス」という集団がいました。
「コロス」とは観客であり、民衆であり、解説者でもある人たち。
「コーラス」の語源ともなったコロスは
本来歌ったり踊ったりする人たちだったとか。
現在の演劇という形式が確立する前
演劇の原形がコロスだったそうです。
かつてはコロスが登場人物すべてを演じていたらしい…。
どーりで1シーンしか出てこない人もいるわけだ。

今回は「トロイア戦争で夫を戦死で失った未亡人」という設定(たぶん)。
黒いドレス(おそらく喪服)を身に纏い、傘を手に持つ女たち。
人数は15人くらいでしょうか。
一人一人話すこともあるけど、たいがいみんなで歌うように話します。

最初は町の野次馬的ポジションを取って
持っていた傘を開いて雨を凌いでいたのに
いつのまにか姉弟に同調し、共にずぶぬれになる女たち。
時に味方し、時に煽り、ツッコミを入れ、役割は多いのです。

それにしても、ただ立って見ているだけでもツラいのに(立ち見な私)
登場以来、ずっと舞台に居続けるのはさぞ大変だろうと
必要以上に応援してしまいました(笑)。
パンフによると、稽古中にキャスティングを外された人もいたらしい。
その人たちは特訓し嘆願しようとしたり、
自主練したりして諦めなかったというエピソードが書かれていました。
うう…えらい!

さて、アポロン降臨の後、どこかで耳にした曲が流れ
それとともに盛大にビラがまかれました。
それはもう、大量に。
うひゃひゃ。愉快になってくるほどバッサバサまかれています。
中二階の奥で立っていた私は「壮観だわ~」と眺めていただけでしたが
一階席の人たちはタイヘンだったのではないでしょうか?

終演後、なんとかそのビラを1枚ゲット。
「パレスチナ自治区」…これって紛争中の??
よくよく考えてみるとあの曲、どっかの国(米国かな?)の国歌…?

これはつまり…
神様なんて! という蜷川さんの演出なんでしょうね。ふむふむ。

それはともかく
…蜷川さん渾身の(?)演出をこの一言で済ますのも乱暴ですが
会場中にばらまかれるビラが、とにかく大量で
とことんやるとこんなに面白い! とゴキゲンになった私なのでした。
 

オレステス 前振り

観劇:2006年9月
会場:シアターコクーン
演出:蜷川幸雄

『噂の男』があまりにも面白かったので
「もっと芝居を観たい!」熱が燃え盛り
ネットの波を漂っていた、ある日。
『オレステス』の立見券が販売されているのに遭遇。

蜷川さん演出じゃないですか!
藤原竜也主演じゃないですか!
マクダフ北村もいるじゃないですか!

というわけでポチっと購入。
冷静に考えてみると立ち見なんですよね…。買っちゃいましたけど。
お安くすんだのでヨシとしよう!

で、『噂の男』が好みじゃないのにも関わらず
こんなに「面白かった」と思えるのはなんでだろう?
と分析してみました(ってほどでもないですが)。その結果

予習をしてないので展開が読めず、楽しめたのではないか

という結論に達しました。
ま、大袈裟なこと言っているようですけど、つまり
「今回は予習しないぞ」ってことなんですけど。

私は基本的に演劇の予習はしないんですけど(予習不可能も多いし)。
ネタバレ厳禁! の姿勢です。
そういえばマンガも小説も映画もネタバレ厳禁だなぁ。

けど歌舞伎三昧になってからは、予習が当たり前になっていました。
歌舞伎はある程度知識があったほうが楽しめると思うんですよねー。
大事なところは見逃したくないし!!


■ オレステス

おもしろかったです!

ギリシア悲劇ってギリシア神話絡みなんですか?
神話が大きく関係していて
昔読んだギリシア神話の記憶を掘り起こして観ることに。
あと映画『トロイ』が密接な関係で
あの映画を見たときに読んだ
阿刀田高の『ホメロスを楽しむために』の記憶が多いに役立ちました。

たぶん後日、改めてネタにすると思うんですけど
深読みしたくなるお話でしたよ。

とくに主人公・オレステス(藤原竜也)と
その姉・エレクトラ(中嶋朋子)
オレステスの親友・ピュラディス(北村有起哉)の三人の関係。

……オレステスを巡る三角関係か?!

という密着度でした(爆)
近親相姦に衆道ですか…? 濃いなぁ(笑)

マクダフ北村は大活躍なのでした。深く聞き取りやすい声にうっとり。
演じるピュラディスは腹黒くて策士でした。
オデュッセウスに喩えられたり、ヘクトルに喩えられたり。
もー、この人、大好きだ!!

役者さんに美声のかたが多くて、うっとりの連続でした。
なんだろう発声がしっかりしているのかな?
とっても聞き取りやすいんです。
セリフが多い芝居でしたが全然苦にならなかった! ブラボー!!

立ち見はやっぱりくたびれました。
足がダルい! 痛いっ!
登場人物がカタカナばっかりアタマも使ったし
昨日はヘロヘロで帰って、すぐに寝ちゃいました。
パンフ読みたい…
 

大人計画フェスティバル

観劇?:2006年9月
会場:旧西落合中学校

…一緒に行く友達がハイテンションで「行くんなら最初から!!」
と息巻いているのでオープニングにあわせて行くことに。遠いのに~。

会場は「旧西落合中学校」。
廃校になった校舎を再利用しての「大人計画の文化祭」という企画。
京王線・小田急線の多摩センター駅下車です。
なかなか行きにくい場所が会場なので
「来る人も少なかろう」と予想していたら、とんでもない!
大人計画人気を侮っていました~。

多摩センター駅でごっそり降りるお客さん。
駅から延々と続く人の列。うう~ん。みんな熱いね!

《野外ステージ》
◆オープニングセレモニー
毒舌でメンバー紹介しつつ、「大人計画社歌」を歌い踊り
オロティちゃん誘拐犯あてクイズも織り込んだ
コント仕立て口パク風。
本当に口パクだったのだ。
理由は「人数分のマイクを用意できなかったから」(笑)

で、さっそくNYスタイルホットドックをいただく。うまい。

《校舎内》
◆大人計画風雲録
大人計画18年の歴史を振り返った展示。
舞台写真や小道具が紹介されています。
大人計画を見始めたのが最近なので純粋に興味深かったです。
過去に温水さんが出ていたってことは大人計画の人だったの??
ゆかりの人にインタビューしたVTRがあって
勘三郎さんやじゅんさんのコメントもあり、画面にかじりつき!

◆純喫茶マンハッタン
スラムダンクを揃え、ナポリタンもはじめた純喫茶。
マスターの苦労が伺えます(笑)
カレーとジュースをいただく。…食べてばっかじゃないか?

◆大人のWardrobe
公演で使った衣装を展示。
見覚えのある衣装も多くてウハウハ。
ダイズ丸の衣装はキョーレツだなぁ。

◆松尾スズキの“なんの変哲もない似顔絵展示部屋”
よくわからないんですが
何かの雑誌に掲載された(?)松尾さんの似顔絵の原画の展示でした。
にてる~。
「『ルパン三世』を実写化するときは銭形は阿部寛で」にはなっとく。

《野外ステージ》
◆クドカン×磯山晶トークショー“褒めあうだけじゃダメかしら?”
私の第一目的。見られて満足。
今までのTBSのクドカン脚本作品に関する思い出を語る対談。
初期の作品から『吾輩は主婦である』まで。楽しかった。
しかし、野外でトークショーは向いてないね。暑いし、気が散るんだもん。
ステージ脇の屋台で皆川さんが串焼きを焼き始めたり(笑いがおこる)
次のコーナーのゲストの古田さんが脇を歩いたり(ざわめきが広がる)
ヘリコプターが飛んでたり…(純粋に聞こえない)

《体育館》
◆平岩紙の“紙オケ”
うはー、体育館は冷房が効いていたよ!
学生時代にブラスバンドをやっていたという紙ちゃん発案で実現。
7ヵ月間の特訓の成果を披露してくれました。
ずいぶんとメンバーがいました。
が「初心者」も多くてどうなるかと思いましたが、カンドー的でした。
ラストの曲は市販されていないのでCDからおこし
おとといやっと譜面が揃ったという『ラブラブ・マンハッタン』
これがまた、拙くて(失敬)イイのであった。

《野外ステージ》
突撃!ドッジボール大会の実況を聞きながら(人だかりで見えない)
待ち時間に「タイ料理屋台のサワディー」の豚肉ライスをいただく。
か、辛い…。
屋台が意外に充実していて食べ物には困らなかったのでした。

◆星野源の“弾き語り”
友達イチオシの源さん。
半分オツキアイで聞く(だって誰だかわからなかったんだもん)。
前半はマジメに歌を披露してくれて
(たそがれ時にアコースティックな音がナイス。歌詞、忘れたりしていたが)
後半は「SAKEROCK」のメンバー浜野くんが
ワイン持って黄色いガウンで乱入。
…コント?
「せっかくだから歌ってけ」と歌わされていた。
なんだか自由な人であったよ。歌ったり踊ったり楽器落としたり。
ワカユイふたりなのであった。

◆お宝上等!ときめきオークション
イケテツが司会! 背が高いっす。
大人計画の役者さんたちの私物がオークションにかけられます。
収益金はフェスティバルの赤字補填に使われる、とのこと。赤字なのか…
後半、どんどん上昇する値段に恐れおののく観客と司会(爆)
サダヲさんのFANは熱い人が多い…
グループ魂の革ジャンが20万円になりましたよ! 現金とっぱらい!!

◆エンディングステージ
社歌を踊り「これが一番疲れた」という皆さん。お疲れ様です(笑)

結局、最初から最後までいたのでした。楽しかった~。
私が見たのは意外に「文化祭」な感じですが、ほかの企画はもっと…
見てないのでわからないままですが、なんだったんだろう?
というイベント名が多いです。
多芸な人が多いと充実した文化祭になるんですね!

大人計画の底力を見た気がいたします。
ここまでお客さんを集めるのもすごいですが
(省略しましたが、かなりの待ち時間がありました。「おばけ屋敷」断念。
ねずみ帝国の比じゃないです! 暑くて友達は具合悪くなるし…)
廃校を使えるようにするのは、かなりの労力だと思うんですよ。
止められていた電気や水道を使えるようにして
体育館には新たに冷房をつけ、仮設トイレは水洗!
オトナが本気を出すとこうなるのか…と思いました。
 

噂の男

観劇:2006年8月
会場:PARCO劇場
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

「いやーな男たちのいやーなお話」というキャッチフレーズの芝居
というだけあってさすがに「いやーな」展開でした。

舞台はとある劇場のボイラー室近くの地下室。
12年前ある芸人の死亡事故。
それと前後して傷害事件。
さらにムトーさんのヘソまで絡んで大騒ぎ。
全てが壮絶なラストに結び付きます。

登場人物は
〈パンストキッチン〉のツッコミ・モッシャン(橋本じゅん)
〈パンストキッチン〉のボケ・アキラ(橋本さとし)
元〈パンストキッチン〉のマネージャー、今は劇場支配人・鈴木(堺雅人)
売り出し中のピン芸人・ボンちゃん(山内圭哉)
仕事しないボイラー技師・加藤(八嶋智人)

それ以外に、芸歴は長い夫婦コンビ〈骨無しポテト〉トシ&アヤメ

じゅんさんさすが~!! 見に行った甲斐がありました!
さとしさんとの漫才は面白かった~。
二人でそのままコンビ組んじゃえばいいのに(笑)
奈落に住みついていたころの扮装は可愛かったと思います。
役者っぷりを観ていて「じゅんさんにシェイクスピアをやってもらいたい!」
と思ってしまいました。

ひときわ大きいさとしさん。
さとしさんはヘソが弱点。じゅんさんに不意打ちで触られて
大きく避けた際にすっころび、頭を打つハプニング。痛そー(笑)

いろいろあったけど、パンストキッチンの二人には
尊敬と信頼という愛があったと思います。かなり過激な「愛」ですが。

そこに横入りしようとする新人マネージャーの鈴木。
「カッコイイですよ~」を連呼するのにはそんな意味があったとは!
シャレにならないキャラ設定(爆)
彼が12年経つと支配人になり、権力を振りかざし
その犠牲になるボンちゃん。

そのボンちゃんですが『ダブリン~』の初演を観て以来の山内さん。
…実は観た事実をすっかり忘れていたんですけど。
発見!
髪の毛のヅラを装着すると段治郎さんに似ているよ、山内さん。
似ていませんか…?
訳もなくドキドキして見てしまいました。

あそこは日替わりなのかな?
鈴木支配人に「なんか言え」とネタフリさせるとこ。
「喜怒哀楽を全て笑顔で表す男」「スマイル0円男」に
たまらず派手に吹き出す山内さん。
堺さんは耐えていた…?
つか、微笑みがニュートラルな人だからよくワカラナカッタ。
そして後ろで地味に笑いを堪えていたボイラー技師・八嶋さん。
肩が震えていたのは
息も絶え絶えの演技なのか、笑いに耐えていたせいなのか…?

八嶋さんはほんとによく口がまわるなー。
ベテラン技師のムトーの代理で劇場に現れた加藤。
やたらお笑いに詳しくて、やたら首を突っ込みたがる彼。
これも伏線だったんだな~。

実は年齢設定がよく分からなくてちょっと混乱しました。
5人の実年齢がそんなに差がないと思っていたのが間違いでした。
最年長のじゅんさんと最年少の堺さんに9歳の開きがあるとは!

気持ちよく笑っていたら突き放されたりして
そのあたりがケラさんの演出っぽいなと考えつつ
久々の演劇がこれ、というのは毒が強すぎないかな…と不安に。

だって、幕が開いた(本当は幕はなかったけど)直後から…むにゃむにゃ。
夫婦漫才コンビがディープにかましたかと思うと
段治郎(似の山内さん)と山南さん(をやった堺さん)が××…
んギャー!! なシーンが多くて刺激的でした…。つ、疲れた~。
でもあれだけぶっちゅーとやってくれると
「ウン。こういうのもアリ!」と納得させられます(でも目は泳ぐ…)。

紅一点のアヤメ役が「THE女」ってカンジでうっひゃあ!でした。
歌舞伎にも過激な女性は出てくるけどあくまでも歌舞伎ですから…

でもあれだけ血みどろで「おいおい」な事情が明らかになっても
後味は悪くなかったのでとても楽しく観られました。
ほんとおもしろかった!
歌舞伎もいいけどこういうのもやっぱイイっすね。

そうだ! カーテンコールで八嶋さんに騙されたーっ!
拍手を収められて「ケラさん出てくるかも」の言葉を信じて
登場を待っていたのにいつまで経っても現れない。
そのうち誰かが「撮影で来てないんじゃなかった?」と気付き
八嶋さんはぺろりと舌を出したのでした。
なーんじゃ、そりゃあ!!(爆)
 

花組芝居 百鬼夜行抄2

観劇:2006年9月
会場:博品館劇場

3年前の『1』を観て以来、2度目の花組芝居です。
男性のみの劇団で「ネオカブキ」なるジャンルみたいです。
この劇団は加納さんと植本さんを新感線で見たことあるくらいで
ほどんど知らなかったりして。

あ、脚本は『たのきゅう』のわかぎゑふさんでした。

晶ちゃんの話と、箱庭の話と、開さんの話をベースに
いつくかの話がミックスされていました。

どの話もほどよく忘れていて「う~む。そうであったろうか?」の連続。

3年前はコメディ色が強くて、なんだか楽しかった印象があるのです。
司ちゃんが予想外のキャスティングで大爆笑!!
鬼灯のキャラもキョーレツで楽しかったし
尾白・尾黒も大きかったけど禿っぽくて好きだったのに
変わっていたのが残念。

今回はシリアス男・開さんのおかげで話がオモイ。
そしてどうしても歌舞伎と比べてしまって…
歌舞伎ではキスシーンはないもんなー、と困惑したりして。

それにしても晶ちゃんは極彩色の服を着るキャラなのね。
そしてお母さんは料理下手…?
お祖母さんと住職が恋仲?!
なんでそんな設定になっているのか?? オモシロイからいいけど(笑)。

セットがシンプルな枠組を開いたり閉じたり回転させたり
変幻自在でスゴかった。
回転させたシーンはキレイだったなぁ。
グレイの黒衣が大活躍!

う~ん。前回の「笑える飯嶋家」を期待して行ったので
正直、ちょっと肩透かしでした。
すごく楽しみにして行ったのに
なんとも歯切れの悪い感想になってしまいました。
これは私の気持ちの問題? 惜しいことをしたなぁ。
 

メタルマクベス

観劇:2006年6月
会場:青山劇場

期待に違わず面白かった!!

の一言でおわってもいいんですけど、それじゃナンなので
以下、いつも通り長文です。

※本当に長いです。

時は2206年。
日々戦いは繰り返され、絶大な勢力を誇るレスポール王率いるESP軍が
将軍ランダムスター(マクベス)指揮のもと、他の軍を次々と征していた。
そこへ、3人の魔女が現れ、ランダムスターに
「ランダムスターこそが未来の国王である」
との予言を告げ、1枚のCDを渡す。
それは、1980年代に活躍した
へヴィメタルバンド「メタル マクベス」の伝説のCD。
歌詞に込められた意味が殺人予告となっており
「メタル マクベス」バンドの人間模様が
ランダムスターの国王となる道につながる予言となっていた。

というのがあらすじで、事前に読んだ雑誌などで
未来の話になっていて、1980年代と行ったり来たりする
というのは知っていたのですが
思った以上に予習が役立ち、御満悦なワタクシなのでした。


※以下、原作の名前で進めます。

イキナリ魔女3人が登場!
うわっ! 原作そのままじゃん!!
その後も「記憶が蘇るわ~」なセリフが続々と。
クドカン、セリフはかなり活かしています。

でも、観た感じはまったくマクベスではないのです。
長髪、皮ジャンにバイクにギターですから。
ロックですか? ヘビメタなんですか?(このあたりの区別が私には…)
魔女も「タオル地の服(つまりトレーナー)」ですからねぇ…

歌いまくりですし。
歌詞にバシバシ原作の言葉が使われています。
すごい。ぜんぜん違和感がない…
今回のタイトルはその歌詞の一部。シャウトして歌ってくれました。

マクベス夫妻(内野聖陽&松たか子)はバカップル。
「チョー怖かった~」と甘えるマクベスに
「えらかったでしゅね~」と誉めるマクベス夫人…。
なんですか?! この二人は!
しかし、さすがの主役でした、お二人とも。
美しい夫人でしたよ。林Bにはびっくらこきましたが(かわいかった…)。
うっちーも上着を着ているとかっこいいっす。脱ぐと…(以下自粛)

バンクォー(橋本じゅん)は親バカ。
早々に登場したフリーアンス(河野まさと)にメロメロなオヤジだった…
しかもフリーアンスはおバカだった…
そ、そうだったのか~
じゅんさんが歌っただけで嬉しかった~。
『SHIROH』では歌ナシだったので。
キュートなソロに、ほんわかしました。
亡霊はこわかったよう。バンクォーがいっぱい(正面で見たかった!!)。

ダンカン王(上條恒彦)も思ったより気さくな人(気さくと言うのか?)。
この方、美声です! 歌うとは思いませんでした!
この王様殺害を第一幕のクライマックスにするとは…
なるほど、でございます。

王子マルカム(森山未來)、Jr.はともかく元きよしがキョーレツ!!
キテレツすぎるんですけど。おもしろすぎるよ、あの歌!
タップの見せ場もあるし、お得なキャラでした。
振りが大きくてツボでした。動きが美しい人ですな。
そしてヅラ役者でした。
あのへんてこりんなヅラのせいで彼のラストが…

キャスト表で「門番(皆川猿時)」を見つけて、チョイ役かと思ったら
もんのすごい活躍でした。
おまかせのコーナーもあったし、愚直でまさに門番。

オリジナルキャラの冠くん。
要所要所で歌います。ウマイです。おもしろいです。
王様との息もバッチリ☆
彼も実はキーパーソンでした。
ルフィが欲しがる音楽家ってこんな奴だろうか、と考えたり。

伝令にしか見えなかったロス&レノックスは
「伝令係・吉田」とほんとに伝令になっていた(笑)
しかも扱いがヒドイ。正確な名前も呼んでもらえない…
おもしろかったけど。

3人の魔女はほぼ予想通りのキャスト。
村木さんにカナコさんに右近君。
右近君ね…言われてみれば、当然(?)。思いつかなかったけど。
この魔女がバンド「メタルマクベス」から見ると
FANになるというのが面白い。
そして最強の鎧にもなるトレーナー。
これを着ていると、どんなにシリアス場面でも「ふふっ」と笑えてしまって…

謎のパール王(粟根まこと)は
予想通りシーワードの役割のイングランド王。
王様なはずなのに、シーワード&小シーワードの働きをしたもんだから
ヤラれキャラ。
ん~、しかしあそこでマクベスに倒されるキャラがいないと
「女から生まれた男」の説明がね~。

で、なんだよ、おいしいキャラじゃん! のマクダフ(北村有起哉)。
この人にクギヅケな私なのでした。
原作読んだときはピンとこなかったんですけど
実際に観てみたら、カッコイイ!!
キャラもイイんですけど、北村さんの長身でスマートな姿が!!
ぱっと見、ロンブーの淳なんですけどね。赤毛だし。
しかもセリフも際立っているのです。うっとり~。
原作とは違い、奥さんと子どもの仇も取っているので、またまたうっとり。
しかもラストのいい場面をさらっていくわけですから
最期までうっとりなのです。
…ラスト瓦礫の下から彼が現れたときに、狂喜乱舞したアホな客です。

その息子(中谷さとみ)も出てきました。
アホ息子…どうしてこの物語に出てくる息子は頭が悪いのか~。
原作読んだときは頑是無い子、と解釈したんですけど
たしかにアホにも見えるかも…

そしてマクダフ夫人(高田聖子)。
意外と出てきた。
そして高田さんの谷間が気になって仕方なかったワタクシです。

クドカンの底力を見た気がいたします。
さすが『タイガー&ドラゴン』を生み出した人!
クドカン独自の言葉が追加されて
原作より分かりやすくなっているところ多数。

特に「女から生まれた」を「女《の股》から生まれた」にしたら
格段に理解できるようになって感動!
…それでもマクダフが「俺は帝王切開だ」のキメ台詞で
笑いが起こっていましたが。
この日だけだったのでしょうか??
でも「それがオチかよ」って気もしますが。
いいんだ、マクダフだから(盲目)。
 
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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