近況。

観た舞台の感想も去年の舞台の感想も放置していますコンバンワ。

いま、読む物すべてオモシロイという謎のヒキの良さを発揮して
読書に夢中なのです。
読書が止まりません!
何度も読み返し「だからか!」とか「やばいカワイイ」と堪能しています。
実に楽しい。

おかげで録画が溜まって消化のために週末が潰れ
なのにまた読書に舞い戻り
とかやってネットから遠ざかっていたわけですが
そろそろなんぞ更新せねばの、と重い腰を上げたわけです。

でもその前に情報収集! とネット上を散歩していたら
4月から開始するドラマが面白そうだと盛り上がっている。

え? なになに? 光のお父さん?
主演が千葉雄大くんで父親が大杉漣さん?!
なにそれ面白そう。
ん? ファイナルファンタジーが関係してんの?
ふたりが冒険するのかな。
ヨシヒコっぽいのかな。

あれっ? 写真を見るとふたりがリビングでテレビに向かっている。

んー、よくわかんないな。
あ、『光のお父さん』って物語があるのね。ふむふむ。
ん? それが個人のブログで
FFのオンラインゲームを通じて父子が交流する話が連載されていて
それが原作になっているのか。
仲良くゲームする父子の話なのかな?
ゲームしないけどそういうのなら楽しめそうだな。

読みたい!

これか! 光のお父さん まとめ読み | 一撃確殺SS日記

さっきまで読んでいたんですが、これが滅法おもしろい!
さくさく読めちゃう。
文章メインではあるんですが画像も使われていて
ゲームってこんなに表情豊かなのか~と感心しながら読んでます。
けど
私もブログ更新しなきゃ! とハッとして慌てて戻ってきました。

仲良くゲームする父子の話、と予想したんですが
実はかなり違っていまして
ゲーム大好きアラ還お父さんをオンラインゲームに誘い
ゲーム上で息子とは名乗らず交流して
実は息子なんだよ! とサプライズを仕掛ける壮大な計画を実行する話
でした。

やばい、そういうの大好き!!

バレないようにする息子と一緒にハラハラして
お父さんのかわいさに悶絶。


オンライン初体験のお父さんに説明するため
かなり噛み砕いて解説してくれるので
スーパーマリオでゲーム歴が終了している私にもわかりやすい。
RPGはやったことないけど
『ダンジョン飯』とか『転生したらスライムだった件』で得た知識を応用。

まぁチョイチョイ知らない単語が出てくるんですけどね。
「こっそりとサーバーはグングニルにしておいた。」とかね。
なんのこっちゃ? ですが今のところ支障はないです。

というかお父さんの感性がカワイイ。
オンラインだからすれ違う人たちは実在する人と繋がっていると説明すると
そんなん、わし恥ずかしいわ…」と恥じらうお父さん(アラ還)!

ゲームを開始してから
ようやく接触できたのに話しかけた途端、ダッシュで逃げるお父さん!
キャラを変えて話しかけてもダッシュで逃げるお父さん!

なんてシャイなんだ!!!

と思ったらPS4でプレイしているお父さん。
PS4、ゲームの本体の名前ですね。さすがにそれは私も知っている。
協力してくれる仲間から
キーボードはお持ちなんですか?」と聞かれて
持ってません」と答える息子。
えっ?! それじゃあ会話できないんじゃあ??
案の定「だからですよっっっ!!!」と盛大にツッコまれている(笑)

この『光のお父さん』は
正体がバレないようにするミッション
自分が楽しんでいる世界を楽しんでもらうために導こうとする苦労
ゲーム仲間との連携
そしてお父さんとの思い出と絡めて展開する構成が楽しめるんです。

思い出がまた侮れなくて、ほろりとさせるからたまらない!

やだもう~また面白い読み物見つけてしまった。しあわせ。
こうしてブログが疎かになっていくんだなー。
ドラマも楽しみー。

では続きを読みたいので今宵はこれにてドロンでございます。

ところでなんで「光のお父さん」なんでしょうね?
光くんのお父さんってわけではなさそうですが…

ほ、本の話をしたい…

駅伝で頭がいっぱいでしたが、ぼちぼち日常にシフトしてきました。
ワタシの“日常”って言ったら読書ですよ!
いいタイミングでネタも提供されたので便乗しました。

村上春樹「1Q84」強し、伊坂幸太郎も人気「2009年読んだ本ランキング」

読書量管理サービス「読書メーター」による
「売れた本」ではなく「読んだ本」を基準とした
読んだ本ランキングが発表になりました!

半年くらい前にもありましたね。
ひそかに楽しみにしていたランキングです。

2009年読んだ本ランキング (リンク先はワタシの感想)

1位:1Q84 BOOK 1 (村上春樹)
2位:夜は短し歩けよ乙女 (森見登美彦)
3位:1Q84 BOOK 2 (村上春樹)
4位:告白 (湊かなえ)
5位:重力ピエロ (伊坂幸太郎)
6位:終末のフール (伊坂幸太郎)
7位:植物図鑑 (有川浩)
8位:秋季限定栗きんとん事件 上 (米澤穂信)
9位:向日葵の咲かない夏 (道尾秀介)
10位:秋季限定栗きんとん事件 下 (米澤穂信)
11位:グラスホッパー (伊坂幸太郎)
12位:死神の精度 (伊坂幸太郎)
13位:オーデュボンの祈り (伊坂幸太郎)
14位:容疑者Xの献身 (東野圭吾)
15位:ラッシュライフ (伊坂幸太郎)
16位:アヒルと鴨のコインロッカー (伊坂幸太郎)
17位:阪急電車 (有川浩)
18位:ゴールデンスランバー (伊坂幸太郎)
19位:陽気なギャングが地球を回す (伊坂幸太郎)
20位:ノルウエイの森 上(村上春樹)


あ、あれ? 7月にネタにしたときはランクインしていた
ジェネラル・ルージュの凱旋』がない?!
あれは映画化に影響されて局地的に読んだ人が多かったってこと?
そうかー。

そして強かった!夜は短し歩けよ乙女
たしかに面白いんですが、なぜこんな人気なんだ…???
読んだのにわからない~。

伊坂さんすごいですね! 20位中の9を占めています。
私もがんばって読まなきゃ!

有川さんも2作ランクイン!
阪急電車はほんっと面白いのでおススメです。
あと『3匹のオッサン』が本当に好きです。続きを読みたい…

村上春樹に関してはほかの人にお任せします。
何作か読んだんですけどね。ハマるってほどの感銘は受けませんでした。
向いてないのかな?
『ノルウエイの森』は読んだんですけどね。あまりにも話題だったので。
あれは中学生の読む話ではなかった~(苦笑)



2009年読んだコミックランキング (太字はワタシ既読のもの)

1位:聖☆おにいさん 3 (中村光)
2位:聖☆おにいさん 4 (中村光)
3位:3月のライオン 3 (羽海野チカ)
4位:聖☆おにいさん 1 (中村光)
5位:よつばと! 9 (あづまきよひこ)
6位:鋼の錬金術師 23 (荒川弘)
7位:のだめカンタービレ 22 (二ノ宮知子)
8位:のだめカンタービレ 23 (二ノ宮知子)
9位:きのう何食べた 3 (よしながふみ)
10位:聖☆おにいさん 2 (中村光)
11位:乙嫁語り1 (森薫)
12位:バクマン。1 (小畑健・大場つぐみ)
13位:鋼の錬金術師 22 (荒川弘)
14位:バクマン。2 (小畑健・大場つぐみ)
15位:もやしもん 8 (石川雅之)
16位:バクマン。3 (小畑健・大場つぐみ)
17位:鋼の錬金術師 24 (荒川弘)
18位:バクマン。4 (小畑健・大場つぐみ)
19位:大奥 5 (よしながふみ)
20位:flat 2 (青桐ナツ)


『聖☆おにいさん』がスゴイですね。
そして『鋼の錬金術師』と『バクマン。』を足せば20位中半分が…

『バクマン。』は面白いです!
先日発売した新刊では「おおおおおいおいおい。どうなっちゃうの?!」な
急展開に加えて
「そんなところで切るなー」ってところで以下次号!
ああ、気になる…大丈夫なんだろか??

『鋼の錬金術師』は完結したらまとめ読みのつもりなんですけど
まだですか?

『3月のライオン』は大好きです。
早く続き出ないかな~。

『のだめ』は完結したのでそのうちまとめ読みします。
もやしもんとコラボしたあたりまでは読んだんですけどね。
長くなったので「完結したら読む!」と遠ざかっていました。

『きのう何食べた?』はバイブルです!
だって料理レシピがたくさん!!!
1巻に載っていた鮭の炊き込みご飯は定番メニューです。
あれ、ホントおいしいです。しかも簡単だし(笑)

『乙嫁語り』はもうもう最高です!
楽しすぎるーっ!
1巻読んだ時の感想はこちら 乙嫁語り 1巻

『もやしもん』と『flat』の続きはまだ?
と思ったら、『flat』3巻は本日発売!
それを記念して原画展も開催!!
有隣堂が中心なのでワタシの行動範囲外の会場が多いのですが
リブロ池袋店でも開催! 万歳!!
あと、お店によっては購入特典がつくようです。
詳しくはこちら 1/9新刊 「flat」(3) 発売記念イベント・購入者特典のお知らせ

『大奥』の映画はどうなっちゃうんでしょう。
やっぱ心配なんですよね~。


あ、なんかすごーくマンガを読みたくなってきた。
そのうち狂ったように読みふける日が来そうな気がする(笑)

ころころろ (畠中恵)

“しゃばけ”シリーズ第8弾!

久々に面白かったよ!

と言うと語弊があるのですが…
私は長編が好きなので今回のように短編の形式でも
通して読むと実は繋がっている、というのが本当にうれしかった!!


しかも若だんなの目玉(?)を探して三千里な内容!
みんなの個々の活躍が読めて二重に嬉しい構造でした。


ころころろころころろ
(2009/07/30)
畠中 恵

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はじめての

幼き日の若だんなと若き日の仁吉と佐助が拝めます(笑)
若旦那はこんな小さい時から責任感が強かったんだなぁ。
甘やかされてダメになる人もいるけど若旦那に関してはその心配はナシ!


ほねぬすびと

宗教詐欺の話、とでも言いましょうか。
単なるねこばばに終わらないのがこのシリーズ。
妖がいるなら神だっているんです!
ほとんどとばっちりで失明してしまった若だんな!


ころころろ

若だんなの光を取り戻そうと奮闘する仁吉の物語。
この話が一番面白かったです。
…私が仁吉贔屓っていうのもありますけど(苦笑)
でも、若だんな以外の人(と妖)をお守する仁吉なんて
なかなか見られませんからね!
妖だからもっとドライな対応をするのかと心配したら
優しい若だんなの影響からか思った以上に親切な対応でにんまり。
行動理由のほとんどが「若だんな」だったのもにんまり。
もうおぎんさんを抜きにしても若だんな個人がかわいくてしかたないのね!
タイトルの“ころころろ”の理由がわかった時
じんわりあったかくなりました。


けじあり

仁吉の話があるのなら当然、佐助の話もあるんです。
…たしかに佐助の話でした。
ううむ。そうきたかー、な変化球。


物語のつづき

最後は若だんなに締めてもらいましょう!
神様と直接対決!!
まさかの罠でとっ捕まる神様がカワイイです。
妖たちの独自の視点による昔話の解釈は面白かったです。
先日読んだ これ よりもずっと納得できました(笑)


このシリーズを読むといつも思うのですが
私は、執事より兄やのほうが好きだー!!
 

陽気なギャングが地球を回す (伊坂幸太郎)

伊坂さんの小説は、ぜんぶ読んでみることにしました。
今回はタイトルだけでずいぶんと今まで読んだ作品とは趣が異なるなぁと
手に取ってみました。


陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
(2006/02)
伊坂 幸太郎

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面白いです!

銀行強盗を実行し逃げおおせる4人組のギャングのお話。

なぜ、4人組なのか。
捕まらずにすむにはどうしたらいいのか。
それぞれの特技をいかにして使うか。
この4人はいかにして出会ったのか。

そのあたりもきっちり教えてくれます。

それぞれに人生があり、銀行強盗だけを生業にしているわけではなく
いろいろ複雑な事情もあったりするのですが
そのあたりはサラリと交わして
相変わらず登場人物たちの会話が楽しい伊坂作品。

なんだろうなー。
どうしてもお金が欲しいから強盗するってわけではなくて
かといって世直し的な思想があるわけでもなく
「こうしたら成功するんじゃないか?」と閃いたことを
実践しているだけのギャングたち。
罪悪感とは無縁な考え方に最初びっくりしましたけど
美学を感じられたのでOKでした。

人間嘘発見器の成瀬が泥棒・黒澤に通じる感じがしてお気に入り。
ついでに勝手に堺さんをキャスティングさせて楽しみました。
ちなみに相方の響野は佐々木蔵之介さんで
久遠は小出恵介さん、雪子は深津絵里さん。
イメージ無視。純粋に私の好みです(爆)

知らなかったのですが映画にもなっているんですね。
…あー、私の脳内キャスティングとは全く違う配役だ(苦笑)
でも、この映画の配役も面白そうだ。
映画も観てみようかな~。
 
陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション [DVD]陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション [DVD]
(2006/10/25)
大沢たかお鈴木京香

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神様のカルテ (夏川草介)

テレビCMで宣伝されていますね。
そのせいってわけではないですが
泣ける話を読みたくて読んでみました。


神様のカルテ神様のカルテ
(2009/08/27)
夏川 草介

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確かに泣けました。
が、ちょっと予想と違った

医者が主人公だから当然病院内での出来事が中心になるんだと思ったら
そんなことはなく
主人公が暮らしている共同アパート“御嶽荘”の出来事の割合がかなり高い。

まぁ、下宿とか共同生活の話は好きなので望むところなんですが
医療ものを期待して読んだのでそのあたりは肩透かし。

そしてなんつーか
主人公の語りが文豪テイスト(?)なので
ちょっと時代がかった印象でした。
例えるなら森見登美彦さんっぽいというか…

そしてなんだかファンタジックなイメージも。
奥さんとの出会いとか
安曇さんの存在とか
天狗の話とか

リアルな問題も提示しているんですが
オブラートに包んでいるような…
医療ものではなくなんだろ? ちょっと幻想的。嫌いじゃないけど。

読みやすくて一気読みだったんですが
うーん。
夢中になって一気読みとは違うんだよなー。
たしかにおもしろかったんだけど、なんかものたりない…

どうもベストセラーに辛口になりがりな私なのでした(苦笑)

でもあのいろいろ問題があったドラマ『ぎね』よりは共感できる!
というか、ドラマでもこういう展開を期待していたのに!

新釈 走れメロス 他四篇 (森見登美彦)

『青い文学』で取り上げられている作品とかなりリンク。
走れメロス》と《桜の森の満開の下
そして個人的に最近ご縁がある《山月記》と《薮の中
そこへなぜか紛れ込む《百物語

それら5篇の物語を森見調にアレンジすると…


新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
(2009/10/15)
森見 登美彦

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当然、元ネタを知らないといけないわけで(苦笑)
どれも知っているといえば、知っているのですが
かなり曖昧な印象しか残っていないので、なんとも不明瞭なのですが
元ネタ知らなくても楽しめます。

基本は短編集なので
一つ一つのお話もそれぞれ楽しめるのですが
一冊を通してある男の遍歴を楽しむという側面もあるので
そういう読み方もできます。

私は『山月記』が一番面白かったなぁ。
この話はたぶんもともと好きなんだよね。
あー、原作読もうと思っているのに読めていないなぁ。

あと『百物語』で今までの登場人物総決算な感じも楽しかった。
オチは、まぁそうくるよな、ってオチでした。

走れメロス』は詭弁についていけず…
それにちょうど『青い文学』でメロスを見た時に読んでいたので
混乱に拍車がかかりました(苦笑)
実にタイミングが悪かった。
最後に王様も友情に目覚めるんでしょうか?
原作はおそらく読んだことがないので、結末に関して謎。
小学校の学芸会で6年生が演じていたのが強烈な印象で残っています(笑)
あの劇は面白かった!!
たぶん王様がラストに持っていった、んだと思う(うろ覚え)
これは原作を読んでみたいなぁ。

神々の午睡 (あさのあつこ)

なんとも読みたくなるタイトルです。
久々のあさのさん!


神々の午睡神々の午睡
(2009/09/30)
あさの あつこ

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ファンタジーかと思ったんですが、神話でした。

残酷で無慈悲で、嫉妬もすれば恋もする。
時に失敗し、その後始末を人間に押し付ける。
なんとも人間味あふれる神々と
それを崇めたり恨んだりする人間
その二つの間の存在である箜の物語。

登場人物はあさのさんの創作なんですが
お話自体はかつて読んだ神話を踏襲しているのでなんだか懐かしい。
短編集なのでたいていの場合、結末が予測できるのですが
思いもよらない行動を起こすキャラがいたりして
うるっとすることたびたび。

前に読んだ『 オリンポス』のイメージに近いかな。
人間を攫って閉じ込めて…なんて悪趣味な神はいませんでしたが(苦笑)

フリーター家を買う (有川浩)

なんとも意欲的なタイトルと
そんなこと可能なのか?! という興味
しかも、書いたのは有川さん!

これは読まずにはいられないっ!


フリーター、家を買う。フリーター、家を買う。
(2009/08)
有川 浩

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?! 予想外な導入でした。
表紙とタイトルから
フリーターなのに一念発起して家を買う前向きな話だと思ったら…
いや、それは間違っていない。結果的には。

大学を卒業して、ハリキリ研修にドン引きした主人公
とっとと辞めて以来、さまざまなバイトでお茶を濁して25歳に。
実家暮らしだからできること。
「オレはやればできる」という不満を胸に、気に入らないことがあると
周囲のせいにして逃げ惑うフリーター。

…こんなんで「家を買う」展開になるのか??

若干うんざりしていたところに急転直下な展開!
お母さんが に!!
えええ!? なにそれ、怖いよこの展開!!

そっからは目が離せません。
男前な姉ちゃんが登場して気持のいい啖呵を切って
非協力的な父親を断罪。

おまけにのほほんな主人公が知らなかった
ご近所の仕打ちが明らかに。

こ、怖い…
金の恨みは恐ろしい~。

やっていいことと悪いことがあるでしょう?
でも似たようなことは全国で起こっているのかもなぁ。

今だったらアウトレットマンションが標的になりそう。
うう~。気持ちはわからなくはないけど、シャレにならないぞ。

しかし姉ちゃんの言葉は鋭い凶器のようだ。
読んでいて胃がキリキリしました(苦笑)

父親も酷いけど。
自分勝手で非協力的。
想像力の欠如と現実から目をそらそうとするへたれ根性。

でも、いそう。こういう人(苦笑)
だからこの話は怖く感じるんだよなぁ。

へたれ親父に代わって親身になってくれるのが
主人公のバイト先のガテンなおっちゃんたちってのがイイ!

泣けてきちゃうよ。

というわけで、鬱な母親の環境を変えるために
「家を買う」決意をしたフリーターの物語なのでした。
諦めないで頑張っている姿を見ると
「大丈夫! 間に合ってるよ!」と言いたくなるね!!

もっとお気楽な物語だと思ったのに~。
でも面白かったです

この男所帯な設定でロマンスを絡めてくるのはさすがだと思いました。
千葉ちゃんの目線で語らせたら、また違った物語が展開しそう(読みたい~)
あいにく書き下ろし短編の主役は豊川でしたけど。
傍から見た二人…(にやり)
それはそれで面白かったのでイイです!
 

かいじゅうたちのいるところ (モーリス・センダック/じんぐうてるお訳)

1月の映画公開に先駆けて読んでみました。

1975年の発売から全世界で読まれ続ける名作! (だと思う)
映画は子ども店長が吹き替えを担当することが話題です。

大きい絵本ですね~。
そして言葉が少ない!
全部ひらがな!

久しぶりにこんな絵がメインの“絵本”を読んだ…


かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
(1975/01)
モーリス・センダック

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………けっこう絵が怖い(爆)
そして

イカン! どこが面白いのかわからんっ!!

ア○ゾンの解説によると

子どもだけではなく大人も楽しめる数少ない作品である。
もしこの作品を楽しめなければ、それは
読者が童心を忘れて久しいことを示す、なによりの証拠だ


どうも。童心を忘れてしまった読者です。
ヤバいな~(汗)
そんなわけで以下、童心を失ったオトナの敗北した感想です。

悲しいので隠します。
 

続きを読む

あなたの知らない日本おとぎ話 (中見利夫)

先日見たクイズ番組で
日本の昔話の裏側”みたいな趣旨の問題が出題されて
それが面白かったんです。

たとえば『一寸法師

鬼を退治して打ち出の小槌をゲットした姫と一寸法師。
姫が嬉々として大きくしようとして
よくみたら キモかった(驚!) ため
小槌が振り下ろされて一寸法師は 撲殺 された、という話。

たとえば『金太郎

金太郎と言えば実在の人物。
源頼光の四天王の一人、坂田金時のことですが
実在の人物を物語にした理由は、プロモーション のため。
頼光(朝廷)にはこんなに強い人物が部下にいるんだぞ、という
アピール だったとか。
四天王の仲間・渡辺綱の鬼退治の話も同様だそうです。

ほほう。それは面白いぞ!
数年前に流行った『本当は怖い○○話』っぽい。
当時、大いにハマった過去を持つ私(苦笑)
そういえば日本の昔話の本はあんまり読んでなかったなぁ。

というわけで、このクイズを出題してくれた先生の本を読んでみました。


あなたの知らない日本おとぎ話 (ハルキ・ホラー文庫)あなたの知らない日本おとぎ話 (ハルキ・ホラー文庫)
(2008/07)
中見 利男

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…予想と違う内容に落胆を隠せません。

『本当は怖い○○話』のように
一般に認知されているお話を紹介した後
「実はこの話には続きがあって」とか
「実は成立した当初は違う結末だったのだ」という
裏話を期待していたのです。


でもそれが…
そういう話はないこともないですが、非常に少ない!

メインは“現代に合わせて再構築した話”でした。
再構築したのはこの本の著者殿。
再構築とは、元の話にアレンジを加えて独自の物語にしたってこと。

この人の考えを受け入れられるかどうかがこの本を楽しむ鍵となります。
私はあいにく…(苦笑)
いろんな意味で期待外れに終わってしまった一冊です。

あ、この本にはいろんな話が収録されていますが
半分が『かぐや姫』に費やされています。
 

続きを読む

小公女 (バーネット・作/伊藤整・翻訳)

ドラマを見ているとどうにも原作が気になり読んでみました。

翻訳ものはあまり読まないので訳者さんが全くわからん!
この本はいろんな人が翻訳しているのだ!!

ま、文庫だし、なんとなくこれにしてみました。


小公女 (新潮文庫)小公女 (新潮文庫)
(1953/12)
フランシス・ホジソン バーネット

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む。初版が古いのか…
それはいいんですが、なんと、主人公の名前が違っていました!!

サアラ・クルウ

セイラじゃないのかっ!!
これは予想外!
当時はこう発音していたのでしょうか?

違う話…ってことはないようなのでそのまま読みました。
ま、小説はサアラ、ドラマはセイラってことでわかりやすい!
と、言えなくもない。

しかし、罪作りな物語だなぁ(苦笑)

ふりかかる苦難にも負けず、不当な待遇にも挫けないサアラ。
それは素晴らしいのですが
その心を支えるのは“空想力

“もしも”や“つもり”を想像し、イメージすることで現実逃避!
ああ、何ということでしょう。
何しろ怒られている時ですら
ぼんやり空想してミンチン先生をますます怒らせるほどです。

サアラ! そんなことではロクな大人にならないぞ!!

と、心配せずにはいられません。
が、心配ご無用!
このイメージングの力があったからこそ
サアラは気高い“公女の心”を失わずにすんだのです。

どんなに自分がつらくても他人に優しく接するのは忘れないし
どんなに自分がひもじくても餓えている子を見過ごすことはないのです。

偉い。本当に偉いです。
しかし、そんなサアラですら他人を信じられなくなる場面がありました。
そこを助けてくれるのが
アーメンガアド・セント・ジョン!!

ドラマでは長い三つ編みのひょろ長い女の子。
やたらセイラを心酔してちょっと引いてしまうくらいなあの子。
…名前がわからん(笑)

あの子が原作でも純粋にセイラを信じて友情を示してくれるのです。
ちょっとドンくさくて鈍いところもありますが
勉強嫌いで「本が嫌い」と言いきっちゃうような子ですが
善良さではピカイチ。
ささくれたサアラの心を溶かしてくれるのです。
なんていい子!

ですが
ミンチン先生やラヴィニアがサアラを毛嫌いする気持ちもわかる(苦笑)
アーメンガアドのように心酔するならいいんですが
指導者やライバルからすると、なんともやりにくいのがサアラの性格。

どんなに苛めても不幸になっても気高いというのは
素晴らしいですが、傍から見るとどっか不自然なんですね。
だからますます苛めてしまうという悪循環…

でも、ミンチン先生の所業は許せません!

ドラマではセイラの母親と同級生で
その頃からのコンプレックスが…って理由があるし
ちょっと母親代わりの部分もあるような気がする(気のせい?!)から
まだ納得できますけど、原作のミンチン先生は酷い!

子どもにちゃんと食事を与えないとはナニゴト?!

それなのにサアラの境遇が変わると
コロッと態度を変えて「私は愛していました」ってどの口がそう言うか?!
厚顔無恥とはこのことかっ!
こんな指導者の下ではロクな人材があつまりません。
だから他の召使や料理人たちが調子に乗るんだ。

さて、ドラマとの違いは…

カイトがいない!
やっぱりね~。いくらなんでも同年代の男の召使はね~。
代わりにいたのがベッキイ
サアラを「お嬢さま」と慕う女の子の召使。
そういえばいたな~、掃除の最中にうたたねしちゃう女の子。

アラン先生がいない!
いないのか! びっくりだよ!!
アランなんていかにもそれっぽい名前だからてっきり…
フランス語の先生はいましたけど、出番は少しでした。

なんなんだ? 誰に該当するんだ、アラン先生は??
ラム・ダスカアマイクル氏だろうか?
でもセイラの父親が亡くなる前からいるんだよなぁ(悩)

私はラム・ダスが好きです。
インドの紳士に仕える身軽でお茶目なインド人。
やっていることは覗きと不法侵入で
ストーカーとどこが違うか悩むところですが(爆)
なんか好きなんです。

ミンチン先生の妹アメリア嬢の爆発は胸のすく思いでした。
ドラマでもドカンとやらかしてほしいです。

しかし、空想が魔法となり実現するこの物語。
少女マンガよりもたちが悪いな!
こんなの幼少期に読んだら空想好きな子に育っても仕方ないじゃないか!!

宵山万華鏡 (森見登美彦)

久々の森見さんの小説です。
久々って言うか、やっと2冊目ですが…(苦笑)

ちなみに1冊目は 夜は短し歩けよ乙女


宵山万華鏡宵山万華鏡
(2009/07/03)
森見 登美彦

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またしても摩訶不思議な物語。
これはファンタジー?
でも一筋縄ではいかない感じ。
超ファンタジーとでも言いましょうか。←そんなジャンルないですが。

宵山の日を舞台に巻き起こる出来事。
それらは独立しているようで少しずつ繋がっています。
短編集なのですが
登場人物が行き来して、まとめると1つの物語になります。

宵山とは祇園祭のことみたいですが…
そんな雅な言い方があるんですか?
初めて知りました。

宵山では何かが起こる。

私は“宵山回廊”と“宵山迷宮”が好きです。
同じ物事を角度を変えて別の視点から見るというのがどうにも好きで
全編そういう作りだったのですが、この二つが特に!

何がどう好きなのかは説明できませんが(ダメじゃん)
こういう感じが好きなんです。

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (磯田道史)

堺さん主演で映画化が決定したという本書。
それは読んでおかねばなるまい!
さっそく読んでみました。

映画公開は2010年秋だから予習には早すぎなんですが(苦笑)

ちなみに
監督は森田芳光さん、共演は仲間由紀恵さんだそうです。


武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)
(2003/04/10)
磯田 道史

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おっと、びっくり。
小説じゃなかったぞ。
学術書っつーんですかね?
真面目に江戸から明治・大正にかけての家計簿を研究した人の本でした。

著者の執念で発見された『金沢藩猪山家文書
そこに綴られた金沢藩の下級武士・猪山さんちの赤裸々な家計簿。

本来、武士は数字に疎いもの。
数字に細かいのはプライドが許さないという身の上で
こんな文書が残っていたのは
猪山家が代々、金沢藩の“御算用家”で数字に明るかったから。

この地位は身分に関係なく、世襲でもないので
出世のチャンスがある魅力的な地位。

そこで猪山家は子息に算術の英才協力を施し
第一人者となり、徐々に頭角を現すのですが
江戸時代のシステム上
どんなに仕事をしても、活躍しても報禄に直結しない悲しさ。


先祖の活躍によって収入が決まっているんですよ!
どんなにぼんくらで無能でも先祖が頑張っていれば高給取り!
世襲できるコネ入社みたいなもんだ。

そんな恩恵にはトンと縁のない猪山家がいかにしてのし上がっていくのか?!
というお話でもありました。
だから学術書とは思えない面白さもありました。

どうして武士が内職を必要としたのか
身分は上だけど貧乏なのはなぜなのかが、よくわかる一冊です。

6代綏之(やすゆき)
7代信之(のぶゆき)
8代直之(なおゆき)
9代成之(しげゆき)

この4代がメインだったんですが
堺さんはどの役を演じるのでしょう?
可能性が一番高いのは9代の成之さんだと思いますが
個人的な希望を言うと8代の直之さんがいいな~。

なにしろ将軍家の姫を金沢に迎えることに尽力※1したのも直之さん※2
おかげで出世したのは喜ばしいけど
江戸詰めが増えて出費がかさみ
その借金返済のために家財を処分するという英断を下したのも
直之さんですから。

※1この婚礼のために東大の赤門は作られたのだ!
東大は旧前田家の跡地です。
※2映画によると赤門のエピソードは信之さんだったようです。
勘違いしました。すみません…

この時の猪山家が一致団結して節約に節約を重ねた姿がもう…っ!
でも武士だから
節目のイベントや冠婚葬祭はそれなりに格式を保たねばならないのだ。
奥さんも協力的で新しい着物を我慢しっぱなし!

その努力が周囲に伝わり、借金先にも理解を得られ
奥さんの実家からも援助してもらえるという境遇になるのだ。
泣ける!

けど、もちろんきちんと借りたものは返しますよ!
そのあたりの実直さ・清廉さも周囲に伝わって信頼に繋がったのでしょう。
嗚呼、涙が…っ!

その仕事ぶり、人柄も藩主に愛され
“彦蔵”なるニックネームを直々に賜りました。
本当は彦蔵ではない。けど改名するに至りました(笑)

なにしろひと癖もふた癖もある人を相手でも円滑な人間関係を築け
私欲を持たずに細かい作業をコツコツとこなす信頼できる真面目な人柄は
後世の人にまで語り継がれるほど。


人柄に関しては成之さんも同様だったようです。
著者は“没個性”なんて酷いことを言っていますが
そんなことはないでしょう!
誰とでも仲良くできるっていうのは凄いことですよ! これは“人徳”です!!

成之さんは幕末から明治の新政府を経て海軍に就職。
出世頭です。
が、金沢出身ってことで不当に扱われたり
でも有能だから取り立てられたり…激動の人生です。

うーん。やっぱり成之さんが映画になりやすいかなぁ。
ワタシは直之さんのほうがいいんだけどな~。

割と熱血な猪山家の人々。
これがどう映画になるのか楽しみです。

せっかく武士なんだから堺さんの殺陣も披露してほしいな~。
『蛮幽鬼』で鍛えられたことですし(笑)
ま、そんな場面は全くなさそうですけど。
剣術より算術! な家系だし、戦闘中もひたすら計算していたようだから。

星間商事株式会社社史編纂室 (三浦しをん)

漢字ばっかりの長いタイトルだ…(笑)

しをんさんの本だからってのと
オタクな人が出てくるって話だったので読んでみました。


星間商事株式会社社史編纂室星間商事株式会社社史編纂室
(2009/07/11)
三浦 しをん

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やってくれるぜ、本間課長!!

隠している趣味についてオープンにされるのってツライ…っ!
いや、私の場合はさほど隠してないんですが
(別に同人誌作っているわけでもないし)
でもやっぱ、公の場(=会社)で話題にされたり
しつこく(興味本位で)聞かれたりするのは閉口します。

やっぱ趣味ってのは同志と語り合ってこそ!

だと思うんですよね。
同じテンションで語り合いたい。
まぁ、私のテンションは常に低めですけどねー(苦笑)

しかし、このお話はそこで留まりません!

同人誌というアイテムが
とある陰謀に対抗する手段となり、圧力に屈しないぞ!
という熱意のあらわれとなり、感動のエンディング。

その間にコミケとはいかなるものか
同人誌とはこうして作られるのだ
ということも教えてくれる親切な本(笑)

同時に
オタク同士の友情
オタクの恋
オタクの行く末
なども提示していていろんな角度から楽しめます。

この場合の“オタク”っていうのは
お金と時間と情熱を存分に傾けられる趣味のことですが
なかなか考えさせられるものがありました。

思わず書籍と舞台にいろいろつぎ込んでる我が身を省みて…(苦笑)

源氏物語の幻の続編

そんなものが実在したとは…!

なんつって
私はそういうのがあるかもしれないという説があることすら
今回初めて知ったのですが(苦笑)

源氏物語、幻の続編「巣守帖」か…写本確認

宇治十帖の続編らしいです。
しかも紫式部の死後、別人が書いた説が強いらしいので
えと、つまり…同人誌か?
って感じなんですが。←同人誌って言うな!

鎌倉初期の故実書『白造紙(はくぞうし)』などの資料に基づく
「巣守」の粗筋は、薫の誠実さにひかれた巣守の君が若君を産み
求愛する匂宮の執着から逃れようと山中に隠れてひっそりと暮らす内容。


あら。薫がモテている。

薫は不憫な奴だからな~。
後世の人がフォローを入れてくれたのかな?(笑)
こういうファン心理はいつの世も同じってことでしょうか?
面白いですよね、こういう資料が発掘されると。

植物図鑑 (有川浩)

なんじゃこれは…山菜料理本か?!

食べられる植物を採取して上手に調理する男と
その男を拾った女の話。

こんな男、落ちてないよ~!!

と喚きながら

でも有川ワールドだからアリ!!

納得できる(そうか?)設定でした。
ああ、うまい手料理が食べたくなるぜ。
味覚が変わるくらいのお手前の人に作ってもらいたい!

食費は安く、そしてウマい!
無敵! 無敵すぎる!!


最強の男の物語かも(いや、そんなことはない)。
ちょっと自分でも山菜料理を作ってみようと血迷いそうになる本でした。
無理だけど! わかってますよ!!

しかしこの物語でたびたび出てきた言葉“料る
読み方は“りょう・る
意味は“料理する”ってことなんですが…
私は初めて目にしました。
これって普通に使う言葉ですか?
見慣れないもんだから登場するたび「む。」と引っかかってしまいました。


植物図鑑植物図鑑
(2009/07/01)
有川 浩

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柳生非情剣 (隆慶一郎)

ちょっと前に読んだ小説。

本当はこのなかの一編『柳枝の剣』をマンガ化した
『柳生非情剣 SAMON』を読んでから
感想をアップしようと思っていたのですが
なかなか読む機会がこないのでとりあえず小説の感想のみ。

なぜにこれに注目したかというと
カフェオレライターにて紹介されていたから!
剣と愛に人生を賭けた男たちの漫画「柳生非情剣 SAMON」を、主に尻を中心にレビューする

尻ひとつ!!

読んでみたくなるじゃないですか!
でも肝心のマンガは読まずに
原作に手を伸ばすへそ曲がり加減が私らしい(苦笑)


柳生非情剣 (講談社文庫)柳生非情剣 (講談社文庫)
(1991/11)
隆 慶一郎

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主人公を交代しながら語られる柳生家の5つの短編集
柳生家ってのは徳川家の剣術指南を勤めたあのお家です。
隆慶一郎ワールドではこの柳生家は徳川秀忠の命を受けて
陰日向ない(というかむしろ陰の)活躍で出世したことになっています。


慶安御前試合

柳生兵庫助利厳の三男・兵助(連也斎)のお話。
いろいろあって宗冬と試合をすることになって
ブラックな分家に命を狙われる羽目に。
義仙大活躍(笑)
家光コワイ。どんだけ執念深いんだよ。


柳枝の剣

柳生宗矩の次男・左門のお話。
『柳生非情剣 SAMON』の原作です。
突飛な人ですね、左門て人は。
愛について考え、理想の愛に殉じた男。
おかげで家光に生涯、睨まれることになった柳生家…
意外に乙女ちっくなカップルでびっくり(笑)


ぼうふらの剣

柳生宗矩の息子・宗冬のお話。
自分では不運だと思い、周囲からは幸運だと思われた人。
『吉原御免状』にも登場して意外に好印象だったんだよね。
あの時はすでに当主になっていたので、今回の若さににやり。
意外にアッケラカンとしていて驚きました。


柳生の鬼

柳生宗矩の息子・十兵衛のお話。
家光の剣の稽古の相手を罷免された後
大和柳生の庄でいかにして過ごしたか。
ここに至るまで「剣の腕前が凄い」という割には活躍の場がなかったので
ここで初心に返って柳生新陰流の秘技である
無刀取りをマスター面目躍如、かな?


跛行の剣

柳生宗矩の兄・新次郎厳勝のお話。
戦での怪我もあり、大和で父・石舟斎の元に残って
不自由ながら鍛練を重ねて再び戦えるようになるまでがんばった努力の人。
創意工夫の利平がステキだ!
平介(兵庫助利厳)を通して理解しあう親子…コワイ。


逆風の太刀

柳生宗矩の兄・五郎右衛門宗章のお話。
宗矩同様、早くから仕官先を求めて大和を出て
関ヶ原の戦いの時は19歳の小早川秀秋の護衛役を務める。
小早川がいいキャラ! このキャラ好きだな。
この話が一番好きだ。なんだかサワヤカ!
仁義に篤く、小さい子に優しい五郎右衛門のキャラもヨカッタ。


どの話も力に憑りつかれた男の話でした。
常軌を逸しているような…
なかなか共感はできませなんだ。

武士道エイティーン (誉田哲也)

武士道シリーズ完結編。

シックスティーン、セブンティーンと続いた香織早苗の武士道探究。
つまり高校の3年間の物語なのですが
武士道とは何か
武士とは、道とは何か
ということが問われ続ける物語でした。

これは一気に3冊読むと面白いかも!
この完結編は凄かった!!


主人公二人の話だけでなく
サブキャストにもスポットをあてた章があり
これが…

壮絶!!

下手すると本編よりも読み応えがありそうな物語でした。
桐谷道場の秘密が特に…ゾクゾクしました。

人に歴史あり!

このあともみんなそれぞれの人生を歩んでいくのでしょう。
武士道という言葉を使っていない人でも道を歩むことに変わりはなく
それが信念に基づいて決断したことなら
武士道に通じるものなのかもしれない。
そう思わせるお話でした。


武士道エイティーン武士道エイティーン
(2009/07)
誉田 哲也

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MW―ムウ― (司城志朗)

意外に引きずっています。
映画『MW』のノベライズを読んでみました。

友達が持っていたのでありがたく拝借。
この友達は
映画が始まる前にこの本を読んで結局映画は見ないまま
、という猛者(苦笑)
なぜ、原作のマンガではなく
映画でもないこれにまず手を伸ばしたのか謎です。


MW ムウ (小学館文庫)MW ムウ (小学館文庫)
(2009/06/05)
司城 志朗

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う~ん。
友達が映画を見なかった理由がわかる気がします(苦笑)

映画を見た後にこれを読むと
ああ、そういうことだったのか! と納得できますけど
映画より先にこっちを読むと面白さが半減かも。
映画ありきの本だからこっちを先に読むのが間違っているんだけど…

風景や場所、武器を細かく描写しているんですが
映画なら一目瞭然なのに文章にするとこんなに煩雑になるのか!
ちょっと飛ばしました。ははは。

ま、私は映画を見た後に読んだので
映画では語られなかった部分を中心に楽しみました。

神父は無償
給料は出ないんですね!
だから神父はあんなに堅実にお金を遣っていたのだ。←電話の時ね。
その割には着替えてましたけど、ありゃ結城の寄付だったのか?

望月大臣のとこのお城さん、スーツで登場
結城が勤める会社にコネ入社させてほしいってことだったんですね。
なんだよ。映画では振袖なんか着ているから混乱したじゃないか!
そしてフツーにヤな女だった(爆)
あと、意外な活躍(?)をします、このお城さん。
おかげで結城の人でなしっぷりも強調されました。

子どものときから仲が良かった結城と神父
映画を見た時は、子どもの時は親しくなかったんだと思っていました。
一緒に逃げたことで初めて連帯感が生まれたんだと思い込んでいました。
なんで、って…なんとなく。
けど、映画では二人で町からは離れていたから難を逃れた
という設定になっていて納得しました。

自衛隊の妻ってもっと凛々しいと思うの
本筋とは関係ないんですが、自衛隊が派遣される場面があって
その家族が嘆く場面があったんです。
が、実際あんなことは言わないんじゃないかな~?
あの場面必要? 興ざめでした。
あと、他の場面ですが
オタクをバカにしているような描写もあって気になりました。←考えすぎ?

助けた結城と助けられた神父
再三再四、映画でも「助けた」から、「助けられた」から、と言っていた二人。
映画では結城が助けたというより、二人で逃げたように見えたんですが…
結城が「助けた」と言う理由がわかりました!
この空気は吸っちゃいかんと察知した結城少年
すかさずTシャツを脱いで口を覆えと賀来少年に渡すんですが
渡された賀来少年は自分のTシャツを脱ぎませんでした
それは何故か? …寒かったから。
アンタ、サイッテーだよ!!
そのせいでガスを吸った結城があんなことに…
子どもの頃は優しかった結城なのでした。

あのマンションでは手袋着用
…映画で手袋していましたっけ? 思い出せないなぁ。
神父は手袋着用して、結城は「どこに触れたか覚えてるから」素手でした。
覚えてんのかよ! そしてそれを拭うのか?! 細かすぎる…(がくり)

女装する結城
これはネタばれですかね?
でもすぐに見当がつくので言っちゃっていいでしょう。
女装したらしいですよ、結城は! 目的のためなら手段を選ばない人だ。

刑事・沢木があの部屋に入った方法が明らかに
ほほう。そんな経緯があったんですか。
ですよね~、普通、あんな簡単には入れないですよね~。

村越神父が脅えていたのは結城
島から助け出してくれた村越神父。
明らかになった脱出方法にああ、そうだったのか、と。
それ以来面倒をみてくれたのですが
良心がなくなった、彼はもう人間じゃない」と結城を…
がんばれよ、神父! と思いましたけど
その後の結城の行動を考えるとそれも無理からぬことかな。

狙撃手はカトリックの信徒
映画と違い、神父の服装で島に乗り込んだため躊躇いがあったんですね。
おかげで逃げ切れたってわけです。結局、崖から落ちるけど。
一方、荷物を放り出した女記者はあっさり狙撃されました。
その荷物から川村記者の手帳を見つけてニヤリとする結城。

川村記者に調査を依頼したのは村越神父
ああ~、だから二人のことも調べられたんですね。
しかも、この記者を消したのは結城!
え、そうなの? 映画でもそうだった??
政府側に消されたものだと思い込んでました。
でもそうなるとちょっと辻褄が合わないか。
ちなみに村越神父も結城が始末しました。これはそうだろうなと予想通り。

「なあ賀来、なんで女ってのは、みんな俺に夢中になるんだろうな」 by結城
わお。すごいこと言っています。
でも女限定じゃないでしょ?(笑)

橘刑事が目立たない代わりにキャリアの神保が活躍
やるじゃん! ラストで見直しました!!

「いざと言うとき祈ってほしいから」 by神父
ぶはは! おもしろいぞ、それ!!
映画でも言ってほしかった。…あれ? 言っていたっけ??

神父を人質に結城のほうから要求
あ、そうなんだ。プランBじゃないんだ。
で、ちゃんと海兵隊が潜んでいるんですね。
そうですよね、できることはやっておかないとね。

二人一緒に海に落ちた
うん。そのほうが自然かも。
でもだとすると…
結城は神父を見捨ててMWをゲット、って道もありますね。


当ブログにてこれまでの映画『MW』に関して語られた記事は以下。
試写会編ドラマ第0章映画館編ヴィジュアルブック

アミダサマ (沼田まほかる)

初めて読む作家さん。
タイトルに惹かれて読んでみました。


アミダサマアミダサマ
(2009/07)
沼田 まほかる

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えと、これは…ホラー??

異分子っぽい女の子に呼ばれた若い男、と来たので
乙女チックに考えるなら

女の子を守護する話ね! 二人は“運命”に導かれたのでしょう!!

ということになりそうなんですが
二人は第三者である坊さんに引き裂かれ
異分子な女の子は坊さんのもとで育ち
男のほうは魂抜けたようなやけっぱちな人生を送るのみ…

物語の視点は坊さんと男。
行ったり来たりするだけでなかなか結びつきません。

ふつーの人代表の坊さんの視点からだと
女の子の存在は異分子以外の何物でもないので徐々に“歪み”が顕著になり
ホラーにしか思えません。
ううむ。ホラーって久しぶりに読んだぜ。

だけどホラーのつもりで読むと結末は…
意外とハッピーエンド?
もっと怖い展開&結末になるもんだと思っていました。
ちょっと拍子抜け(苦笑)

しかし一番怖いと思ったのは女の子の執着。
あそこまで 執拗 一途にはなれないですよ。
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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