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2007.12.30 (Sun)

わが闇(ナイロン100℃)

観劇:12月28日
会場:本多劇場
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演
犬山イヌコ /みのすけ/峯村リエ/三宅弘城/大倉孝二/松永玲子
長田奈麻/廣川三憲/喜安浩平/吉増裕士/皆戸麻衣
岡田義徳/坂井真紀/長谷川朝晴


ケラさん3年ぶりにナイロン100℃に新作!
とっても面白かったです


そしてなにより照明と映像がすごかった

あれ、どうやっているんだろう?
モヤモヤとした影が舞台を覆いつくすような、あんなこと舞台でできるんだ!
映像も、あれ、コワイねー。ホラーかと思っちゃったよ。


すごーく面白かったのに、文章にならないや〜
当然のように3時間公演だったりしますが、長さを感じないのだ。
後日、思いついたら追加します。

ちなみにこの『わが闇』が2007年の観劇の締めでした。
この面白い舞台がラストでよかった と、心から思います。

テーマ : 観劇 ジャンル : 学問・文化・芸術

EDIT  |  12:06  |  演劇2007  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2007.12.09 (Sun)

2008夏の新感線公演

今日は、人生初の新宿コマ劇場での公演を観てまいりました。
そこで入手した新感線のチラシ!

2008年7月 新宿コマ劇場で公演決定

ついにコマ劇場に進出です!

いやはや広い劇場ですね。驚きました。
フツウ、20番台の席だったら好位置だと思うじゃないですか?!
行ってみたら結構端なんですよ。わあ、びっくり。

それもそのはず、2092席あるそうです。
うわー、マジでー?
でもこれで新感線のチケット取れやすくなるかしら?

ちなみに8月には大阪厚生年金会館大ホールでも公演があるらしいです。


SHINKANSEN☆RX 『五右衛門ロック

【作】 中島かずき
【演出】 いのうえひでのり

【出演】
古田新太 わあい♪ 主演? 五右衛門役なの?!
松雪泰子 お、『キャバレー』で歌いまくった松雪さん。今回も歌ってください!
森山未來 『キャバレー』では歌とダンスを封印していたけど、今度は歌って踊ってください!
江口洋介 『12人の優しい日本人』以来の舞台ですか? 楽しみにしています。
川平慈英 もー、ガンガン歌って踊ってください!
濱田マリ きゃー、しゃべりまくって歌いまくってください!
橋本じゅん もちろん歌ってほしい〜
高田聖子 当然、歌いますよね?!
粟根まこと いつもどおり、早口でしゃべりまくってください!
北大路欣也  すっごい意外なキャスティング!


と慌ててネタにしたけど
新感線のHPにすでにアップされていたんですね〜。
なーんだ。知らなかったのは私だけか〜。


それにしてもコマ劇公演のラインナップの多彩なこと。
3月には『ROCK MUSICAL BLEACH DX』
えと、つまり『BLEACH』のミュージカルも公演予定なのです。
へえ〜、コマ劇でやっていたのか。


さて、本日観に行ったのは『座頭市』なんですが、感想は、うーむ。
まとめるのは難しいですなー。

ただ、「コマ」劇場の由来となった
コマのように回りながら迫りあがる3段の円形舞台
発動しなかったことはとても残念でした。

あとねー、座席が辛い。
観終わったあと、ものすごい背中が痛かったー
おかげで今、頭痛がします。ん? 単なる偏頭痛かしら??
EDIT  |  20:25  |  演劇2007  |  TB(0)  |  CM(2)  |  Top↑

2007.11.23 (Fri)

カリギュラ

Bunnkamura近くのブックファーストが閉店していました。
その代わり、駅近くの地下に新店舗がオープン。
狭くなりました。がっかり。


観劇:11月22日19時開演
会場:シアターコクーン
演出:蜷川幸雄

戯曲を読んで、『情熱大陸』の小栗旬特集も見て予習はバッチリ!
だったはずですが、実際に舞台を観て
いかに自分が“なんとなく”読んでいたかがわかりました。

エリコンとセゾニアがカリギュラの味方というのはわかったのですが
まさかエリコンがあんなキャラだとは(悩)


★ 以下、ネタバレします ★
でも『情熱大陸』のネタバレには敵いません。
EDIT  |  15:54  |  演劇2007  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2007.11.21 (Wed)

恐れを知らぬ川上音二郎一座

日時:11月17日18時30分開演
会場:シアタークリエ

作・演出:三谷幸喜

日比谷にオープンした新しい劇場シアタークリエに行って参りました。
目の前が宝塚大劇場、その奥に日生劇場。すごい空間が出来上がりました。

ビックリ。地下なんですね。
1階が入り口で地下2階へ降りると劇場になります。

ええと、思ったより狭い? ような?? ←期待しすぎ?
PARCO劇場を思い出す作りです。
客席は何席なんだろうか? PARCOよりは多いのかな?
2階にボックス席がありました。これはル・テアトル銀座っぽい。

とにかく新しいですね。そりゃそうなんだが〜。
対応も混乱していました(笑)
休憩時間にトイレに並ぶのに大混雑。若干、殺気立った空間に。
トイレの列と、飲み物などを買おうとする列ができあがって
エントランスの人口密度が異様に高かったです。

トイレの回転はそれほど悪くはなかったように思えました。
意外と数があるようで。細長くてちょっと面白い。
入口と出口が完全に別になっていたのが混乱するようなしないような。
慣れると便利かも。

《あらすじ》
今から108年前の明治32年。
役者兼演出家兼プロデューサー兼劇団主催者の川上音二郎は、妻の貞奴や劇団員を連れてアメリカ巡業の旅に出ます。
言葉の通じない異国での公演は悪戦苦闘の連続。挙句に悪徳マネージャーに金を持ち逃げされ、まさに踏んだりけったり。ボロボロの状態で辿り着いたボストンの街で、音二郎が目にしたのは、イギリスの名優ヘンリー・アーヴィングが演じる「ヴェニスの商人」。
大入り満員の客席に、音二郎は決意します。
「よし俺たちもこれをやろう!」
そして彼らは、なんとたった一晩の稽古で、日本版「ヴェニスの商人」をでっち上げてしまうのです。
観客はどうせ外人だからと、台詞もデタラメ。言葉に詰まったら「スチャラカポコポコ」で切り抜けようという、はっきり言って無茶苦茶な公演。
音二郎一座、起死回生のこの舞台、果たして成功するのか?
「恐れを知らぬ川上音二郎一座」は、この驚愕のボストン公演(実話です)のエピソードを基に、明治の破天荒な演劇人川上音二郎と、彼の妻で日本の「女優」第一号となった貞との夫婦愛を描く、愛と勇気と喝采の物語です。
(シアタークリエHPより)




HPにこんなあらすじがアップされていることにも気づかずに
なんの予備知識もない状態で観てまいりました。
私は常に新作のネタバレ厳禁! な姿勢です。

幕が開くと講談風に音二郎の生い立ちが紹介されます。
このとき『決闘!高田馬場』で大活躍だったブレヒト幕がここでも大活躍。
ものすごい勢いで開閉します。
音二郎誕生の瞬間に現れたのは、あれはもしかして勘太郎人形??
同じく『決闘!高田馬場』で登場した
勘太郎さん演じる又八の幼少期の人形だったような気がするんですが、どうでしょう?


★ 以下、それなりにネタバレします ★
EDIT  |  19:28  |  演劇2007  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2007.10.21 (Sun)

ミュージカル*キャバレー

会場:青山劇場
演出:松尾スズキ


…タイトルからもっとドギツイものを想像していました。
想像より上品でした、たぶん。
知識がないので比べる対象がないんですが。
本当は映画を見ておこうと思っていたんですけど、なかったんですよね〜。
だからなーんにも知らずに見にいきました。
ふだんミュージカルを観ない私がこの舞台を観に行ったのは
阿部サダヲが観たかったからなのだ。

主人公はアメリカ人作家・クリフ(森山未來)、かなぁ?
彼が大晦日にベルリンに向かう途中の列車で
ちょっと怪しげなドイツ人・エルンスト(村杉蝉之介)と出会うところから物語は始まります。

エルンストによって紹介された下宿で
サリー・ボウルズ(松雪泰子)と出会い恋に落ちるクリフ。
彼女はキャバレー《キット・カット・クラブ》の歌姫なのだ。

そこでMCを務めるのが阿部サダヲだ!
歌いまくりの喋りまくり。客席に降りて客イジリまでするぞ。

行った日がたまたま一列目の席が一つ空席で
「どうしてこないんでしょうね? 座っていいですか(ホントに座る)。
何でこの人きてないんでしょ。嫌がらせか?!」
と隣のお客さんをイジルイジル(笑)

さて、下宿の女主人シュナイダー(秋山菜津子)は長年独身。
下宿人の一人であるコスト(平岩紙)の影響もあって(?)
くだもの屋さんのシュルツ(小松和重)と結婚することに。

というのが一幕目のあらすじです。
が、この一幕目はかなりうとうとしていました(汗)
うーむ。やっぱミュージカルは向いてないな〜。

しかし二幕目は面白かった!

私はまったくわからなかったのですが
怪しげなエルンストが実はナチスの政党員で
その知り合いであるシュナイダーもナチスの人。
シュナイダーが結婚しようとしていたシュルツは実はユダヤ人。
この結婚は不可能になってしまうのです。

そしてそうとは知らずにナチスの手伝いをしていたクリフ。
アメリカ人ということを見込まれてエルンストに利用されていたのである!
雲行きが怪しくなってきたのでクリフはサリーと共にアメリカに帰ろうと
彼女を説得しようとするが…


たのしげだったシュナイダーとシュルツのコンビが秀逸だっただけに
結婚が駄目になったのは悲しさ倍増。

あ、幕間にシュルツさんが「早く席につきなさいよ〜」と客席を横切りました。
「歌うって気持ちいいね」
「歌った後に拍手が貰えるのがまた嬉しいのよ」
などと言いながら「ほら早く!」とお客をせかします。サービス満点(笑)

ヒロイン・サリー役の松雪泰子さんは思った以上に歌える人で驚きました。
踊るしね。あの細い体がパワフルに動いていました。

クリフ役の森山未來さんは、あんまり歌わないし踊らないしで残念。
なんだー。もったいない。もっと歌って踊ってほしかったな〜。

さて、注目のキット・カット・クラブの司会者であるMCこと阿部サダヲさん!
二幕目、びっくりしちゃいますね!!
バニーガールのカッコウで登場です。
周りの女の子達に混じって違和感ありません!
私は最初、気づきませんでした(爆)

で、ラストはなんとも幻想的に閉じて終わり。
一幕目のうとうと(これは個人的な都合ですが)に比べ、二幕目はあっという間でした。
これは…そうか、そういう趣向だったのか。

一幕目の冒頭
埃まみれのギターを青年が拾うところから始まり
そのギターが再び演奏できるようになり、キット・カット・クラブが甦り
物語が始まったのです。
二幕目の最後は
その青年が再び埃まみれになったギターを元どおり戻したところで終わり。

こうやってみると、この青年(星野源)にギターが見せた幻ということですか。
あら、ではこの青年が主役?
ちなみに星野源さんはMCにくっついて時に相棒、時に演奏、と
MCとともに出ずっぱりでした。
でもあんまり印象に残らないのよね、話の中心ではなかったから。
EDIT  |  13:01  |  演劇2007  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2007.10.13 (Sat)

犯さん哉

会場:PARCO劇場
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:古田新太・中越典子・犬山イヌコ・姜暢雄・大倉孝二
   八十田勇一・入江雅人・山西惇


うう〜ん。観に行ったのは確かなのですけど、記憶が〜。

覚えているのはカラフルなセットと
やたら凝っている映像
パンツ一丁の古田さん
イヌコさんの不条理さ
大倉さんと入江さんが揃うと割とタチが悪いコンビができあがること
けっこうイジられてるオスカー・M・姫島こと姜暢雄さん

オチが猿の惑星か?! と思わせておいてなぜか人間のまま混じる姜暢雄。
これが所在無さげでいいんだわ(爆)

あとはついこの前まで『陽炎の辻』でけなげな娘だった中越典子さんが
声を張り上げて健闘していたのが印象的。
このメンバーの中にいると浮くかなぁと思ったら
意外なことに溶け込んでいてよかったです。
EDIT  |  12:58  |  演劇2007  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2007.10.12 (Fri)

オセロー

彩の国シェイクスピア・シリーズ第18弾『オセロー』

会場:彩の国さいたま劇場 大ホール


劇場に着く寸前に唐突に気づきました。
『オセロー』の戯曲を読んでおこうと思ってすっかり忘れてたことを。
ヤバイ。まったくこの話を知らないんだけど…。
ショックのあまりフラフラしながら劇場に到着です。

またしてもショックなことが!

終演が23時! …って夜の11時?! 19時開演の23時終演? 4時間!!

歌舞伎なみの戦いです。でも15分間の休憩が1回だけ。
歌舞伎よりも苛酷です。仕事の帰りなのに大丈夫なのだろうか??


開幕。
いきなりお目当ての高橋洋さんが舞台にいます。
そうだ、この人を見に来たんだったわ。
ちょっとショックから立ち直り、舞台に集中しようと耳をそばだてます。

…聞き取りにくい。ヒソヒソ話です。私にはヒソヒソ声を聞き取る能力が欠如しているのです。
男二人でヒソヒソと悪巧み。
どうしよう。このままずーっとヒソヒソしてたら(悩)
その心配は杞憂でした。やがてやや大きな声で会話し始めました。

キャシオーが副官になったことを妬む男イアゴー(高橋洋)が
デズデモーナに恋するロダリーゴー(鈴木豊)を唆し
デズデモーナの父・ブランバンジョー(壤晴彦)に
「娘さんが家を抜け出してあいびきしてますよ」と御注進。
あくまでもロダリーゴーを隠れ蓑に、自分は表に姿を現わさないイアゴーの腹黒さがスゴイです。

ロダリーゴー(鈴木豊)は不憫です。
登場するたびイアゴーに騙され、利用され…
途中、「なんかおかしくないか?」と気づきながらも
イアゴーに丸め込まれて、やっぱり利用されてます。
それを演じる鈴木豊さんがどことなく新感線の橋本じゅんさんに似ているような気がして
ますます不憫になる私…。
どこが似てるんだろう? 声かな、動作かな?
鈴木さんが登場するたびに「じゅんさんもシェイクスピアやればいいのに」と思いを馳せる。
利用されまくるロダリーゴーと『メタルマクベス』のバンクォーをダブらせてしまいました。

策略まみれのイアゴー。物語のすべてを把握しているのはこの人だけです。
え、実はイアゴーが主役? 洋さん贔屓の私はにんまり。
ま、主役ではないのですが、最重要人物なのは間違いありません。
出番が多く、出てくるとしゃべり倒します。
シェイクスピアではおなじみの大きな声での心の囁きもたくさん。

さて、主役のオセロー(吉田鋼太郎)の登場です。
えっ?! スキンヘッドで、はだけた上半身とともにやけに黒い…
そしてアクセサリーをジャラジャラ付けてる様子は一人エジプト人のような。
はだけているのは恋人と過ごしていたから?!
と勘ぐったら常にはだけてます。うーん。暑がりなのかな?

オセローは“ムーア人”だそうです。
ムーア人について調べてみたところ「北アフリカのイスラム教徒」ということで
オセローは作中、一人だけ違う文化の人だったようです。
あー、だからデズデモーナの父上が反対したのかー。
もちろん自分に断りなく交際したのもダメなんだろうし、年の差も気がかりだったろうけど。
そういえば「ムーア」「ムーア人」とやたら呼ばれてたなぁ。
デズデモーナまで「私のムーア」と呼びかけて…ん、てことは別に差別の対象ではないのかな?
よくわからなくなってきた。パンフ、買えばよかったかな…。

話題の中心でありながらなかなか登場しないデズデモーナ(蒼井優)がようやく登場。
いったいどんな人物なのか?!
……あらびっくり。オセローとラブラブです!
意外。
考えてみれば、夜に自宅をこっそり抜け出して愛しい人の元へ向かう情熱を持つ人でした。
だから「オセローが行くところへついていく」と即決するのですね。

その決意を聞いたオセローの喜び様が、こりゃまたどーした。
ってくらいのはしゃぎっぷり。
デスデモーナを抱き上げ、くるくると回りかねない勢いです。
もー、バカップルか!

さて、重要人物の一人であるキャシオー(山口馬木也)はいつ登場するのかと
待っていたら、とっくに登場していてびっくり。
彼がオセローによって副官に昇進したことにより
イアゴーの憎しみが爆発して物語が始まりましたから
キーパーソンなはずなのに見落とすとは…。
山口馬木也さんも知らないわけではないのに…でも時代劇でよく見るので洋装が新鮮でした。
カッコイイですね〜。洋装もいい!

だからこそデズデモーナと通じているという策略がほんとっぽくオセローには見えるのでしょう。
憐れなオセローはイアゴーのウソを信じ、愛するデズデモーナへの疑いを募らせるわけです。
うう…愛が深すぎたのですね。
前半は、あんなにスキンシップ過剰だったのに
嫉妬心が芽生えてからは愛する人の真実の言葉さえ信じられなくなってしまって哀しい。

しかしイアゴーの執念は恐ろしいですね。
火の無いところには煙は立たぬと言いますが、煙を立てるために火をおこすがごとく
酒に弱いキャシオーを酔わせ
さらにロダリーゴーをけしかけて揉め事を起こし
オセローに進言して解任させておきながら
キャシオーには「デズデモーナにオセローを説得するように頼んでみれば」と囁き
その忠告にしたがってキャシオーがデズデモーナに嘆願しているのをオセローに目撃させ
疑心暗鬼の出来上がり。
あとはキャシオーのためにデスデモーナがオセローを説得しようとするたびに
オセローが勝手に疑ってくれるから楽なものです。
まー、大したもんです。感心しました。

しかし「決定的な証拠が欲しい」というオセローの言葉に
更なる罠を仕掛けるイアゴー。
この努力を惜しまないところは買いますが、もっと真っ直ぐな方向へ努力できないものでしょうか?
そうすれば自力で出世は間違いないと思いますが。

残念ながら恨みが募るイアゴーは企みに情熱を傾けるのです。

その罠とはオセローがデズデモーナに贈った最初のプレゼントのハンカチ。
これをひそかに入手しようと妻のエミリア(馬渕英俚可)に頼みます。
あら、イアゴーったら奥さんいたのね!
奥さんが登場したときは驚いちゃいました(笑)
エミリアはデズデモーナの侍女なのでハンカチを手に入れるチャンスがありそうです。
しかし、デズデモーナが大切に肌身はなさず持っているハンカチ。
なかなかチャンスは訪れません。

が、ある日、そのハンカチを落してしまうデズデモーナ!!

すかさず拾い自分のポケットに忍ばせるエミリア。
無くしたことに気づいたデズデモーナはもちろん探しますが
一緒に探す振りをしながらネコババするエミリア。わーイジワル〜。

さっそく旦那様のイアゴーに「ハンカチゲット!」と渡します。
うーむ。この時点では私はエミリアもイアゴーの企みを承知していると思っていたのですが...

受け取ったハンカチをキャシオーの部屋に落し
何も知らないキャシオーが馴染みの娼婦に渡し
それを見たオセローが
「デズデモーナからキャシオーにハンカチが贈られている!」と誤解。

このハンカチには
「オセローの母がハンカチを手元に置く限り父に愛される」という呪い(?)がかかっているのです。
別に呪いじゃないけど、こうなったオセローにかかっては呪いです。
このハンカチがなくては愛を失ったも同然!
たかがハンカチくらいいいじゃないか、と思いながらも
必死なオセローがカワイソウになってきます。

結局、これが決定的な「浮気の証拠」となり破滅へと一直線。

クライマックスは寝室でのオセローによるデズデモーナ殺害です。
何も知らずに眠るデズデモーナの首を絞めるオセロー。
息苦しさに目を覚ますデズデモーナ。

「殺すなら明日にして。今夜は許して」

ん? このセリフはいったい??
明日ならいいの? なんで? もしかして笑うところ?
よくわかりません。
が、オセローはそのまま首を絞め続け、ぐったりするデズデモーナ。

この場面を観て『天保十二年のシェイクスピア』の幕兵衛が
マクベスだけでなくオセローでもあったことに初めて気づきました。そうだったのか。

そこへエミリア登場。彼女の告白によりハンカチの件が誤解だったことが明らかに。
その際、「私の夫が」を連呼するエミリア。
「私の夫が」デズデモーナの浮気をオセローに教えた、というのが信じられないようです。
だったらあのハンカチの件は彼女の中でどう理由付けられたの?

あまりの「私の夫が」と繰り返すので
オセローに「そんなに繰り返す必要がどこにある?!」とツッこまれます。
オセロー、ナイスツッコミ! たしかにしつこかった!!

しかしハンカチの件はもっと早くバラせばいいのに。と思うのは私だけでしょうか?
あれだけデズデモーナもオセローも血眼になって探していたのを見ていたはずなのに
なんで黙っていたんだ、エミリア〜。

続いて登場したイアゴーによってエミリアは殺されます。
うーん。奥さんすら手にかけるイアゴー。この人はいったいどうしちゃったのでしょう?

誤解から殺してしまったことを後悔し自害するオセロー。
あ! その前に死んだと思っていたデズデモーナが息を吹き返すのはビックリしました。
あれはなんだったんだ〜?!


わー、なんだこの長文は?!

4時間に及ぶお芝居でしたが、まったく眠気を覚えず楽しめました。
予習しなかった割にはついていけたのではないでしょうか? ←自画自賛?(笑)
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