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ついに観た:カクシンハン 薔薇戦争(リチャード三世)

ほうぼうでカクシンハンはおもしろいぞと言われていて
観てみたいと思いつつ
日程が合わなかったり
完売していたり
なかなか観られなかったカクシンハンをついに観ることができました。

目白にあるシアター風姿花伝も初めてで
初めてづくしでした。

『薔薇戦争』はヘンリー六世とリチャード三世の2本を同時上演。
通しで観ることもできたんですが
初めてなのにそんなチャレンジはできない、と
スケジュールとにらめっこして
観劇可能だったリチャード三世のみを観に行くことにしました。


カクシンハン 第13回ロングラン公演「WARS OF THE ROSES『薔薇戦争』

観劇:2019年7月25日・木(3列サンタ―)
会場:シアター風姿花伝

作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:木村龍之介
構成:カクシンハン

出演:河内大和、真以美、岩崎MARK雄大、宮本裕子、鈴木彰紀、小田伸泰、野村龍一、大塚航二朗、別所晋、阿部卓也、長内映里香、室岡佑哉、名村辰、佐々木雄太郎、近藤修大、山田荘一朗、渡部哲成、ユージ・レルレ・カワグチ


はじめて行く劇場なので早めに着くように行動したら
めっちゃ早く着いて
開場まで外で待つことに・・・
雨が降ってないから良かったけど次回来ることがあったら
開場より前に着くことがないようにしようと決意。
しかも選んだ日が初日で
ガチ勢に囲まれてならぶという事態。

うええ~
ただの初観劇者なのにめっちゃ張り切っているひとみたいになった。

チケットには番号しか書かれていなかったので
もしかして自由席?? という予想が当たりました。
それも当日到着順に入場できるというまさかの展開。
あれ、ではチケットの番号はなんなんですか??

受付番号が6番だったので席は選び放題!
なんとなく全体が見渡せる3列目の通路席をチョイス。

こじんまりとした劇場で
次から次へと登場する役者さんに圧倒されました。

当然、初めて観る役者さんばかりなんですが
主演の河内さんが凄かったです。
何がって肉体が。
リチャード三世と言えば肉体的に不自由なひとなので
それを表現するために肩に何かのせてるのかな? と思ったんですが
ただの筋肉でした。
細いのに筋肉スゴイ!
そして巧みな話術でのし上がるのでしゃべり倒すのがまた・・・

観ながら思い出したんですが
リチャード三世は古田さん主演版と
萬斎さんの『国盗人』 で観たことがありました。
あと『薔薇王の葬列』ですね(笑)

意外と『国盗人』の印象が強烈で
ずいぶん前に観たのにどんどん思い出されたのが不思議でした。
忘れっぽい私にしてはよく思い出したな~。

そのイメージがあるので
リチャードが即位を決意する場面は大いに盛り上がって
客席を通った国民たちとハイタッチでもするべきだろうか?
と悩みました。
誰もそんなことしてなかったからガマンしました(笑)
『国盗人』の観客を巻き込む演出が凄かったもので・・・

ちゃんと戯曲を読んでから行くべきだったな~。
分かりやすくセリフを足したりしていたようだから。
マーガレットを口説く場面で
それまで抵抗していたのにコロッと承諾したくだりで
ツッコミが入ったりしていたので
たぶん戯曲を読んでから観るのが正解だと思います。

 
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歌舞伎座でハスキー犬を見た:三谷かぶき 月光露針路日本

三谷さんが歌舞伎座に!
PARCO歌舞伎のメンバーもほぼ揃っているし
これは見届けなければ!

『風雲児たち』はめちゃくちゃ長い歴史マンガですが
今回は大黒屋光太夫をメインに取り上げるようですね。
遠い昔に映画『おろしや国酔夢譚』を見たので
おおまかな流れは知っているはず。
と思って原作は読まずに観劇。


三谷かぶき 月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと)-風雲児たち

観劇:2019年6月16日・日(1階20列センター)
会場:歌舞伎座

原作:みなもと太郎
作・演出:三谷幸喜

大黒屋光太夫:幸四郎
庄蔵/エカテリーナ:猿之助
新蔵:愛之助
口上:松 也
キリル・ラックスマン/アダム・ラックスマン:八嶋智人
マリアンナ:新 悟
藤助:廣太郎
与惣松:種之助
磯吉:染五郎
勘太郎:弘太郎
藤蔵:鶴 松
幾八:松之助
アレクサンドル・ベズボロトコ:寿 猿
清七/ヴィクトーリャ:宗之助
次郎兵衛:錦 吾
小市:男女蔵
アグリッピーナ:高麗蔵
ソフィア・イワーノヴナ:竹三郎
九右衛門:彌十郎
三五郎/ポチョムキン:白 鸚


おもしろかったけど
三谷さんの脚本にしては笑いが少なめでしたね。
まあ大黒屋光太夫の話で笑いを求めるのがムチャなのかな。

それでも犬ぞりの場面で笑いを取ってくるのは流石でした!

犬ぞりと言えば『動物のお医者さん』(笑)
もちろんハスキー犬大量投入で盛り上がりました。
限界まで走る姿に感動。健気だった・・・
景色の一部に口上の松也さんがいたりして気が抜けない場面でした。

口上ってなんなの? と思ったら
冒頭から登場する『月光露針路日本』の世界に誘う
観客と舞台の橋渡しをする役割でした。
『日本の歴史』の秋元さんポジションかな? と思ったけど
そこまで出ずっぱりではありませんでした。

客席いじりもさすがで冒頭では質問を投げかけ
後半「もう帰ったと思ったでしょう?」と
にこやかに話しかけながら登場したり。
うん。正直帰ってもおかしくないくらい出番なかったから
「思ったー」と心の中で返答しました(笑)

エカテリーナは早替わりではないんですね。
てっきり庄蔵に似ているぞとか弄られるのかと思っていたら
そんなことはなく真面目に女帝様でした。

ゴージャスなドレスで登場したときは客席がざわめきました。

いや~凄かった。
このためにドレス作ったんだ?!
女帝以外にもロシア宮廷のみなさまの衣裳新調したんですよね。
スゴイ気合いだ・・・

エカテリーナもロシア以外から嫁いできたひとなので
光太夫の帰りたいという気持ちに共感してくれて
思いのほかすんなり帰国を許してくれました。
『おろしや国酔夢譚』ではのらりくらりと躱した気がするんですけどね。

そして庄蔵の嘆き。
あああ~名前は覚えていなかったけど
帰国できずにロシアに残る決意をしたひと、いたなあ~
たぶん『おろしや国』は原作の小説も読んでいる・・・
やけに思い出せるのは映画観た後、原作も読んだからなんだろうな。

さらに新蔵の真意!
斜に構えていた新蔵がここぞとばかりに告白した
本音に泣きそうになりました。
いいヤツじゃん~。

庄蔵と新蔵が残ると光太夫に話した場面は
俊寛っぽかったですね。

けど笑いが起こっていたのはアリなんだろうか??
ここは泣く場面だと思ったんだけど
笑いに持って行く感じで演じられていたんで戸惑いました。

あとは八嶋さん!
立て板に水なキャラは八嶋さんにぴったりでした。
登場したとき誰よりも大きな拍手で迎えられたのには驚きました。
まあ3幕まで出番なかったですからね。
やっと出てきた~待ってました! な気持ちになるのもわかる。

曲がちょいちょいPARCO歌舞伎を彷彿とさせる旋律だったので
ニヤリとしました。
 

幸福な恐怖?:イキウメ「獣の柱」

以前『図書館的人生』で演じられたりしたようですが
私は今回が初見です。


イキウメ「獣の柱

観劇:2019年6月7日・金(H列上手)
会場:シアタートラム

作・演出:前川知大

二階堂望:浜田信也
山田輝夫:安井順平
有馬賢一郎:盛隆二
時枝悟:森下創
藤枝次郎・山田和夫:大窪人衛
二階堂桜:村川絵梨
堀田蘭・山田聖子:松岡依都美
島忠:薬丸翔
益子真知子・神崎恵:東野絢香
佐久間一郎・大道寺修:市川しんぺー

物語は2001年から始まる。海と山に挟まれた小さな町・金輪町。アマチュア天文家の二階堂と山田は、近所の山に落ちた隕石の破片を拾う。その隕石は、見る者に恐ろしいほどの幸福感をもたらす。一度目にしたら夢中になり、思考を奪い、目をそらすことができない隕石。一人で見たら最後、死んでしまうまで目が離せなくなることになる。隕石が落ちた後、続いて空から巨大な柱が降り注いだ。世界中の都市に300mの巨大な柱が降り注いだ。それは見る者の思考を奪い、人々にあきれるほどの祝福を与え、虜にした。柱が視界に入る地域は居住不可能になり、都市の人々は難民化した。それは静寂のうちに人々を支配した。人口密度の高い土地を狙って出現する柱。それを理解した人間は、小さな町で人口を制御しながら細々と暮らすようになった。柱はご神体として崇められるようになっていった。
時は流れ、2051年、柱の影響を受けない、解放された世代が誕生しつつあった。柱は人間に何を課し、何から解放したのか。
公式HPより


あらすじからは恐怖感と幸福感の両方を感じられるんですが
実際に観てみると
得体のしれない恐怖もあったんですが
適応する人類の強かさや
結局は同じことを繰り返す愚かさを強く感じました。

そしてそれを見守る人知を超えた不可思議な存在。
受肉とか急に宗教じみて
うぅ~ん、苦手かも~と心が遠ざかった瞬間もありました。

あの柱は地球にとって害になるものを排除するために出現したのかな?
地球にとって白血球のような働きをしているのかも、と思いました。
そして柱に魅入られても幸福感に包まれて死ねるんなら悪くないのでは?
とアカン結論に至りました。

ところで何人か『図書館的人生』の「襲って来るもの」に
登場したキャラと同姓同名のキャラがいたんですが
なんか意図があるんですかね?
『図書館的人生』というシリーズに登場する同一人物?
いやでもあっちには柱なんてなかったと思うんだけど
オムニバスってことなのか??

急遽歌舞伎座へ:神明恵和合取組

都合により途中退席しなくてはならなくなった友人の代打で
昼の部ラスト1演目を拝見。
1階の最前列のドセンターですからホイホイ釣られました。


神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)
め組の喧嘩
品川島崎楼より神明末社裏まで

観劇:2019年5月26日・日(1階1列センター)
会場:歌舞伎座

作:竹柴其水

め組辰五郎:菊五郎
女房お仲:時蔵
尾花屋女房おくら:雀右衛門
柴井町藤松:菊之助
おもちゃの文次:彦三郎
宇田川町長次郎:坂東亀蔵
背高の竹:松也
三ツ星半次:歌昇
芝浦の銀蔵:萬太郎
伊皿子の安三:竹松
御成門の鶴吉:尾上右近
新銭座の吉蔵:廣松
二本榎の若太郎:市村 光
亀の子三太:男寅
狸穴の重吉:玉太郎
山門の仙太:左近
辰五郎倅又八:亀三郎
田毎川浪蔵:吉之丞
左利の芳松:橘太郎
大竜山文五郎:九團次
三池八右衛門:松江
神路山花五郎:由次郎
御輿岳芳五郎:片岡亀蔵
露月町亀右衛門:権十郎
葉山九郎次:家橘
島崎楼女将おなみ:萬次郎
九竜山浪右衛門:又五郎
焚出し喜三郎:歌六
江戸座喜太郎:市蔵
四ツ車大八:團次


豪華だった~。
ザ・人海戦術!! って感じで
惜しみなく役者が投入される様子は壮観でした。
それを最前列で観られる幸せにニヤニヤが止まりませんでした(笑)

楽しかった!
若手イケメンパラダイスVS重鎮パラダイスでした。

肉眼で顔を確認できるのに誰だかわからん。
チラシで名前見てもわからん。
襲名しました??あとで調べねば。

子役がかわいい。小さいおててで小道具扱うだけでかわいい。かなり出番あってがんばってた。
あと若い鳶衆に声変わりしたばかり、みたいな若人がいて見せ場が多かったんだけど誰だったんだろう?目が回ってる演技が上手かった(笑)

大勢のスタイリッシュ屋根登りとか角材や旗やハシゴを使ったアクションが目の前で繰り広げられて見応えありました。
瓦が安全素材(ウレタンみたいに見えた)で投げても全然飛ばないのがおかしかったけど怪我したらダメだからね、仕方ない。

なんかラストの大立ち回りの印象しか残ってないけど楽しかったです。ありがとうございます!

亀三郎くん正解でした。役名が辰五郎倅又八だった。私の知ってる亀三郎さんは成人男子だったのでそういや襲名したって言ってたなーと遠い記憶を探りました。左近くんもたぶん正解。役名がわからないのであってるのかわからんのです。ネットで写真探してもいまいち最近のがないし。13歳ならたぶん正解。松緑さんの息子さんなんですね。なんで辰之助じゃないんだ。わかりにくい~。
お顔は市蔵さんなのにチラシには楽善って書いてあったから襲名したの?と思ったら普通に休演による代役でした(笑)別人だった!楽善なんてめでたい名前初めてみたからいろいろビックリでした。

少女マンガ的エリザベス女王物語:クイーン・エリザベス

遠い昔に映画『エリザベス』を見たくらいの知識しかないので
観劇前に『エリザベス』と『ゴールデンエイジ』を観ておきました。
予習としてはそれが精一杯でしたが
それだと不十分でした・・・

おまけに映画では普通に名前を呼んでいたのに
舞台では〇〇伯だからどれが誰に該当するのかイマイチわからん・・・
と思いながら観ていました(笑)


クイーン・エリザベス -輝ける王冠と秘められし愛-

観劇:2019年5月19日・日(1階C列センター)
会場:日生劇場

脚本:齋藤雅文
演出:宮田慶子

エリザベス一世:大地真央
エセックス伯:高木雄也
女官ベス:樹里咲穂
ウイリアム・セシル:西岡徳馬
レスター伯:長野博
廣田高志
増澤ノゾム
藤川三郎
粟野史浩
平尾仁
佐渡稔
小林大介
植田真介
木場允視
逢笠恵祐
坂川慶成
坂本晃
椎名一浩
上西郷太
伊藤真央
内田晴子
樋口綾
坂寄奈津伎
清瀬ひかり
宝意紗友莉


大地真央座長公演! って感じでした。

大地さんありきの企画だったようで出ずっぱり!
お召し替えも多いし
なんかエリザベスの印象しか残ってない(笑)

冒頭、ロンドン塔に幽閉されているエリザベス。
そこで死神? みたいなものがいたんですが
その後の布石とかではなかったですよね?
あれなんだったんだろ・・・

1幕は『エリザベス』と『ゴールデンエイジ』と同じ頃の物語で
レスター伯との青春時代なわけですが
これが古き良き少女マンガめいていて
自室で歌うエリザベスを邪魔しないように
窓辺に凭れてうっとり聞き入るレスター伯とかさー
何を見せられているんだ?? と思いました(笑)

このふたりは恋愛関係にあるっぽいのに
政治的に婚姻しないようにしているエリザベスを尊重しているんですよね。
そんなわけで少女マンガちっくな場面が展開されて
むず痒くなる脚本と演出でした。

とはいえ家系的にレスター伯は結婚しないといけないので
結婚するんですが
相手の女性との間に生まれたんだか
女性の連れ子だったんだかで
息子としてエリザベスに紹介したのがエセックス伯でした。

1幕ラストでレスター伯は病気で亡くなり
そのラストも現実には起こらない感じだったので
ますます少女マンガ的浪漫を感じました。

2幕からメインはエセックス伯に変わります。
このエセックス伯、予習で観た映画には出て来なかった(と思う)ので
2幕は未知の世界になるんですが
天真爛漫なキャラでした。
享楽的ともいえる感じでエリザベスに甘やかされたおかげで
増長著しく且つ空気の読めない子に育って
周囲の反感を買うようになって残念なラストへ一直線。

そりゃあレスター伯も心配で化けて出てくるよね・・・
あれ? そんな理由で出てきたんだっけ?
理由は忘れましたけど2度ほど出てきたんですよねレスター伯。

結局エリザベスが一番愛したのはレスター伯だったのかな?
そんな感じの物語でした。

 

本格的なミュージカルっぽかった:ミュージカル「憂国のモリアーティ」

平野くんが出るって言うんで
慌てて原作読んだら面白かったので
観てきました。

何でか原作は小説だと思っていたんですけど
マンガだったんですね。
シャーロック・ホームズの宿敵モリアーティ教授を主人公にした意欲作。
今までモリアーティ教授は出番が少なくて
何を企んでいるのかイマイチ不明瞭で
胡散臭いとしか思わなかったけど
その行間を埋めるどころか膨らましまくって
新機軸を打ち出していました。


ミュージカル「憂国のモリアーティ

観劇:2019年5月16日・金(1階O列上手)
観劇:天王洲 銀河劇場

原作・構成:竹内良輔
漫画:三好輝「憂国のモリアーティ」(集英社「ジャンプSQ.」連載中)
脚本・演出:西森英行
音楽:ただすけ

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:鈴木勝吾
シャーロック・ホームズ:平野良

アルバート・ジェームズ・モリアーティ:久保田秀敏
ルイス・ジェームズ・モリアーティ:山本一慶
セバスチャン・モラン:井澤勇貴
フレッド・ポーロック:赤澤遼太郎

ジョン・H・ワトソン:鎌苅健太

ダブリン男爵:山岸拓生
エンダース伯爵:小南光司


GWに日比谷のイベントにも行ったんですよ。
開始時刻の30分前に着いたんですが
ちょうど歌練習のためにみんなが登場したとこで
ずいぶんキチンとしたスタッフ出てきたな~と思ったら
スーツ姿の出演者でした。
素顔を把握しきれていない不甲斐なさ(笑)
なぜか井澤くんを見て把握しました。

イベントのおかげもあるのか
じわじわ人気が出たようで
発売当初は空席もあったようですが
リピーターチケットの売れ行きも好調で
私が行った日は満席でした。


いきなり本格ミュージカル感あるオープニングで
おおお! とテンションあがりました。
生演奏なのもポイント高いですね。
途中、平野ホームズに絡まれて演技参加していたのには笑いました。

領主のダブリン男爵が原作より腹黒い。
噂で前領主追い出したようです。
その仕組みを利用して私生児の噂流したのはともかく
事情を領主の前で告白するとは思わなかった。
バートンたちも聞いていたけどいいのかな?
ウィリアムになりすましているんだから
あまりおおっぴらにしないほうがいいと思うんだけど。
モラン大佐たちもこのエピソードから暗躍していていいですね。
しれっとフレッドが着替えてたの笑う。

アルバートはもうMI6従えているのか。
めっちゃ活用していました。
さすがアルバート兄ちゃん(笑)

原作では置いてけぼりくらってお嘆きだったルイスでしたが
メンバーに選抜されてよかったね~。

エンダースも黒さが増していました。
船の壁厚くして最初から船上殺人目論んでいたなんて。
仲間も引き連れていたのはドン引き。
パスカビルも含んだエピソードになっているんですね。
フレッドとルイスの対立をモラン大佐が諌める場面もあったし。
3人の立ち回りもあってよかった。
あの乱闘をホームズに気づかれなかったのは後処理がうまいからですね。

舞台での殺害場面はまさに劇場型殺人!
銀河劇場を最大に活かした演出でした。
1階だったので下民の気分を味わえました。
アルバート兄ちゃんが客席に登場した場面もあったし
客席を使った演出があったので民衆のひとりになることがあって
最終的には貴族の横暴許すまじ! な気分になりました。

出番少ないと思ったホームズも後半はでずっぱりで安心しました。
オーディションの場面は「ホントにした告白」を無茶ぶりして
困らせたり(満面の笑みで楽しんでたバイオリニストさん)
バイオリニストと打ち合わせ済みの山岸さんに翻弄されながらも
ツッコミを忘れないとことかアドリブも堪能。
山岸さんとのコラボはなんか嬉しい。

シュンリーさんが真面目なキャラ作りで意外だったけど
やっぱシュンリーさんはシュンリーさんでした。
「行こっ」だけで笑いがおこるのがさすが!

勝吾ウィリアムの高音! スゴくないか。
モラン大佐カッコいい。大佐好きなので満足~。
ルイスは安定のブラコン。そうでなくては!

ワトソンかわいかった~。
僕が守るとか言ってくれるんだもん。
ホームズがビックリしてガン見してた(笑)


続編あるのかな?
1回モリアーティ編とか銘打って
モラン大佐のエピソードとか
MI6を手中にしたエピソードとかやってほしい。
そしてまたホームズも含めた舞台をお願いします。

 

2回観るのもいいものだ:ミュージカル「レ・ミゼラブル」

今期2回目のレミゼ。
知っている人が多い回です。


ミュージカル「レ・ミゼラブル

観劇:2019年5月14日・火(2階F列下手)
会場:帝国劇場

原作:ヴィクトル・ユゴー
作:アラン・ブーブリル、クロード=ミッシェル・シェーンベルク
作詞:ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
演出:ローレンス・コナー、ジェームズ・パウエル
翻訳:酒井洋子
訳詞:岩谷時子

ジャン・バルジャン:福井晶一、吉原光夫、佐藤隆紀
ジャベール:川口竜也、上原理生、伊礼彼方
ファンテーヌ:知念里奈、濱田めぐみ、二宮愛
エポニーヌ:昆夏美、唯月ふうか、屋比久知奈
マリウス:海宝直人、内藤大希、三浦宏規
コゼット:生田絵梨花、小南満佑子、熊谷彩春
アンジョルラス:相葉裕樹、上山竜治、小野田龍之介
テナルディエ:駒田一、橋本じゅん、KENTARO、斎藤司
マダム・テナルディエ:森公美子、鈴木ほのか、朴ろ美

この日のキャストは

ジャン・バルジャン:佐藤隆紀
ジャベール:伊礼彼方
ファンテーヌ:濱田めぐみ
エポニーヌ:唯月ふうか
マリウス:内藤大希
コゼット:熊谷彩春
アンジョルラス:相葉裕樹
テナルディエ:橋本じゅん
マダム・テナルディエ:鈴木ほのか


じゅんさんのテナルディエ目当てでしたが
それ以外も知っているひと多くて把握しやすくて助かりました。
あと意外と2017年に観たときと同じキャストが揃っていて
それはそれでどうなの? と思ったり(笑)

ファンテーヌは今まで可哀そうだなーとしか思わなかったんですが
バルジャンを迎えにきたラストで落涙しました。
ファンテーヌが違うだけでこんなに違うのか。
バルジャンに
もう自由に?(楽に?)なりましょうって歌ったとき
ファンテーヌも自由になれたんだなーと思ったら泣いていました。
濱田さんで観れてよかった!

バルジャンのラストの歌い方それまでと違うし。
眠るマリウスの横で歌う歌が良かった。
あんなに朗々と歌われたら目が覚めちゃうぞって思ったけど。
シュガーさん力持ち!
マリウス運んでいるとき見るたび運び方変わっていて
暗転のたびにくるりくるりと持ち替えてたの?? スゴイ。

マリウスって大変なんだね。
革命に燃えていたのに
運命の出逢いで恋に目覚めたところに
死を覚悟した戦いに挑み
目の前でエポニーヌを看取り
自分だけ助かり
コゼットと幸せをつかみ
バルジャンの告白を受け止め
恩人の正体を知り会いに行く。
波乱万丈!

テナルディエで笑えないとメリハリがないんだな。
さすがじゅんさん。
笑いがおこってそっか笑っていいのかって気づいた。
盛り上げつつ、ちゃんと指輪の件や
バルジャンの件を伝えないといけないんだ。
テナルディエがしっかりしないと
マリウスのキャラもぼんやりしちゃうのか~。
この日はしっかり伝わってきました。

アンジョルラスはちゃんとみんなを見てた。
誰か撃たれたら駆け寄るし
エポニーヌのこともたぶん面識ないけどジッと見つめて受け入れている。
もしかしたら初めて死と向き合ったのかな?
理想と現実を把握している感じ。
破れかぶれになったマリウスを引き留めたり
ガブローシュのことも止めようとしたり
無駄な犠牲は防ごうとしているリーダー。
あの場面は子供を撃つなんて!とバリケードの向こうの敵が憎らしくなる。
相葉アンジョは2017年より頼れるリーダー感が出ていました。

ジャベールも知っているひとなので助かる。
シツコイのは仕様ですが
助けられて揺らぎつつ捕まえに現れたのは揺らがないなと(笑)
けど結局、橋でああなるんですよね。
あそこ演出変わった? 前より不自然じゃない気がする。
慣れただけだろうか?
伊礼ジャベールは冷徹な感じもしつつ
どっか愉快な感じもあるのはトークを聞いたときの印象のせいだろうか?


キャストが複数いると
いろんなパターンを楽しめるってことを実感しました。
今まで1回観れればいいやと思っていましたけど
ここまで違いが出るなら宗旨替えしてしまいそうだ(笑)

 

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インターハイ2日目決着:舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~制・限・解・除

たしか初日に観たんじゃなかったかな・・・?
そうそう。初日でした。
小野田役の糠信くんの初舞台初主演の初日という
貴重な日に観劇したんでした。


舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~制・限・解・除(リミットブレイカー)~

観劇:2019年5月10日・金(1階18列上手)
会場:シアター1010

原作:渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
演出・脚本:西田シャトナー
音楽:manzo

総北高校
小野田坂道:糠信泰州
今泉俊輔:猪野広樹
鳴子章吉:百瀬朔
手嶋純太:鯨井康介
青八木一:八島諒
鏑木一差:原嶋元久
古賀公貴:本川翔太

箱根学園
泉田塔一郎:河原田巧也
葦木場拓斗:富永勇也
黒田雪成:伊藤澄也
真波山岳:杉山真宏
銅橋正清:兼崎健太郎
新開悠人:飯山裕太

京都伏見
御堂筋翔:林野健志
水田信行:阿部大地
岸神小鞠:天羽尚吾
山口紀之:一瀬悠

卒業生
巻島裕介:柳川瑠衣
東堂尽八:秋葉友佑

パズルライダー:一瀬悠、河野智平、伊藤玄紀、長瀬真夏


最初からフルスロットル!
これまでのあらすじをダイジェストで
ものすごい熱さと圧で演じてくれました。
おかげで舞台を観たり原作を読んでいれば思い出せるし
初めて舞台を観に来たひとでもなんとなくついていけそうな作り方でした。
この時点でテンションが上がります。

今回の小野田は史上最高にゆるふわ(笑)
初日だったせいか緊張が手に取るようにわかるし
緊張から解き放たれたダブルカーテンコールで
急に饒舌になって「。」無しの長文語ってくれたのが最高でした。

顔合わせのときも本読みのときもなんにもわからない状態だったから挫けそうになったけど(←意訳)原嶋さん鯨井さん河原田さん(兼崎さんもあったかも)が助けてくれて(ここまで一気に発言)

まさかの名指し!

「そこは『みんな』でいいだろう?!」と鯨井くんにツッコまれて
「あ!」みたいにわたわたする糠信くんもおかしいけど
名指しされてガッツポーズした原嶋くんとか
「嬉しい」とはにかみながら喜んでいた河原田くんも可愛かった。
名前を呼ばれなかったひとがガックリしたり
悔しそうにしているのを見れてニヤニヤしました。

メガネが出来て衣装が出来てくるとテンション上がって袖を通してシャトナーさんに見せたら「キレイになったな」って言ってくれて

と糠信くんが言ったら
「ナニソレ?!」
「どういう感想?」
「シャトナーさん?!」と総ツッコミ。
どうやら「ペダリングが」ってことらしい(笑)
ちょいちょい説明不足になるのが楽しい挨拶でした。

糠信くんは本当に緊張していて
小野田で登場してペコリとお辞儀したときに
客席から拍手が起こって安心したようにふわっと笑ったとこで
客席の空気が変わったのが伝わったのではないでしょうか。

「今回の小野田はめちゃくちゃかわいいぞ」と客席が味方になった瞬間でした。

あとヒメヒメで猪野くんが盛大に間違えて
そのたび顔に出すから可愛かったです。
それを嬉しそうにツッコむ鯨井パイセンもカワイイ。

LEDバンドの黄色が売り切れたのを報告する
突然出現した泉田の格好のター子もおもしろかったし
巻き添えに召喚された手嶋の格好のジュンコも
エッッと詰まりながらもうれしみ~と返して
その後はエンジンかかって盛り上げたのはさすがでした。
「いつまで続ければいいの?」とター子に聞いても
「わからない」って真顔で返すノープランなター子が最高だった。
今回手嶋不在の場面がお笑いタイムだったから
鯨井くんの笑いの場面が少なかったけどここで取り返していました。

ストーリー的には
モヤついていた今泉がリミッター解除して
ゴール前勝負に挑んで2日目終了。
巻ちゃんと東堂のバトルを小野田が見届けて
その明かりを遠くから見ていた真波、あたりまででした。


来年2月に新作上演が発表になりましたね。
できればキャスト変更なしでお願いしたい~。

令和最初の観劇:舞台『黒子のバスケ』ULTIMATE-BLAZE

ここから令和の話。

シリーズ完結編。
2.5の舞台で最初から
劇場でシリーズ全部観劇して完走したの初めてかも。


舞台『黒子のバスケ』ULTIMATE-BLAZE

観劇:2019年5月7日・火(1階O列下手寄り)
会場:日本青年館ホール

原作:藤巻忠俊「黒子のバスケ」(集英社 ジャンプ コミックス)
脚本:竜崎だいち
演出:中屋敷法仁

誠凛高校
黒子テツヤ:小野賢章
火神大我:安里勇哉
日向順平:牧田哲也
伊月俊:石田隼
木吉鉄平:河合龍之介
小金井慎二:近野拓郎
相田リコ:田野アサミ

海常高校
黄瀬涼太:黒羽麻璃央
笠松幸男:松村龍之介
森山由孝:和合真一
早川充洋:滝川広大

秀徳高校
緑間真太郎:畠山遼
高尾和成:山田ジェームス武
大坪泰介:spi
宮地清志:上原一翔

桐皇学園高校
青峰大輝:小沼将太
桃井さつき:杉ありさ / 城戸愛莉(Wキャスト)

陽泉高校
紫原敦:鮎川太陽

福田総合学園高校
灰崎祥吾:橋本全一

洛山高校
赤司征十郎:糸川耀士郎
実渕玲央:田中涼星
葉山小太郎:青木空夢
根武谷永吉:小柳心
黛千尋:高本学

荻原シゲヒロ:田中宏宜 


Wキャストだった桃井さつき役は杉ありささんでした。
おなじみの安定感・・・!

観劇に備えてアニメを観かえしたんですが
3期をまとめてというチャレンジ精神に慄きました。
いやでもさすがにどこか省略・・・できないか。
中学時代は朗読劇を配信するらしいからそこは飛ばす? と思ったのに
ちゃんと演じたのには驚きました。
休憩2回の3幕構成。
駆け足感は否めないけどちゃんとラストまで織り込まれていました。

試合数が多かったんですが
審判は黛、荻原、ショーゴクン?
誠凛以外のチームのひとはそれ以外の役で忙しそうでした(笑)
よその試合中モブで応援している姿も楽しかった。
アメリカンドッグ持っているなーと思ったら
次出現したときには減っていて最終的に食べきったspiさんとか。

意外と本役でいる時間が長いのが試合してない組でした。
紫原とか青峰とか解説係だけど
本役で参加していた印象。
葉山のドリブルの振動で一番揺れる紫原とか。
ポテチをこぼして拾うくらいの勢いだったのがすごい。

試合より笠松の黄瀬シバキのほうが泣けた。
赤司の脅迫まがいの飴と鞭を観たあとだから?
試合に負けたら目玉くり貫いて差し出そうとか怖いわ。
負けるはずがないという信頼の表れだとしても怖い。
笠松のまっとうな信頼が真っ直ぐ突き刺さったのかな。

水戸部が不在なのでその代わりに木吉が火神のゾーンを解くんですね。
なるほど。
それ以外にもいろいろ不在なキャラがいたんですが
うまく変換していたと思います。
時間の制約もあるのでしかたないですね。

メインキャストが変更しないで完結までたどりつけたのは凄い。
駆け足だったけど(笑)

平成最後の観劇:ミュージカル「レ・ミゼラブル」

平成の話。

私の平成最後の観劇は「レ・ミゼラブル」でした。
じゅんさんが観たくて前回公演を初めて観たんですが
その間にほかにも観たいキャストが増えて
今回は2回観ることになりました。

そしてその間に
原作に忠実だというマンガ『LES MISERABLES』を読みました。
いやあ、衝撃の事実の連続で読んでよかったです。
ミュージカルでは削られた部分が非常に興味深かったです。
まさかジャン・バルジャンの姉の子供があんなに多いとは思わなかった!
1人か2人だと思っていたよ・・・
マリウスの祖父ちゃんと父ちゃんの事情と
テナルディエの関わりが分かるとマリウスへの理解が深まる気がする。


ミュージカル「レ・ミゼラブル

観劇:2019年4月28日・日(2階L列下手)
会場:帝国劇場

原作:ヴィクトル・ユゴー
作:アラン・ブーブリル、クロード=ミッシェル・シェーンベルク
作詞:ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
演出:ローレンス・コナー、ジェームズ・パウエル
翻訳:酒井洋子
訳詞:岩谷時子


ジャン・バルジャン:福井晶一、吉原光夫、佐藤隆紀
ジャベール:川口竜也、上原理生、伊礼彼方
ファンテーヌ:知念里奈、濱田めぐみ、二宮愛
エポニーヌ:昆夏美、唯月ふうか、屋比久知奈
マリウス:海宝直人、内藤大希、三浦宏規
コゼット:生田絵梨花、小南満佑子、熊谷彩春
アンジョルラス:相葉裕樹、上山竜治、小野田龍之介
テナルディエ:駒田一、橋本じゅん、KENTARO、斎藤司
マダム・テナルディエ:森公美子、鈴木ほのか、朴ろ美


この日選んだキャストは

ジャン・バルジャン:吉原光夫
ジャベール:川口竜也
ファンテーヌ:二宮愛
エポニーヌ:唯月ふうか
マリウス:海宝直人
コゼット:生田絵梨花
アンジョルラス:小野田龍之介
テナルディエ:斎藤司
マダム・テナルディエ:朴ろ美


マリウス役の海宝くんを観たくて選んだ日でしたが
初めて拝見するキャストが多くていいバランスでした。

歌 が 上 手 い !

歌が上手いだけでテンション上がる~
テナルディエの斎藤さんも上手いんだけどちょっと声が小さいかな。
全体的に圧が少なくて、なんていうか薄味・・・?
マダムのカカア天下な夫婦に見えました。
朴さんのマダムが良かったですね。
力強くて声がいい! さすが声優!
エドな感じもあるのかな? と思ったけどさすがにそれはなく
どっかの回でお屋敷の奥方をやったときのイメージでした。

1幕ラストのマリウス・コゼット・エポニーヌ・アンジョルラスが歌い上げる場面は
楽しかったですね~。
コゼットがちょっと声弱いかなと感じましたけど
キレイな声なので良いですね。

海宝マリウスはノーブルでしっかり者に見えました。
すごい落ち着いて見える。
小野田アンジョも体格良くて落ち着きあるタイプなので
革命成功しそうだな・・・と思って観ていた(笑)
ふたりとも歌に迫力があるので聞きごたえがありました。

エポニーヌは前回も観た唯月さん。
前回はいつの間にか倒れていたので見逃さないように頑張りました。
見逃さなかった!
おかげでマリウスとの別れの場面で泣きそうになった。

あとジャン・バルジャンが
小僧から小銭をまきあげる場面も発見できました。
あの流れの中で演じられていたのでは初見では見逃す・・・
見つけられてよかった。

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見応え抜群!:BLUE/ORANGE

平成の話。

2010年の初演時に
成河さんが読売演劇大賞優秀男優賞と受賞した話題作!

と言うことと
テイクミーアウト、二十日鼠と人間でよかった章平さんを観たくて
行って参りました。


BLUE/ORANGE

観劇:2019年4月13日・土(Y列センター)
会場:DDD AOYAMA CROSS THEATER

作:Joe Penhall
翻訳:小川絵梨子
演出:千葉哲也

ブルース:成河
ロバート:千葉哲也
クリストファー:章平


ロンドンの精神病院。
境界性人格障害のために入院していたアフリカ系の青年クリス(章平)は、 研修医ブルース(成河)による治療を終えて退院を迎えようとしている。
しかしブルースには気がかりなことがあり、退院させるのは危険だと主張していた。
上司のロバート医師(千葉哲也)はそれに強く反対し、高圧的な態度で彼をなじる。
納得のいかないブルースはクリスへの査定を続け、器に盛られたオレンジの色を問う。
彼はそのオレンジを「青い」と答えた――。



あらすじは上記の通りですが
いやでもこれ以外にもいろんな要素があるよね・・・?
普通とか常識ってなんだろう?
正解とか間違いってどこで判断するんだろう?
病気とは??
と疑問が次々に湧いてきて観ながら翻弄されました。

期待通り大変見応えのある舞台でした。
年に一度はこういうテイストの舞台を観たいものです。

テイクミーアウトと同じ劇場で同様のセンターステージ
途中、ロビーも舞台として使う演出があっておもしろかった。
ちゃんと照明もブルーになって
見えないけど激しい声は聞こえて舞台が続いている状態。
ひとり残された章平さんが
肩を竦めたりして場を持たせるのもスゴイ。

千葉さんは思った以上に体力勝負な体当たり演技で情熱的でした。
聞き上手な先輩と思わせといてイヤ~な感じも滲ませ
俗物っぷりも炸裂させていました。
いや~コワイっ!

成河さんは患者思いで裏表のない熱血医師と見せかけて
全くそんなことはない、という曲者キャラ。
いやまあ出世や実績も大事ですけどね。
そこを突かれて崩壊する様が凄まじかったです。
この人も怖い!

章平さんはあのガタイから繰り出される迫力が役にハマってて
必要以上に怖い(笑)
でも最終的に一番マトモでは・・・?!
と思わされる繊細なキャラでした。
でも怖かった!

なにが正解かは観終わってからも判断がつかないんですが
いろいろ頭使って充実感がありました。
あと異様にオレンジが食べたくなってネーブル買って帰りました(笑)

 

映画の続編だった:王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-

平成の話。

初演はチケットが取れなかったので円盤で観ました。
アニメをコンパクトにまとめていて
曲も好みだったので再演を待っていたんですが新作でした。
でも演出家と主要キャストは続投で観ない理由はないので行ってきました。


王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-

観劇:2019年4月12日・金(3バル6列センター)
会場:TOKYO DOME CITY HALL

原作:赤井ヒガサ(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス)
脚本:谷碧仁
演出:吉谷光太郎

ハイネ:植田圭輔
カイ:安里勇哉
ブルーノ:安達勇人
レオンハルト:廣瀬大介
リヒト:蒼井翔太
イヴァン・アレクサンドルヴィチ・ロマーノ:橋本祥平
ユージン・アレクサンドルヴィチ・ロマーノ:阪本奨悟
ローゼンベルク:君沢ユウキ
ヴィクトール:藤重政孝


3バルから初めて観た、と思う。
舞台まで遠いし、かなり見下ろす感じにはなりますが
段差があって観やすい。
センターだったのでいい感じでした。

どうやら映画のエピソードの続編だったようで
観ていなかったので
ちょいちょい「むむ?」と思うところがありましたが
分からないってことはなかったです。

まあ最後まで双子の名前を覚えられませんでしたけどね(笑)
歌のうまい方とそうじゃない方、で把握していました。
雑だな!

しかしこの話をみて思うのは
後継者は早めに決めたほうがいいんじゃないかってことです。
それだと物語にならないのかもしれませんが
さっさと決めないから揉めるし気を遣うことになるんじゃない?
と思わずにいられない。

ヴィクトール王はなぜ第一王子では納得しないんだ?
なんか言っていた気がするんですけど
アニメで見る限り大きな欠点はなさそうだけどなぁ。
映画の方が出番多いんだろうか?
舞台には第一王子は出て来ないのでその辺がちょっとわからない。
ローゼンベルクがあれだけ推すんだから
見どころはありそうだよな。
あの人、私利私欲じゃなく第一王子のために画策しているから。

この部分は原作の問題だと思うので
舞台の感想としては的外れなのかな、と思いつつ
観ている間、気になって仕方なかった。
双子の国でも似たような問題になっているし。

悪人を出さないようにしているのかな。
だからこそ、このメルヘンちっくなワールドになるのかも。

吉谷さんの演出の割にはカッチリしたセットでした。
とは言え
なんとしても可動式のセットは入れる!
って感じのセットが出てきたときは笑いました。

初演では本編後のお楽しみで
課外授業? があったので期待していたのですが
今回はなくて残念でした。

 

悲喜交々っすなぁ:ALTAR BOYZ 2019 team GOLD

平成の話。

この公演が終了してから届いた知らせに衝撃を受けました。

レガシーキャストのひとりである森新吾さんが
心筋梗塞で亡くなっていたというニュース。
最初聞いたときはよく似た名前の別人かと思いました。
37歳ですよ。
確かにゲストで来るはずだった日に体調不良で欠席していましたけど
まさかそんなことになろうとは思いもしなかった。
ご冥福をお祈りします。


ベストオブ・オフブロードウェイミュージカルALTAR BOYZ 2019

観劇:2019年4月2日・火(15列下手より)
会場:新宿FACE

作:ケビン・デル・アギラ
作詞・作曲:ゲイリー・アドラー、マイケル・パトリック・ウォーカー
台本・翻訳:北丸雄二
演出:玉野和紀

team GOLD
マシュー:大山真志
マーク:法月康平
フアン:松浦司
アブラハム:常川藍里
ルーク:石川新太


だいぶ前の話ゆえ記憶が定かじゃないんですが
この日は盛り上がりましたね~。
満員御礼!

最初の曲から客席が温まっていて
煽るためにステージの出っ張ったとこに出てきた大山くんが
「おお?!」と嬉しそうににっこりしたくらいの勢いがありました。
やっぱお客さんが盛り上がっていると演者さんも嬉しいものなんですね。

レガシーチームから東山義久さんと植木豪さんがゲストの回。

満員ゆえに客席後方から立ち見だった先輩たち
座れなかったことにひとしきり文句を言った後に
満員なのはいいことだと感慨深そうに語っていました。
それを聞いて先輩たちがいたからですよ! とヨイショする後輩(笑)
いや、ヨイショではなくそれは事実ですね。

途中、マイクトラブルで酷いハウリングのような音が響いて
大丈夫かと心配したんですが
どうやらマシューのマイクだったらしく
マークのソロの時に袖にはけて直してもらっていたんですが
それがちょうど舞台上ではマシューを思って歌い上げる場面も含んでいて
いるはずのマシューがいない! という笑うに笑えない状態に。

しばらくしてからマシューが戻ってきて
何食わぬ顔で定位置についたのを見た先輩たちが
「あそこはナンかしろよ!」「シレッと戻るなよ!」と
アフタートークで公開ダメ出し。
言われてあ~っと頭を抱える大山くん(笑)
アクシデントも見せ場に変えようとする貪欲な先輩。
さすがです。

と言うことしか思い出せませんでした。

あと前回よりちょっとだけ席が前になったせいか
視力が良くなったのか?! と勘違いするほどクリアーに見えました。
双眼鏡いらなかった。
席が前って大事だ!

とにかく盛り上がって満足度が高い公演でした。
 

お久しぶりです

5月に令和があけ、現在7月の下旬に突入。
だいぶ放置してしまいました。
忙しい時期もあったんですが
6月7月はなんとなく不調でなんもやる気にならなかったのが原因です。

睡眠不足って気力も削ぐんですね。
そして天気の悪さがテンション低下を呼ぶんですね。
お日さまに当たらないとなんだか具合が悪い。
地味な不調とある条件による安眠妨害で睡眠不足が続いて困りました。

今も日照時間は短いままですが
熟睡する方法をゲットしたのでもう大丈夫!(たぶん)
小指に冷湿布を巻くだけで眠れるんだから我ながら単純です。
詳しくは こちら
足の裏にも貼れば効果倍増みたいですがそこまでしなくても十分でした。
この方法は「これで熟睡!」と信じる心が最重要かもしれません。


さて放置していた間にあった大きな出来事と言えば
キャラメルボックスの活動休止宣言からの
ネビュラプロジェクトの自己破産による倒産ですかね・・・

公演のたびに足を運んでいた時期もある、というか
私の観劇デビューは友達に誘われて観に行った
キャラメルの『嵐になるまで待って』でしたから
これが無ければ今の私はいないですね、たぶん。

キャラメルを観ていたおかげで
オープニングダンスがあるストプレを疑問に思わなかったり
無音に近いストプレを珍しく感じたりするんだろうな~。
キャラメルと言えば音楽! なので。
 
いつまでもいると思うな親と推し、ですね・・・

でもまあ『仮面山荘殺人事件』で
成井さんが演出して出演者にキャラメルのひとが数名いるから
演出家・役者としての活動は続けるようなので
縁があれば今後も観ることができそうで安心しました。

しかし仮面山荘って東野圭吾原作ですよね?
ずーっと前に読んだんですけど
文章だから可能な物語だった記憶があるんですけど
どうするんだろう???


さてさて4月分から溜まってる観劇ネタもさっさと更新したいです。
早くしないとまた忙しくなる~
 

お帰りなさいteam GOLD:ALTAR BOYZ 2019 team GOLD

新元号が「令和」に決まりましたね。
今の会社は割とゆるいので
「折角だから」とみんなでテレビ見てました。
が、月初で忙しく私は見逃しました。

初めて「れいわ」って聞いたとき
麗和? 画数多くていやだな・・・
あ、礼和かな?
とか思ったので「令和」の漢字は意外でした。
万葉集からとったんですね。

そんな世間の流れは無視して3月に観たアルターボーイズの話です。

前回の 2017年の公演で初めてアルターボーイズを観た
めちゃくちゃ楽しかったので再演はありがたいです。
しかも前回のキャストそのまま!
GOLDが再集結!!
ありがたやありがたや~。

レガシーメンバーとのアフタートーク付きの日。
レガシーの公演は観ていないので
観とけばよかったと今さら後悔(合同公演は観た)。


ベストオブ・オフブロードウェイミュージカルALTAR BOYZ 2019

観劇:2019年3月27日・水(17列下手)
会場:新宿FACE

作:ケビン・デル・アギラ
作詞・作曲:ゲイリー・アドラー、マイケル・パトリック・ウォーカー
台本・翻訳:北丸雄二
演出:玉野和紀

team GOLD
マシュー:大山真志
マーク:法月康平
フアン:松浦司
アブラハム:常川藍里
ルーク:石川新太


衣装がかなり違う・・・
スパークは上は白を基調として黒のパンツだったのに対し
ゴールドは基本ベースがデニムでつなぎ率高い。

マシューの大らかさと大きさを実感したGOLDでした。

いやあ最初のシルエットからデカッと思ってしまいました(笑)
でも動けるからOKです。たぶん。
でもこの公演めっちゃ踊るからどんどん体重が減っているらしい。
この日の時点で7キロ減ったとか。

それを前のマシュー(この人ってポーズ決めたの最高だった)に言ったら
「ゾウが7キロ減ってもかわらないんだよ」って一刀両断されたらしい。
東山さん・・・いくらなんでもゾウって(笑)

この日のエンジェルちゃんは
ちゃんとマシューを見るエンジェルちゃんでした。
そうね、これがフツウなんですよね。
前回のエンジェルちゃんが愉快過ぎたんだ。

懺悔コーナーは
「取引先にもらったお菓子で自分が好きなものは先にキープしてしまう」という
なんとも可愛らしく共感できる罪です。
そのくらいはいいんじゃないでしょうか。
全部もらえばいいとか言っちゃうボーイズたち。
最初からなかったことにすればバレないとか意外と黒いなキミたち(笑)

この流れでマシューの7キロ減からの
東山さんのゾウ発言に繋がったような気がします。

もう一つの懺悔はなんだったかな~。
「元カレからのLINEがどうの」って話だったような・・・?
それがどう罪に繋がるのかいまいち思い出せない~。


アフタートーク

この日のゲストは
レガシーの中河内雅貴さんと森新吾さんの予定だったのですが
森さんの体調不良により和田泰右さんが来てくれました。

トークではなく、いきなり歌でびっくり。
スパークではトークが先だったので。
さっきあんなに歌って踊ったのに大丈夫なの??
さすがにキツそうでした。ですよねー。

和田くんは先日のスパークに東山さんたちがゲストだったときも客席にいたし
それ以外にも何度か観ているらしく
今日も観ていた上にトークに参加してくれるなんて
アルターボーイズ愛がスゴイ。

中河内さんは遅れて駆けつけてくれたようで
トークはざっくり感想を言うところから

ガウチ:まとまってていい
みんな大喜び
ガウチ:あんま観れてないんだけど。ホラオレも忙しいから(笑)
大山:どのへんから?
ガウチ:33!
石川?:ついさっきじゃないですか!
ガウチ:もう〇〇(曲名。なんて言ったか忘れた)?って思った。初演はI Believeで2時間、そのあとメドレーでしょ。着替えとかで9時半に出る感じだった
大山:(劇場出るまで)2時間半くらい?
ガウチ:そう。裏で神様と話したんだけどきっと神様がやりたかったアルターボーイズが出来てるんだゴールドは
大山:今2時間切ってますからね

そうなんですよ!
スパークのとき2時間5分くらいで早い! と思ったのに
この日は2時間経ってなかったんですよ!
どこが違うんだろう。全体のテンポだろうか??

法月:前回レジェンドと出来たのはよかった。振り付けも違ったから競うようにやってたけど先輩がいないことがこんなに違うものかと思った
みんな:頷く
和田:今回の稽古中、(ゴールドとスパーク)順番にやるんだけどゴールドのコーラスが聞こえてそれがキレイだから刺激になったりした

ここでメモが力尽きている・・・

先輩がいないと心細く感じるし責任も感じるってことかな。
って思いながら聞いていました。

あとはパンフにも書かれていた初演の時の困難な感じの
「2週間で作った」とか
「翻訳からだから脚本も時間かかって、曲も初めてだから大変で
演技もしなきゃいけないし、ダンスもでしょ」とか話してくれました。
とにかく時間が無くて大変だったようです。
「そんななか他人を落として自分を上げていたわけですか?」と
スパークでのレガシートークも聞いていた和田くんがブッ込んだのがおもしろかった。
中河内さんも「そんな感じだったかも」と笑いながら納得してました。

お客さんの反応もどんな感じかわからないわけだから
今の盛り上がりがあるのは初演から観てくれているお客さんのおかげ
みたいな話もありました。
「初演の時はここまで続くと思ってなかった」
「これからも続いて行けばオレも復帰できるし」という中河内さんの発言に
期待の籠ったざわめきが起こったのがスゴイ。
そんな可能性が?! とテンションが上がっていた(笑)

意外と真面目なトークでした。
客席の反応ありきの舞台なので
お客さんがありがたい、と何度も言ってくれていたのが印象的でした。

レガシーの盛り上げ上手を実感した:ALTAR BOYZ 2019 team SPARK

前回めちゃくちゃ楽しめたので
再演を心待ちにしていたALTAR BOYZ!

レガシーメンバーがアフタートークのゲストって聞いたので
当日引換券で観てきました。
会場がエレベーター利用前提なので
外に行列できていて早めに行ったのが仇になりました。
寒いのに待ち時間長かった(笑)


ベストオブ・オフブロードウェイミュージカルALTAR BOYZ 2019

観劇:2019年3月22日・金(17列センター)
会場:新宿FACE

作:ケビン・デル・アギラ
作詞・作曲:ゲイリー・アドラー、マイケル・パトリック・ウォーカー
台本・翻訳:北丸雄二
演出:玉野和紀

team SPARK
マシュー:良知真次
マーク:金井成大、北乃颯希
フアン:勧修寺玲旺、米原幸佑
アブラハム:反橋宗一郎、和田泰右
ルーク:川原一馬、山本隼也


マシューの良知くん以外はWキャストなスパーク。
この日のキャストは

マシュー:良知真次
マーク:北乃颯希
フアン:勧修寺玲旺
アブラハム:反橋宗一郎
ルーク:山本隼也


まだ固い感じですね。

それもそのはず
良知くん以外の4人はこの日が初日だったそうです。
そうだったのか!
そりゃあ緊張したでしょう。
おまけにゲストに来た大先輩のふたりが
客席で観ているって聞いていたなら余計に・・・

大丈夫、先輩たち楽しんでいたよ。

当日引き換えだった座席は
後ろから2列目のセンターだったんですが
その真後ろがゲスト席で
振り返ると玉野さんと東山さんと植木さんがっ!!!
というスペシャルな席でした。
あとそこまで確認できなかったんですが
松浦くんと和田くんもいた? らしい??

正直後ろの反応が気になって舞台に集中できませんでした(笑)

時折なにかお話しながらご覧になっていた先輩たち。
何の変哲もない場面でウケる先輩たち。
舞台上でおかしなことをすると大笑いする先輩たち。

生バンドの爆音での小声なので
会話の内容まではわかりませんでしたが
超気になる!
と思いつつ
ヤバイ、結構流れを忘れているわ!!
と焦りながら舞台を見守りました。

最初は固さの見えたキャストのみなさまでしたが
なんかの曲で突然みんなの歌声がのびやかになった気がしたんですよね。
なんだったんだろうあれ。
緊張から解放されたんだろうか。

この日のエンジェルちゃんは面白かったですね~。

客席からマシューに連れられて毎回ひとり舞台に上げられるんですが
設定上、マシューに夢中じゃなければいけないエンジェルちゃんが
マークのことを意識してチラチラ見ていて笑った。
最初はヤキモチ妬いたマークが
スゴイ顔しているから気になったのかと思ったんだけど
どうみても北乃くん推し(笑)

それに気づいた良知マシューが
こっちを見ろとムリヤリ自分の方を向かせたり
エンジェルちゃんの視線の先に自分が回りこんだり
挫けなかったのがさすがでした。

そしてそれでも北乃マークを見てしまうエンジェルちゃん。
ダメだ、笑うでしょこんなん。
会場中大爆笑でした。
本来こんなに笑う場面ではない気がするけどおもしろいからいいか!

マークの告白の場面はしんみりしますね。
彼が受けてきた苦難に思いを馳せる。
それからのマシューのヒーローエピソードがまたいい・・・っ。
おや? 周囲も感動して鼻をぐずつかせるひとも
ん? 背後から聞こえてくる??

みんな~先輩たちが感動して泣いているみたいよ~

その後メドレーは見届けずに席を離れた先輩たちでした。
そうか、トークゲストの準備とかあるもんね。

メドレーはめっちゃ楽しかった!
あんなに踊りまくるの大変だよね。
でも見ごたえあって大好きなので今後も続けてほしい!


アフタートーク

しばらく5人でトーク。
ここで良知くん以外が初日だったことを知る。
口々に緊張したと言うみなさん。
どこで観ているかわからない先輩たちの視線も大いに気になったようです。
そりゃそうだよね。

そして先輩ふたりが登場。
リハーサルと逆のほうから出てきて
「ナンで?! こっちから出るって言ったじゃん!」
とさっそく良知くんにツッコまれる(笑)

ふたり:ふたり揃ってキ〇キキッズです!
良知:違うでしょ! さっさとこっち来て!!
反橋?:すごい・・・
良知:もーずっと(前回公演までは)こんなだったんだから
東山:懐かしーなー

満足げな先輩ふたりに対して早くも疲れている良知くんが愉快。
アブラハムからマシューにシフトチェンジした良知くんから
前回マシューだった東山さんに
「マシュー大変」という言葉があり、それを受けて

東山:だろ? 出ずっぱりだから! ハケないから!
  水飲むのも大変なのにここに仕込んでたドリンク誰か一気飲みしてんの!
植木:(挙手して)それオレ
  味付いてておいしいんだもん。美味しいドリンクどこ? って(笑)
東山:それだけじゃないだろ。パペットのときに飲むこっちに置いたのも
植木:飲んだ飲んだ
東山:本番中にお前だろ! って問い詰めたらブバーっと噴いて
植木:そうそう(笑)
東山:ビショ濡れでパペットもって(踊りながら)こうやって・・・
良知:なにやってんすか?!

当時アブちゃんだった良知くんの裏での出来事だったので
初耳だったらしく数年越しのツッコミ(笑)

合同公演するのも決定したと言ったら喜んでくれた先輩たちに

良知:出ますか?
東山:レッド・レジェンド・レガシーと来たら次はなに?
良知:ゴーストとか(笑)
東山:ゴーストかよ!
良知:(笑)
東山:笑ってるけどお前もだからな!
良知:?! ・・・アブラハムで?!(崩れ落ちる)

というわけでteamゴーストが爆誕しました。
こんな感じで先輩ふたりとそれにツッコむ良知くんの3人が
中心で会話することが多かったですね。

確かフアンの勧修寺くんが植木さんの友達の弟子で
もともと知り合いだったようですね。
「大きくなったな~」としみじみしたり
改めて見返して「お前かわいいな」とか言ったり
植木さんが可愛いんですけどっ!!

北乃くんは積極的に話そうとしていたんですが
やっぱ先輩には遠慮がちで「怖い」と何度も口にしていた。
なのに話の流れで中河内くんをイジって
「ガウチが一番こわいんだからな」と良知くんに忠告されていた(笑)

反橋くんだったかなー?
「先輩がどこにいるかわかんなかったけど
一番奥でこうやって(拳振り上げて)応援してくれてるの見て元気づけられた」
と言ってたのって。

ルークの山本くんは東山さんお気に入りで
「キミ良かったよ~」と労われて嬉しそうにしつつ恐縮していた。
実際、山本くんの場面で一番わいたからな~先輩たち。
今回が初舞台でダンスは初めてと聞いて
「あ! だからこうやってたのか?!」とブートキャンプの動きをする東山さんに
「そうなんです。お前はコレを全力でやれって言われて」と律儀に返す山本くん。
そして再現させられる山本くん。
「え?! 反応してくださいよ?!」といいながら全力ブートキャンプして
放置される山本くん。
「ほらあ~もう怖い!」といいながら元の位置に戻る山本くん。
24歳なのにお父さんと呼ばれている山本くんでした(笑)

トークの後は
「レガシーキャストによるステージでの“スペシャルシーン”」です!
というかもはやゴーストの来日公演でした(笑)

5人にバックダンサーしてもらって
ガツガツ踊ったり
Wマシューはコミカルに競いながら
Wフアンは協力し合って歌ってくれました。

いやはや、先輩たちの盛り上げ力が半端ない!
物凄く盛り上がりました!
いいもの観たわ~。

虚実の境目が曖昧な世界:空ばかり見ていた

岩松さん作演出の舞台は初めてです。
出演者に惹かれて行ってきました。

今回のための描き下ろしのあて書きオリジナルなので
予習もできないので
ぶっつけ本番です。


Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019「空ばかり見ていた

観劇:2019年3月21日・木(1階T列下手)
会場:Bunkamura シアターコクーン

作・演出:岩松了

多岐川秋生:森田剛
土居(リーダーの部下):勝地涼
リン(吉田の妹):平岩紙
田中(生保レディ):筒井真理子
登美子(兵士の母):宮下今日子
反政府軍:新名基浩
反政府軍:大友律
反政府軍:高橋里恩
反政府軍:三村和敬
捕虜:二ノ宮隆太郎
カワグチ(捕虜):豊原功補
吉田満(反政府リーダー):村上淳


空ばかり見ていた、というタイトルだから
空を見上げるラストなのかと思ったら全然違った!

冒頭の秋生と会話する田中さんが
実は既に故人であるらしいと判明するので
では会話した秋生は? もしかして死んでる?
と思いながらの観劇。

疲れたのかどうか
自分ではわからないなんて生きていたらあり得ないもんなー。

言っている内容と表情が連動していないのがまた混乱に繋がるわけで
森田くんはよくそういう話し方をするので
なるほど宛て書き! と納得でした。

みんな会話を中心にやりとりするけど
核心をつくことは言わないので翻弄されました。

どこまでが事実なのか
言っている本人が事実を語っているつもりでも
そうではないこともありそう。
生きているのか死んでいるのか
死んでいるならいつ死んだのか。
虚実入り混じる
考えるな感じろ系の物語…?

記憶と言葉は実に曖昧なので
同じことを語っていても言い回しによって違って聞こえたり
聞く人によって捉え方が違ったり
伝聞になるとまた違ったニュアンスになったり。
曖昧さの上をそれぞれの解釈で渡り歩いているような感じでした。

この集団が何を目的に活動しているのかは語られないので
なぜ一緒にいるのかもわかりにくい。
一応リーダーに惹かれて集まっているようだけど
劇中では特にそのカリスマ性が発揮されることはなかった、と思うので
ピンとこないんですよね。

リンを襲ったのは誰なのか?
秋生は犯人を捜すつもりはあるのか?
ボタンの件から土居が犯人ではないかと推測できるんだけど
それを結びつけようとはしない秋生。

ラストの届きそうで届かないボタン
被せるように聞こえる
「30才にはお金持ちになって貧しい人に施しをする」という
自分の輝かしい未来を信じて疑わない
希望に満ちたタイムカプセルに入っていた手紙の音読。

聞こえてくる希望に満ちた内容とは裏腹に
舞台上に見えるのは目的不明な集団に属する
這いつくばる男と
それを見下ろす男女。
届きそうで届かないのが希望であり
思い通りにいかないのが人生という暗喩?

秋生を見下ろすふたりがサスペンスフルだったから
秋生このあと殺されるのでは?
と心配になった。
冒頭の秋生を死んでいると解釈しているからそう思っただけかな・・・?

タイトルの空も文字通り空ではないんだろうな。
理想とか目標とかそんな感じのものを指すんだろうか??

とにかくつかみどころのない話でした。
めっちゃ脳みそ使ったのにいまいちわからんという残念な結果(笑)
たぶん観るひとによっていろんな観えかたをする舞台なんだと思います。

楽しかった~:愛のレキシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』

レキシこと池田貴史さんの楽曲には
名前の通り歴史を題材にした愉快なものがたくさんございます。

それらの曲をつかってミュージカルにするという!

そりゃあ観ておかねばならぬでしょう!
と謎の使命感を帯びて赤坂に参上です。


愛のレキシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』

観劇:2019年3月15日・金(2階E列センター)
会場:TBS赤坂ACTシアター

原案・演出:たいらのまさピコ(河原雅彦)
上演台本:たいらのまさピコ(河原雅彦)、大堀光威 
音楽:レキシ
音楽監督:ヒロ出島(山口寛雄)
振付:梅棒

織田こきん:山本耕史
カオリコ・紫式部・沖田総司:松岡茉優
源ヨシツネ:佐藤流司
織田胡蝶:高田聖子
井上小百合(乃木坂46)
前田悟
浦嶋りんこ
山本亨
明智:藤井隆
ウォルト・レキシー:八嶋智人

梅澤裕介、遠山晶司、楢木和也、野田裕貴
巽徳子、YOU、碓井菜央、佐久間夕貴、五十嵐結也、永井直也
カイル・カード、サラ・マクドナルド


山本耕史のプロモーション舞台でした(笑)

ヤマコー出演のミュージカルは初めて観たんですが
歌が上手い!
軽く歌ってる風なのに声量がスゴイ。

ひきこもりニートの役なので
ボサボサ長髪にいけてないメガネにジャージの油断した姿で
母親にババアって言っちゃうようなキャラなのに
なんかカワイイ。

なりゆきでアミューズメントパークのレキシーランドに入り込み
身分を偽って知り合ったネット界のアイドルと出会ったり
自分の分身と対決することになったり
行方不明の父と会ったり
母と明智に翻弄されたり
ウォルト・レキシーに弄られたり
波乱万丈。

レキシーランドという設定が秀逸で
歴史順ではないので脈絡なく曲が披露されそうなのに
アトラクションとして披露されているので
なんかすごい説得力のようなものが(笑)
それぞれキャラの葛藤もねじ込まれているので見応えもありました。

りんこさんと聖子さんがいるので歌も楽しめるし
源ヨシツネは
このひとサスケなんだよね~と思っていたんですが
歌いながらキラキラしているのを観て
あれ? かしゅうきよみつだね??
と遅ればせながら気づいてテンションあがりました。
なんか加州さんは加州という別の生き物な気がしていました(そんなバカな)

時代に合わせて衣装も変わるので意外と豪華・・・
石器時代の衣装が肌蹴がちなのでヤマコーの胸筋チラ見せの技を食らう。
なにあれ?! 肉襦袢着てんの?! と目を疑った。
そういやジャージ姿も肉厚だった。
ニートだから太めなのかと思ったらただの逆三角形だった(笑)

インドの太鼓を叩いたり
ギター演奏したり
歌に限らず得意技を惜しげもなく披露してくれました。
太鼓のときは生首の八嶋さんの歌(即興?)に合わせるため
八嶋さんをガン見していた真剣な表情をガン見していました。

あと究極だったのが「待たせたな!」ですね。
そ、その発声は・・・っ!!
とテンション上げたらまさかの衣装で登場。
髪型といいその立ち姿は! とざわつかせておいて
振り向いたらメガネ!!

その役はもっと大事にした方がいい

とレキシーに諭されるのが笑える。
ほんとだよ。
めっちゃ期待したよ。
メガネひとつであんなにガッカリすることってないよ(苦笑)

でもそのあと母プロデュースによる義経の扮装が
おつりが来るくらい凛々しかったので問題ないです。
さっきまでニートだったのに
刀振らせたら天下一品の殺陣も見せてもらえて盛りだくさんでした。

不謹慎な幕開けからめっちゃ楽しいミュージカルになって大満足。
座席に稲穂も用意されていたので
稲穂も振れて楽しかった!
 

どろろはいい子だな~:舞台 どろろ

友人が間違って多く買ってしまったというので観劇。
抜かりない友人がトークショー付きの日を購入してくれたおかげで
トークも楽しめました。

原作は未読ですが、アニメは1話から毎週楽しんで観ていて
観劇したときは10話の多宝丸の巻を観た直後。
多宝丸を助ける形で百鬼丸と多宝丸が対峙するところで終わっていたので
多宝丸がどういう反応をするのかわからない状態。
先に舞台で結末まで観る展開になってしまいました。


舞台 どろろ

観劇:2019年3月13日・水(2階4列センター)
会場:サンシャイン劇場

原作:手塚治虫
脚本・演出:西田大輔
脚本協力:小林靖子、吉村清子、金田一明、村越繁
照明:大波多秀起

百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:北原里英
多宝丸:有澤樟太郎

賽の目の三郎太:健人
仁木田之介:影山達也
助六:田村升吾
琵琶丸:赤塚篤紀
寿海:児島功一

醍醐景光:唐橋充
縫の方:大湖せしる
ほか


1幕目はアニメでも観たお話中心だったのでおちついて観られました。
しかしいましたか、産婆??
おちついて観たとか言いつついきなり見落としている(笑)
産婆らしきひとを観た記憶がないんですが・・・
お付きの侍女はひとはいた。
百鬼丸を抱えて捨てに行ったのは家来だったように見えて
そっか、産婆はいないことにしたのか
とまで思ったのに後々「産婆を探せ」ってやたら言われていて
いたのー?! とビックリ。

私には見えなかった産婆によって川に流された赤ん坊の百鬼丸は
川の精霊? 女神? によって寿海のもとへ運ばれます。
かなりガッツリバレエっぽかったので
コンテンポラリーダンスかな? って感じの場面でした。
その後もたびたびあったのですがこの演出は好みが分かれそうですね。

アニメと同じオープニング曲で登場人物紹介してくれるスタイルは好き。
テンション上がります。
ただ、その後しばらく出て来ないキャラがいたのにはビックリ(笑)

どろろと百鬼丸の出会いのエピソードはアニメと同じ。
最初、お面被っていました。
そうか。セリフ無いからそれでもいいのか。
顔の皮膚を取り戻す演出のためにもお面は必要でしょうけど
視界が悪そうだ。怪我がなくてなによりです。

百鬼丸の見えない聞こえない演技は凄かったです。
北島マヤのヘレン・ケラーのオーディション思い出す(笑)
殺陣もかなりギリギリで躱していて
近すぎて観ているこっちがヒヤヒヤしましたが
アレが見えないひとの間合いなんですね。
席が2階席だったので表情があまりわからなかったんですが
目線とかも凄そうだ。

殺陣が全体的に早くてカッコいい!
特に妖刀に魅入られた田之介の殺陣がスタイリッシュでカッコよかった。
当然それに対応する百鬼丸も。
影山くんプリステぶりに観ましたけど殺陣もいけるんですね~。

どろろはいきなり百鬼丸をアニキ呼びするんですね。
アニメではもっと時間がかかった気がするんですけど。
妖刀に操られる演技うまかった。

妖刀に魅入られていた田之介を殺すことでその暴走を止め
耳を取り戻した百鬼丸。
兄を失った妹おすしが「なんで殺した!」って訴えるんですけど
これアニメでも言っていました?
こんなこというタイプじゃなさそうだったので衝撃的。
ようやく聞こえるようになったのに最初に聞こえた言葉がこれってかわいそう。

確かこのあと月日が過ぎる様子を早送りで見せてくれるんですが
ふたりの周囲で他のひとも描写されたり
一緒に過ごすどろろと百鬼丸が仲良くなる感じとか
百鬼丸が地面に書いた名前にどろろに触れさせる描写とかが
季節の移り変わりとともに表現されていたのはよかったです。

舞台のどろろは文字が読めるんですね。
なんで百鬼丸はどろろに触れさせたんだろう?
そうか、自分が見えないから触ることで把握していたから
どろろにもそうやって把握してもらおうとしたのか。
なるほど~。
けど義手にそこまで感覚あるんだろうか??
・・・深く考えるのはやめよう。

琵琶丸との関わりが描かれていなかったので
語り手として存在するんだと思ったりしました。
なので後半「久しぶりだな!」と百鬼丸を助けに参上したときは驚きました。
だったらどこかで一緒にいたことを織り込んでおけばよかったのに。
たぶんそういう描写はなかった、と思います。
更にめっちゃ強かったからさらに驚愕。
この舞台における最強の戦力だったと思います。
赤塚篤紀さんはつかこうへい劇団のひとなんですね

2幕はまだアニメで見ていない領域だったので未知の世界。
多宝丸がどう出るのか?! と心配したんですが
兄貴の立場で考えて
醍醐の領地のために本人の意志とは関係なく犠牲になった兄貴に同情する
やさしさを見せていたのでイイヤツじゃん! と好感度爆上がり。
まっすぐでいい子だな~。
お付きのふたりがいなかったので
自ら家臣を脅迫したりして無茶をしていましたが
それも率直さから来た無茶だと思えば受け入れられますね。

なのに領地問題とマザコンこじらせた独占欲で鬼神と契約してガッカリですヨ。
両親と話し合ったときになぜか池? 川? ごしに会話していて
話し合いの途中でじゃぶじゃぶ川に入ってしまったんですよ。
あれは渡ってはいけない川だったんだ・・・
けれど父親と違って我が身を犠牲に契約する理性を持った多宝丸。
やっぱりまっすぐで優しい。

アニメでは母上は殿さまがやったことは薄々気づいてはいても
積極的に加担はしていないように見えたんですが
多宝丸に問い詰められたときに事情を把握していたので
舞台では共犯関係にあるようでしたね。
そうなるとなんで多宝丸に冷たくしたのかわからなくなるんですが・・・
弔いもせずに亡くしたと思っている百鬼丸に負い目があって
多宝丸に冷たかったのかと思っていたので
領地のための犠牲と承知しているなら多宝丸に優しくしても良さそうだけど。

アニメの母上はあまり心情を明らかにしないので
完全に憶測とイメージと言う名の思い込みで比べているんですが
舞台の母上は自己愛が強すぎるように見えました。
百鬼丸に再会した開口一番「助けることはできない」発言に自害未遂。
我が身を犠牲にするほど後悔しているアピール?
死なない程度の自害未遂は自己満足なパフォーマンスに見えました。
そもそも百鬼丸の身に振りかかった呪いを
代わりに受けるために行動したつもりみたいだけど
そんなこと可能なのかどうか確証もなくやるのが残念です。
多宝丸が死んでから「これからはずっと一緒」ってのも遅すぎる。
生きているときに一緒に過ごしてあげてほしかったー!
でも大湖さんの熱演で感動したー(笑)

舞台の母上は巫女的要素も持っていて
新嘗祭で神楽のような舞をするんですが美しくて良かったです。
この舞台、踊る場面が意外と多い。

父は「百鬼丸の生存は許さない」と言う点においてブレないひとでした。
表向きは領民のためですが実際は自分の領土拡大のため。
多宝丸を説得するときも
「領民を守るため」に百鬼丸の犠牲は仕方ないという論法でした。
あと百鬼丸を認めたら長男だから跡継ぎとして迎えなければならない
みたいな心配もしていましたけど
百鬼丸にそんなつもりは全くないと思います!
自分の尺度でしか物事を考えられないひとでした。

たとえ領民のためだとしても
そもそも鬼神と契約するのは邪道! NG!!
近隣諸国は天災が起こっても対処しているのに
百鬼丸を犠牲にした挙句ズルして統治しているってことを自覚した方がいい。

最後までブレずに
「領地のためにもお前は生きていてはいけない」と百鬼丸に語りかけるのは
戦慄しつつも感心しました。
あくまで百鬼丸を犠牲にして鬼神と契約したのは是であったというわけですか。
そう言うことで百鬼丸にトドメを差して貰おうとしたのかも?
と思わなくもないけどたぶん自分の正しさを疑っていないんだろうな。

父と母に関しては納得いかない部分も多かったんですが
それを感じさせない唐橋さんと大湖さん。
理屈の通らないことを言っていた父上はそれでもカッコよかったし
謎の母性も感じられた母上。
おふたりの熱演がなければ成り立たなかったと思います。素晴らしかった。


よくわからなかった点があるんですが・・・

妖刀の場面で暗転の後、一緒にいたはずのどろろが
なぜかひとりで妖刀に操られていたのってなんで?
アニメでは疑問に思わなかったから何か理由があったはずなんだけど
説明ありました??

この場面以外にも暗転が多くて参りました。
事前のインタビューで「暗闇にも意味を持たせたい」って言ってましたけど
私にはわからなかったです。
場面がぶっちぎられて集中が途切れて残念でした。

バンモンでどろろと助六がボッコボコにされた理由がわからん。
近づいただけであれ?
ちょっと暴力が執拗で辟易。
ミオが殺される場面もクドイくらいだったので演出家の好みなのかな。

どろろが多宝丸に攫われたのもわからん。
どろろは妖怪に食われそうになったんだと思っていたんだけど違ったの?

三郎太が牢に捕まっていた理由もわからん。
というか三郎太は全体的によくわからん存在でした。
母を見殺しにした後悔があるのはわかるんですが
だから他の人間も妖怪に食わせるように仕向けるというのが納得できない。
なんでそうなる? やけっぱち? と思いながら観ていました。
あとあの妖怪なに? カニの化け物だと思って観ていたけど合ってる?

ミオのくだりは百鬼丸が最初に母性に触れた存在だと思うので
回想ではなくちゃんと織り込んでほしかったです。
内容的に難しいのもわかるんですけどね。

あと気になったのは寿海が百鬼丸を止めるのはアリ?
百鬼丸に惹かれて妖怪が集まるから稽古つけて旅させたのに
寄ってくる妖怪退治を禁じたら百鬼丸は死ぬしかないのでは・・・
それに生きるために失ったものを取り戻しているわけだから
そこを諦めさせるのは酷い。
このままでは人としての心がなくなるかもって心配もわかるけど
それを言うのはあのタイミングではないと思う。
もっとカタがついてからなら共感できるんだけどちょっと早かった。

けどその後、寿海が死ぬことを考えるとあのタイミングしかなかったのか・・・
あそこで寿海が死ぬ必要性が無い気もするけど
原作がそうなっている、ってことなんだろうか??

まあ寿海の心配は杞憂で
どろろがいるから大丈夫ってことが示されるのは良かったです。
視力を取り戻した百鬼丸がどろろを見て
「キレイ」と認識したのはいい場面でした。
どろろの面倒見の良さとバランス感覚の賜物ですね。
どろろよくがんばった!


アフタートーク

賽の目の三郎太役の健人くん
仁木田之介役の影山達也くん
助六役の田村升吾くんの3人でした。

あんま覚えていないんですが
一番年若い田村くんが一番しっかりしていました(笑)

百鬼丸にちなんで「取り戻したいものは?」という質問に

影山:肩幅
健人:ああ、なで肩だから(笑) オレはねほっぺた
ふたり:(笑)
健人:上からの照明恐怖症なんだから! 大変なんだから!!
影山:しょうごは?
田村:この公演みんな仲良くて稽古から楽しかったからもう一度体験したい
先輩ふたり:ああ~年下がいいこと言った~

こんな感じで田村くんがいちばんちゃんとしていました。
いや年上ふたりのくだけたトークもおもしろかったですよ!
そういうとこが観たいわけだし! 大丈夫!
 

初めての六本木歌舞伎:六本木歌舞伎「羅生門」

今年で3回目となる六本木歌舞伎。
今回初めて拝見。

三池監督の演出による歌舞伎か~。
どんななんだろか。
とりあえず芥川の『羅生門』は読んでから挑みました。


六本木歌舞伎 第3弾「羅生門

観劇:2019年3月9日・土(1階T列上手)
会場:EX THEATER ROPPONGI

原作:芥川龍之介
演出:三池崇史

渡辺綱/老婆/三升屋兵庫之助三久/市川海老蔵:市川海老蔵
茨木童子:市川右團次
:市川九團次
:大谷廣松
:片岡市蔵
:市川齊入
下人/宇源太:三宅健


いや~困った。
何が困ったって配役がわからないんですよ。
公式でも教えてくれないし
パンフを買っていないのでわからないままです。
不明なのは四天王と滝夜叉ですかね。
歌舞伎ブランクを痛感しました。
今後はもう少し歌舞伎を観る機会も増やしたいところ。
と思いつつ、これ以上観るには・・・何かを減らさねばならないジレンマ。

羅生門といえば鬼でしたね。
というわけで歌舞伎の『茨木』も混ざったお話になっていました。
ええ~そうなの?
そういや芥川の『羅生門』を初めて読んだとき
鬼出て来ない~! とガッカリしたんでした(笑)

冒頭は渡辺綱が茨木童子の腕を斬る歌舞伎場面から。
ふたりとも歌舞伎の扮装なので迫力満点。
口調も歌舞伎! ひさびさ~。

それから一転して薄暗く荒廃する都。
天変地異による不況で暇を出された下人が客席から登場。
芥川のパートです。
すごい、予習した文章がバンバンでてくる(笑)
かなり説明セリフの多い下人。
下人だから薄汚れています。ありゃ~。

羅生門の楼上、死体の中で死人の髪を抜く老婆。
おお、海老蔵さんの老婆声!
ここでも予習した文章がビシバシ出てくる。

が! 予習と違う展開が待っていました。

下人が老婆を殺してしまいます。
え、芥川の小説では殺したりはしなかったのに・・・
そこへ茨木童子が現れ下人を殺します。
もちろん小説では茨木童子は出て来ないし下人も死なないのですが・・・

えええ~?!
つうか死に方!
段差をふわりと落ちてゴロゴロ転がる下人!
客席の方を向いて死んでいる下人!

そこへラフな格好をした海老蔵さんが本人役で登場。
「お~い生きてる?」と死んでいるはずの下人を起こします。
なにこの超展開。

下人のままの三宅くんと
海老蔵さん本人の態で会話するのでカオス(笑)
どうやら日替わり要素もあったようです。

海老蔵:やりなおしたい?
下人:やりなおせるんですか?
海老蔵:この公演期間、この劇場でならそれだけの権力もってるのよ
下人:やりなおしたい!
海老蔵:生き返ったら何になりたい?
下人:何って・・・
海老蔵:切り落とされた(茨木の)腕は?
下人:腕? 腕になったら持ち上げてくれんの?
海老蔵:え?(笑)

都合が悪くなると聞こえないふりをする成田屋に
グイグイ押していく下人が愉快。
しばらく腕で押し問答してから

下人:渡辺綱の家来になりたい
海老蔵:ふーん、家来にね。名前はどうする?
下人:カンカン
海老蔵:カンカン? カンカンでいいのね? カンカンって呼ぶよ?
下人:・・・ウゲンタでお願いします

この日は海老蔵さんのご子息とご令嬢が観劇していたので
日替わりに織り込む下人(笑)

どこかの流れでアンガールズのジャンガジャンガの動作をやったら

海老蔵:古いね~
下人:古いのはお互い様でしょ?
海老蔵:え?(笑)
下人:だーかーらー、お互い様でしょ?
海老蔵:(笑)

笑ってごまかそうとする成田屋にも
怯まずガンガン攻める下人。いい感じ!
そんなやりとりがいつもより長引いていたらしく

さっさときっかけのセリフいいなさいよ、みんな待ってんだから

と言われてようやく本編へ復帰。
そっか、三宅くんの采配で長さが決まるのか。

次は歌舞伎パート。
安倍晴明に7日間物忌みしてなさい。と言われて
大人しく物忌みでお籠りしている渡辺綱。
なんで茶屋で物忌みなの(笑)
元は腕を取り戻しに人間に化けてくる可能性があるから
誰にも会わないようにするって話だったはずなのに
出入り自由で不特定多数のひとに囲まれる状況で物忌みする肝の据わった綱さん。
華やかで一力茶屋っぽいな。

このあたりで現代語に直して翻訳してくれるサービスがありました。
三宅くん目当てで
歌舞伎に馴染のないひとが多く来場することを見越した演出ですね。
グッズの宣伝や
海老蔵さんがCMしてるマスクの宣伝までする凝りようでした(笑)

その後、部下の右源太登場。
下人から生まれ変わった三宅くんです。
今度は凛々しい若侍の拵え。
先ほどの長引いた話の流れで
名乗るときにジャンガジャンガしなさいよと言われていたので
右源太を名乗るときにジャンガジャンガの動作を入れた三宅くん。かわいい。

まさか右源太が茨木の化けた姿じゃああるまいな?
と思ったのは考えすぎでした。
右源太は渡辺綱の忠実な部下で腕を守るために
茨木、いやトチギに化けた茨木やその仲間の滝夜叉姫と戦います。
茶屋のひとに化けていたので
滝夜叉姫は右源太に「チェンジで」とか言われて笑った。
かわいいのに。

しかし右源太も死んでしまうのでした・・・

そこへ籠に乗った海老蔵役の海老蔵さんがふたたび登場。
死んでる右源太に話しかけ

また死んじゃったの?
もう一度やり直す?
けど神様がどう言うかだな~。
ここにたくさんの神様(=観客)がいるから聞いてみよう
モノマネで拍手もらえたらやり直せることにしよう

ということになり

長髪だったころのキム〇クのマネをする三宅くん。
おおお、先輩をネタにするとはチャレンジャー!
ああ~ワカル。そんな歩き方してる気がする。というわけで拍手。
これに気を良くした三宅くん
続いてキム〇クに憧れる亀〇くんのマネを披露。
ああ~確かにそんな雰囲気・・・っていうか同じじゃね?(笑) 拍手。
海老蔵さんに「じゃあ自分は?」と問われ
自分のモノマネをすることになる三宅くん。
え、自分のモノマネって難しくない・・・? 先のふたりと同じじゃないか(笑)
速攻「一番うけてねーじゃないか(笑)」とツッコまれた。
そしてふたりで陳さんやってくれるサービス。
キャー生陳さん見れた!!

拍手をもらえたのでやり直すことになった三宅くん。
次はどんな役で??
三役めだと思ったら最初の下人に戻って
羅生門で老婆と出会うところからやり直すことに。

ほう。因果が巡るってわけですね?

でもやっぱり死んでしまう下人。
でももう海老蔵さんは現れないので
茨木と共に地獄へ堕ち、大立ち回り。
ねえ待って、成田屋より出番多くないですか??

そしてどういうわけか海老蔵さんの4役め、三升屋兵庫之助三久登場です!
うーむ。三升屋兵庫之助三久ってなんなんだ?
ザ・荒事! って出で立ちで超強い。
なんだか分かんないけど歌舞伎っぽいからオッケーです。

そして下人に差し伸べられる一条の光
というか糸。

む。地獄で糸? 『蜘蛛の糸』か!

それに掴まって宙乗り状態の三宅くん。
盛りだくさんだな~。

けどなんで急に『蜘蛛の糸』?
遥か昔に読んだ記憶を手繰り寄せたんですが
悪いことばっかしてたひとが生前、一度だけ蜘蛛を助けたことから
地獄に蜘蛛の糸が垂れてそれに掴まって天へ行けそうだったけど・・・って
話ですよね?

そうか、二回目の下人は老婆と出会っても殺さなかったのか。
なんで殺さなかったのかは覚えてないけど(不甲斐ない)
結果、老婆を助けたことになりその因果が糸に繋がったのかな?

思い返してみると死んだあとに海老蔵さんが現れて
やり取りした後にやり直すくだりは
『杜子春』っぽいな。
胡蝶の夢感がある。

う~む。芥川の小説を広範囲に予習するべきだったのか。
あんま読んだことないから気づかなかったけど
もしかしたら他にも織り込まれていたのかもな~。
もったいないことした。

カーテンコールもたくさんで
何度あったかよくわからなかった(笑)
最後には三宅くんと右團次さんが客席に下りて
すれ違うときにハイタッチしたり
その間に舞台の幕がしまって
ふたりで「見てよアレ閉じてるよ」って感じでやりとりしたり
楽しませてもらいました。

客席でもテンションの上がった勸玄くんが2階のサイド席から
観客に向かってたくさん手を振ってくれたので
本当に最後まで楽しめました(笑)

 
プロフィール

まるあ

Author:まるあ
100%趣味について。
観劇と映画鑑賞と読書が趣味。歌舞伎・三谷幸喜作品・蜷川幸雄演出・劇団☆新感線などを観に行きます。
読書はいろいろな人の感想を参考にマンガも含めて乱読中。

一個人の主観的な感想なので大多数がそう感じるとは限りません。
内容も正確を期していますが記憶を頼りにしているので必ずしも正確ではありません。
以上を了承のうえお読みいただけると幸いです。

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