NINAGAWA十二夜 初演版

観劇:2005年7月(1階席)
会場:歌舞伎座

過去の感想の転記。初演版でございます。

これを観る前に映画で予習したのでそれと比べている箇所もアリ。
そして『バースデイ』で菊之助さん
『情熱大陸』で蜷川さんが取り上げられたのを見たあとだったので
ちょっと言及していたりします。
この頃は予算に余裕があったのか(笑)1階席で拝見。
でも表情が細かかったのでオペラグラス大活躍!
の部分は2009年に(再々演を見たあと)足したコメント。


NINAGAWA十二夜

『情熱大陸』ですでに知っていたはずなのに
幕が開いて鏡いっぱいの客席が見えたときは思わず歓声。
そして大きな桜。
しばらくすると左大臣たちが花道を歩いてきます。
まるで桜の向こうから歩いてくるような錯覚。
鳥肌が立つくらいの感動でした。

お話は映画で予習済みなのでまったく問題なく
筋書きが必要だとすれば
それは、誰が原作のどの役に該当するのか確認するため。

それにしても主膳之助から琵琶姫、獅子丸から主膳之助へと変わるのが早!
あまりに普通に早いので拍手もできやしない(笑)

『バースデイ』で悪戦苦闘していた
獅子丸姿で思わず姫口調が出てしまう、というアレ。
ずいぶんとスムーズに駆使していました。
要所要所で使用して
「そういえばこの人、本当は女性だったのね」と私も再確認。

そしてお待ちかねの麻阿、登場。
最初っから洞院とイイカンジ?
そうだったのか…映画では悪巧みをしているうちにいつのまにか
という感じだったような気がしたのだけど。
しかし最強コンビ! 敵に回したくない二人だ。
この時点で既に亀治郎ファンだったようです。

麻阿は噂に違わず面白かった!
劇評でも「新境地」「達者」などと言われていて期待が高まりましたが
期待通り!
麻阿がいると私のオペラグラスは麻阿にLock on!
ムッとしているときはムッとしているし
つまんないときはツマンナイ表情(それどころか態度にも出している!)だしで
飽きなかった。堪能した~。
匍匐前進に関して何も言っていないな…やってなかったのか??

洞院も本来ならダメダメな男なのに
左団次さんがやるとなんだか憎めない。
それを言ったら麻阿もかなりイヤな女なんですが…。

安藤も噂に違わず…「破天荒」。キョーレツだった。
あのメイクは『阿修羅城の瞳』の呼鉄だ…。
松緑さん。今ではマボロシのキャスティングになってしまいました。

あの衣装もキョウレツ。一人だけ異次元。なんで靴?
なんでシマシマの靴下??
二幕目の上着がやけに短かったのは何の意味があったのでしょうか?
たしか靴下は日替わりだったような…

坊太夫のあの格好。すごかった!
あのくらいやってくれると観客としても安心して笑えます。
映画ではマルヴォーリオのキャラが曖昧で
この人をからかうのはシャレにならないのでは…と心配になったもので。

烏帽子まで黄色いとは!
そうなると気になるのは洞院の頭。
あの人、被ってなかったけどいいの?
たしかあの時代の貴族は裸を見られるより恥ずかしいことだったんじゃ?
それにもなにか意味があったのかな?
あの安藤ですら被っていたのに(ペショっと折れ曲がっていたけど)
再演以降は安藤も烏帽子なしになりました。

映画のアントーニオは限りなくホモくさかったんだけど
鳰兵衛はそこまでではなかったみたい。
なんだろ…仁義? 責任感?
いずれにせよ主膳之助と同じ顔の獅子丸に
「見知らぬ人」と言われた時の衝撃は大きかったことでしょう。

でもあのシーンの獅子丸はかわいそう。
ノー天気に兄貴が引っ掻き回してくれたおかげで、濡れ衣てんこ盛り。
かわいそうなんだけど、おかしかった。

ラスト、兄妹の感動の再会シーン。
ここでもオペラグラスが活躍。そっくりさんが登場!
獅子丸のライトが薄暗いから、ちとコワイ。
それを凝視すると、お面だった! なるほどね~。

お面の方がくぐもった台詞を言ったとたん、場内から笑いが。
…気持ちは分かるけど、あそこはこらえるべきでは?
折角のシーンが台無しで残念。
ん? 今は菊之助さんがしゃべっていますよね? 初演はお面の方だったの?
 そして再演も再々演でも笑いが起こっていてザンネン。

確かに場面転換に時間がかかっていたように思えたし
立ち回りが無くて残念だったけど、面白かったので大満足。
どうやらそんな苦情があったようですね。今はんなことないです。

今度は歌舞伎演目で蜷川さんの歌舞伎を観てみたい!
そうね! でもやってくれないなぁ(苦笑)
 歌舞伎の技を他の舞台で採り入れているのはあるけどね。


マメだな、過去の私。
ちゃんと映画で予習しているし、関連番組見逃していないし。
歌舞伎熱が最高潮だったころなのかな~?
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カウンター
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
FC2 Blog Ranking